サッカー-試合レビュー
アウェイで3ゴールを奪い余裕を持って臨んだ準決勝2戦目。後半からサンチョ,マルシャルと戦列を離れていた選手が続々とピッチに戻ってきた。 前者はトップ下で新境地を開き、後者は早速得点をマークするなど収穫の多い試合で、更に終盤にはリンデロフのアン…
レディングFCをホームに迎え開催されたFAカップ4回戦。マン・ユナイテッドはシュートが枠を捉えず苦虫を噛み潰したような前半を過ごすが、後半に入るとカゼミロがゴールセンスを爆発させて一気にリードを広げ3-1で勝利。 また、ゲームの閉じ方という面におい…
サイドが手薄になりがちなフォレストの4-3-1-2に対し、ラッシュフォードの目の覚めるような長距離ドリブルからの単独ゴールで幸先よく先制。 試合のペースを落としコントロールするという点では改善が必要なものの、過密日程の中でセーフティーリードを保っ…
カゼミロがいれば…… そう思ったファンが殆どであったに違いないエミレーツ・スタジアムでのアーセナル戦。 内容からすれば1点差というのは善戦なのかもしれないが、防げるエラーから失点を積み重ねた失望は小さくない。 ポジショニング,ボールの置き所,身体…
ライバルMan Cityに勝って飛ぶを鳥を落とす勢いかと思われたManchester Unitedだが、首位Arsenal戦の前に挟み込まれたCrystal Palaceとの延期節の試合で連勝ストップ。 勝ち点2を落としただけでなく、Casemiroがイエローカード累積で次節出場停止というのも…
サイドが薄くなることを承知の上で、とにかく中盤を潰した守り方も効いてMan Cityのオンターゲットを僅か1つに抑えた会心の90分。 決して万全ではないチーム状況の中、近年差を付けられていたライバルに勝利した事は大きな自信に繋がるだろう
アントニーが得意の形でゴールを奪い、終盤にはラッシュフォードの2ゴール等3-0の快勝を収めたマンチェスター・ユナイテッド。 問題点もいくつか浮かび上がったが、個人的にはようやく公式戦の出場機会を手にしたペリストリのオン・ザ・ボール/オフ・ザ・ボ…
デビュー以来ラッシュフォードが最も頼もしく見えるここ数週間。足先だけで捏ねるようなプレーが減り、持ち前のスピードを正しく発揮できるようになっているのが好調の理由だと個人的に考えている。 不安になるようなエラー絡みの失点はあれど、近年苦戦して…
過酷な試合日程もあってほとんどのクラブが勝ち点を取りこぼしているなか、マンチェスター・ユナイテッドは対戦カードに恵まれているとはいえ充実の3連勝。 選手個人の成長、チーム連携面の成熟をハッキリ試合の中で感じ取れる場面が多く、Ten Hagがボスにな…
新年あけましておめでとうございます。 マンチェスター・ユナイテッドの2022最終戦はヴァランの持ち運びに始まってラッシュフォードの力強いフィニッシュで1点差の試合を制しました。 右サイドの問題に関してはワン=ビサカも彼なりに奮闘しているとはいえ、…
リーグ再開最初の試合はフォレストをホームに迎え入れて3得点の快勝。 ShawのCB起用はズバリとハマり、Casemiroも圧巻の内容でアシストをも記録。更にRashfordとMartialに幸先よくゴールが生まれるなどポジティブな出来事の多い試合だった。 セットプレーに…
ワールドカップによる中断が空けて最初の試合はバーンリーとのリーグカップ。 ライバルクラブのレジェンド ヴァンサン・コンパニが指揮するクラレッツはハイラインハイプレス、奪ってからの素早い攻撃とユナイテッドに似た特徴を持つチームで、プレス回避に…
全日程終了からある程度時間が経ち、ようやく大会そのものを振り返っていく心の準備が整った。 主にこの4項目に分けて振り返りました。 ①ベストイレブンと今大会を受けての今後のフットボール ②流行した戦術及び選手個人に求められる能力 ③セットプレーの傾向…
2022年大会の決勝は1日経ってもまだ全てを受け止めきる事は出来ないような衝撃的な内容で120分+PK戦にまでもつれ込んだ。 突出したアタッカーをどうシステムに組み込んでいくかというテーマを持って大会に臨んだ2チーム。Messi2ゴール,Mbappé3ゴールとやはり…
4年前、涙で大会を去ったクロアチアが今度は喜びと共に日常へ戻っていく。 ワールドカップで活躍した選手がその後必ずクラブレベルで日の目を浴びるという訳ではないが、Gvardiolはどう考えてもスター街道まっしぐらに思える。
フランス - モロッコの準決勝もう1試合は開始5分という早い段階で前回王者に先制点が生まれているが、モロッコとしてはここまで使ってこなかった5-4-1ではなく最初から4-1-4-1で入った方が良かったのかもしれない。 決勝はメッシ vs エンバペ、両チームのエ…
敢えてポゼッションを相手に受け渡したアルゼンチンはDF裏へのロブパスで先制点のキッカケを掴み、更にセットプレー後のカウンターから追加点としてやったりの試合運び。 クロアチアはサイド攻撃に停滞感が強く、ペリシッチを一列下げて更にFWを1枚増やした…
ラウンド16ではスペインをPK戦の末に下し、その勢いのまま準々決勝ではポルトガルを破りイベリア半島の2国を打ち破るという歴史の因果を感じざるを得ない結果を出したモロッコ。 準決勝では、左サイドの守備面から押され気味の展開が続きながらも、ここぞの…
PK戦での決着になったクロアチア-ブラジル、オランダ-アルゼンチンの2試合は、リードした試合を安全に閉じる事の難しさを強く体感するようなゲーム展開となった。 これは今回と4年前の日本にも通ずる事象だが、真の強豪国になるには避けて通れない永遠の課題…
決勝トーナメント1回戦最後の2試合はモロッコとポルトガルがそれぞれ次のラウンドに駒を進める結果となった。 鏡配置を採用、ブスケツをDMとCFのサンドイッチでゲームから消したモロッコ。 PK戦に縺れこんでの勝利は決してフロックではなく、堅守で知られる…
2度のアップセットを演じ大会を盛り上げた日本の挑戦はまたしてもラウンド16の壁に阻まれた。 PK戦に突入する事を想定し良しとしていたならばもう少し事前準備をして欲しかったというのが正直なところだが、大会前の望み薄の前評判をいい意味で裏切り、興奮…
優勝候補に挙げられるレ・ブルーとスリーライオンズは共に3得点の快勝で準々決勝に駒を進めた。 勝敗を握るのはエンバぺのいるフランス左サイド,イングランド右サイドの攻防で、スピード勝負には滅法強いカイル・ウォーカーとの対面をどのように攻略するか、…
決勝トーナメント1回戦、ラウンド16の最初の2試合はオランダ、アルゼンチンが結果的に前評判通り勝利した訳だが、準々決勝で当たる両者の内容には大きな差があった。 オランダは美しい先制点を始め自らのストリングポイントを遺憾なく発揮し3-0の完勝、一方…
グループステージ全48試合が終了したワールドカップ2022。 GroupG,GroupHの最終節は様々な因縁を抱えている対戦カードが多く、特にセルビア-スイスは10枚以上のカードが飛び交う荒れた1戦に。 一方ゴールセレブレーションでユニフォームを脱ぎ、2回目の警告…
ドイツ戦の勝利が天運にも恵まれたモノであったとするならば、頃合いを見てのハイプレスでラ・ロハのビルドアップを混乱に陥れて手にした勝ち点3は狙いがピッタリとハマった思い通りの結果と言えるでしょう。 まさかこの2チーム相手に2勝するとは予想してい…
安定して決勝トーナメントに進んでいたメキシコは最終節に勝利するも、1得点が生まれず94年大会以来のGS敗退。 GroupDでは大会のダークホース候補にも挙げられていたデンマークがオーストラリアに負けて3戦未勝利で最下位。信頼できるストライカーが居なかっ…
いよいよグループステージ最終節に突入したワールドカップ2022。 Akram Afifの孤軍奮闘の感もあったホスト国カタールは結局3連敗で大会を去り、セネガルはフェアプレーポイントの差で涙をのんだ前回の雪辱を晴らす。 GroupBではイングランドが危なげなく首位…
混戦のグループが多かったなか、2試合でグループステージ突破を決めたポルトガル代表。 Bruno Fernandesは2試合共に支配的パフォーマンスで得点王をも狙える好調を維持、ここまでで最も目立った選手と言える。
カウンタープレスの応酬で最後まで迫力満点の≪スペイン-ドイツ≫は引き分けに終わり、2戦目で痛恨の敗北を喫した日本はラ・ロハ相手に引き分け以上が必要な状況。 一方、優勝争うとの前評判だったベルギーは初戦こそ勝ったものの2試合続けて内容が悪く、チー…
グループリーグの丁度半分を消化したワールドカップ2022。 一歩抜け出したチームが殆ど無く過去稀に見る混戦状態だが、前回大会王者は1試合を残して突破決定。 そして、天に見放されているかの如くゴールを奪えなかったレヴァンドフスキには遂にW杯初ゴール…