いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #AVLMUN 】予想。マクトミネイ不在で大幅なシステム変更?

FAカップ3回戦から中4日弱、VARによって取り消されたゴールなど少しのさじ加減でどちらに転んでもおかしくなかった激闘を演じたアストンヴィラと再戦するマンチェスター・ユナイテッド

 

 

ミッドウィークの試合に欠場した選手のうち、11月以来負傷離脱が続くポール・ポグバ以外は今度の試合に出場可能だろうとラルフは明らかにしていますが、ルーク・ショーとスコット・マクトミネイはイエローカード累積5枚で出場停止。もしかすると大胆な変更を加えてくるかもしれません。

 

戦績、相性などに関しては過去の対戦で既に触れてしまったので今回は割愛。

 

 

 

 

ラインナップ予想

 

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参考にしたのはカップ戦後のラルフの総括。

チャンスの数は圧倒的に4-2-3-1で挑んだ前半の方が多かったですが、中盤の構成に手を加えダイアモンド型に配置した後半の安定感を指揮官は口にしており、連戦の2試合目は最初からこの形で来るかもしれない。

 

この形はLBの選手起用も考慮しています。というのも、アンダーラップを多用しハーフスペースから攻撃のキッカケを作るショーに対し大外から鋭いカーブをかけたクロスでアシストを狙いたいアレックス・テレスの場合、一列前の選手はタッチラインから斜めにテイクオンを狙うドリブラーよりもインサイドでのプレーを好む或いは得意とする選手の方が相性が良いため。

 

更に、マーベラス・ナカンバが負傷離脱中でジョン・マッギンもイエローカード累積による出場停止というアストンヴィラの中盤事情も鑑みると、先日よりも中央での主導権を握りやすくここを制圧してしまえばアウェイマッチながら完封かつ複数得点での勝利も十分視野に入るでしょう。

 

また、ラングニックは4-2-2-2の攻撃的MF2枚にゲームメイク、スピード、持久力、シュートの上手さを求めていると「Number Web」に掲載されたインタビューで語っていますが、現段階でこれをプレミア基準でクリアしているのは恐らくブルーノ・フェルナンデスただ1人。それならばそのブルーノになるべく長い時間10番のスペースでプレーしてもらいたいというのもこの形を予想した理由の1つ。

 

 

イエローカード

 

この試合の審判団は以下の通り。

主審: David Coote

副審: Gary Beswick, Nick Hopton

第四の審判: Chris Kavanagh

VAR: Mike Dean

アシスタントVAR: Dan Robathan 

 

主審のデイヴィッド・クートは今季主審11試合でイエローカード53枚、レッドカード2枚を出しているカードの出やすいレフェリー。

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そして、マンチェスター・ユナイテッドはこれまでに提示されたイエローカードが19試合で43枚とリーグワースト3に入る多さで、アストンヴィラは被ファウルがクリスタルパレスに次ぐリーグ2位。この試合に関しては不用意なプレーでカードを貰いCoote主審を気にして球際で強くプレッシャーを与えられないというのを絶対に避けなければならず、フレッジマグワイア、マティッチら守備時に直ぐにつま先が伸びる選手は特に警戒する必要があります。

 

逆にいえば、こちら側も攻撃時にフリーキックやペナルティを貰いやすいという事でもあるので、アタッカーはボールを持った際に積極的に相手ディフェンスに仕掛けていくと望外の結果につながるかもしれない。

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vsアストンヴィラといえばポグバとドウグラス・ルイスの因縁。

前者は怪我で不在ですが、サスペンションのマッギンの分まで負担がかかるであろうルイスに前線の選手が圧力をかけ続けたい。

 

 

⚽新成人の市場価値ランキング

毎年1月の第二月曜日、今年は1月10日に開催された成人の日。

2022年の日本では120万人が対象となるそうですが、今回はその新成人の範囲のフットボーラーの中で市場価値の高い10人をランキング形式で紹介しようと思います。

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●算出方法

対象は2022年の日本の成人式と同様、【2001年4月2日~2002年4月1日生まれの選手】

(漏れがあったらごめんなさい)

 

●参考にしたデータベース

 

 

 

 

 

同率10位:Danilo,Michael Olise,Noni Madueke

 

10位は€18Mで3名。

 

1人目はブラジルの名門パルメイラスの新進気鋭の中盤 ダニーロ

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主に中盤の低めのポジションを仕事場とする彼はDMに求められる守備強度だけでなく自身でボールを前に運ぶ推進力と一定水準のロングパスの精度を兼ね備えた需要と重要度の高い選手です。正にプレミア向きともいえるその特性をイングランドの各クラブが放っておくわけもなく、今冬はアーセナルのターゲットとして名前が取り沙汰されています。

 

 

2人目はパレスで7番を背負う攻撃的MFのマイケル・オリーズ。

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昨季レディングでチャンピオンシップ44試合7ゴール12アシストと10代ながらベストⅪ級の大活躍を見せ、クリスタルパレスに引き抜かれた今季はリーグ戦321分の出場とレギュラーポジション獲得には至っていないものの、2G3Aと得点貢献の高さはトップリーグでも通用しています。特にチャンスメイクでは90分辺りのxAでチーム断トツ1位の0.39をマークしており、今後の出場機会増加にも大いに期待ができるでしょう。

 

 

3人目はロンドン生まれながらユース年代でオランダに渡り、プロキャリアはPSV一筋のイングランド人アタッカー ノニ・マドゥエケ。

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まるでジェイドン・サンチョの後を追うかのように10代で海外挑戦を決め、PSVのトップチームに定着したことでその決断が正しかったと証明しているマドゥエケ。

プレースタイルとしては典型的な左利きの右サイドアタッカーでドリブルを好み、強烈なロングショットも備えているので好調ならば1人で点を奪えてしまう選手。

今季は怪我による離脱が多く成績が伸び悩んでいますが、Tranfermarktでは依然として高評価で今回の括りでは10位にランクイン。

 

 

同率7位:Thiago Almada,Nino González,Kamaldeen Sulemana

 

7位も€20Mで3名が名を連ねています。

 

1人目はアルゼンチンの新世代No.10 チアゴアルマダ

 

数年前から同年代でもトップの才能と評価され続け、ヨーロッパの名だたるクラブも引き抜きを狙っていたなか、彼を射止めたのはMLSアトランタ・ユナイテッド。

 

キャリアの晩年を過ごすリーグと皮肉られた頃とは打って変わり、近年は現ユベントスのウェストン・マッケニーや現ライプツィヒのタイラー・アダムスなど有望株を世界に送り出す立場になったMLS。その中でアトランタはアルゼンチンのワンダーキッドを続々チームに加えており、2019年のエセキエル・バルコ、2021年のサンティアゴ・ソサに次ぐ強力な補強に成功。また、1600万$という高額な移籍金で加わるアルマダアトランタだけでなく、リーグ全体の期待も一身に背負っているのかもしれない。

 

 

2人目は既にキープレイヤ―のペドリ、17歳で代表デビューを果たしたガビらと共にシャビ体制のバルセロナで着実に序列を上げているニコ・ゴンザレス。

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FBrefによれば1月11日時点でリーグ戦のパス成功率は89.2%。プレス耐性も高くフレンキー・デ・ヨングのお株を奪ってしまいそうな勢い。(財政難+IHのクラブ事情で高額移籍金を見込めるデ・ヨングには放出の噂も付きまとう)

改善が必要な要素は左足のキックとインターセプトですが、守備難という訳ではなくタックルのスタッツは優秀なので、致命傷というわけではない。

 

 

3人目はネイマールとも比較されるガーナのドリブラー カマルディーン・スレマナ。

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昨年夏、マンチェスター・ユナイテッドリバプールのライバル2クラブが共にターゲットにした事でも知られているスレマナ。移籍先に選んだのはフランス リーグアンスタッド・レンヌで、推定移籍金€20Mはデンマークリーグからの移籍としてはアレクサンダー・セルロートを抜いて過去最高額。

 

今季ここまでリーグアンで彼の記録するスタッツを確認すると、前評判通りの高いドリブル能力を発揮しています。90分辺りのドリブル成功数4.55回は5試合分以上の出場時間を得ている選手の中ではネイマールに次ぐ第2位。(1月11日時点)

パス精度やシュート精度にはまだまだムラがありピーキーな選手ですが、まだ19歳、今後の成長を加味すれば将来個人タイトルを争うようなクラックになっていても不思議ではない。

 

 

6位:Josko Gvaldiol

 

EURO2020ではクロアチア代表の一員として4試合に出場し、昨夏加入したRBライプツィヒでもGKのペテル・グラーチ、アタッカーのクリストファー・エンクンクといった主力中の主力に次ぐチーム3位の出場時間を記録し早くも欠かせない戦力なっているヨシュコ・グヴァルディオル。

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ブンデスリーガ公式サイトのデータによれば、185㎝80㎏と体格に恵まれ、更にトップスピードもリーグ40番目の34.57kmと身体的な部分では欠点は見当たりません。

更に、技術面に移行してもロングパスに若干の不安を抱えている事を除けば、守備のみならず攻撃面でも高い貢献が見込めるでしょう。左利きCBの希少性も相まってその評価はうなぎ登り。数年後にはCBでトップを争う選手になっていても何ら不思議ではない。

 

 

5位:Gabriel Martinelli

 

€28Mで5位にランクインしたのはアーセナルのブラジル人アタッカー ガブリエウ・マルティネッリ。

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直線的なスピードでマークを振り切る様は時として母国のレジェンド ロナウドのようにも見えます。その走力を守備面でも遺憾なく発揮するのでアーセナルではサイドで使われる事が多いですが、その真価が発揮されるのはCFだと思っています。

 

因みに、彼はアーセナルに加入する前、イトゥアーノ時代にマンチェスター・ユナイテッドのトライアルを数年にわたって受けており、この時逃した魚は予想以上に大物だったのかもしれない。

 

 

 

4位:Jurrien Timber

 

CBとして小柄な部類に入る身長ながら、広いカバーエリアとMF顔負けのチャンスメイク能力で現代版リベロのようなプレーを見せるユリエン・ティンバーが€30Mで第4位にランクイン。

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欧州の舞台でも強烈なインパクトを残すエリック・テン・ハーグのアヤックスを最終ラインで支えるティンバー。先述のように時にはストッパーとして中盤の位置まで上がってボール奪取を試み、またある時は自らボールを持ち運んでFWにスルーパスを出すなど自由奔放にもみえるプレースタイルですが、そのボールスキルの高さからかパス成功率は全てのコンペティションで90%を優に超える数字。

 

全体のスタッツや試合のデータを見る限り、フルバックは勿論守備的MFへの適性もあるので、仮に空中戦の問題が大きくなった場合にはコンバートしても十分活躍を見込めるでしょう。

 

 

3位:Karim Adeyemi

 

3位はレッドブル・ザルツブルクの最新エース、カリム・アデイェミ。

 

 

アーリング・ハーランド、パトソン・ダカと過去2人のエースはそれぞれ5大リーグへ旅立ち、次代のエースと期待されたセク・コイタも十字靱帯断裂の大怪我で戦線を離脱するなか、点取り屋としてブレイクスルーを果たしたのがアデイェミ。

 

かつて、彼の家族との問題や彼自陣の素行の悪化という理由でこのティーンエイジャーを手放したバイエルンや、フロント3の世代交代を視野に入れるリバプールらがその動向を注意深く見守っているとされています。オーストリアのレベルを考慮する必要はあるとはいえ、今季ここまで記録している枠内シュート率55.6%という数字は特筆すべきものであり、代名詞のドリブルに加えフィニッシュ精度も向上した彼は今後も移籍シーズンになる度に市場を賑わせる選手になるでしょう。

 

 

 

2位:Mason Greenwood

 

アカデミー出身のプロ選手の多さは世界屈指、マンチェスター・ユナイテッドからは両足で精度の高いシュートを蹴り込む メイソン・グリーンウッドが€50Mで第2位につけています。

 

 

トップチームに昇格してからの彼はサイドに起用されたストライカーという印象が非常に強いですが、ユース時代はトップ下でのプレー経験も多く、時折見せるサイドチェンジやカウンター時のスルーパスはチャンスメイクの才能にも恵まれている事を証明しています。今季はやや強引にシュートを撃つシーンが目立ち、周りとの意思疎通がうまくいかない場面も散見されますが、1ユナイテッドのファンとして生え抜きでこのレベルのスコアラーが現れてきてくれた事には希望と感謝しかありません。

 

また、過去2シーズンを見るとスロースターターの傾向があるので今季も年明け以降の爆発で3期連続の公式戦10ゴール越えを期待したいところ。

 

 

1位:Bukayo Saka

 

1位はアーセナル生え抜きのサイドアタッカー ブカヨ・サカ。

グリーンウッドに€15Mの差をつけ、Tranfermarktの市場価格では新成人の範囲で断トツ1位の€65M。

 

 

EURO2020では決勝のPK戦で非常に悔しい思いを味わいましたが、それを糧にするかのように21/22はリーグ戦半分を消化した段階で既にキャリアハイの6ゴール。

ドリブル突破でファイナルサードを攻略するというよりはワンツーや3人目の動きで味方を使って打開する事が得意なタイプなのでもしかするとハイライト映えはしないかもしれませんが、攻撃面においては全てが高レベルで纏まっている優秀な選手。

 

ヘディングやタックルの技術はやや弱い点ですが、フルバックもこなせるポリバレント性や早くもレギュラー3季目、来シーズン序盤にはリーグ戦100試合出場も視野に入る実績など総合的に見るとその価格も妥当か。

 

 

振り返り

 

リーグ別ではイングランド・プレミアリーグ所属のプレイヤーが4名で最多。

(サカ、グリーンウッド、マルティネッリ、オリーズ)

 

また、上位3名はいずれも左利きの選手で、人類の10人に1人とされるレフティーの希少性は現在のプロフットボール界でも高く評価されるようです。特に、右ウイングからゴール方向に進出するカットインや、後方からショートパスを繋ぐスタイルを志向するチームにとっては左利きCBを左サイドに配置するメリットが(パスの回転やボールを持つ際の身体の向きなど)非常に強く、今後もこの傾向が続くことが予想されます。

 

 

現実の移籍金よりセンターラインの選手が低く算出されているような気もしますが、今回の結果はあくまでも参考程度なので話のつまみにでもなれば幸い。

 

 

【 #MUNAVL 】紙一重の勝利。セットプレーの脆さは依然としてチームを苦しめる

21/22FAカップ3回戦

マンチェスター・ユナイテッドvsアストンヴィラ戦の記事です。

 

 

 

 

プレビュー

 

 

欠場{怪我(疑い含む)、病気、出場停止etc.}

マンチェスター・ユナイテッド
ポール・ポグバ
ハリー・マグワイア

アストンヴィラ
レオン・ベイリー

 

 

スタメン

 

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ベンチ入りマンチェスター・ユナイテッド
8マタ、14リンガード、16アマド、22ヒートン、27テレス、29ワン=ビサカ、31マティッチ、34ファン・デ・ベーク、36エランガ

アストンヴィラ
8M.サンソン、12J.スティアー、21エル・ガジ、30K.ホース、32フィロジン=ビダス、33C.チュクウェメカ、35C.アーチャー、38V.シニサロ、47T.イローバナム

 

両チームスターティングラインナップは主力級を投入していますが、ベンチにはアカデミーの選手や普段あまりスカッドに入れていない選手がちらほら。

 

特に、FAユース杯を制したアストンヴィラの黄金世代はアルファベットからカナに変換、或いはそのまま読むとしても発音に困る難しい名前が多く、そういった意味では解説者泣かせかもしれませんね。

 

 

試合内容

 

前半

 

序盤から両サイドのボックスを行き来する激しい攻防となったこの試合。

 

ユナイテッドは6分にマクトミネイがラッシュフォードのシュートをこぼれ球を拾ってドルを放ち牽制を入れると、その2分後にはフレッジのインスイングのクロスに対し額の端で軌道を変えてエミリアーノ・マルティネスの守るゴールネットを揺らし完璧なスタートを切る事に成功。

 

11分にはプレビューでも危惧していたコーナーキックの守備から、タイロン・ミングスがニアサイドで触れて軌道を変えたボールにオリー・ワトキンスが反応しますが、インサイドキックを試みたボールは僅かに軌道が高く、内ももに当たって枠外。

 

19分にはメイソン・グリーンウッドの横パスを受けたフレッジのトラップが大きくなりボールをヴィラに明け渡すと、最後はジョン・マッギンが左サイドペナルティアーク付近から右に流れながらミドルシュート。これはダビド・デヘアが右手で弾き事なきを得ます。

 

ユナイテッド2度目の大きなチャンスは28分、グリーンウッド、ブルーノ、カバーニの3角形でプレッシャーをかけた結果、アストンヴィラの低い位置のパス交換でズレが生じ、そのままこの3枚でカウンター。最後はブルーノのパスをボックス内で受けたカバーニがシュートを放ちますがこれはマルティネスがしっかりと両手でブロック。

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問題の場面は29分。タイロン・ミングスの単純なクリアボールに対しヴィクトル・リンデロフはトラップなのかパスなのかよく分からない中途半端なプレーでボールを後ろに流してしまうと、ワトキンスに先行を許しゴールエリアで決定機を許しシュートはクロスバー直撃。

 

31分にもヴィラにボックス内でボールを繋がれジェイコブ・ラムジーのシュートが僅かにゴールマウスを逸れるなど、危険な時間帯が続きます。更にこの直後のCKではディオゴ・ダロトが右足を負傷し、試合後の情報によればこの時負った裂傷は縫合が必要な程のものだったそう。痛みに耐えながらその後もプレーを続けた彼のファイティングスピリットに拍手を送りたい👏

 

 

38分にはブルーノのボックス手前からのミドル、弾かれた後もリカバリーしてルーク・ショーのロングショットが相手ゴールに迫りますが、いずれもヴィラ守備陣の好守の前にノーゴールに終わり、その後も笛がなる直前までユナイテッドは複数のチャンスを作りますがスコアは1-0のまま45分を折り返します。

 

この試合ではラルフの好む4-2-2-2ではなく、オーレ時代の4-2-3-1に近い形で挑んだユナイテッド。ポゼッションは6割を超えシュート数も14本記録と攻撃面では大きく内容改善に成功しましたが、やはり肝となるのはブルーノをどれだけゴールに近い位置でプレーさせ続けられるかという事なのでしょうか。

 

 

後半

 

開始早々にカウンターからゴールに迫り、追加点への希望を抱きながら試合に戻った後半でしたが、それを打ち砕きかけたのはやはりセットプレー。

 

51分、ジョン・マッギンが左足でインスイングの大きく弧を描くキックでファーサイドを狙い、エズリ・コンサの折り返しに反応したダニー・イングスがボールを押し込んで試合は振出しに……はなりませんでした。

VARの結果ノーゴールとなり、どうやらその前のポジションの奪い合いでカバーニラムジー接触していたようで、カバーニの進路を妨害するように動いたラムジーのファウルという事で試合が再開。

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引用:https://www.youtube.com/watch?v=xWSuyk6RgUQ

批評・研究目的として画像を使用しており、著作権を侵害する意図はありません。

 

 

オールド・トラッフォードの大勢のユナイテッドサポーターは判定が覆った事で大きく歓喜を挙げ、それに呼応するように両チームの肉弾戦は激しさを増していきましたが、前半の献身性と攻撃の質を取り戻せないユナイテッドをよそにペースを握ったのはアウェイのヴィランズでした。

 

59分にはエミリアーノ・ブエンディアのスルーパスに最初に追いついたイングスが前方にボールを出し、ワトキンスが押し込んだもののオフサイドに救われ失点回避。

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64分にはハイライン複数の選手がボールホルダーを囲い圧縮してボールを奪い最後はコンサがボックス内まで持ち運んでシュート。ラルフのやりたかったフットボールを相手に再現され、更に67分にはマティ・キャッシュミドルシュートがゴール左端を襲いますがまたしてもデヘアが好セーブ。

 

71分にはワトキンスの左足コントロールショットが僅かに枠を外れ、73分には久々にユナイテッドがカウンターから相手ゴールに迫りますがグリーンウッドのシュートは力なくマルティネスの正面に吸い込まれます。74分にもグリーンウッドのシュートチャンスが続きましたが、この場面では彼のシュートのこぼれ球に詰めなかったマーカス・ラッシュフォードに批判が集まっています。

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また、グリーンウッドのシュートに関してもこの日はわざとなのかと思う程に威力が弱く、両サイドのアタッカーが機能していなかった事もチャンス数に対してのゴールの少なさに繋がっているのかもしれない。

 

 

72分にカバーニに変えてファン・デ・ベークが入った後は徐々に落ち着きを取り戻していったユナイテッド。ATにはやや危ない場面もありましたがヴィラの攻撃を凌ぎ切り、1-0で次のラウンドへ。

 

 

ハイライト

 

 

 

ゴール⚽8分:スコット・マクトミネイ(👟フレッジ)

 

選手交代

 

マンチェスター・ユナイテッド

72分 カバーニ🔁ファン・デ・ベーク

86分 ブルーノ🔁リンガード

86分 ラッシュフォード🔁エランガ

 

アストンヴィラ

79分 ブエンディア🔁エル・ガジ

86分 J.ラムジー🔁フィロジン=ビダス

 

 

データ

 

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過去の例で言えば、ラルフの初采配クリスタルパレス戦と同じように優れた前半から停滞の後半という90分でした。

 

枠内シュートを二桁に乗せたのは見事ですが、ビッグチャンスは寧ろアストンヴィラの方が多く、その内訳も単純なミスが招いたものばかり。どうすればトラップミスやマーカーの受け渡しの失敗が無くなるのかは残念ながら私には分かりませんが、コーナーキックでニアで先に触られファーで押し込まれるパターンくらいはいい加減対策して欲しいものです。

 

 

あとがき

 

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今後の収穫としては、2トップの組み合わせに関して4-2-2-2で行くとしてもブルーノ+誰かという形でオーレ体制の良いところをそのまま残しつつ、サイドアタッカーはコンパクトに位置取りするという方向性が見えてきたところ。また、後半はフォーメーションを少し変えてダイアモンド気味の形を試していましたが、本格的にこれを導入すればファン・デ・ベークは出場機会が増加するかもしれない。

 

そして、気になるFA杯4回戦の相手はボロことミドルズブラ

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2000年代にはUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)で決勝に進出するなどかつてはプレミアリーグの常連でしたが、近年はチャンピオンシップに定着。また、レッズに馴染みの選手ではアカデミー出身のパディ・マクネアが在籍中。ちなみに、元ブレーズのクリス・ワイルダーが11月に就任して以降は9試合で僅か1敗と気の抜けない相手ですが、3回戦に比べれば控え選手やアカデミーの選手を試しやすい相手といえるでしょう。

 

 

 

そして、週末は再びアストンヴィラと今度はリーグ戦で対決。

 

ヴィラのニュースとしてはフィリップ・コウチーニョが加入会見を行い、選手時代に同僚関係にあったスティーブン・ジェラード監督が彼をどのようにお披露目させるかは注目のポイント。新天地で23番を背負う彼も6月には30歳を迎える事となり、キャリア晩年に足を踏み入れる中で再び輝きを取り戻す事が出来るかどうかはこの挑戦にかかっていると言っても過言ではありません。

 

 

【 #MUNAVL 】FA杯3回戦予想。 コーナーキックからの失点を警戒

マンチェスター・ユナイテッドFAカップは3回戦から始動。

相手は9月のリーグ戦で終盤にセットプレーから失点を許し、ホームでは実に12年ぶりの敗戦となったアストンヴィラ

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↪21/22プレミアリーグ6節【MUNAVL】詳細

 

いきなりプレミアリーグのクラブと対戦というのはドロー運の無さを恨みたくもなりますが、ポジティブに捉えるならば、この試合はオールド・トラッフォードで行われるので絶好のリベンジの機会が与えられたともいえます。

 

 

 

 

ラインナップ予想

 

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ラルフは試合前の会見で「他のクラブが行うような大胆なメンバー変更は行わない」とターンオーバーを行わずFAカップに全力を注ぐ事を示唆しており、これを踏まえて今回のラインナップは普段出場機会の無い選手ではなく次のリーグ戦で起用したいメンバーを中心に(ショー、マクトミネイは次節出場停止だが)組んでくると予想。

 

また、DMに関してボールを持っている場面ではマティッチ>フレッジですが、フレッジのいない試合でまるで前線からのプレスがハマらなかった事を考慮するともう一度彼がファーストチョイスに戻ってくると考えられます。

McFredの組み合わせではどうしても組み立ての局面で上手くいかない場面も見られますが、総合的に見れば今起用出来るメンバーではこれがベスト。

 

CBではヴィクトル・リンデロフがトレーニングに復帰し、ラルフも彼は起用可能であると発言していましたが、敗戦したウルブス戦で712日ぶりに試合に戻ってきたジョーンズのパフォーマンスが非常に良かったので、継続してスタメンの機会が与えられる可能性が高いと判断。

 

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↪【MUNWOL】詳細

 

 

勝敗を分ける要素

 

セットプレー守備に問題を抱えるユナイテッドに対し、プレーが止まった状態からリーグ最多となる6つのGCA(ゴールに繋がった2つ前までのプレー)を記録するヴィランズの対戦という事で、勿論これが最大の注意点。

思い起こせば、9月25日のリーグ戦でも決勝点はコーナーキックからコートニー・ホースのヘディングシュートでした。

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当事者ホースの試合出場は微妙なところですが、タイロン・ミングスやオリー・ワトキンスはオールド・トラッフォードでの今季2試合目に間に合う模様なので、依然としてセットプレーの守備、特にCKへの警戒感を薄める事は出来ない。

 

過去10戦の戦績は

WDWWWDWWWL (7勝2分け1敗)

基本的にはユナイテッドが一方的に勝ち点を積み重ね続けているカードなので、メディア予想でもホームチーム勝利とするものがほとんど。ただ、先述した落とし穴にハマってしまうと悪夢が再び訪れる恐れあり。

 

 

因みに、直近のアストンヴィラと言えば、FCバルセロナからフィリップ・コウチーニョの半シーズンローンが決まりマーケットを賑わせていますが、まだ細かい手続きが終わっていないようなので今回の対戦ではスカッド入りの可能性は低いとされています。

 

 

【 #MUFC 】リーグ戦半分を終えたユナイテッドを振り返る。巻き返しに必要なものは?

厳冬の候、新型コロナオミクロン株の大流行に伴い延期される試合も毎節出てきていますが、スケジュールを見ると3/4のクラブが半分を消化した21/22イングランド・プレミアリーグ

 

前シーズンを2位で終え、オフにはジェイドン・サンチョ、ラファエル・ヴァラン、そしてサプライズのクリスティアーノ・ロナウド帰還とPSGに匹敵する豪華補強で優勝を狙ったはずのマンチェスター・ユナイテッドでしたが、蓋を開けてみるとオーレ・グンナー・スールシャールは成績不振で解任され、既にリーグ戦6敗を喫するなど、非常に不甲斐ないシーズンを送っています。

 

今回はそんな赤い悪魔のシーズン前半を振り返りつつ、後半の巻き返しに何が必要となるかを考えていこうと思います。

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不安定な前半戦、オーレ体制の終焉と大幅な組織改革

 

大まかな流れ

 

12月中旬にチーム内でCovid-19アウトブレイクが起きた事からBrighton,Brentfordとの2試合が延期され、全てのチームとしたわけではありませんが、試合消化の数で言えば2022年最初の試合となったウルブス戦で丁度半分の19試合となったユナイテッド。

 

補強やプレシーズンの戦いぶり等から察するに、今季はカウンターベースのダイレクトな攻撃に加え、試合をコントロールしながらポゼッションスタイルで安定した勝利を積み重ねるという目標があったように思えますが、蓋を開けてみれば"二兎を追う者は一兎をも得ず"、何もかもが中途半端になってしまい、オーレ(スールシャール)はワトフォード戦の大敗から一夜明けた11月21日に解任の憂き目に遭っています。

 

オーレのアシスタントを務め、彼のいなくなった後もチームに残り、次の監督が決まるまで暫定的にチームを指揮したマイケル・キャリックは3試合を2勝1分けの好成績で乗り切りますが、後述する新指揮官の慰留を断わり、家族との時間を大事にしたいということで15年間在籍したクラブを退団。

 

サー・アレックス・ファーガソンの栄光を継承しようとコーチをOBで固めた前体制が道半ばで終わった事で、フロントは大胆なチーム改革に乗り出します。

 

 

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後任に選出されたのはゲーゲン・プレッシング誕生に大きく関与しているとされるドイツきっての戦術家、ラルフ・ラングニック"教授"というニックネームはかつて皮肉を込められて名づけられたものでしたが、ホッフェンハイムライプツィヒと新興クラブを立て続けにトップリーグの常連、タイトルレースにも参加できるレベルに成長させた事で自らがその異名に相応しい事を証明。

 

ラングニックは自身を支えるコーチングスタッフにレッドブル時代のネットワークを駆使して教え子たちを集め、更に来季からの2シーズンは現場を離れクラブのコンサルタントを務めるという事で、単なる助っ人監督ではなくクラブの根幹にまで彼の影響力が及ぶようになると考えられます。

 

調和を重視したオーレから規律を重視するラルフにボスが変わり、早くも練習の厳しさや試合で要求される運動量について不満が様々なメディアから伝わってきますが、The Professorの真価が問われるのは正にここからのリーグ戦19試合+カップ戦。

今後の巻き返しを信じています。

 

 

チーム面

 

オーレ体制4季目(フルシーズンとしては3季目)、ラッシュフォード、マクトミネイ、グリーンウッドといった若い生え抜きが地位を確立しつつある状況にレジェンドのロナウドが組み合わさる事でブレイクスルーを期待したファンばかりでしたが、結論から言えばチームとして一番強かったのは開幕戦のリーズ戦。シーズン最初の試合をピークにその後月日を追うごとにチーム状況は悪化。

 

 

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オーレはブルーノ加入と共に完成に大きく近づいた4-2-3-1をこれまでのシーズンでは好んで使用し、スターティング・ラインナップも殆ど固定メンバー。20/21のデータではリーグ戦の約89%をこのシステムで過ごしています。

 

しかしながら、新シーズンはマグワイア、ショーEURO2020イングランド代表躍進を支えた2名の勤続疲労から来ると思われる不調や離脱期間が長いカバーニ、そして純粋なCFではないロナウドをチームに組み入れようとした結果か、システムもメンバーも毎試合のように変わっていき、解任から3試合前のスパーズ戦ではクラブ伝統の左右ウイングを捨てて3バックを取り入れる程に追い詰められていました。

 

実際に各クラブのフォーメーションについて調べてみたところ、今季のユナイテッドはアストンヴィラとブライトンに次ぐ9種類のシステムを使用しており、1つの形を突き詰めるマン・シティやリバプール、そしてウエストハムといった今季好調のクラブとは対照的な結果が出ています。

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ラルフ・ラングニックが就任してからの試合では、全て4-2-2-2でキックオフを迎えており、新型コロナによる影響で試合やトレーニングが流れたこともあってまだ新システムに選手が慣れておらず結果には結びついていませんが、1つの形を完成させていくという意味ではこれは悪くない傾向だと私は思います。

 

勿論、マンチェスター・ユナイテッドというメガクラブでは成績が伴わなくても猶予が与えられるという事はまず無いのでリミットは迫っていますが、就任最初のパレス戦の前半に見せた高インテンシティのフットボールを理想形として今後もスタイルを貫いてほしい。

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↪【MUNCRY】詳細 

 

 

 

巻き返しに必要なものは?

 

結論から言えば、あれやこれやと付け焼刃を加えるのではなく、1つの武器の完成度を高める、或いは以前から取り組んでいた試みを継続する、つまりは急がば回れ

 

 

それを念頭に置いた上で、まずは過去のチームと今のチームのデータを比較し、問題点を明らかにしてみましょう。(期間は19/20~21/22)

 

得点/試合:1.74⇒1.921.58

失点/試合0.95⇒1.16⇒1.42

 

シンプルに得失点で直近3シーズンを比較すると、1試合辺りの数字でいずれも今季がワースト記録。昨季は12Pts差ながらマン・シティに次ぐリーグ2位、残りの穴を埋める目的でCBリーダーたり得るラファエル・ヴァラン、直線型のアタッカーが多い中でプレイメーカーとしての才能を持つジェイドン・サンチョ、そして世界最高のゴールスコアラーCR7を加えたわけですが、ヴァランは離脱していた期間が2ヶ月弱あり、サンチョもプレミアリーグのスピードに苦しみここまで僅か1ゴール。そしてロナウドは得点貢献に関して未だハイレベルを維持していますが、ポストプレーや組織的プレスはトップクラスとは言えず、昨季エディンソン・カバーニの運動量と献身性におんぶにだっこだったチームは彼不在のダメージを多くの試合で実感する事に。

 

 

セットプレー

 

今季のユナイテッドは19試合30失点。1月8日時点でリーグ10番目とこの規模のクラブとしては守備崩壊ともいえる低水準で推移していますが、ファンの方々ならご存じの通りセットプレー守備に最大の問題を抱えており、FBref.comによれば被SCA(フリーキックコーナーキックゴールキック、キックオフ、スローインといった止まった状態からシュートにつながるプレーを許した数)はレスター(51回)、ノリッジ(42回)に次ぐリーグワースト3。

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一方でその状態からの失点は2つに留まっていますが、試合の流れを紐解くとセットプレー守備でセカンドボール拾えなかった事や陣地を回復出来なかった事によって生まれた失点は複数。更に、紙一重で失点せずに済んだ危険な場面も多く、ファンベースではセットプレーコーチのエリック・ラムジーへの批判が日に日に高まっていますが、いずれにせよ早急に手を打たなければいけないポイント。

 

 

セットプレーの問題は守備だけでなく攻撃にも及んでおり、ユナイテッドはプレミアリーグ全20クラブで唯一止まった状態からの得点が0。

以前、イングランド代表で何故ハリー・マグワイアがCKやFKから得点を量産できるかを考察しましたが、スリーライオンズではマグワイアにヘディングシュートを打たせる為に毎回同じフォーメーションを採用しており、ユナイテッドまずはこの形をそのままコピーしても良いですから、とにかく1つのパターンを極めて欲しい。

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守備的MF

 

ディフェンシブセントラルの質不足はそれこそマイケル・キャリックの引退から3年以上クラブの継続的な課題。

 

SAF時代、4-4-2ベースでポール・スコールズロイ・キーンが10年以上、キーン退団後もキャリックフレッチャーとセントラルMFに関しては怪我人続出の05/06を除けばほぼ悩みと無縁だったユナイテッドですが、2010年代に入ると真ん中の選手の守備の比重が高くなるフォーメーションを多用するようになり、攻守に動き回るBox to BoxよりもDeep-lying playmakerと呼称される守備的MFの役割を果たしながらも中長距離のパスで前線にボールを届けられる選手の需要が高まっています。

 

現在、チームでこの条件をクリアしているのはネマニャ・マティッチとポール・ポグバですがそれぞれ機動力と試合の中の持続性に問題を抱えており、後者に関してはこの欠点を覆い隠すためにアタッカーでの起用が増えています。(ポグバはそもそも負傷離脱中)

 

また、状態が良い日のスコット・マクトミネイもこの条件に一致しますが、彼はロングボールの精度は今季成功率84.0%と高いものの、パスの種類で言えば長いボールを蹴る割合は前2人より低く、積極的には使用しません。フレッジは正にBox to Boxの選手で、本来彼が一番輝けるのは中盤3枚時のIHでしょう。

 

 

仮に、冬の移籍市場で補強を考える場合は"プレミアリーグへの適応力"を前提にして、上述した"Deep-lying playmaker適性"(中長距離パスの質と頻度)や"走り負けしないスタミナ"が要求される事となりますが、その条件に当てはまる選手をピックアップすると、ルベン・ネベスやデクラン・ライスといったクラブが以前から目を付けている選手の名前が挙がってきます。

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ラングニック就任後名前が良く出るようになったアマドゥ・ハイダラは①:未知数,②:△~×,③:○なので求めるポイントとは一致しておらず、個人的にはオススメ出来ない。

やはり、ここでもパニックバイになる可能性もある急な判断より長期間スカウティングを続けた候補を選ぶというのが今後の為になると予想される。

 

 

メンタリティ

 

マーカス・ラッシュフォードの慈善活動はイギリス各地の児童に救いを与え、彼は1フットボーラーの域を超えた英雄になっていますが、彼がみせた助け合い・支え合いの精神はまさに今のユナイテッドに最も必要なもの。

 

例えば、パスを出すとき受け手に優しいバックスピンをかけてトラップしやすいボールを心掛ける、オフ・ザ・ボールでは出し手を助けるランニングでフリーの状態を積極的に生み出す、攻→守の移行では後ろのポジションに戻る時間を与えるためにアタッカーがきっちりプレッシャーをかけるといった細かい親切の積み重ねが勝敗を分ける重要な要素の1つ。

 

また、この親切とは何も他の誰かだけではなく、scanningと呼ばれる頻繁に首を左右に振って周りを確認する動作は数秒先の自分のために行うもので、シャビ、イニエスタモドリッチetc.近年のフットボールを代表するプレイメーカーたちはこの行動を決して怠る事はありません。

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これらの要素は技術的要素として語られますが、本質的には精神的なものから生まれるものだと私は考えています。勝者のメンタリティという言葉は時として解像度不足、あいまいで意味の無いものと捉えられてしまいますが、私はこの言葉を助け合い・支え合いの面から再定義しました。

 

 

 

 

 

【 #MUNWOL 】19試合で6敗目……帰ってきたジョーンズの奮闘も実らず完封負け

21/22イングランドプレミアリーグ

マンチェスター・ユナイテッドvsウルブス戦の記事です。

 

 

2022年最初の試合はホーム オールド・トラッフォードでウルブスことウルヴァーハンプトン・ワンダラーズと対戦。相性は良くありませんが、ホーム戦績に限って言えば数十年負けていない相手なので順当にいけば勝利を期待できるカード。

 

 

 

 

プレビュー

 

 

欠場{怪我(疑い含む)、病気、出場停止etc.}

マンチェスター・ユナイテッド
ポール・ポグバ
ヴィクトル・リンデロフ
ハリー・マグワイア
エリック・バイリー

ウルブス
ウィリー・ボリー
ホニー
イェルソン・モスケラ
ペドロ・ネト
ファン・ヒチャン

 

 

スタメン

 

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ベンチ入りマンチェスター・ユナイテッド
10ラッシュフォード、14リンガード、17フレッジ、18ブルーノ、20ダロト、26D.ヘンダーソン、27テレス、34ファン・デ・ベーク、36エランガ

ウルブス
2フーフェル、3アイト=ヌーリ、6B.ジョルダン、17ファビオ・シウバ、21ラディ、32デンドンケル、37アダマ・トラオレ、39L.カンドル、64H.ブエノ

 

共にCBの怪我人に苦しめられている両クラブですが、それが不振に直結するユナイテッドとは対照的にウルブスはフットサルでも代表レベルの選手だったマックス・キルマンの台頭と昨季までは便利屋だったロマン・サイスの覚醒によってそのダメージを感じさせない試合が続いています。

 

712日ぶりの復帰となるジョーンズは、因縁?のあるヴァランとの10年前に将来のCB世界一を争うと言われたワンダーキッド同士のコンビで再出発。

 

ラルフの真価が問われるのは4-2-2-2ベースのシステムで3バックのWBにどのような答えを提示するかという点。オーレ体制でもWBにやりたい放題にされて引き分けor敗戦に繋がった試合は何度もありましたが、果たしてそのまま陣形を変えずに挑むのか或いはこちらも3CBに変えるかというのは注目に値する点。

 

 

試合内容

 

前半

 

30秒過ぎ、いきなりウルブスに左サイドを突破されクロスを入れられますがこれはジョーンズが代名詞のヘディングで外にクリア。

 

試合前の不安が的中しウルブスはサイドチェンジを多用する事で元々システム的に空きやすいWBにオープンな状態でボールを集める事に成功。

対するユナイテッドはCKをクリアしてグリーンウッドのミドルパスからサンチョのカウンターになりますが、相手の帰陣が早くボックス手前でシュートモーションに入った際には既に3人ディフェンダーが待ち構えてシュートブロック。

 

ビルドアップから中盤の局面でそれほど厳しいマークが無くてもパスがズレてボールが回らないホームチームは一向に相手のペナルティボックスに侵入する事が出来ず、シンプルな放り込みと中央の細かいパス交換を上手く混ぜたウルブスの前に自陣ゴール前でのプレー時間ばかりが増えていきます。

 

 

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特にワン=ビサカ、マクトミネイ、サンチョのところでボールを失うケースが圧倒的に多くサンチョは明らかに無理なワンツーを繰り返し試みてウルブスのカウンターの逆起点に。また、ワン=ビサカもボールを受ける前に首を振って周囲の状況をスキャンするという当たり前のプレーを怠って誰とも意図の合わないパスを連発、35分のスローインからの一連のプレーはその象徴と言えるかもしれません。

 

 

ニューカッスル戦のような退屈なフットボールに終始したユナイテッド。

唯一おっと思わせるような攻撃は42分、DF+GKでボールを回し、デヘアが逆サイドに展開して一気に相手ゴールに迫ったプレー。最後はカバーニの質の悪い選択(右にフリーでグリーンウッドが走っていたが、ゴールから25m程離れた位置でミドルシュート)でフイにしてしまったチャンスだったものの、即興ばかりのユナイテッドにおいて、珍しく最初から最後までデザインされたであろう美しい組み立てでした。

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45分にはウルブスに中央を崩されゴールエリアまで侵入されますが、すんでのところでジョーンズが足を伸ばし決定機を阻止。最初から最後までアウェイチームに主導権を握られたまま前半はゴールレスで折り返します。

 

 

後半

 

WBケアとしてショーがCBに吸収されワン=ビサカとサンチョが大外に張った3-5-1-1のような形に位置取りを変えたユナイテッド。

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これによって配置的な問題は大きく改善し、セメドやマルサウをフリーにする事も減ったのですが、一方で悪い効果もありました。

 

攻撃の始点として依存度の高いショーが必然的に低い位置に留まる事が増えたのでサンチョやロナウドとのコンビネーションも消失。ワン=ビサカに関してもいくら高い位置でボールを受けてもその後の展開力に乏しく、グリーンウッドに変えてブルーノを投入するまでの20分間はゴールチャンス皆無という結果に。

 

また、シンプルなパスミスからピンチを招くのは相変わらず。49分にはマティッチのロストから招いたピンチをマクトミネイがファウルで止めて今季5枚目のイエロー、57分には同じく4枚でリーチだったショーもカードを貰って次節は2人共出場停止処分。

 

 

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(ベンチスタートだった理由が知りたい)

ブルーノ・フェルナンデスがピッチに登場したのが60分。正直に言えば交代要員はサンチョかカバーニの方が相応だと思いましたが、何はともあれこの絶対的プレイメーカーが入った事でようやくユナイテッドは攻撃のスイッチが入ります。

 

67分、左サイドアタッキングサードからサンチョがスローイン

ゴールラインギリギリでボールに追いついたマティッチの折り返しにブルーノがゴールから10m程の位置でダイレクトシュート。

得意の足を開いてインサイドでアウト回転をかけたボールはファーポスト目掛けて逃げていきますが、少し弾道が高くポストに直撃してしまい得点を奪う事が出来ません。

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70分にはこれまで良いところ無しのマクトミネイが得意のレイオフから中央突破を見せてCKを獲得。しかしながら90分の中で相手ゴールに近づいたのはこれが最後。

 

サンチョのロストが招いたウルブスFKでサイスの直接ゴールを狙った左足キックがポスト直撃、78分にもマルサウのクロスがヒメネスに通る寸前で何とかショーがクリアという危機を作られ、完全に試合はアウェイチームの思うつぼ。

 

そして、82分にはルベン・ネベス→途中出場アダマ・トラオレの前方にロブパスが通り、トラオレのクロスはジョーンズがクリアしますがセカンドボールをモウチーニョに拾われ、複数の選手がゴール前にいながらも全員がボールウォッチャーだったユナイテッドは彼に寄せる事が出来ず失点。

 

 

追いかける赤い悪魔は数少ないカウンターチャンスもパスミスで自ら潰してしまい、それでもAT5分、ジョーンズの気迫のヘディングからボックス手前絶好の位置でFKを得ますがブルーノのキックはジョゼ・サの範囲内。

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試合は0-1でウルブスが勝利。

上記Tweetにあるように彼らがオールド・トラッフォードで勝利するのは21世紀に入って初の出来事。またしても不名誉な記録を更新してしまったユナイテッドはこれでリーグ6敗目。

 

リーグ4位には75Ptsが目安とされていますが、それを達成するには残り19試合で44Pts、1試合平均2.31点が必要です。これはシーズン換算でおよそ88Pts獲得という高い水準で、残念ながら今のチームを見るにそれを達成するのは困難であると言わざるを得ない。

 

ハイライト

 

 

 

ゴール⚽82分:ジョアン・モウチーニョ

 

選手交代


マンチェスター・ユナイテッド

60分 グリーンウッド🔁ブルーノ

76分 サンチョ🔁ラッシュフォード

84分 ワン=ビサカ🔁エランガ

 

ウルブス

66分 トリンカオ🔁アダマ・トラオレ

81分 ラウール・ヒメネス🔁ファビオ・シウバ

88分 ポデンセ🔁デンドンケル

 

 

データ

 

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シュートの数で倍以上の差を付けられる完敗。

ポゼッションは最終的にこちらが上回りましたが、前半だけのデータをまとめると悲惨な数字。

 

シュート➡4:14

ポゼッション➡47:53

パス➡236:264

パス成功率➡81:86

コーナーキック0:6

 

ラングニックも試合後の会見で前半の内容に関して「大きな問題を抱えていた」と言及した通り凄惨なスタッツ。後半はショーをCBに下げてこちらも3-5-2へシフトした事で相手WBが明らかにフリーになり過ぎる守備の欠陥に関しては改善されましたが、攻撃の迫力不足は交代策でもテコ入れし切れませんでした。

 

仮にブルーノのシュートがネットを揺らしていても同点止まりで、決定機はあのチャンス1つ。本質的な問題はボックスに侵入する回数とマークをずらすオフ・ザ・ボールの質にあります。

 

 

xG

 

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参照:

Manchester United 0 - 1 Wolverhampton Wanderers (January 03 2022) | EPL | 2021/2022 | xG | Understat.com

 

xGでは両チーム共に1.00を下回る結果となり、ビッグチャンスといえるような場面はマティッチの折り返しにブルーノが右足を開きながらインサイドで合わせた67分のシュートのみ。ジョアン・モウチーニョの決勝ゴールに関してはxG0.05。打った本人の技術とユナイテッドの散漫な守備の合わせ技といったところでしょう。

 

 

あとがき

 

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またしても対ウルブスの1点差以内決着というジンクスが継続し、あろうことかホームで痛恨の敗戦を喫したマンチェスター・ユナイテッド

 

次の2試合はFAカッププレミアリーグアストンヴィラとの連戦。

ヴィランズといえば今季はアクセル・トゥアンゼベがローンプレイヤーとして加入していますが、Fabrizio Romanoによればヴィラで出場機会を得られなかった彼はイタリア セリエASSCナポリへ再ローンとなるようです。

 

チェルシーからミランへのローンで成功を収めたフィカヨ・トモリのように、守備の本場イタリアで研鑽を積んで選手として一回り二回りも大きくなってクラブに帰ってきて欲しい。

 

 

 

 

【 #FPL 21/22 】Gameweek20 入れ替え期限をものの見事にスルー

ファンタジープレミアリーグ21/22 Gameweek20の記事です。

 

Gameweek19はこちら

 

ブカヨ・サカの活躍もあって全体のアベレージを連続で越えるようになった12月。

最後の週は勘違いと忙しない年末の影響ですっかりスカッド更新を怠ってしまい、結果的にそれなりの点数を獲得できたのは単なる幸運に過ぎませんでした。要反省

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スカッド&マッチアップ

 

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正月休みに入り完全にスイッチオフの状態になっていたのですっかり入れ替えのタイミングを逃していました……

幸運にもクリスティアーノ・ロナウドの活躍とベンラーマ、カンセロらのお陰で平均は突破しましたが、この体たらくでは記事を見に来てくれた方に見せる顔もありません。

 

 

クラブ

 

(スタメンかつ試合出場選手のみ)
マンチェスター・ユナイテッドロナウド
マンチェスター・シティ:カンセロ
ウエストハム:ベンラーマ
トッテナム:レギロン
ブライトン:サンチェス
ブレントフォード:トニー

 

 

対戦カード

 

 

 

ベンラーマ好調。ハマーズ中盤の質はリーグTOP3に入る充実ぶり

 

 



ヴィカレージ・ロードでワトフォードのサポーターをどん底に落とすゴールラッシュで大勝したウエストハム。得点パターンも多岐にわたり、ミカイル・アントニオの単独突破とトーマス・ソーチェクのセットプレーに依存していた昨季に比べて1試合当たりの得点も増加傾向にあります。

 

G/90(20/21⇒21/22)

1.63⇒1.79(2021年12月31日時点)

 

 

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そして、序盤に連続得点があったものの、11月中旬からしばらくノーゴール期間を挟んでいたサイード・ベンラーマも前節 セインツ戦に続く2試合連続ゴールで今季リーグ戦5点目をマークし復調をアピール。

FPLでも8Ptsを獲得し私の平均点越えに大きく貢献してくれました。

 

 

批判に晒されながらも得点アシストを着実に重ねるCR7、コスト面は?

 

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↪【MUNBUR】詳細

 

2021年最後の試合を1ゴール1アシストで終えたロナウド

プレミアリーグでは16試合8ゴール3アシストの結果が残っており、90分辺りの得点貢献ではジェシー・リンガード、ドニー・ファン・デ・ベーク、ポール・ポグバに次ぐチーム4位の数字を記録しています。

 

また、上位3名のうちリンガード、ファン・デ・ベークはスーパーサブ的立ち位置で出場時間が少なく、ポグバもリバプール戦のレッドカード+その後代表戦で負った怪我で2ヶ月以上プレミアリーグに出場していないので、実質的には1か月後に37歳になるロナウドがチームの最も大きい得点源ということに。

 

これを一向に衰えない彼が良いのか彼を追い越せない他のアタッカー悪いのか、或いはクリスティアーノを活かすためにチームが歪になっていると捉えるのかは人に寄りますが、あくまでFPL視点で考えるとFWではエマニュエル・デニス、ミカイル・アントニオに次ぐリーグ3番手。上の2人に比べれば割高である感は否めませんが、ロメル・ルカクやハリー・ケインといった高額選手が50点台に留まっている事を考慮すればそれなりの評価を与えられるでしょう。

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2022年1月3日時点

 

 

あとがき

 

運が良かっただけのMatchdayでした。

ボクシングデー~年始の過密日程に入ると、どうしても試合の方に意識を奪われがちになってこちらを疎かにしてしまうと言い訳をしたいところではありますが、実際にはEPIC Gamesの15日連続無料配布の中の1つに熱中した結果。(CONTROLは色々な場所で頻繁に配られている印象ですが理由があるのでしょうか?トゥームレイダー3作品もいずれやってみたい。)

 

 

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FPL-記事一覧

 

 

 

 

【 #MUNWOL 】予想。過去10戦はすべて1点差以内、ジンクスを断ち切れるか

最後の8試合を無敗で乗り切り2022年を迎えたマンチェスター・ユナイテッド

引き分けに終わったニューカッスル戦の悔しさを押し殺して迎えた30日のバーンリー戦では、スコット・マクトミネイのミドルシュートが冴えわたってリーグ戦では4試合ぶりの複数得点を記録。

 

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↪【MUNBUR】詳細

 

中3日のウルブス戦でも同様にゴールラッシュを期待したいところですが、ここ数年のデータを見るとその思惑通りにはいかない予感がプンプン漂っています。

 

 

 

 

過去の戦績

 

イングランドフットボールリーグの創設メンバーの1つで、歴史は1892年にセカンドディヴィジョンの一員として加わったマンチェスター・ユナイテッド(当時は前身ニュートン・ヒースというクラブ)よりも古いウルブスことウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ11vs11.comによれば初対戦となった1892年10月から今日に至るまで108回の対戦経験があり、戦績はユナイテッド52勝-ウルブス36勝-引き分け20回と赤い悪魔がおよそ5割の勝率を持つカードです。

 

プレミアリーグ設立後はトップリーグに上がれない日々の方が圧倒的に長かったウルブスですが、クリスティアーノ・ロナウドジョゼ・モウリーニョ代理人として広く知られるジョルジュ・メンデスの仲介で中国企業の複製国際がクラブを買収すると、メンデスのコネクションを活用して次々と有力選手を集め今ではプレミア常連クラブの1つとなっています。

 

 

そして、過去10戦(18/19~21/22)の成績は

DLLDDWDWWW (4勝2敗4分け)

 

この結果でも相性は拮抗している事が分かりますが、更にこの10試合は全て1点差以内の決着となっており、ユナイテッドとウルブス共に最高スコアは2点どまり。

 

3バックを主体に守備的を第一にチームを構成したヌーノ・エスピリト・サント前監督から攻撃志向の強いブルーノ・ラージに指揮官が変わり、単純な比較はできないかもしれませんが、それでも8月のモリニューではなぜ勝てたのか今でも分からないような苦しい試合を経験しており、今回もこのジンクスが継続する可能性は高いと言わざるを得ない。

 

 

対戦ログ

 

①(2020年12月)

irohasesun-fm-foot.hatenablog.com



②(2021年5月)

irohasesun-fm-foot.hatenablog.com



③(2021年8月)

irohasesun-fm-foot.hatenablog.com

 

 

 

ラインナップ予想

 

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上述したジンクスを破れという期待と共に予想したラインナップ。

ラルフ体制になってからはよりダイレクトに相手ゴールを狙うようになり、ロングパスの割合も増加しているので2列目は対角線のボールを高精度で蹴れるかどうかを判断材料にしました。

 

メイソン・グリーンウッドとクリスティアーノ・ロナウドには未だ化学反応が起きず、互いの意図が合わない場面も多いですが、配置距離が開くことによって問題が解決することもあるので、出来れば前者のスルーパスに後者が反応して得点を奪い外野の声をシャットアウトして欲しい。

 

ユナイテッドにとってウルブスで最も警戒しなければいけないのはアダマ・トラオレのドリブル。それ故にRBにはダロトではなくワン=ビサカがバーンリー戦に引き続き起用されると思います。全体のバランスを見てもこの11人は比較的守備の意識の高く走力で負けない選手が揃っているので、アウェイチームのカウンターにも対処できるはず。

 

 

【 #MUNBUR 】マクトミネイ躍動!! 2021年最後の試合は久々の複数得点で勝利

21/22イングランドプレミアリーグ

マンチェスター・ユナイテッドvsバーンリー戦の記事です。

 

 

新年あけましておめでとうございます^_^

といっても今こうして編集している時点ではまだ年が明けていませんが、マンチェスター・ユナイテッドの2021年最後の試合はリーグ戦。オールド・トラッフォードクラレッツと対戦します。

 

21年最初の試合はアストン・ヴィラ戦、この時は2-1で勝利していますからバーンリーに勝てばリバーシ理論で全部白星……

しょーもない冗談はさておき、1年の締めくくりを勝って終えるかそうでないかでは精神的にも大きく状況が違ってくるでしょうから、選手・スタッフ/関係者・サポーター、そして翌日に80歳の誕生日を控えるサー・アレックス・ファーガソンまで、全員が笑顔になれるような快勝で翌年を迎えてほしい。

 

 

 

 

プレビュー

 

 

欠場{怪我(疑い含む)、病気、出場停止}

マンチェスター・ユナイテッド
ポール・ポグバ
ヴィクトル・リンデロフ
ブルーノ・フェルナンデス

バーンリー
アシュリー・バーンズ
コナー・ロバーツ
マクスウェル・コルネ

 

 

スタメン

 

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ベンチ入りマンチェスター・ユナイテッド
10ラッシュフォード、14リンガード、17フレッジ、19ヴァラン、20ダロト、26D.ヘンダーソン、27テレス、34ファン・デ・ベーク、36エランガ

バーンリー
16D.スティーブンス、22N.コリンズ、23ピーテルス、25W.ノリス、26バーズリー、27ヴィドラ、37B.トーマス

 

先日、2026年までの新契約を結んだアンソニー・エランガはマルシャルを差し置いてベンチ入り。今後トップチームでの出場機会増加が予想されます。

 

バーンズ、コルネとアタッカーを欠くバーンリーは純粋なFWがクリス・ウッド1人というラインナップ。予想ではレノンが彼の相方に入るものが多いですが、これまでのデータを見ると、4-5-1や4-2-3-1の可能性も僅かながら残っています。

 

各クラブのフォーメーションについて

 

 

試合内容

 

前半

 

これまでのようなラングニック流をそのまま流用した4-2-2-2というよりも、クラブ伝統のワイドアタックを取り入れた4-4-2気味のシステムを選んだユナイテッド。これは単純にブルーノ不在という事で真ん中の2がウインガー2人になったが故の偶然かもしれませんが。

 

一方、アウェイのクラレッツはお馴染みの4-4-2ですが、アシュリー・バーンズ不在の影響からかクリス・ウッドの相方には本来ウインガーのレノンが入り、ストライカー+衛星タイプの珍しい組み合わせになりました。

 

 

最初のチャンスは6分、ルーク・ショーからCB間に斜めに走るロナウドへ絶好のロブスルーパス。頭でボールを右足の前、絶好の位置に置いたロナウドでしたが最後のシュートを抑える事が出来ずボールは枠上に消えます。

 

やや意気消沈の夢の劇場でしたが、続く8分に右サイドから相手陣内深い位置に侵入しグリーンウッドからマイナスのパスを受けたロナウド。パス或いはトラップミスだったか真相は分かりませんが結果的に1タッチ目が後ろにいたマクトミネイへの絶好のお膳立てとなり、流石は元FWというマクソースのゴラッソで先制ユナイテッド!!

 

スコアボードが動いた直ぐ後、10分には左サイドからクロスを入れられ、中ではマクトミネイ、ワン=ビサカ、バイリーが立て続けにボールを後ろに通してしまいシュートを許しますが、ヨハン・グズムンドソンの一撃はワン=ビサカが足でブロック。

 

20分にはハーフウェー手前からドリブルを開始したショーがそのままボックス手前まで進みサイドネット直撃の強烈なシュートをお見舞い。テレスと比較すると独力での打開力で大きく勝っており、低調だった守備面もこの日は昨季の水準を取り戻したように見えたShawberto Carlos。やはりLBのファーストチョイスはこの人です。

 

バーンリーは彼ら視点右サイドからロングボールを入れて逆サイドのワン=ビサカにハイボールを競らせる事を徹底しており、実際に90分を終えて彼の空中戦勝率は1/5と大きく負け越しています。

 

1つのパターンを貫く相手に対し、ユナイテッドは1点目と逆のサイドから2点目。

27分、ショーとサンチョで左サイドを突破し、ゴール方向に向かいながらボックスに侵入したサンチョのパス或いはシュートがベン・ミーにディフレクション。

 当初はサンチョのゴールだと認められたかに思われましたが、その後ミーのOGに修正されています。

 

30分にはマクトミネイがタックルをものともしない重戦車のようなドリブルでチャンスを創出し最後はロナウドの足元へピタリと吸い込まれる完璧なお膳立て。その後CR7はシュートに行くまでに時間をかけてしまい得点にはなりませんでしたが、得点チャンスへの関与という点でこの日のマクトミネイはブルーノ不在を埋める見事なパフォーマンスでした。

 

35分にはそのマクトミネイがサンチョのバックパスにダイレクトシュート、ポストに直撃して跳ね返ったボールをロナウドが押し込んで前半のうちに3点目を追加。

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しかし、38分には相手の縦パスをカットしたバイリーのトラップが大きくなってそのままレノンがボックス内にドリブルで侵入。シュートブロックに入りマグワイアが、結果的にデヘアの視界を遮ったその一瞬を見計らって放たれた見事なグラウンダーで1点を奪い返され、前半は3-1で折り返し。

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前2戦の反省を活かしたのか、ハマらない前線からのプレスに見切りをつけてミドルプレスを選び、攻撃時も中央を無理やりこじ開けるのではなくグリーンウッドのサイドチェンジに見られるように左右の揺さぶりを意識していたように感じます。

 

 

後半

 

50分、カウンター攻撃でショー→ロナウドがボールをスルー→カバーニと繋ぎ、最後はグリーンウッドが左足インフロントでゴールを狙いますがGKの好セーブに阻まれます。

 

57分にはバーンリーが自陣で得たFKから、ロングボールに合わせたウッドが後ろ向きのヘディングシュート。

 

63分のユナイテッドはCKを凌いだところからカウンター始動。グリーンウッドのDF裏へのパスがサンチョに通り前に誰もいない状態でサンチョはビッグチャンスを得ますが、ドリブルのスピードが付かず中途半端なプレーに。その後ロナウドのパスをマクトミネイがこの日3度目のダイレクトミドルシュートゴールマウスを捉えますが、本来はサンチョがそのままGKと1on1を作っていなければいけない場面。

 

65分には定例イベントバイリー負傷が発生、代わって入ったのはラファエル・ヴァラン

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その後は荒くなってきたバーンリーの競り合いとそれをジャッジし切れないジョナサン・モスにフラストレーションを溜めながら時間が経過し、終盤にはやはりセットプレーから相手に複数回チャンスを与えてヒヤヒヤしながらも得点は許さずタイムアップ。

 

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翌日に80歳を迎えるサー・アレックスに無事勝利を届ける事ができました

 

 

ハイライト

 

 

 

ゴール⚽8分:スコット・マクトミネイ(👟クリスティアーノ・ロナウド)
27分:オウンゴール(ベン・ミー)
35分:クリスティアーノ・ロナウド
38分:アーロン・レノン

 

選手交代

マンチェスター・ユナイテッド

66分 バイリー🔁ヴァラン

81分 ダロト🔁グリーンウッド

90⁺³分 ロナウド🔁フレッジ

 

バーンリー

58分 コーク🔁D.スティーブンス

74分 レノン🔁ヴィドラ

84分 マクニール🔁ピーテルス

 

 

データ

 

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ラルフは、リーグ戦4試合目にしてようやく複数得点なしの呪いから解き放たれてほっと一息。自身が就任時の会見で言及した失点の多さに関しては就任以来1つの試合で1失点までに留めており、内容にはまだ改善の余地が大いにあるものの着実に結果として表れているように見えます。

 

イエローカード累積の非常に多いユナイテッド(ニューカッスル、リーズに次ぐ3番目,チーム全体で40枚)にとって与えたファウル5回、イエローカード0というクリーンな90分は大きなプラス。主審ジョナサン・モスが試合展開に追いつけず取り損ねたファウル疑いが何個かあったとはいえこれは誇れるデータでしょう。

 

 

ルーク・ショー、スコット・マクトミネイ、メイソン・グリーンウッド、クリスティアーノ・ロナウドらが優秀なスタッツを残したこの1戦ですが、個人的MoMはプレビューでも挙げたDM問題をまるで感じさせない攻守の貢献でチームを支えたマクソース。

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ドリブルから直結、または自分でトラップしてからのシュートはあまり得意ではない印象ですが、リダイレクトに関してはチーム内でもロナウドに匹敵するくらい信頼できるのかもしれない。こういった飛び道具があると得点機会も増加するので、味方だけでなく相手チームにも強烈なインパクトを与えたこの試合は彼にとってターニングポイントの1つになるのでは。

 

今後も活躍を期待しています!!

 

 

xG

 

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参照:

Manchester United 3 - 1 Burnley (December 30 2021) | EPL | 2021/2022 | xG | Understat.com

 

xGを1.00未満に抑える事ができたのは僥倖。

ただ、FK,CKからゴールエリアで何度も危険なヘディングをクラレッツの長身選手、主にターコウスキとウッドに許していたのでセットプレー守備は相変わらず課題として残ったまま。

 

攻撃面ではクリスティアーノ・ロナウドの実力ならばもう1、2点決めていてもおかしくはないチャンスの数と質で本人は納得いっていないはずですが、それでもマクトミネイのポスト直撃シュートにオンサイドに留まって真っ先に反応した熟練の技は見事。

 ごっつぁんゴールと一言で評するといとも容易い場面に思われがちですが、隣にいたカバーニを見れば分かるように、オフサイドにならないギリギリの位置取りをオンプレーでし続けるのは難しい技術です。

 

 

あとがき

 

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下記は丁度1年前の記事ですが、この日の彼は正にマクソースという愛称に相応しい活躍でしたね👍

 

彼の好不調の波が少なくなれば守備的MFのポジションに関しても大きく状況が好転するので、後は身体が思い通りに動かない日のパフォーマンス低下をどこまで食い止めるかが勝負。 幸い、チーム内には身体維持のスペシャリストともいえるクリスティアーノがいるので、トレーニングでも仲良くする場面の多い彼からフットボールに関わる全てを吸収して欲しい。

 

 

2022年最初の試合は1月3日のウルブス戦。

 

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前回は劣勢の時間を多くすごしながらグリーンウッドの曲芸ともいえる決勝点で不思議にも思える勝利を手にしましたが、今度は質で上回っての勝ち点3獲得を。

 

 

 

 

【 #FPL 21/22 】Gameweek19 まっサカおかしれえ! 10分前の変更が運命の分かれ道

ファンタジープレミアリーグ21/22 Gameweek19の記事です。

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Gameweek18はこちら

 

オミクロン株の流行と共に毎日のように感染者数の1日辺りの最高値を更新し続けるイギリスのCovid-19事情。プレミアリーグでも試合延期が毎節複数のカードで発生するなど影響は甚大で、FPLではFree HitやWild Cardといったボーナスが追加で全プレイヤーに寄与される見込み。

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スカッド&マッチアップ

 

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ゴールキーパーの問題に気付いたのがスカッド変更デッドラインの20分前。

そこから慌ててロベルト・サンチェスをチームに加え、最終的にスタメンが決まったのは締め切りのほんの10分前という事で、感覚的にはテスト直前にパラパラとみた参考書や教科書の部分がそのまま得点に直結した気分。

 

 

クラブ

 

(スタメンのみ)
マンチェスター・ユナイテッドロナウド、ブルーノ
マンチェスター・シティ:カンセロ
アーセナル:サカ
ウエストハム:ベンラーマ
トッテナム:レギロン
ブライトン:R.サンチェス
クリスタルパレスギャラガ
アストンヴィラ:キャッシュ
ブレントフォード:トニー
ニューカッスル:サン=マクシマン

 

IN:ロベルト・サンチェス
OUT:ニック・ポープ

 

前々から気になっていたGKのコストパフォーマンス問題。

偶然とはいえウルブスのジョゼ・サが試合延期になった影響から彼に変わるスタメン級のキーパーとして昨季お世話になったロベルト・サンチェスを再投入。

 

それまでの正GKライアンの不振からポジションを奪った昨季に続き、2年目のシーズンもセーブ率やPSxGでデヘアやサといったトップクラスの次点につける充実期を送っているサンチェス。国際キャリアでもラ・ロハ(スペイン代表の愛称)の常連になりつつあり、次回以降の移籍市場でシーガルズは彼の引き抜きを警戒しなければならない。

 

 

対戦カード

 

 

 

狙い的中、伸びサカりの左利きウインガー

 

 

 

ボトムハーフには鬼神の如く強い今季のアーセナル

大方の予想通りキャロウ・ロードの試合はアウェイチームのワンサイドゲームの様相を呈し、最終的に0-5でアーセナルが完勝。

 

19/20シーズンはLW、20/21はユーティリティーとして扱われどこのポジションが天職なのか分からなかったブカヨ・サカですが、今季はほとんどの試合でRWに固定されてリーグ折り返しの19試合終了時点で5ゴール4アシスト。

一点突破型というよりはオールラウンダー寄りで、主だった弱点のない21/22のサカ。あえて課題を挙げるとすれば年々低くなっている守備意識くらい。

 

カナリーズ戦ではキーパス2本に2ゴールを挙げて文句なしのMoM。

FPLでも高い得点をマークしており、ボーナス込みで16Pts!

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9得点の撃ち合い。Man Cityを止めろ!

 

 

 

今季もマンチェスター・シティが圧倒的戦力層と成熟したポゼッションフットボールで早々にリーグチャンピオンを手の内に収めてしまうのだろうか。そのような絶望感を19クラブに与えているイングリッシュプレミアリーグ

 

レスターも4-0で折り返した最悪の前半から立ち直り、一時は1点差まで迫りましたが最後は力負け。そしてFPL的にシティのたちの悪いところは、特定のプレイヤーに強く依存しているというよりスカッド全体の暴力でポイントを積み重ねているので、モハメド・サラーのような計算しやすいプレイヤーが存在しないという点。

 

 

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2021年12月31日時点

DFではジョアン・カンセロがリーグ2番手の得点を稼いでいますが、何かの拍子で彼がスタメン落ちしても何ら不思議ではないのがこのチームの強さでもあります。

 

 

あとがき

 

これが2021年最後の記事ということになりました。

いつも★をつけて下さる皆さん、ブログを閲覧してくれた皆さん、もしかすると今日初めて見てくれたかもしれない皆さん、本当に感謝しています。

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新型コロナから立ち直って再生の1年になるのではと当初は期待しましたがそうはいかず、今もなお未知の点が多いこのウイルスに怯えながら過ごす日々が続いていますが、来年も自分のペースで投稿を続けていくつもり。

 

今後ともよろしくお願いします!!

 

 

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