いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #MUFC 】クラブ間合意? オランダ代表LBのTyrell Malaciaについて

アヤックスで自身の評価を確かなものとした新指揮官 エリック・テン・ハフの元で再起を図る22/23シーズンのマンチェスター・ユナイテッド

 

興味を持っているという報道は以前から度々記事になっていたものの、正に光芒一閃、あっという間にオランダ代表にも選出されているフェイエノールト所属左フルバック タイレル・マラシアに関してクラブ間獲得合意という情報がインターネット上を駆け巡りました。

 直前まで彼の獲得レースはリヨンが制したというのが有力な見方であったので非常に驚きましたが、確かに21/22シーズンのLBはルーク・ショーのパフォーマンス低下や負傷離脱、アレックス・テレスはシーズン後半の不振など、年間を通して見ると満足のいくポジションで無かった事は確か。

 

 

タイレル・マラシア(Tyrell Malacia)のプロフィール

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 生年月日:1999-08-17

 出身地:ロッテルダム

 身長:169cm

 ポジション:LB

 市場価値:€17M(6月30日時点。参照:Transfermarkt)

 プロデビュー:2017-12-06 フェイエノールト vs SSCナポリ(2-1)

 

ロッテルダム出身という事からも推察できるようにクラブキャリアは9歳からフェイエノールト一筋。シニアチームのレギュラーに定着したのは20/21シーズンからで、2021年9月にはオランダ代表トップチームで初キャップを記録し現在までに5試合の出場経験有り。

 

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1999年世代かつフェイエノールトユース出身という事でコアなユナイテッドファンならば気が付いたかもしれませんが、タヒス・チョンとはシニアデビュー前の長い期間をクラブ・世代別代表のチームメイトとして過ごしています。

 昨季はバーミンガムでBox-to-Boxとして新境地を開きかけたものの、鼠径部の怪我でシーズンの半分程を欠場するなど中々プロキャリアが思うように行っていないチョンはマラシアと入れ替わるようにフェイエノールトへの帰還が噂されていますが、馴染みの無い土地に移るマラシアにとって勝手知ったる仲である彼の存在は大きな助けになるかもしれない。

 

分類するならば自ら積極的にボールにアプローチする攻撃型のフルバックで、ドリブルやパスはリーグレベルが上がっても一定の信用が出来ると思われる。守備でもボールへの積極性という傾向は同じで、タックラーの傾向が強く空中戦勝率に関してもエールディビジでの過去2季は55.6%→51.3%と体格の割に健闘している。

 

(個人的な感想も込みで)5大リーグでプレーするLBで例えるならば、ドルトムントのラファエル・ゲレイロがプレースタイルや体格面で共通項の多い選手と言えるでしょう。

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このポルトガル代表フルバックハイボールのターゲットにされて苦労する場面があるが、マラシアも彼のようにそれを上回る攻撃貢献で赤い悪魔で自身の立場を掴んで欲しいところ。また、ゲレイロのようにマラシアもその攻撃性能を活かしてWBやサイドハーフで使われる機会があるかもしれません。

 

直ぐにプレミアリーグのフィジカルコンタクトに対応出来るかどうかを問われると自信をもってYESとは言い難いが、同じようにサイズの問題からイングランドへの適応に疑問を呈されながらも、大きな怪我を一度もすることなく赤い悪魔不動の左フルバックとして380試合近くの公式戦に出場した鉄人,パトリス・エブラのような選手になってくれる事を願っています。

 

 

Frenkie de Jong獲得交渉大詰め?

7月が間近に迫りいよいよ新シーズンに向けたチームトレーニングが始まろうとする中、ようやく今夏のトップターゲットであるフレンキー・デ・ヨングについてマンチェスター・ユナイテッドFCバルセロナ間の移籍金交渉が合意に近づいているという情報発信が増えています。

 

2022年6月現在、フットボール界のニュース、特に移籍に関してトップクラスの信用度を誇るFabrizio Romano記者もTweetしており、プレミアリーグのライバルが続々と即戦力を獲得しているのと対照的に今年もInterested FC,Watching FCと散々皮肉られてきた赤い悪魔も遂に強力な新戦力をスカッドに加えられそう。

 

さて、バルセロナがフレンキー・デ・ヨング(以降フレンキーと表記)を放出せざるを得ない事情としては、戦力補強に充てる金銭の確保とフレンキー自身が21/22時点でチーム内でもTOP5に入るの高給取りである事の2つのピッチ外の理由に加え、シャビ・エルナンデスのチームでは半シーズンとは言え絶対的な選手であったとは言いづらく、4-1-2-3(4-3-3)の2ならばペドリ,カビといったティーンエイジャー、ピボーテと呼称される1の部分でも彼はセルヒオ・ブスケツのように真ん中にどっしり構えるタイプでは無いのでハマりきらなかったというプレー面の要因などが考えられますが、イングリッシュフットボールの中盤に求められるBox-to-Boxとしてはこの縦横無尽に動いて真価を発揮するという彼の特性はプラスに働く可能性が高い。

 

何度か当ブログで言及していますが、下記画像が21/22シーズンのユナイテッドのサラリー上位の選手。

上位ではマタ、カバーニ、ポグバの退団が決まっており、今夏のターゲットは若い年代の選手が多いため全体額は昨季よりも少なくなる可能性が高いと思われます。

 

一方、バルセロナのサラリー事情については詳しくありませんが、いくつかのメディアを参照するとフレンキーの2022年時点の週給は£354,000と推定されており、年俸ベースに直すと£18,434,000、これはデヘアに次いでユナイテッドではチーム3番手に位置する金額です。

 そして、CL出場権を得ているクラブからそうでないクラブへの移籍となるとここから更なる上積みも考えられ、凡そ彼のサラリーに関して週給30万~40万ポンドの間になると私は予想しました。

 

勿論、ピッチ内でもユニットを組みであろうフレッジやマクトミネイに代表される既存のDMとの相性・関係性の構築に始まり、プレミアのタフなフィジカルコンタクトへの対応など多くの課題をクリアしていく必要がありますが、何はともあれ新指揮官エリック・テン・ハフの希望にかなった選手をチームに引き入れられるのは非常に喜ばしいニュース。

Here we goを楽しみにしながら待機します。

 

 

 

 

【 #PremierLeague 】交代枠増加が与える影響

新型コロナウイルスパンデミック以降、各国トップリーグでは交代枠が従来の3から5へ増やすというのが当たり前になっていた中、19/20シーズンの中断後~終了までの短い期間を除きそれまでのルールを貫いてきたプレミアリーグでも22/23シーズンより交代枠が5へ増加します。

 

それ故、今回は欧州5大リーグに関して1シーズン辺りの選手起用人数や1試合平均得点を調べ、既に5枠を導入済みの4リーグとの比較も含めて交代枠の増加でどのような影響が出るのかを探っていこうと思う。

 

 

 

 

シーズン辺りの起用人数

プレミアリーグ

21/22:27.3
20/21:26.6
19/20:26.1
18/19:25.4
17/18:26.5

 

ブンデスリーガ

21/22:29.1

20/21:28.1

19/20:27.7

18/19:26.3

17/18:26.9

 

セリエA

21/22:31.6

20/21:31.0

19/20:30.0

18/19:28.5

17/18:27.6

 

ラ・リーガ

21/22:30.9

20/21:29.1

19/20:28.5

18/19:27.2

17/18:28.7

 

リーグアン

21/22:30.2

20/21:29.2

19/20:27.1

18/19:28.1

17/18:27.7

 

グラフ

参照:fbref.com

 

3人の交代枠でフルシーズンを戦った最後の一年はCL決勝でリバプールとスパーズのイングランド勢対決となった2018-2019シーズン。

プレミアリーグではCovid-19前の最終シーズン18/19から直近のシーズンで1クラブ辺り1.9人ほど起用された選手の数が増加している。

(他リーグと比較すると上げ幅や数字の大小自体もやや抑え目)

 

 

 その18/19と最新の21/22を比較すると、最も差の少ないリーグアンで1クラブ辺り約2.1人、最も多いラ・リーガでは3.7人起用選手が増えており、来季以降はイングランドでも更に各チーム毎1人2人チャンスを得る選手が出てくる事が予想される。

特に、シニアチームの25人登録制限に引っかからないU-21の選手にとっては、以前よりも大幅にトップチームデビューへの道が開ける事になりそうだ。

 

 

1試合平均得点

プレミアリーグ

21/22:2.82
20/21:2.69
19/20:2.72
18/19:2.82
17/18:2.68

 

ブンデスリーガ

21/22:3.12

20/21:3.03

19/20:3.21

18/19:3.18

17/18:2.79

 

セリエA

21/22:2.87

20/21:3.06

19/20:3.04

18/19:2.68

17/18:2.68

 

ラ・リーガ

21/22:2.50

20/21:2.51

19/20:2.48

18/19:2.59

17/18:2.69

 

リーグアン

21/22:2.81

20/21:2.76

19/20:2.52

18/19:2.56

17/18:2.72

 

グラフ

参照:fbref.com

 

こちらは特に交代枠増加との相関関係があるようには見えない。

 

また、5季中20/21を除く4季でブンデスリーガが平均得点1位というのは1つ興味深い結果となった。

 90分という時間で大きなイベントが無い時間が多すぎるという理由で若者のフットボール観戦離れが進んでいる中、ドイツではリーグ全体で何か対策をしているのだろうか?

 

 

まとめ

 

 

今回の調査では調べた範囲も狭く、あくまで仮定のようなモノですが、より多くのデータを精査していけばもっと有効活用できる全体の傾向が見えてくるかもしれない。

後は任せた!

 

 

【 #PremierLeague 】22/23シーズンの日程が決まる。

今週木曜日、2022/2023 イングリッシュプレミアリーグの全日程が発表されました。

 

オープニングマッチはセルハースト・パークで行われるクリスタルパレスvsアーセナルのロンドンダービーで、毎シーズン恒例同時キックオフの最終節は現地時間2023年5月28日16:00に開催される予定となっています。

 

今季は11月中旬から約40日、歴史上初めて冬季開催される事となったワールドカップ カタール大会が予定されており、プレミアリーグもその影響で11月13日~12月26日まで試合が中断されます。

 また、交代枠が恒久的に3→5へ増加する事も既に決まっているので、あらゆる面でこれまでとは全く違った戦い方が求められる1年になると予想されます。

 

開幕戦カード

 

(日程は全て日本時間)

8月6日
  4:00 Crystal Palace vs Arsenal
20:30 Fulham vs Liverpool
23:00 Bournemouth vs Aston Villa
          Leeds vs Wolves
          Leicester vs Brentford
          Newcastle vs Forest
          Spurs vs Southampton

8月7日
  1:30 Everton vs Chelsea
22:00 Man Utd vs Brighton

8月8日
  0:30 West Ham vs Man City

 

 

マンチェスター・ユナイテッドの日程

 

 

開幕戦はオールド・トラッフォードでブライトン、3節にはいきなりリバプールとのライバルマッチと序盤から息をつく暇もないスケジュールになっていますが、中断前の山場はマンチェスター・シティとのダービーから始まる10月の5試合。

 特に中旬以降は試合間隔が詰まっており、中二日のトッテナムチェルシーの2連戦で好結果を残せれば、エリック・テン・ハフの新チームは暫く安泰だろう。

 

マン・シティ→アーセナルのBIG6連戦から始まる後半戦は6戦予定の4月が最難関。

 仮にチームが上手くいっていた場合カップ戦のトーナメントも入ってくるので、全体的なスカッドの厚みをここまでに作り上げる事が出来ないと一気に転落してしまうというシナリオも十分あり得る。

 

 

 

しかし、折り返しまでの日程は比較的強敵との連戦が少なめなので昨シーズンよりは恵まれているように見えます。

 

〈昨季の日程(開幕前の時点)

 

 

 

 

【 #MUFC 】 Darwin Núñezは宿敵のもとへ ~FW補強に暗雲?

今オフ、赤い悪魔の優先的ターゲットの1人と目されていたウルグアイ人ストライカDarwin Nunezが新天地に選んだのはマンチェスターではなくリバプールでした。

 

報道によれば移籍金€75M+アドオン€25M、合計一億ユーロと当初の予想を遥かに上回る高額決着となっており、FWのみならずDM,FB,CBといったポジションにも手を加えたいユナイテッドにとっては1人の選手に投じられる限度をこえていたのかもしれない。

 

恨みがましいですが、彼は上背もあってポストプレーもこなせるものの本質的にはクラブ既存のアタッカーのように左サイドからボックス内に仕掛ける事を好む選手なので、需要と100%合致するわけでは無かったという事がせめてもの救い。

 

 

 

【追記】:Nkunku契約延長……CF補強は絶望的か

 

RBライプツィヒは6月23日、クリストファー・エンクンクと新たに2026年6月末までの新契約を結んだことを発表しました。

各メディアによればこの契約には2023年夏以降に発生する€60M≧のバイアウト(契約解除金)が存在しており、仮に22/23シーズンも高水準の成績を出せば激しい争奪戦になる事はまず間違いないでしょう。

 

同日、ライプツィヒと同じブンデスリーガを戦うバイエル・レバークーゼからも10代ながら既にドイツ代表常連であったフロリアン・ヴィルツの2027年までの契約延長の知らせが届いており、脂の乗った時期にリバプールバイエルンへ移籍するサディオ・マネ含めリーグ間の選手取引の関係性に変化の兆しが見られます。

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ここ10年、マンチェスター・ユナイテッドは香川、ムヒタリアン、サンチョとブンデスリーガで結果を残したアタッカーを(全てドルトムントから)幾度か引き抜いてきましたが、父親の古巣とはいえHaalandをマン・シティに持っていかれたように蜜月関係とは言い難いものになっています。そういう訳でスカウトがバーミンガム在籍時から熱心にリサーチしており、将来のターゲットと目されるジュード・ベリンガムも大きな苦戦を強いられる事になると思う。

 

 

【考察】Nkunkuを射止める事が叶うならば

 

さて、以前の記事でFW補強はDarwin NúñezChristopher Nkunkuのどちらか片方になるだろうと予想しましたが、6月の中旬に早くもヌニェスの選択肢が消えてしまったのは仮にエンクンクへ本腰を入れるとなった際にも大きなネックになりそうです。

 

年齢はウルグアイの次世代エースが2歳若く、移籍前の時点でヌニェスはベンフィカと残り3年、エンクンクはライプツィヒと残り2年と契約年数では後者が1年少ないものの、21/22ブンデスリーガMVPという肩書きを持つエンクンクにも同等或いはそれ以上の金額を要求されるでしょう。

両選手の簡易的な比較

 

画像をからも分かる通り、この2者は体格もプレースタイルも全く異なっていて、更にエンクンクはセントラルMFから徐々にポジションを前に移してきた選手です。FWとしての昨シーズンの彼は攻撃面は勿論守備貢献や空中戦含めケチをつける場所がほぼ存在せず、流石にターゲットマンを任せるのは厳しいですが逆足でも正確なキックが蹴れてセットプレーのテイカーになれる事も魅力的。

 

 

(重厚感のある身体から繰り出される戦車のようなプレーは時折ユナイテッドのレジェンド ウェイン・ルーニーを彷彿とさせるものがある。)

 

ここ20年で最も強かった2007~2008シーズンのスカッドでは、CFらしいCFを起用せずロナウド-ルーニー-テベスの3人が流動的にポジションを変えながら4-4-2 or 4-3-3の形を即興的に組み上げていましたが、仮にエンクンクがユナイテッドに入団した場合は正にこの時のテベスのように前線最後のピースになるかもしれません。

 

 

とはいえ、大前提としてこのレベルの選手がCL出場という甘い蜜の無い状態で今のユナイテッドに加入してくれるのだろうかという疑問は常に頭に付きまとっており、当初私が彼よりもNúñez寄りだった理由が正にそれ(結果的にあちらにもそっぽを向かれたわけですが……)。

 

いずれにせよ、アタッカーの件は最優先で取り掛かっている(と見られる)フレンキー・デ・ヨングのオペレーションが一段落終えてから本格化するだろうと考えられるので、まずはそちらが無事に完了する事を祈っています。

 

 

【 #PL 】個人的 21/22プレミアリーグベストイレブン

21/22シーズンのPFA Team of the Yearが先日発表され、リストにプレミアリーグ得点王に輝いたソン・フンミンが入らなかった事が大きな波紋を呼びました。

そして、鉄は熱いうちに打てという事で、この機にちなんで筆者選出の今季ベストイレブンも作成。

 

 

 

リスト、選考理由

 

 

ラインナップ

GK
 José Sá(Wolves)

DF
 Trent Alexander-Arnold(Liverpool)
 Joël Matip(Liverpool)
 Thiago Silva(Chelsea)
 João Cancelo(Man City)

MF
 Rodri(Man City)
 Bernardo Silva(Man City)
 Kevin De Bruyne(Man City)

FW
 Mohamed Salah(Liverpool)
 Cristiano Ronaldo(Man United)
 Son Heung-min(Tottenham)

クラブ別人数

マンチェスター・シティ:4人
リバプール:3人
チェルシートッテナムマンチェスター・ユナイテッド、ウルブス:1人

 

 

GK

 

まずはGK。

トロフィーを最後まで争ったマン・シティとリバプールの選手を選ばなかった事に驚かれる方もいるかもしれませんが、私の中ではすんなりと決まったポジションの1つ。

 

同国の先輩ルイ・パトリシオの後釜としてオリンピアコスから加入したジョゼ・サはプレミア初挑戦ながらシーズン序盤からリーグ随一のシュートストップ能力を発揮し続け、今季の通算セーブ率79.3%はプレミアリーグの主戦GKの中でトップ。

 ハイボール処理やボックス外へ出てのカウンター対処といった他の守備要素も軒並み高水準の結果を残しており、ウルブスが43失点(リーグ5番目の少なさ)に留まった最大の要因がサである事に疑いの余地はないでしょう。

 

因みに、ラウール・ヒメネスの長期離脱明け復活のゴールをアシストしたのも彼。

 

 

 

DF

 

バックスは左からカンセロ-チアゴ・シウバ-マティプ-TAA。

 

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フルバックに関してはPFA Team of the Yearでも同じ組み合わせであったようにこの2名がほぼほぼ当確で、見た目の数字上ではカンセロ以上の攻撃貢献となったアンドリュー・ロバートソンは18/19シーズンをピークに、それ以降は年々守備のムラが激しくなっている事を減点材料としました。

 

CB1人目には37歳とキャリア晩年でのプレミア挑戦,身長から懸念される競り合いの不安,故障癖と前評判では散々に扱き下ろされながら、終わってみればPSG時代の15/16シーズン以来6季ぶりにリーグ戦30試合出場を達成しセットプレーのターゲットとしても機能したチアゴ・シウバ

 

2人目には怪我続きで殆どプレー出来なかった過去2シーズンの悪夢を払拭したジョエル・マティプを選出。個人的にリバプールが前シーズンから失点を16減らす事が出来たのはマティプが離脱することなく戦い抜けたからだと考えており、どちらか片方を選ぶならばファン・ダイクよりも彼が相応しいと思っています。

 

 

MF

 

中盤3名はマン・シティのユニットをそのまま持ってきました。

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 ケビン・デ・ブライネは数字がその貢献度を物語っており、最早触れる必要すらない絶対的な存在でしょう。

 ベルナルド・シウバは正に潤滑油という言葉がよく似合う選手ですが、最大の魅力はドリブル、細かく分ければ持ち運び(キャリー)の質にあると考えています。今オフはバルセロナが獲得を狙っているという噂がありますが、もしかするとアンドレス・イニエスタの幻影を彼に見ているのかもしれない。

 前2人は元々クラブでの活躍を続けている選手ですが、1,2年目に高額移籍金に相応しくないと半ば失格の烙印を押されかけたロドリは見事汚名返上。流石にボックス外からの4ゴール含むリーグ7得点という結果は出来すぎなように感じますが、彼本来の役割である攻↔守の場面での向上は翌年以降も期待できるのでは。

 

 

FW

 

結論から言えば得点ランキングの上位3人をそのまま持ってきた形。

 

アンディ・コール、ハリー・ケインに次ぐプレミア史上3人目の得点&アシスト王に輝いたサラーはシーズン中盤以降の失速が見られたとはいえ外す事の出来ない選手。右サイドからボックス内に入り内巻きのカーブをかけてファーのサイドネットを狙うという確立された得点パターンを持っている事が何よりも強み。

 

同率得点王のソン・フンミンもエースストライカーのハリー・ケインが移籍騒動でシーズン前半調子を上げきれなかった中、コンスタントにゴールを積み重ね続けた継続力は高く評価したい・されるべき。それ故、同じ東アジア地域の人間という贔屓感情を抜きにしても彼がTeam of the Yearに入らなかった事実には落胆しました。

 

3人目は12年ぶりにイングランドに帰還したCR7。

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マンチェスター・ユナイテッドプレミアリーグ史最大の不振に陥り、レアル・マドリー時代のような潤沢なサポート体制の整わない状況で18ゴールまで積み上げたのは素直に称賛でしかない。

 また、BIG6に対し8ゴールと強敵相手にも得点を積み上げたのも加点対象とし、リーグ戦連続20得点こそ途切れましたが来季もトップスコアラー争いに顔を出すのはほぼ間違いないと見ていいでしょう。

 

 

おまけ

 

Team of the Yearを決めたからには、心苦しいですが今シーズンのワースト11人にも言及しなければいけません。

フットボーラー以前に人間として到底許されざる愚行に及んだ数名に関しては別格として、残りは主に期待からの落差やチーム成績低迷への影響度を基準に選出。

 

●21/22 WorstⅪ

 

 

【 #MUFC 】 日本vsブラジルから考えるフレッジの活かし方

 

国立競技場で行われた日本vsブラジル戦は強い雨の中、戦前の見立て通りブラジルが多くのチャンスを作り日本は低い位置でブロックを敷いて守る展開となりましたが、相手のフィニッシュ精度に助けられたとはいえ失点をペナルティの1点に抑える事が出来たのはひとまず収穫と言えるでしょう。

 

試合全体の分析やサムライブルーの巧拙に関しては既に多くの著名人・メディアが行っていると思うので、今回は来季のマンチェスター・ユナイテッドの戦い方にもヒントになりそうなあの選手に視点を絞って考えていこうと思います。

 

 

【Fred】ホールディングMFとの好相性、右サイドでの躍動

 

当初、セレソンはオーソドックスな4-4-2フラットで攻撃時にはバック4+DM2枚を後ろに残し4人のクリエイターで仕留めるという戦い方を選択しました。

 

しかし、試合序盤の決定機を外した後、日本の3センターに捕まり得点が生まれないまま15分を過ぎるとチッチ監督の判断かピッチ上のアドリブかは不明ですがネイマールが中盤に吸収され、中央カゼミロ,左ネイマール,右フレッジの4-3-3へフォーメーションを変更します。

 

DM→IHへ役割を変えた後のフレッジはユナイテッドでも常々見せる広いカバー範囲で中央エリアやダニ・アウベスに気を配り続け、71分間の出場ながらタックル数は試合最多、パス成功率34/37(91.9%)と攻守に渡って高い貢献を果たしました。

 

代表チームで彼が高い品質のプレーを安定して続けられる要因として考えられるのは

①ペアを組むDM(主にカゼミロ)との補完性

②逆足サイドでの起用

 

 

①ユニットを組む選手との相性

 

①は主に守備面。レッズファンなら既知のようにフレッジは自分からボールホルダーに積極的にプレッシャーをかけるタイプで、読みを利かせながら相手を自分の範囲に誘い込むカゼミロとはチャレンジ&カバーのバランスが非常に良好。一方でボールプレー、特に前方への推進力という意味では課題を残していますが、こちらはバックラインのビルドアップ能力やアタッカーの質で補う事が出来ているように見える。

 

クラブでフレッジが右サイド起用された例

irohasesun-fm-foot.hatenablog.com

 

irohasesun-fm-foot.hatenablog.com

 

補完性というのをユニットを組む前から選定するのは非常に困難ですが、今回は"ゲームメイク能力"と"守備の能力・傾向"という2点に絞って噂に上がる選手達を見ていこうと思います。(参考:fbref)

 

Frenkie de Jong

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ゲームメイク:◎

守備:△

先日のUEFAネーションズリーグでは縦横無尽にピッチを駆け回り、ベルギー相手の大勝の立役者。この試合でもダレイ・ブリントと並ぶ最多タイのキーパス4を記録するなどキャリー・パスの両面でトップクラスの能力を有している事に最早疑問はありません。

 一方、守備スタッツはリーグ戦過去3シーズンまで遡ってもいずれも低水準で、質と量の両面においてプレミアリーグのDMが直ぐに務まるのかどうかは微妙なところ。分類するならBox-to-Boxタイプなので、フレッジとの相性という点だけで見ればあまり良くは無さそう。獲得した場合は彼中心にもう一度中盤を一から再構成する事になると考えられる。

 

Declan Rice

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ゲームメイク:○

守備:◎

ライスは21/22シーズンに入ってプレー傾向が大きく変わった選手の1人で、それまではエンディディやイヴ・ビスマといった他クラブのホールディングMFに近いスタッツでしたが、今季はミドルサードアタッキングサードにかけてタックルに及ぶ回数が大きく減り、プレスの数も前シーズン比で90分辺り8回減少するなど飛び込まない守備に変わっている事が伺える。また、ゲームメイクでは特にパスの部分で大きな向上を見せており、2シーズンの比較を見ると顕著な結果として表れている。

参照:Declan Rice Stats, Goals, Records, Assists, Cups and more | FBref.com

 

Rúben Neves 

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ゲームメイク:○

守備:○

中長距離のパスにおいては3人の候補の中で抜きん出ており、カウンター向きのアタッカーが多いユナイテッドでもその特徴を存分に発揮できると思います。プレースキッカーとしても過去には直接FKでデヘアからゴールを奪う等優秀で、CKテイカーの確保に手間取っているチーム事情からしても需要は高い。ただ、fbrefによれば今季のショートパスの成功率が85.5%とミドルレンジ(89.6%)よりも悪く、プレッシャーのかかる場面への対応力には一抹の不安が残る。

 守備に関しては評せばトップリーグの平均レベルで、ドリブルへの対処にやや難がある以外は概ね問題ないだろう。

 

 

②逆足サイドでの起用

 

②に関してはシーズン中にも何度か言及したように思いますが、左利きの選手が中央から左サイドにボールを受けにいく場合、(1)大きく分けて左足前にボールを置いてゴール方向や中央に向けてターンをしようとすると時計回りに大きく回転するか、(2)左肩を開いてややマイナス方向に進むかの2通りとなります。

 

時計回りのターンは体幹とボディコンタクトの強さが必要となり、プレミアにおいてマークを背負った状態でこれを易々と行えるのはポール・ポグバやネマニャ・マティッチに代表される体格に恵まれ懐の深い選手。それに比べれば受ける足の方の肩を開くターンは難易度が下がりますが、上述の条件の場合ゴール方向とは反対側に一度ボールを戻す事になるので攻撃のスピードが損なわれるデメリットがある。

 

2000年代後半からウインガーに利き足と反対の選手を置く事が増えたことと同じ理屈で、密集地でのプレーを多く求められる選手はターン→次のプレーにスムーズに移行する事が可能かつゴール方向に向いた際にラインブレイクのパスを出しやすい逆足の起用がハマりやすいという事なのだろう。

 逆に、ある程度余裕があってブロックの外からボールを配球する事が多い選手に関しては順足サイドで起用するメリットがそれを上回るので、左利きCBを欲している今オフの動きも同じ理由で説明がつく

 

 

【Stats】プレミアリーグ-セリエA間の空中戦勝率

キッカケはとあるブログ記事を読んだところから。

 

 

 

 

はじめに

 

 

特定の解説者に対してかなり強い否定の言葉を用いた批判記事がTwitterの日本人欧州フットボールコミュニティの間で広まっていた事を遅ればせながら知り、普段あまり他のファンと関りを持たない私もそれを読んでみました。

 

リンク

【欧州サッカー解説者~エゴにまみれた恥ずべき存在】

 

当初、エゴにまみれたという言葉から、解説者が我欲まみれで犯罪行為や自らの立場を利用したあくどい事を行っているという告発文なのかと思っていたものの、実際にはブログの筆者が個人的に嫌っている人物への恨みつらみのような内容で、彼の主張を要約すれば「(影響力を持った人物が)知ったかぶりをして情報発信するな」という一言であるように見受けられます。

 

ただ、上記ブログでは解説者の発言に対し事実ベースではないと批判を展開したものの、筆者自身がスタッツや実際の映像等を使った反証に出る事は無かったので、今回は彼が具体例の1つ?として挙げた『ルカクのヘディング無双』、これを私なりの解釈で"ロメル・ルカクの空中戦勝率について"とし、セリエAプレミアリーグで傾向に差がみられるかどうかを検証したい。

 

そして、リーグ間の差について言及するならば彼1人ではサンプルサイズが足りないので、数シーズン遡って両リーグ間の移籍を経験した例に関しても調べていきます。

 

使用したデータベースはFBref、Transfermarkt、Soccerment

 

 

ロメル・ルカク

 

FBrefに残っている空中戦スタッツは17/18以降の5シーズン。

()は勝率。小数点第4位を四捨五入

 

17/18:247回、127勝120敗(51.4%)

18/19:171回、87勝84敗(50.9%)

マンチェスター・ユナイテッドインテルへ移籍

19/20:156回、83勝73敗(53.2%)

20/21:99回、37勝62敗(37.4%)

インテルチェルシーへ移籍

21/22:97回、48勝50敗(49.0%)

 

過去5季の中で最も勝率が悪いのが20/21で、それ以外にも全体の傾向として年々エアバトルの回数自体が減少しているのも面白い発見。

回数でみれば18/19から19/20でそれほど大きな変化はないものの、出場時間は②から③では800分ほど③が多く、特にインテル加入後、言い換えればセリエA挑戦後に空中戦に関し大きくアプローチを変更した可能性が考えられる。

 

前述のブログ筆者やセリエAフリークが抱いた〈ルカク,それほどヘディング無双してなくね?〉という感覚はこの点において正しい。得点の内訳に際してもTransfermarkt.comで調べた限りではセリエA2年間で挙げた47ゴール中ヘディングシュートは5回、ユナイテッドでプレーした前2シーズンは28ゴール中5回である事から、ルカク1人を例にとって空中戦のレベルがプレミア>セリエAと断言する事は出来ないというのが結論。

 

そして、彼自身がプレースタイルを変えているような形跡がスタッツから読み取れるのという事も頭に入れておきたい。

 

 

 

Premier League ↔ Serie A

 

過去3シーズン両リーグ間の移籍を経験した選手を調べ、合わせて66(漏れがあったらごめんなさい)のケースにおいてそれぞれ移籍前後の空中戦勝率を比較しました。

 

プレミアリーグセリエA、②セリエAプレミアリーグのどちらのケースにおいても移籍後に空中戦勝率が上昇した割合が半分を越える事はありませんでしたが、数字の大小を見比べるとプレミアの方がエアバトルにおいてタフなリーグであろう事がうっすら見えてきた。

 

ただ、リーグレベルの優劣はこれと全く関係ない事を改めて主張しておきたい。

そもそも、劣っているどころか21/22シーズンに限って言えばセリエAからプレミアに挑戦した11選手は全員後者で900分以上の出場機会を確保しており、この結果を踏まえて今オフもこのパターンの移籍は活発になるであろう事が想定される。

 

移籍自体の傾向として①に関しては所謂引き抜き,これから全盛期を迎える年齢の選手が多く、②の場合はベテランの域に差し掛かる選手や出場機会を求めてのローン等が大半を占めている。

また、ポッツォファミリーのワトフォード-ウディネーゼ間は人員の行き来が多く、ジェラール・デウロフェウやケン・セマのように複数回両クラブ間を移動する選手も。

 

 

セリエAからプレミアリーグ

(min≧900)

 

移籍前後のシーズンを比較(冬移籍の場合は同一シーズンの前後半で比べる)

前→後

✅=移籍前後でどちらも出場時間900分(10試合分)以上

△=チャンピオンシップ→セリエAやその逆

※=その他例外

 

up:8/28 28.6%

(✅:4/17)

 

21/22

 

✅冨安健洋:106勝58敗(64.6%)→57勝51敗(52.8%) down⤵

アシュリー・ヤング:5勝8敗(38.5%)→12勝18敗(40.0%) up⤴

ロメル・ルカク:37勝62敗(37.4%)→48勝50敗(49.0%) up⤴

クリスティアーノ・ロナウド:29勝21敗(58.0%)→48勝58敗(45.3%) down⤵

ディオゴ・ダロト:22勝9敗(71.0%)→38勝22敗(63.3%) down⤵

✅リャンコ:43勝29敗(59.7%)→21勝15敗(58.3%) down⤵

ロドリゴ・ベンタンクール:23勝16敗(59.0%)→25勝15敗(62.5%) up⤴ 

デヤン・クルゼフスキ:11勝22敗(33.3%)→5勝13敗(27.8%) down⤵

クリスティアン・ロメロ:112勝54敗(67.5%)→50勝30敗(62.5%) down⤵

✅サミル:46勝14敗(76.7%)→55勝36敗(60.4%) down⤵

✅ユライ・クツカ:86勝57敗(60.1%)→55勝58敗(48.7%) down⤵

 

20/21

 

✅アラン:10勝7敗(58.8%)→6勝13敗(31.6%) down⤵

✅オラ・アイナ:26勝23敗(53.1%)→33勝43敗(43.4%) down⤵

✅ティモシー・カスターニュ:33勝24敗(57.9%)→40勝42敗(48.8%) down⤵

ジェンギズ・ウンデル:5勝4敗(55.6%)→0勝3敗(0.0%) down⤵

アマド・ディアロ:0勝1敗(0.0)→1勝2敗(33.3%) up⤴

パトリック・クトローネ:4勝9敗(30.8%)→1勝2敗(33.3%) up⤴

✅△トロースト=エコング:45勝26敗(63.4%)→80勝82敗(49.4%) down⤵

✅△ケン・セマ:16勝16敗(50.0%)→40勝89敗(31.0%) down⤵

 

19/20

 

ジョアン・カンセロ:23勝26敗(46.9%)→22勝20敗(52.4%) up⤴

パトリック・クトローネ:13勝47敗(21.7%)→5勝21敗(19.2%) down⤵

ペドロ・ネト:0勝1敗(0.0%)→8勝31敗(20.5%) up⤴

モイゼ・ケーン:4勝3敗(57.1%)→7勝31敗(18.4%) down⤵

✅デニス・プラート:14勝14敗(50.0%)→5勝9敗(35.7%) down⤵

イグナシオ・プッセート:16勝22敗(42.1%)→1勝3敗(25.0%) down⤵

ヴァレンティノ・ラザロ:2勝3敗(40.0%)→4勝9敗(30.8%) down⤵

※セドリック・ソアレス:3勝1敗(75.0%)→22勝25敗(46.8%) down⤵

エゼキエル・スケロット:4勝3敗(57.1%)→8勝2敗(80.0%) up⤴

 

 

プレミアリーグからセリエA

(min≧900)

 

移籍前後のシーズンを比較(冬移籍の場合は同一シーズンの前後半で比べる)

前→後

✅=移籍前後でどちらも出場時間900分(10試合分)以上

△=チャンピオンシップ→セリエAやその逆

※=その他例外

 

up:15/38 39.4%

(✅:5/12)

 

21/22

 

メイトランド=ナイルズ:5勝4敗(55.6%)→5勝4敗(55.6%)

パブロ・マリ:5勝4敗(55.6%)→58勝23敗(71.6%) up⤴

✅△レオ・エスティゴーア:50勝27敗(64.9%)→69勝21敗(76.7%) up⤴

✅タミー・エイブラハム:39勝28敗(58.2%)→82勝99敗(45.3%) down⤵

オリヴィエ・ジルー:20勝33敗(37.7%)→98勝69敗(58.7%) up⤴

✅イーサン・アンパドゥ:66勝30敗(68.8%)→68勝38敗(64.2%) down⤵

デニス・プラート:5勝11敗(31.3%)→11勝25敗(30.6%) down⤵

アクセル・トゥアンゼベ:12勝11敗(52.2%)→0勝1敗(0.0%) down⤵

アイザック・サクセス:9勝9敗(50.0%)→20勝38敗(34.5%) down⤵

フェリペ・アンデルソン:0勝0敗(0.0%)→18勝29敗(38.3%) up⤴

※パトリック・クトローネ:1勝2敗(33.3%)→11勝43敗(20.4%) down⤵

✅ザンボ・アンギサ:55勝38敗(59.1%)→26勝27敗(49.1%) down⤵

✅オラ・アイナ:33勝43敗(43.4%)→18勝23敗(43.9%) up⤴

リス・ムセ:1勝20敗(4.8%)→1勝5敗(16.7%) up⤴

 

20/21

 

フィカヨ・トモリ:0勝0敗(0.0%)→30勝24敗(55.6%) up⤴

ペドロ:2勝5敗(28.6%)→2勝15敗(11.8%) down⤵

ディオゴ・ダロト:4勝0敗(100.0%)→22勝9敗(71.0%) down⤵

アンドレアス・ペレイラ13勝27敗(32.5%)→4勝17敗(19.0%) down⤵

ジェラール・デウロフェウ:3勝15敗(16.7%)→0勝11敗(0.0%) down⤵

✅ロベルト・ペレイラ:6勝28敗(17.6%)→12勝25敗(32.4%) up⤴

※イグナシオ・プッセート:1勝3敗(25.0%)→23勝20敗(53.5%) up⤴

 

19/20

 

ダニーロ:18勝11敗(62.1%)→17勝13敗(56.7%) down⤵

ダヴィデ・ザッパコスタ:3勝4敗(42.9%)→0勝4敗(0.0%) down⤵

ゴンサロ・イグアイン:4勝14敗(22.2%)→7勝15敗(31.8%) up⤴

クリスティアン・エリクセン3勝9敗(25.0%)→4勝6敗(40.0%) up⤴

フェルナンド・ジョレンテ:50勝39敗(56.2%)→28勝23敗(54.9%) down⤵

ヘンリク・ムヒタリアン:16勝27敗(37.2%)→6勝13敗(31.6%) down⤵

アーロン・ラムジー:11勝26敗(29.7%)→14勝8敗(63.6%) up⤴

ロメル・ルカク:87勝84敗(50.9%)→83勝73敗(53.2%) up⤴ 

クリス・スモーリング:111勝36敗(75.5%)→91勝33敗(73.4%) down⤵

アシュリー・ヤング:15勝9敗(62.5%)→7勝7敗(50.0%) down⤵

マッテオ・ダルミアン:4勝3敗(57.1%)→33勝33敗(50.0%) down⤵

アレクシス・サンチェス:8勝23敗(25.8%)→5勝21敗(19.2%) down⤵

パトリック・クトローネ:5勝21敗(19.2%)→10勝36敗(21.7%) up⤴

ラシド・ゲザル:14勝10敗(58.3%)→8勝7敗(53.3%) down⤵

✅ペドロ・オビアング:17勝12敗(58.6%)→20勝26敗(43.5%) down⤵

ケン・セマ:21勝23敗(47.7%)→16勝16敗(50.0%) up⤴

吉田麻也:14勝8敗(63.6%)→20勝10敗(66.7%) up⤴

 

 

【 #MUFC 】新たなサイクルへ。 ポグバとリンガードが退団、ラルフのコンサルタント就任も無し

エリック・テン・ハフの新体制発足を前に、既存の選手・スタッフ退団の知らせが連日続くマンチェスター・ユナイテッド

6月に入り新たに2選手の退団がクラブより明らかにされました。

 

【追記】新たにフアン・マタの退団も発表。

 

年を重ねるにつれコンタクトプレーや運動量の懸念から出場機会が減少していきましたが、そんな中でも不満を漏らすことなく常に模範であり続けたプロフェッショナル。

今でもボール保持の魅力は健在、新たな移籍先でも十分輝けると思います。

 

8年半、本当にありがとうございました🙇‍♂️

 

 

 

 

 

 

ポグバ2度目のクラブ退団、リンガードは

 

 

 

 

 

マンチェスター・ユナイテッドは6月1日、今シーズン限り(正確には6月末)で契約切れを迎えるポール・ポグバがクラブを退団すると明らかにしました。

ポグバがユナイテッドから離れるのはこれが2度目、再獲得には当時のレートで100億円以上かかりながら、またしてもクラブに移籍金を残さない形で次の章を迎える事に。

 

 

また、ポグバの退団発表からしばらくの後、ユースから20年間赤い悪魔一筋(ローン除く)で長きに渡りクラブに貢献してきたジェシー・リンガードの退団も発表された。

 

ポグバとはアンダー世代からチームメイトで、11年前にFA Youth Cupを制した黄金世代の一員ですが、彼ら2人の契約切れによる退団をもってその優勝メンバーは全員クラブ外に出る事になります。

 

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巡り合わせの悪さでオーレ政権以降は出場機会に恵まれない時間の多かったリンガードに対しては申し訳なさも感じており、新天地では主力選手として多くの試合に先発出場できることをただただ祈っています。

 

一方、クラブへの忠誠心を疑わざるを得ない言動を度々していたポグバに関しては正直負の感情も抱いていますが、それでもプレーを見ればその都度惚れ直してしまう。そんな特別な魅力が彼には備わっていたと思います。

 

いずれにせよ、2者の今後の成功を願うばかり。

 

 

ラルフのコンサルタント就任は無かったことに

 

半シーズンの暫定監督を経て、22/23シーズンからコンサルタントを務める予定であったラルフ・ラングニック

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シーズン終盤、プレミアリーグのアウェイ戦6連敗を喫するなど在任中のチーム成績は公式戦29試合11勝9分け9敗、1試合辺り1.45Ptsとプレミアリーグ創設以降8人の指揮官中最低の数字で、これはオーレの21/22シーズン(17試合7勝3分け7敗、PPG:1.41Pts)とも大差ない非常に低い水準。

 

そんなラルフは4月下旬、突如として今オフからオーストリア代表監督に就任する事を明らかにし、その際にはユナイテッドでのコンサルタント業を続ける意向を表明していましたが、僅かひと月足らずでその発言は反故になりました。

 

無尽蔵に湧いてくるマンチェスター・ユナイテッドに纏わる報道(ゴシップ込み)に目を通す限り、エリック・テン・ハフ新監督とラルフの間に決定的な亀裂が入ったという訳ではなさそう。

就任中に選手から信頼を勝ち取る事が出来ず、フロントとも衝突があった事を示唆する発言を記者会見で語る(主に冬の移籍ウィンドウについて)など、徐々にクラブ内での居場所を失いつつあった彼が新体制発足を前に自身が論争の種になる事を避けるべくこの決断に至ったというのが個人的推測。

 

現時点でフロントが悪い、いやラングニックこそ……と結論を急ぎたくはありません。

エド・ウッドワードやマット・ジャッジといったかつての上層部が軒並みクラブを離れジョン・マータフとダレン・フレッチャー中心に再スタートしたばかりの現フロント。本来ならばRBグループでの経験があるラルフにそれを支えてもらいたかったというのが率直な思いですが、、、

 

 

Nunez? Timber? Frenkie? 本当に早期の交渉成立が叶うか不安が募るオフシーズン

 

以前、今オフの補強ポイントに関する記事をupしました

 

GK:(デヘアのスイーパー適性への疑問、ヘンダーソン退団の可能性)

RB:(ワン=ビサカ退団見込み、パスレンジの広さが最低条件)

DM:(ボールプレーの得意な選手、可能ならば機動力も兼ね添えている事)

RW:(単独でも連携でも崩せる左利きウインガー)

CF:(ポスト役をこなしCR7との補完性高い20代前半のアタッカー)

 

この5つのポジションに手を加える事が必要なのはフロントもファンダムも理解していると思います。更にパウ・トーレスやユリエン・ティンバー(彼はRB候補の可能性が高いと思いますが)などCBの選手も名前が出ており、テレスに信頼を置けないLBのバップアップ含め恐らく4~6選手程度シニアチームに新たな顔ぶれが加入する事になると考えられる。

 

 

また、6月3日現在までに退団が決まっているのはグラント(引退)、マティッチ、ポグバ、リンガード、マタ、カバーニの6名。更にローンに出ている選手等を含めれば合計10人以上クラブを離れる選手が出ると予想され、その中には高額な年俸を支払っていた選手も多かったのでチームの給与体系にも大きな変化が加わる事になるでしょう。

 

 

GK

 

ゴールキーパーに関してはクラブ内育成のディーン・ヘンダーソンで今後5年以上安泰と思っていましたが、今シーズンはデヘアが(特に前半戦)高パフォーマンスを維持し、自身はシーズン序盤のコロナ感染も響き公式戦出場僅か3試合。ニューカッスルを始め国内外の多数のクラブがその動向に注目していると見られ、来期以降の出場機会増加が叶わないと当人が判断すれば早期の退団も。

 

プレースタイルに関してですが、あらゆる場所で再三に渡って指摘されているようにデヘアはゴールライン上から動く事が他のクラブの選手に比べて非常に少なく、ライバルクラブのGKと比較すると、このようにヒートマップにも顕著な差が見られます。

 

また、単に縦横の範囲だけでなく高低でもクロス処理という面に大きな課題を抱えており、上述の2名との比較は以下の通り。

 

エデルソン:16/181(8.1%)

アリソン:21/221(9.5%)

デヘア:10/306(3.3%)       〈data:fbref〉

 

パスの精度やビルドアップへの貢献度を見てもデヘアは優れているとは言い難く、今季のロングキック(fbrefでは40ヤード以上と定義)成功率はリーグ13番目の36.7%に留まる上に、実際にゲームを見ていてもコースを作る動き直しやプレス回避のパスを通す事は滅多に無い。

 

一方、ヘンダーソンにスイーパーとしての適性が高レベルで備わっているかと言えば、ハイクロス、ライン外への飛び出しは優秀、対してビルドアップに関しては怪しい部分もあるというのが過去のスタッツやプレーから出した自論。

 

総合的に見ればデヘアよりは適性がある事は間違いなく、本当に退団となればテンハフは自身の哲学に沿った正GKの補強に迫られるかもしれない。補強するとすれば私が推薦したいのはポルトディオゴ・コスタであるというのは今のうちに言っておきます。

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DF(RB&CB)

 

退団する可能性がある選手が4人(ワン=ビサカ、バイリー、ジョーンズ、トゥアンゼベ)いるこの2つのポジションも量と質の両面で新戦力が必要なポジション。

 

個人的にはトゥアンゼベの資質を高く評価しているのでCBの優先順位は低いですが、パウ・トーレス、ゴンサロ・イナシオ、ダビド・カルモ、ユリエン・ティンバーと複数の具体的な名前が挙がっている事を考えればテン・ハフはテコ入れの必要があると判断しているのだろう。特に前の3人に左利きという共通点がある事に着目すると、ペップ・グアルディオラが市場価値の倍近く支払ってでもナタン・アケを獲得したようにテンハフも左右に順足のCBを置きたがっているのだろうか。

 

RBに関しては上述のティンバーに加え、ジェームズ・ガーナ―らと共にローンプレイヤーとしてフォレストのプレミア昇格に大きく貢献したジェド・スペンスやRBライプツィヒのノルディ・ムキエレに関心という報道がなされている。

 

テン・ハフのアヤックスにおけるRBの役割としては、大外から積極的にオーバーラップを仕掛けるという旧来のフルバックでは無く中に入って配球役を任せられる事が多かったので、使われる側専門でパスレンジが狭く単騎ドリブル突破以外のパターンに乏しかったワン=ビサカが冷や飯を食うのはある意味必然だろう。

 

 

DM

 

ここでいうDMとは、カゼミロのようなボールハントに特化したタイプではなく中央でバランスを取りつつ、尚且つプレイメイカーの役割もこなせる選手の事。

既存の言葉で表現するならばDeep-lying Playmakerとなり、この位置で使われる事の多いHolding MFよりは少し攻撃的なスタイル。

 

テン・ハフが4-2-1-3をユナイテッドでもメインに用いた場合、フレッジ(左のDM),ブルーノ(トップ下)が当確と仮定すると動きたがる2名に対し残り1人はバランスを重視する・出来る選手を配置したい。マクトミネイは分類するならば完全にBox-to-Boxの選手で、尚且つパスの精度,視野で不満を抱く場面も多く、現状のままでは新体制のレギュラーとしては物足りない。

 

この点においてはフォレストへのローンで評価を高めたガーナーに分があり、セットプレーのテイカーを務める等キックの技術も高いが、彼もフォレストではBox-to-Boxのような役割を担っていたのでいきなり動→静に対応できるかは不透明。勿論、プレミアで通用するかもまだ未知数。

 

まとめると、①組み立ての貢献,②被カウンター時の機動力,③不用意に持ち場を離れない冷静さ,を持った選手が相応しいという事になり、高額な移籍金を支払うならば③に不安要素を抱えているフレンキー・デ・ヨングより既にプレミアでの実績があるデクラン・ライスの方が成功する可能性が高いと思う。

 

 

RW

 

本来ならば10年以上補強の必要が無かったかもしれないポジションですが、ご存知の通りメイソン・グリーンウッドはピッチ外で起こした問題によってスカッドから外れ、復帰はいつになるか、或いは戻ってくる事が出来るのかさえも分からないという状況。

 

シニアチームにはローン組含め多くのウインガーが在籍していますが、実績の乏しい選手やLWの方が得意な選手ばかりで、彼以外の選手はプレミアリーグのタイトルレースを狙う上で要求される水準を満たしているとは言い難い。

 

ラッシュフォードのフォームが戻れば獲得前の構想通りサンチョを右に配置する事で表面上は穴が埋まりますが、加入1年目のプレーを見た限り右で起用された試合ではリンクマンとしてのみ機能し、本来の魅力であるテイクオンの質は著しく低下したように見えた。スタッツも明らかにLW時の方が優秀なのでこれも応急処置に過ぎないでしょう。

 

他のポジションに比べれば優先順位はやや落ちるが、システマティックなテン・ハフ流において数少ないイレギュラーが求められるこのポジション。グリーンウッド次第ではアントニー、ウスマン・デンベレと言った幅を作る事が出来て個の力で局面を打開できるアタッカー(左利きが好ましい)の補強が必要になるか。

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CF

 

エディンソン・カバーニが契約満了でクラブを去る事が正式に決まり、このポジションの選手でトップチームに在籍するのはクリスティアーノ・ロナウドただ1人。

 

補強候補として既に名前が出ているのはクリストファー・エンクンクorダルウィン・ヌニェスのほぼ2択に絞られており、恐らく後者の加入になるだろうと思います。

 

セビージャにドライローン中のマルシャル放出が濃厚になった事を除けば、特に状況が変化した訳でもないので話す事もあまりありませんが、どの選手が加わるにしろ頭数自体が足りていないポジションなので加入当初から重宝される事になりそう。

 

 

【 #LIVRMA 】 #UCLfinal 言葉で説明し切れない勝負強さ

21/22UEFAチャンピオンズリーグ決勝はレ・ブルーの本拠地,2024年パリ五輪のメイン会場でもあるスタッド・ド・フランスで開催され、カルロ・アンチェロッティ率いるレアル・マドリーリバプールを0-1で下しクラブ史上14回目のCL王者に輝いた。

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ベンチ入りリバプール
7ミルナー、8N.ケイタ、9フィルミーノ、12J.ゴメス、15チェンバレン、17C.ジョーンズ、18南野拓実、20ジョタ、21ツィミカス、32マティプ、62ケレハー、67H.エリオット

レアル・マドリー
6ナチョ、7アザール、11アセンシオ、12マルセロ、13ルニン、17L.バスケス、18ベイル、19セバージョス、21ロドリゴ、22イスコ、24マリアーノ、25カマヴィンガ

 

リバプールのスタメン平均年齢は27.9歳、対してマドリーは28.6歳と共に円熟期を迎えたチームが衝突した決勝ですが、何といっても目立ったのはティボー・クルトワの人間離れしたセーブの数々。

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4-3-3のミラー配置となったこの試合。終始主導権を握っていたのはリバプールで、特に前半はシュート数10:1とプレミアリーグで猛威を振るう破壊的な攻撃力を遺憾なく発揮した。レアル・マドリーはカウンターのチャンスでもバック4+中盤3枚を後ろに残す程に耐えて耐えるという展開が続き、43分にはロングボールからベンゼマがボックス内で粘り強くボールを繋ぎネットを揺らす場面もあったがオフサイドによって取り消し。

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クルトワの神がかったセービングもどこまで続くのか、失点は時間の問題だろうと思っていましたが先制したのは意外にもロス・ブランコス。

 59分、マドリーは右サイドでモドリッチが相手のプレスを後ろにドリブルしながら往なして守備陣形に綻びを作ると前にスペースのある状態でバルベルデにボールを繋ぎ、この試合ではRWに起用されたウルグアイ代表MFの鋭いグラウンダーのクロスにヴィニシウスがダイレクトで合わせてゴール。

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正直、彼を見るべきアレクサンダー=アーノルドの守備が淡白だった事も得点の主な要因に見えますが、それを差し引いても生まれるべくした生まれたと思わせられるような寸分の狂いもないプレーをこの大舞台、それもワンチャンスで成立させるというのはCL3連覇を含む数多のタイトルを勝ち取ってきたこのチームだからこそ出来た事なのかもしれない。

 

 

xG Philosophyによれば、このゲームの両クラブのxG

リバプール:2.19

レアル・マドリー:0.92

 

 

特にモハメド・サラーは個人で対戦相手全体を上回る1.08のゴール期待値を稼ぎ、6本のオンターゲットを記録したがノーゴール。この中には右サイドからボックス内に侵入しGKとの1on1,普段の彼ならば必ず決めていただろうという決定機も含まれている。

 

また、マンチェスター・ユナイテッド相手に1G1A,嫌というほどその名前を強烈に脳裏に刻みこまれたルイス・ディアスに至っては、もっと早くベンチに下げていれば異なった試合展開になっていたのではないかという程今回はまるで存在感がなく、逆に言えば今のユナイテッドとトップレベルのチームの間にある壁の高さを改めて実感させられるような結果でした。。。

 

参考


↪【LIVMUN】