いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #FPL 23/24 】GW26 『つもり』積もって元の木阿弥

 

タイトルにはチーム編成画面で『Confirm』を押したつもりになっていて実際には忘れたままデッドラインを迎えた事への自戒の念が込められています。本当はグロスをキャプテンにしていたので(7-4)×2=6Pts損をした形。

 

 

Gameweek25はこちら


【FPL 23/24】GW25 ようやく骨格が固まってきた感覚

 

 

 

 

スカッド

 

 

骨格が固まったのはほんのわずかな期間でした。。。

ホイルンドの負傷により大幅な補強戦略の変更を余儀なくされ、他にも故障者が相次いでいる事もあって1人2人の選手交換では間に合わないかもしれない危機的状況に。

 

 

クラブ

(スタメン)
マンチェスター・ユナイテッド:ダロト、ブルーノ
マンチェスター・シティ:アケ、ハーランド
ニューカッスル:トリッピアー、ゴードン
ボーンマス:タヴァーニア、ソランケ
アーセナル:サカ
ブライトン:グロス
ウエストハム:アレオラ

(リザーブ)
ピックフォード、ダウティー、ジンチェンコ、ホイルンド

 

IN:ドミニク・ソランケ
OUT:フリアン・アルバレス

 

マンチェスター・シティが一時的に3枠を占めていたため、今後のチーム構成を見据えてアルバレスを放出して以前スカッドに加えていたソランケを再獲得。ただし、そのソランケが早速負傷してしまったので完全に失敗補強となってしまった。

 

対戦カード

 

 

計算できなくなったマグパイズ、とりわけ深刻な連続失点

 

シーズン前半は欧州コンペティションとの2足の草鞋も何のその、順調に勝ち点を積み上げて2年連続でのチャンピオンズリーグ出場権獲得も十分視野に入っていたニューカッスルですが、チームの半数近くが負傷離脱している期間もあったほどに相次いだ怪我人の影響か、或いは試合単位での消耗の激しいトランジションフットボールになりやすい戦い方で蓄積された肉体・精神的疲労からか2023年12月から敗戦が目立つように。

 

今年に入ってからはリーグ戦7試合で2勝2分け3敗,17得点20失点と戦績も得失点も内容が悪化し、この20失点という数字は2024年のプレミア20クラブ中ワーストの記録である。(3月1日現在)

 勿論、短期的に偶然不幸な失点が重なった可能性も考えられるが、残念ながら被ゴール期待値(xGA)でも同期間内でリーグ最低の水準なので、純粋に守備崩壊していると考える方が自然な成り行きだろう。

参照:understat.com

 

ただし、得点力は24年に入っても1試合辺り約2.43ゴールと錆びついておらず、元日の試合から2→2→3→4→3→2→1とコンスタントに数字を積み重ねているため、FPL目線だ考えてみるとクリーンシートボーナスを念頭に置いたGK及びDFの価値は下がってもアタッカーに関しては無理やり放出するまではしなくてもいいかもしれない。

 

とはいえ、今年のチーム内トップスコラ―はCBのファビアン・シェアで3ゴールという少々歪な状態である事を鑑みれば、序盤のようにノータイムでニューカッスルの選手をスカッドに加える決断はお勧めしない。

Embed from Getty Images  

 

相次ぐ負傷、Free HitやWildcardを使うか否かの決断を迫られる

 

シーズン後半戦、ようやく巻き返しを始めた私のチームでしたが、その中でコアプレイヤーとして一番の期待をかけていたホイルンドが半ばパンクのような形で2~3週の離脱、アーセナルの好調さの恩恵にあずかろうというジンチェンコについても細かい故障が多くポイントの上澄みに乏しく、追い打ちをかけるように補強したばかりのソランケの怪我やブルーノ・フェルナンデスも怪我を抱えながらのプレーが続くという報道が出回るなど冬の時代に逆戻りしてしまった。。。

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正直に言えば、今すぐにでもFree HitかWildcardを使ってしまいたい気持ちに溢れていますが、毎年恒例のFAカップ準々決勝によるリーグ戦日程の大幅な変更がちょうどGameweek29に予定されており、この節はなんと通常時の半数以下である4試合しかポイント対象の試合が存在しない事になるので迂闊な判断は致命傷になり得る。

参照:premierleague.com

 

よってFree Hit,wildcardのうち、1節限定の自由なスカッド編成が可能で変更後のチームを次節に持ち越さない前者に関しては確実にこのGW29まで残しておかなければならず、29で開催されないカードが30節以降のどこかででダブルゲームとして挿入されるという事情も考慮すれば、苦しい台所事情ではあるがここでボーナスを使う事は出来ないという結論に至った。

 

これを呼んだくださった皆さんもFAカップ週のチーム編成にはお気をつけてください。

 

あとがき

 

補強選手に選んだのはトップチームでの実績がほとんどない中で4000万ポンドを越える移籍金で加入するという重圧をはねのけて既にプレミアリーグで10ゴールを奪っているコール・パルマー。ブレントフォードニューカッスル相手の次の2節で15Pts以上を獲得してくれると大変ありがたい。

 

 

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FPL-記事一覧

 

 

 

 

【 #FACup 】身体出力不足を感じる試合が続く

※23/24 FAカップ5回戦

ノッティンガム・フォレストvsマンチェスター・ユナイテッド戦の記事です。

 

スピードのあるフォレストのカウンターに苦しみ、更に自分たちのフィニッシュ精度も伴わず90分の大半で厳しい時間が続いたが、アディショナルタイムに入る直前にカゼミロがサインプレーと思われるFKからヘディングを決めて何とか勝ち上がり。

 

 

 

 

【Match Review】

 

Starting lineup

 

ベンチ入りフォレスト
8 Kouyaté, 14 Hudson-Odoi, 16 N.Domínguez, 19 Niakhaté, 20 G.Reyna, 23 Vlachodimos, 32 Omobamidele, 37 R.Ribeiro, 53 J.Gardner

マンチェスター・ユナイテッド
1 Bayındır, 14 Eriksen, 16 Amad, 35 J.Evans, 37 Mainoo, 53 Kambwala, 62 O.Forson, 65 Collyer, 75 Ogunneye

 

 

前半

 

基本システムは互いに4-2-3-1のいわゆるミラーゲームだが、2-1-4-3あるいは3-2-5で両FBに外で高い位置を取らせるフォレストに対し、アムラバトとダロトの両方がInverted-WBとして積極的にカゼミロの脇に入り中盤化するマン・ユナイテッド、それぞれフルバックの役割が異なるので、ポゼッション時のアプローチの違いを比べる上で資料として参考になる試合になったシティ・グラウンドでのFAカップ5回戦。

 

久々にスターティングラインナップに名を連ねたアントニーについて、ピッチ外から試合を見る日々が影響を与えたのか、ボディアクションや表情での振る舞いが前よりもチームメイトを慮るようになった風にも見え、元々持ち味であったタメを作って味方の上がりを活用するコンビネーションもより円滑に進んでいるように思えた。ダロトやマクトミネイを使いながら得点機会の補助に回りつつ、自らも試合序盤のシュートでクロスバー直撃の一発をお見舞いする等見せ場は多かった。

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ただ、現状彼よりも優先順位の高いウインガー2人、ラッシュフォードとガルナチョに関しても、前者は非ポゼッション時の判断能力の低さ、後者は左ウイング起用時の意思決定の悪さとそれぞれ別の理由で今回起用されたポジションではないところに適性があるのでスタメン再奪取には得点貢献という目に見える結果が必要になりそうだ。

 

もう1人、LBとして出場したアムラバトに関しては、今季序盤の深刻な怪我人多発の時期にもこの起用法は試されているので基本的にはその時の課題や収穫がベースにあり、あの頃よりもフルバックの内側を取るポジショニングとそれに対応する周りの動きは数をこなして洗練されている為、ミドルサードより前方でのポゼッション時には大きな不満や不安は噴出しなかった。

 

しかし、全体的な傾向としてショートレンジのパスが微妙にズレているため、特にヴァランとの呼吸が合わず相手のカウンターチャンスに繋がるロストが何度が生まれていた点については修正が必要。逆にミドル・ロングレンジのキックの質は流石といったところで、守備面で背走に迫られた際のスピードと準備の不足を短期間で改善できるか否かが今後もフルバック起用を継続して良いかどうかの分水嶺か。

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ヴァラン・リンデロフに時間を与えても脅威たり得ないとばかりにCBのボールキープについてはアウォニィ+たまにギブス=ホワイトが軽く牽制するくらいで完全に許容するフォレストに対し、ユナイテッドはマークを剥がすようなピッチ中央部でのオフボールが足りていない故に中々前進する事が出来ず。

 しばらくすると業を費やしたようにガルナチョをハーフスペースへ押し上げるようにして自身が左サイドのタッチライン付近に位置取りするブルーノが起点になり始め、彼に呼応するように各々が動いた31分のプレーについては最終的にアントニーへのサイドチェンジこそラインを割ったものの、ある程度チーム全体の意識が共有出来たプレーだったのではないか。

(本来フルバックが占有するはずのスペースを空ける事でプレッシャーの緩い場所に配球力の高い選手を移しやすいというのはInverted-WBの利点でもある)

 

ゴールに近づくという意味で最も再現性の高かった形はアントニーが相手の意識を自身に向けて警戒の緩んだダロトにパスを送り、ダロトの持ち前のテクニックと瞬発力で一瞬抜け出してからのマクトミネイをターゲットにするクロス。出力が安定して高いダロトは走り負け当たり負けしてしまう選手の目立つユナイテッドにおいて貴重な存在であり、ここ最近は持ち振る舞いを見てもすっかりチームリーダーの1人になっている。

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前半のシュート数はフォレスト12本に対してユナイテッド9本とホームチームが上回っているが、これについては主審クリス・カヴァナーが際どいコンタクトプレーをことごとく流し、結果としてフォレストにとってやり易い環境になっていた事も影響しているかもしれない。ただ、エランガ-アウォニィ-オリギの3トップは速さと強さを両立しており、それがなくともユナイテッドにとっては非常にやりづらさを感じる相手であったことは確か。アムラバトの背走については先述の通りで、更に怪我を抱えながらプレーしているのかと思わせるほど出足が鈍いヴァランという左サイドは終始不安であり、カゼミロも悪い時の一発で解決しようとしてリスクを考えず突っ込んでいく対応がぶり返して頻発した。

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後半

 

ハーフタイム明けの交代は無く、立ち上がりに落ち着きのないプレーが増えるいつものマンチェスター・ユナイテッドに若干辟易としながらもショットストップが研ぎ澄まされていくオナナのファインセーブで何とか失点を回避していく。

 

フォレストのプレスラインが前半よりも高めになった事でビルドアップの緊迫感は増すが、それを突破出来れば一気にアタッキングサードまでボールを運べるため、徐々にユナイテッドのシュート数が増加。フォレストのバックス+ダブルピボットとそれより前の選手で明らかに守備時の意思が異なっていたようにも見えたが、これは普段のユナイテッドでもよく見られる現象である。

 

一方のユナイテッドは普段ならば我慢できず飛び出して単独でプレスをかけているであろうブルーノがしっかりと平常心を保ち、CFがラッシュフォードなので前線からコースを限定して前で奪い切るように守備は出来ないというある種の割り切りでミドルブロックを維持出来ていた。そのラッシュフォードは攻撃面で中盤からのパスを受けに降りてきたり、ワンツーやレイオフの軸になるような疑似的なポストプレーなどCFとしてのタスクをしっかりこなしており、相手の背中側から裏へ抜けるオフボールなども見せていたが、これまでの彼を見ているとこれが必然なのか偶然なのか分からない。

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最初に動いたのはユナイテッドで、アントニーを下げてアマド投入。しばらくはRWが変わっただけで他は変化なしで進む。その後、フォレストがオリギに替えてハドソン=オドイを入れた所で大胆にもバックスをCB-FBのユニット単位で左右入れ替えた。恐らくはエランガに対しダロトをぶつけたいというのがメインで、カバーリングやポゼッション時の配置を含めごちゃごちゃにならないように他も対応したという風に見える。

 

88分、ダロトがエランガのタックルを誘い左サイドタッチライン際、縦の座標ではペナルティボックスやや手前という所でフリーキックを獲得すると、そのダロトが何やらサインプレーを画策しているかのような手の動きをボックス内の選手たちに向けて発し、ブルーノはドライブ回転のかかった低弾道のキックでボールをワンバウンドさせてこれをカゼミロが頭で合わせて先制!!

 

しつこいくらい長時間に及んだVARによるオフサイドの確認も無事クリアし、『セットプレーのカゼミロ』というしばしばこのチームを救ってきた飛び道具で念願のゴールが生まれた。なお、鋭い回転のかかったボールを頭の角で擦るような合わせ方となった為か、このプレーでカゼミロは側頭部から出血しており、身体を張って決めた意地の得点であったことが伺える。

 

追いつきたいフォレストはドルトムントからドライローンで加入したかつてのワンダーキッド ジョバンニ・レイナ、同じくローン加入の18歳 ロドリゴ・リベイロと一気に2人のフレッシュな攻撃のカードを切ったがスコアは変動せず。マンチェスター・ユナイテッド0-1で勝利し準々決勝へ駒を進めた。

 

 

データ

 

Standard

 

シュート数は16:20、ポゼッションは40:60でマンチェスター・ユナイテッドが上回ったが、もう何試合連続か分からないというくらい被シュートが10を越えている現状に関して、何ら改善に向けたアプローチの跡が見られない事は非常に残念に思う。

 

スタッツ上ではパス成功率58/60(約97%)と抜群の安定感を誇っているように見えるアムラバトについて、試合を見た方ならばよく分かると思うがショートレンジのパスが少しずつズレているケースが多く、中には失点に直結しかねないロストに繋がったパターンもあるのでこの辺りは試合勘が戻って良化するのか、或いはこれまでにも同様の傾向が見られたように彼自身の特徴のようなものなのか、引き続き観察していく必要がありそうだ。

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xG

 

 

markstats算出のxGはフォレスト0.89、マン・ユナイテッド1.63、直訳すると脅威期待値となるxTに関してはその差が一気に縮まっている事を考えると、数値ほど内容に差は無く、ゲームプラン通りに運べたのはむしろフォレストだった事が分かる。

 

また、PASSING NETWORKをみるとCBの前にアムラバト-カゼミロ-ダロトが綺麗なラインを構成しているように見えるが、これについてはカゼミロの相方がダロトのインバートorシンプルにメイヌーという組み方からLBに本職中盤のアムラバトが入った事でどちらか一方のフルバックをボールサイドや展開に応じて変えるという風に変化した為。比重としてはアムラバトの中盤化が7でダロトが3といったところ。

 

 

あとがき

 

FAカップの次のカードはホームのリバプール戦。日本時間3月17日0:00キックオフ予定で、欧州コペンティションのないユナイテッドは日程面においてはそれほど切迫していませんが、3月から4月前半にかけてマン・シティ、リバプール×2、チェルシーとかなりタフな相手が続くため、ホイルンドがいつ戻れるかという点がまずはチームの命運を左右する事になるだろう。

 

 

 

 

【 #MUNFUL 】Højlundの個人能力で成り立っていた脆い連勝

※23/24 イングリッシュプレミアリーグ

マンチェスター・ユナイテッドvsフラム戦の記事です。

 

臨機応変さからはかけ離れているのがEtH体制という事が良く分かるゲームで、ラスムス・ホイルンドのボールキープ,展開力,少ないチャンスを決めきる力が抜けたチームは攻守の課題をさらけ出し続けてフラムに敗戦。内容的には負けるべくして負けたといっても過言ではない。

 

 

 

 

【Match Review】

 

Starting lineup

 

ベンチ入りマンチェスター・ユナイテッド
1 Bayındır, 4 S.Amrabat, 14 Eriksen, 16 Amad, 21 Antony, 35 J.Evans, 39 McTominay, 53 Kambwala, 65 Collyer

フラム
1 Rodák, 2 K.Tete, 9 Broja, 10 Cairney, 11 Adama Traoré, 12 Ballo-Touré, 13 Ream, 14 Decordova-Reid, 31 I.Diop

 

 

前半

 

ホイルンド抜きのマンチェスター・ユナイテッドは困った時にとりあえず彼にボールを預けるという逃げ道が無くなって中央でのボールキープが分かりやすく手詰まりとなり、代わりにラインナップに加わったフォーソンにこの苦しい状況でいきなり何かしてみせろというのも酷な話。

 

加えて複数の事柄を頭に入れながらという守備がてんでダメなラッシュフォードをCFに持って行った弊害で前線プレスがまるで機能せず、ガルナチョが左サイドに移動した事でここ最近のチームの強みになっていたダロト,メイヌーとの3ユニットのコンビネーションが消滅し右サイドは沈黙してしまった。

 

一方のフラムも4-2-3-1に守備時フラット4-4-2とユナイテッドの同様の配置を採用するミラーゲームとなり、ウィリアンやパリーニャなど一部主力を欠いている影響も出ているのか、お馴染みのフルバック-セントラルMF-ウインガーの三角形を重視したポゼッションとは少し異なる攻撃が多くなる。LBのアントニー・ロビンソンはイウォビをハーフスペースへ押し出すように高い位置を取り、RBのカスターニュはバランスを重視して左上がりの可変がベースに。

 

ここで先発抜擢となったフォーソンについての解像度をもう少し上げていきたい。守備時にダイアゴナルの動きでハーフスペースから中央に向かうペレイラをしっかりマークした場面や、13分の連続ワンツーでフラム陣内を進んでいったところを見るとどうもウインガーではないように映る。将来的な話はともかくとして、現状は外で受けて個の力で何か出来る選手ではなく、オフボールや味方とのリンクプレーのように全体の距離感が近い瞬間に貢献するケースが目立つため、トップ下や4-1-2-3の2で見てみたい。

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CKから相手に押し返されてロングカウンターを食らった21分のシーンを見ても分かる通り今のユナイテッドは身体的な出力と自己犠牲のハードワークのいずれも欠けていて、不要であると放出したペレイラが心地いいスプリントで駆け上がっていく様を見るとこのチームの内部にどれだけの膿が溜まっているのかとネガティブな感情をついつい抱いてしまう。

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CK守備ではまたしても回避できるはずの要素から失点危機を作られた。具体的には184㎝で横幅も広く、マグワイアを相手にしてもボールキープ出来る程にストレングスに優れたロドリゴ・ムニスに対し、過去にも散々セットプレーのマークの甘さが顔を出していて明らかに苦手側にカテゴライズされるメイヌーを当てたこと。21分と28分の2度のピンチはどちらも得点を奪われていても何らおかしくない内容。ある意味では屈強な選手を多く起用してユナイテッドの貧弱さを突いたフラムの作戦勝ちと言える。

参照:MUTV | Manchester United
研究・批評目的の引用であり、著作権侵害の意図はありません

 奇しくも、やり玉に挙がる事の多かったセットプレーコーチ、エリック・ラムジーが監督として抜擢されMLSミネソタ・ユナイテッドへ向かう事が判明して最初の試合だが、実質的にはテン・ハフの通訳の役割が中心だったとも報道された事もある彼がどの程度この部分で影響力を持っていたのか、今後の試合でセットプレーの守備がどう変化していくかで判断したい。

 

FK後の二次攻撃からガルナチョのミドルをロビンソンが頭でクリアした27分のシーンやダロトのミドルショットが左ポストを掠めた31分の場面のように散発的にゴールを脅かした事はあっても、連続してフラムペナルティボックス内に侵入する機会を中々作れないユナイテッド。ホイルンドという預け先を失っている事もあってロングボールでDFライン裏を狙う単純な攻撃が多く、なおかつフラムの守備体形はミドルゾーンでのブロック守備なのでかみ合わせが悪かった為、単調な展開が続いて前半を終える。

 

 

後半

 

試合のターニングポイントになったのは48分の接触事故。オナナのフィード後のルーズボールに対し、カゼミロとハリソン・リードが競り合いの中で交錯。頭同士がぶつかって両者その場に倒れ込み、リードは試合に復帰したがカゼミロは治療の後歩いてピッチを離れ交代となってしまう。

参照:MUTV | Manchester United
研究・批評目的の引用であり、著作権侵害の意図はありません

 

カゼミロの代わりに入ったのはマクトミネイ、ついでにフォーソンも下げてエリクセンと2枚替え。

 

フィルター役としての貢献が大きかったカゼミロが消え、柔らかさはあっても強さや速さはプレミアリーグ水準で下の方であるメイヌーと球際でのひ弱さとトランジション局面でのついていけなさが目立つようになったエリクセンのダブルピボットになった事で中盤でのボールリカバリーが滞り、更にズルズルと下がっていくDFラインも相まってミドルサードには広大なポケットが生まれやすい構造に……

 

メイヌーとポジションチェンジしてダロトがエリクセン横にいる際は少し守備強度という面でマシになるが、カゼミロの代わりとして仮にマクトミネイではなくアムラバトを選んでいれば遥かに戦いやすかった事は間違いない。エリクセンの深刻な強度不足についても、カバーエリアの広い選手で穴埋めしつつ、比較的弱みが出にくい前線プレス、或いはブロック守備の1stラインに回せばある程度はケア出来たはず。

Embed from Getty Images  

 

しかし、そのような細かい修正をEtHに求めても無駄であるというのはユナイテッドサポーターが身に染みて理解している。よって今のチームではエリクセンの居場所は無く、しばらくの間起用されていなかった点についてもある意味で納得がいった。そもそも、その試合その試合、或いは展開に応じてブロックなのかプレスなのかという根本的な守備の約束事すらあやふやな中、個としてのプレー強度に不安がある彼のようなタイプはどうしても割を食う。

 

また、リンデロフとヴァランに共通する問題として、明らかに相手に狙われている味方、或いはその後のパスコースが確保されていない状態でタッチライン際や中央の狭い空間のチームメイトにパスをする傾向が強いという点がある。スキャニング不足や敵味方の次の瞬間の行動を予測する力の足りなさなどが原因として考えられるが、年齢的にも今からの劇的な改善は望み薄か。リンデロフに関しては明らかに向いていないLB起用で同情出来る部分はあるものの、体格の割に余りにも弱いコンタクトプレーの所で結局CBとしても限界が見えてしまっている。

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主導権を握るための選手交代で逆に相手のチャンスを増やすという本末転倒な結果を招いたホームチームは65分にCKからバッシーに決められて遂にリードを許してしまう。やはり問題ばかり目につくCK守備だが、散々やられた前半を経てもこの有り様である事を考えると、最早何も決めごとが存在していないようにすら映る。

参照:MUTV | Manchester United
研究・批評目的の引用であり、著作権侵害の意図はありません

 

88分、エリクセンから前線に留まっているマグワイアへシンプルなバックスピンのフィードが出て、相手と交錯したもののその先に待っていたアマド(メイヌーに代わり80分から途中出場)がボールを収め、リターンを受けてマグワイアは横幅をフルに活かした強引なキープでシュート性のクロスを放ち、流れたボールを左サイドで拾ったブルーノのカットインシュートのリバウンドにマグワイア!!

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80分にもCKからあわやという場面を作っており、やはり単純に競り合いに勝てというシチュエーションでは無類の強さを誇っている。

 

押せ押せムードのユナイテッドは完全にエリクセン1アンカーの2-1-7で勝ち越しを狙うが、結果的にカウンターケアを疎かにした罰が当たってしまう。AT7分、シンプルなクリアボールにムニスがマグワイアとの競り合いに勝ってボールを繋げると、エリクセンの淡白過ぎる対応で突貫特急アダマ・トラオレがスピードに乗ってしまい、リカバリーに向かったマグワイアも純粋なスピードの違いで当然置いていかれる。その後、ボックス内でパスを受けたイウォビは、アマドの未熟さが出た守備対応からニアポスト付近に容易にシュートを撃てる事を見抜き右足を振り抜いた。

 

フラムがオールド・トラッフォードで勝利したのは2003年10月の03/04プレミアリーグ第10節以来およそ20年4カ月ぶりのことで、またしても不名誉な記録を1つ追加してしまったユナイテッドはこの状況で次節マンチェスター・ダービーという最悪の状況に。

 

データ

 

Standard

 

シュート数は21:17、オンターゲットが9:5でいずれも数の上ではユナイテッド優勢。それでも実感として試合を支配していたという感覚が全くもって無いのは相手を低い位置に押し留めて継続したポゼッション出来た場面が非常に少なかったからだと思われ、ルートン戦の課題に挙げたデュエル勝率は5分まで取り戻したものの、ターンオーバーの連続に強いのは身体能力や心肺機能自慢が多いフラムの方だった。

 

個人スタッツではセーブ数7、パンチングでのクリアも複数回と際どいシーンを殆ど防いだレノがMOTMだろう。他にはCFの王道のようなプレースタイルでマグワイア相手にも背負ってボールを失わないケースもあったFWのムニスも相手のCKのマーク管理の杜撰さに付け込んで何度もオナナを脅かした。

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xG

 

参照:

Manchester United 1 - 2 Fulham (February 24 2024) | EPL | 2023/2024 | xG | Understat.com

 

xGマンチェスター・ユナイテッド1.96に対してフラム1.14と一応体裁を保っているものの、その数字の約36%がマグワイアの同点弾によるもので、ユナイテッドのもう1つのビッグチャンスもコーナーキックからマグワイアが記録している事を加味すればフラムの方が流れの中からコンスタントに得点に近づいていた事は間違いない。

 実際にユナイテッドの個々のxGを振り返ってみるとマグワイアの1.32に続く2番手はガルナチョで0.17と一気に数字が落ち込んでいる。

 

 フラムと言えば両サイドでフルバック-セントラルMF-ウインガーの綺麗な3ユニットを徹底して意識した攻撃が代表的だったが、今回は主力メンバーを一部欠いた事で少し異なった様相を呈している。ユナイテッドはスタメン抜擢のフォーソンがやはりゲームスピードについていけない傾向が出て、右サイドが全体的に薄いネットワークになってしまった事も敗北の一因だろう。

 

 

あとがき


正直この内容を見て監督解任に個人的心情は傾きました。選手がいないからという理屈も守備構築における約束事の徹底においては本来対応できる部分であるはずで、ライバルクラブのリバプールがアカデミー選手を大量起用しながらカラバオカップ決勝を制した事とは正に対照的……

 

 

 

 

【 #FPL 23/24 】GW25 好調持続。ようやく骨格が固まってきた感覚

 

コスト込みの獲得点数では今季ベストの84Ptsと今回もホイルンド様様で充実したGameweekに。彼のゲーム内価格も良い感じで上昇し始めている。

 

Gameweek24はこちら


【FPL 23/24】全体アベレージは高いがこちらも悪くない

 

 

 

 

スカッド

 

 

サカ、グロス、ホイルンドが優秀な結果を出し、2試合のマン・シティ組はやや期待外れながらも3人合わせて19Ptsと最低限の仕事は果たしたというGW25。アルバレスは放出候補で、代わりのアタッカーに高額な選手を獲得したいとなるとブルーノOutのガルナチョInが現実味を帯びてきた。

 

 

クラブ

(スタメン)
マンチェスター・ユナイテッド:ダロト、ブルーノ、ホイルンド
マンチェスター・シティ:アケ、J.アルバレス、ハーランド
ニューカッスル:トリッピアー、ゴードン
アーセナル:サカ
ブライトン:グロス
ウエストハム:アレオラ

(リザーブ)
ピックフォード、ダウティー、ジンチェンコ、タヴァーニア

 

IN:ナタン・アケ
OUT:レヴィ・コルウィル

 

前節のあとがきで書いた通り2試合対象のマン・シティを厚くするために前の3試合でクリーンシートがなく、更にそのシティ相手のゲームを予定するチェルシーのコルウィル放出に踏み切った。結果論としては特に意味のない入れ替えになったがこんなものだろう。

 

対戦カード

ブレントフォードvsリバプール
 ↪1-4 リバプール勝利

フォレストvsウエストハム
 ↪2-0 フォレスト勝利

フラムvsアストン・ヴィラ
 ↪1-2 アストン・ヴィラ勝利

ニューカッスルvsボーンマス
 ↪2-2 ドロー

トッテナムvsウルブス
 ↪1-2 ウルブス勝利

バーンリーvsアーセナル
 ↪0-5 アーセナル勝利

マンチェスター・シティvsチェルシー
 ↪1-1 ドロー

シェフィールド・ユナイテッドvsブライトン
 ↪0-5 ブライトン勝利

ルートンvsマンチェスター・ユナイテッド
 ↪1-2 マンチェスター・ユナイテッド勝利

エバートンvsクリスタル・パレス
 ↪1-1 ドロー

マンチェスター・シティvsブレントフォード
 ↪1-0 マンチェスター・シティ勝利

リバプールvsルートン
 ↪4-1 リバプール勝利

 

 

今ホットなブライトンの核

 

今季限りでの退任が発表されているシャビ・エルナンデスの後任としてFCバルセロナがターゲットにしていると噂されるブライトンの指揮官ロベルト・デ・ゼルビ。時にリスクを取り過ぎているのではないかと思わせるくらい低い位置でもレイオフやワンツーを多用したコンビネーションでの打開を貫く様はロマン派のフットボールフリークを虜にしており、そんなデ・ゼルビ流の中でもDFのルイス・ダンクと共に古株としてチームの中で絶対的な地位を築いているのが今年で33歳とベテランの域に突入したパスカルグロス

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毎年のようにチャンスクリエイト数でプレミアリーグTOP5に顔を出しているこの隠れた名プレイメイカーは23/24シーズンもここまでリーグ戦23試合4ゴール9アシストとその創造性を遺憾なく発揮しており、なおかつパス成功率も85%強と高い数値を記録し質と量の両方を兼ね備えた理想的なセントラルMFの1人。三笘への悪質タックルで相手が1人少なくなったシェフ・ユナイテッド戦では、アシストこそ1つに留まったがそれ以外にも複数の得点に繋がるパスが彼から生まれていて、まさに今絶好調という事が伝わってくる内容。

 

≪SHUBHA ハイライト ≫

 

 

時にフルバック起用もこなすそのポリバレント性はただボールコントロールが上手いだけではなく、フットボール自体への造詣の深さを感じさせ、fbrefにてブライトンの『Playing Time』欄にある各指標を見ても全ての項目でプラスを示す緑が並んでいて欠かせない選手である事がデータからも証明されている。

参照:Brighton & Hove Albion Stats, Premier League | FBref.com

 

 

近5節で48Pts、何処まで続くかホイルンドの連続得点

 

 

 

昨年末のアストン・ヴィラ戦で勝ち越しゴールを決めてから、堰を切ったようにゴール量産体制が続いているホイルンド。あれよあれよという間にリーグ戦連続得点試合は6にまで伸び、6試合連続ゴールを決めた選手の中では最年少となる21歳14日での記録となった。彼の登場で2位となったかつての最年少はニューカッスルのジョー・ウィロックで、ローン加入ですぐさま救世主となった2021年冬~春にかけて積み重ねた記録で、彼は7試合までその数字を伸ばしているため、ホイルンドもまずは次節フラム戦で更なる更新をねらっていきたいところ。

 

マンチェスター・ユナイテッドでのプレミア連続ゴールの最長は2003年3月からシーズンをまたぎ8月まで続いたファン・ニステルローイ(現PSV監督)の10試合で、そのファン・ニステルローイを越えたプレミア現記録保持者は2015年から2016年にかけて11試合連続得点をマークしたジェイミー・ヴァーディ

 

 なお、ホイルンドのFPLにおける直近5試合の獲得ポイントは何と48Ptsに上り、1節平均9.6という凄まじいスタッツを残している。仮にこのペースがシーズン終了まで続けば120Pts以上を加算してトータルで200Pts到達という計算になるが、そんな夢物語を追いかけたくなる今の好調をなるべく長期間継続して欲しいというのが素直な想い。

 

 

あとがき

 

ブルーノ以外にも近5試合で一度もクリーンシートが無いニューカッスルのDF需要低下によってトリッピアーも重要度が下がっており、今すぐにというわけではありませんがコスト捻出の為の駒にするかもしれません。

 

 

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【 #LUTMUN 】またしても綱渡り。感情任せのスタイルズからの脱却を

※23/24 イングリッシュプレミアリーグ

ルートン・タウンvsマンチェスター・ユナイテッド戦の記事です。

 

開始早々にアマリイ・ベルがプレゼントしてくれたホイルンドのゴールが無ければ一体どうなっていたかという苦しい試合でしたが、幸運にも勝ち点3をケニルワース・ロードから持ち帰って5位トッテナムとの差を3に縮めたユナイテッド。次節こそは内容でも勝って欲しい。

 

 

 

 

【Match Review】

 

この日のケニルワース・ロードにはワン・ダイレクションのメンバー、ハリー・スタイルズが観戦に訪れており、今回の記事タイトルも彼にあやかって付けさせてもらった。

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Starting lineup

 

ベンチ入りルートン
3 D.Potts, 8 L.Berry, 12 I.Kaboré, 16 R.Burke, 17 Mpanzu, 18 J.Clark, 23 Krul, 30 A.Townsend, 43 Z.Nelson

マンチェスター・ユナイテッド
1 Bayındır, 2 Lindelöf, 4 S.Amrabat, 14 Eriksen, 16 Amad, 21 Antony, 35 J.Evans, 39 McTominay, 62 O.Forson

 

 

前半

 

試合が始まって最初のプレーでいきなりスコアが動く。

 

ルートンはマンチェスター・ユナイテッド陣内に攻め込むもカゼミロが大きくボールをクリアしこれに3CBの左で先発するアマリイ・ベルがアプロ―チする。後ろからガルナチョが追いかけていたとは然程難しい処理では無かったが、CBの真ん中ガブリエル・オショへの横パスか、或いはGKカミンスキへのバックパスを試みたであろうキックは不完全で逆にホイルンドへの絶好のプレゼントボールとなり、連続得点記録継続中の背番号11は冷静に利き足側にボールを動かしてシュートコースを確保して守護神との1on1を難なく制した。

 

当事者ではないのでベルが何を考えていたかは分からないが、ゲームの入りで集中力に欠いたプレーする選手はそれなりに存在し、尚且つ首振りを怠っているのでフィジカル・メンタル・意思決定の全てでまだピッチに立っていない状態だったのかもしれない。その後のルートンの戦いぶりを見ると実に勿体ない失点だった事は確か。

 

勢いづくユナイテッドは7分にも左CKから、この日は珍しく両サイドでアウトスイングになるキッカー選択で臨み、ショーの左足は相手にクリアされたもののその軌道の先に待っていたガルナチョがダイレクトボレー。このキック自体は枠を外れていたが、弧を描くように膨らんでウッドローの視界から外れつつオフサイドラインも掻い潜っていたホイルンドが胸で軌道を上手く変えて立て続けに得点を奪った!!

参照:MUTV | Manchester United
研究・批評目的の引用であり、著作権侵害の意図はありません

 とにかくオフボールの質が高くパターンも豊富なホイルンドだが、CKにおいて相手の視界から消えてフリーになる動きは前節アストン・ヴィラ戦でも得点に結びついており、今後も主要な形の1つになるかもしれないと期待が膨らむ。

 

 

 試合全体に話を変えていくと、ホームのルートンは3-4-3ベースで恐らくユナイテッド相手に壮絶な乱打戦に持ち込んだウルブスのやり方も一部参考にしていたのではないかと思う。

 

ポゼッションではベル-オショ-メンギのバック3に対しホイルンド以外は誰が誰に向かうか明確になっておらず、前線プレスではバックラインの押し上げの無さ、ブロックではブルーノの我慢の利かなさと淡白さに加えメイヌーの強度とどちらを選んでも看過できない問題が噴出してくるのが今のユナイテッドの完成度の低さを端的に表している。

 

14分、ホイルンド-メイヌーのコンビネーションが僅かにズレてボールを失いルートンのカウンター。メイヌーが高い位置を取る際のカゼミロ横のスペースのケアが全く考えられていないユナイテッドの守備体形をよく見ていたタヒス・チョンがこの場所で縦パスを受け、素早く上がってくるダウティーに一度ボールを預けてマイナス方向のリターンを貰うと、寄せが甘い上に簡単に前を向かせてしまうヴァランの恒常化する悪い対処も相まってシュートを許し、マグワイアにディフレクトしたボールにいち早く動いたモリスが頭で押し込んで1点を奪い返す。

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このチームで人を動かせるCBは現状リチャと甘めに見積もってエヴァンスくらいで、マグワイア-ヴァランのユニットだとこのように自分が出るか他に指示を出してマーク管理を整えられないケースが多発しやすく、マグワイアはまだ自分が前で潰しに行くという思い切りを持っているが、現状のヴァランは全てが後手後手で人任せの対応に終始しがちで、更に球際の寄せも甘々で簡単にキープを許し前進も許してしまう為、完全にリチャありきの選手になってしまっている。また、ビルドアップ不全についても根本的には同じ原理で発生していると考えていいだろう。

参照:MUTV | Manchester United
研究・批評目的の引用であり、著作権侵害の意図はありません

 

点差が縮まった後は後ろの数的優位で安定してボールポゼッションが出来るルートンペースで試合は進み、左はチョンがカゼミロの脇で上手くボールを呼び込みつつシンプルにダウティーへ渡してクロス、右はオグベネがスピードに乗ってコンディション不良を疑わせるショーと元から走力には自身のないマグワイアを蹂躙。更に中盤はロコンガがフィルター役として後ろに残る傍らバークリーが巧みなボールスキルでタメを作りつつ的確にボールを動かして内容だけ見ればこちらが強豪クラブなんだろうと思うくらいユナイテッドを翻弄していた。

 

また、アンカー周囲の広大なスペース管理については、カゼミロがイエローカード+場合によっては退場していても不思議では無かったファウル、ショー、マグワイアも不利な体勢からのカウンター対応でイエローと確実にチームを蝕んでおり、結果的に前半アディショナルタイムとHT明けで立て続け3枚も交代枠を使わされた最大の要因だろう。

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後半

 

負傷したショーに変わってリンデロフがLB(前半ATから)、イエローカードを貰っているカゼミロ、マグワイアに代わりそれぞれマクトミネイ、エヴァンスと計3選手が新たに入って折り返しの45分は始まる。

 

身体能力を問われる局面にならなければ経験がもたらす読みやコーチング、両足で遜色なくボールを蹴れる点など非常に頼りになるエヴァンスの効果に加え、指揮官の指示が入ったのか中盤構成が少しダブルピボット気味に変化しDFライン前の人数が増えた事でユナイテッドの守備に少し安定感が出てきた。

 

48分にはオナナのフィードに合わせて右大外から内に切れ込む形へ左ハーフスペースのDFライン裏まで豪快に走り込んだダロトにボールが繋がり、ボックス外までカミンスキが出てきた事で決定機になりそうなチャンスを生み出しているが、このダロトのダイアゴナルランを他の選手、特にガルナチョやラッシュフォードのようなサイドアタッカーが自らの手札に出来るようになると戦略的な幅が広がる。

参照:MUTV | Manchester United
研究・批評目的の引用であり、著作権侵害の意図はありません

 

60分にはモリスのテイクオンにエヴァンスがこれしかないというタイミングで足を伸ばし突っついてボールを奪うと今度はユナイテッドのカウンターチャンス。これまで何度もやって見せたように苦しい体勢でのパスレシーブでも背後のオショをものともせずに反転したホイルンドから右サイドでノンプレッシャーのガルナチョ、更にガルナチョからスペース走るブルーノへ完璧なパスが通り、目の前に立ち塞がるはボックス外に出ていて不利な対応を強いられるカミンスキのみという状況に。

参照:MUTV | Manchester United
研究・批評目的の引用であり、著作権侵害の意図はありません

 

そんな相手GKを難なく往なし後はゴールにボールを流し込むだけというブルーノだったが、後ろから追いかけ続け最後の一瞬まで得点阻止を諦めなかったロコンガの執念と正確なブロックが勝りまさかのノーゴール。

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67分、ラッシュフォードの見事なミドルパスで一気にDFライン裏へ抜け出したガルナチョ。先程のブルーノとは異なり、追いかけてくるディフェンダーとは距離が開いている上にゴール正面で前に出ているGKとの1on1というこれ以上ない決定機だったが、余裕の無さが目に見えるガチャついたプレーに繋がり、更にシンプルにシュートを撃てばゴールになったであろう場面で切り返した事で相手のカバーが間に合いまさかの無得点。

参照:MUTV | Manchester United
研究・批評目的の引用であり、著作権侵害の意図はありません

 

ガルナチョの課題はその多くがボディバランスに根本があるケースが多いと考えられ、今回にしても64分の左足シュートを試みて倒れ込みながらのキックになった場面にしても踏ん張りが効いていればまた違う選択をしていた可能性がある。バランスが崩されにくくなれば密着状態でのボールプレーでミスコントロールも減り、尚且つ大きく身体を動かしてフェイントの動きを入れる事がやり易くなるだろうから、まずはこの部分に目を向けてもらいたい。

 

 70分過ぎにルートンはモリスを中央に持っていきながら両ウイングを変えてフレッシュな人員をピッチへ送り込み、LWのジョーダン・クラークの小回りの利いたボールキャリーにはしばしば苦しめられた。

 

セットプレーにおけるダウティーの左足は一定の水準が確保されていて、ターゲットとして絶大な強さを誇るアデバヨが不在とはいえ常に得点の匂いがするチャンスに繋げていくルートン。77分にはFK後の2次攻撃からオグベネのクロスにオショがゴール正面で合わせるもののこれを決められず。ユナイテッド視点ではメイヌーのセットプレー守備の問題がまたしても現れた場面であり、下部組織出身の選手の大半に同様の課題がある所を見ると育成段階での指導が不足している感も。

 

アタッキングサードまでは安定して運べるがフィニッシュが近づくにつれて焦りもあるのか精度と選択が雑になるルートンと割り切ってカウンターからダメ押し点を狙うユナイテッドという構図になった終盤、ホイルンドに代えてアムラバトを投入した後は完全に逃げ切り体制に入り、アディショナルタイムにはバークリーのヘッドがクロスバーを掠める場面もあったが何とかリードを保ってタイムアップを迎えている。

 

なお、上記の危機が生まれたきっかけは敵陣でCKを得たにも関わらず時間稼ぎをせず中途半端なクロスで相手GKにキャッチされるという大失態を犯したブルーノであり、全体的な傾向として勝手にイライラを募らせてプレー精度を落とし雑な意思決定が増えていくという悪いサイクルに突入しているように見えてならないので今は彼が懸念材料。

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データ

 

Standard

 

シュート数22:21、ボールポゼッション59-41とこの数字を見ただけでも分かるように序盤の得点を活かす事が出来ず大半の時間帯で相手に主導権を握られたヒヤリとする試合を送ったマンチェスター・ユナイテッド

 

多少、観客席との距離感が近く圧迫感のあるケニルワース・ロードの空気感に気圧されたのか審判団の判定がルートン寄りだったとはいえ、21回もファウルを取られているようにDF-MFライン間、もっと具体的に言えばポゼッション時4-1-4-1になる際にアンカーに収まるカゼミロの両脇の空間に対しての対応策が全くもって打たれなかったように、チームとして劣勢になるべくして劣勢になった感は強い。

 

また、ホームチームは明らかに対バック3でのユナイテッドの前線プレスのマーク管理の曖昧さや高い位置に上がってくるウイングバックを念頭に置いた全体の横方向へのスライドの拙さを突いてきたようにも見え、今後も各クラブ赤い悪魔に対してこのような戦い方を採用してくる可能性は十分考えられるため、ピッチに立つ個々のハードワーク徹底は勿論、コーチングスタッフも選手が戦いやすくなるような方策をしっかりと提示しなければならない。

 

 

xG

 

参照:

Luton 1 - 2 Manchester United (February 18 2024) | EPL | 2023/2024 | xG | Understat.com

 

xGはルートン1.57に対しマン・ユナイテッド3.59と大差がついている。理由としてはゴールキーパーとの1on1が複数回あった事が最大の要因で、残念ながらアウェイチームはホイルンドを除きその機会を全て逃しているので実際のスコアに反映される事は無かった。特に60分台のブルーノとガルナチョのビッグチャンスについては、あれを決められないようでは勝てる試合も落としてしまう。

 

 ユナイテッドのPASSING NETWORKはハーフスペースで厳しいシチュエーションに置かれる場面が多かったにも関わらず圧倒的なボールプレーの質を見せたメイヌーの優秀さと1人ポツンと低い位置残って誰とも線が繋がっていないヴァランの深刻さがまず目に入ってきやすい情報。また、ホイルンドに関しても「無茶な・・・」と思うくらいに彼を信用しているのかそれともリスクマネジメント不足なのかという楔のパスがこの試合では多く供給されており、ある意味完全に信頼を掴んだ証でもある。

 

 

あとがき

 

メイヌーのポゼッションロストの少なさとドリブル成功率の高さに驚愕した試合でもあり、最近は90分フル出場も増えてきたので少し怪我が心配になっているが最早欠かす事の出来ないピース。ホイルンドの連続ゴールがマンチェスター・ダービーまで継続してあわよくばそのタイミングでリーグ戦二桁ゴールを達成してくれる事を願いながら次節フラム戦を待とうと思います。

 

 

 

 

【 #FPL 23/24 】GW24 全体アベレージは高いがこちらも悪くない

 

じりじりと全体平均が伸びていき、マンデーナイトのロンドンダービーでコール・パルマーが2アシストとポイントを加算した事もあって最終的に6Ptsのリードに留まりましたが、まずまずの結果だったのではないでしょうか。

 

Gameweek23はこちら


【FPL 23/24】GW23 Højlundに全てを委ね久々の80越え

 

 

 

 

スカッド

 

 

パスカルグロスの2節連続二桁には驚かされると共に、これが無ければまず今節のアベレージ越えも無かったのでひとえに感謝!!

 2Pts以下に留まった選手も5名いたものの、10Ptsの壁を越えているのがキャプテンでポイント2倍のホイルンド含め4人というのが今の状態の良さを表しているかもしれない。

 

誤算だったのはウエストハムが6失点の大敗を喫した事ですが、アレオラ個人はセーブ数を稼いでくれて±0で何とか乗り切ってくれたのでダメージは最小限で済んだ。

 

 

クラブ

(スタメン)
マンチェスター・ユナイテッド:ダロト、ブルーノ、ホイルンド
マンチェスター・シティ:J.アルバレス、ハーランド
ニューカッスル:トリッピアー、ゴードン
アーセナル:サカ
ウエストハム:アレオラ
ブライトン:グロス
ルートン:ダウティー

(リザーブ)
ピックフォード、ジンチェンコ、コルウィル、タヴァーニア

 

IN:アーリング・ハーランド
OUT:オリー・ワトキンス

 

前節の記事で話した通りハーランドをチームに戻して大爆発だったワトキンスを良い状態のままリリース。結果的にこの入れ替えは選んだ選手もそのタイミングも良かったと思います。

 

 

対戦カード

マンチェスター・シティvsエバートン
 ↪2-0 マンチェスター・シティ勝利

ルートンvsシェフィールド・ユナイテッド
 ↪0-3 シェフィールド・ユナイテッド勝利

フラムvsボーンマス
 ↪3-1 フラム勝利

ウルブスvsブレントフォード
 ↪0-2 ブレントフォード勝利

トッテナムvsブライトン
 ↪2-1 トッテナム勝利

リバプールvsバーンリー
 ↪3-1 リバプール勝利

フォレストvsニューカッスル
 ↪2-3 ニューカッスル勝利

ウエストハムvsアーセナル
 ↪0-6 アーセナル勝利

アストン・ヴィラvsマンチェスター・ユナイテッド
 ↪1-2 マンチェスター・ユナイテッド勝利

クリスタル・パレスvsチェルシー
 ↪1-3 チェルシー勝利

 

 

やはりこの男抜きでFPLを戦い抜く事は不可能

 

 

 

アイツにボールを集めれば勝てる、そう思わせるFWを抱えているチームはターゲットの明確化という点でフィニッシュワークの固定パターンが生まれやすく、ブロックを崩す際やハイレベルな試合で極限状態にある最中でその真価を発揮する事がしばしばあります。また、フットボールの理解度が高く、基本的な事は何をやらせても上手いという選手は作り出す事が出来ても理不尽な選手というのは生まれ持った資質に頼る部分が多く、歴代のドリームチームでも大半は外部補強で賄ってきました。

 

エバートン戦で2ゴールを奪ったハーランドについても対戦相手からすれば災害という言葉が相応しい理不尽なストライカーであり、2点目で吹っ飛ばしたブランスウェイトもかなりフィジカル自慢の選手なのですが全くもって問題にしていません。正直乾いた笑いが出るような内容で、ライバルクラブのファンとしては同郷のオーレ・グンナー・スールシャール時代に何とかして彼を引き入れる手段は無かったのか、などと今でもふと考えてしまうくらい羨ましい存在。

 

しばらくの間負傷離脱していたノルウェーの怪物ですが、今回13Ptsを加算して通算スコアは130Ptsに到達。Total Score全体一位のサラーはGameweek25のブレントフォード戦に復帰するかどうかといった具合で本格的に調子を取り戻すのはもう少し先の事になりそうなので、再びこの男がFPLのポイントリーダーに君臨する日が近いかも。

 

 

ダブルウィークに備えた編成

 

Gameweek25で2試合を予定しているのはマンチェスター・シティリバプールブレントフォード、ルートンの4クラブ。

 

ブレントフォードリバプール→マン・シティ、ルートンはマン・ユナイテッド→リバプールとかなりタフな日程のため、イヴァン・トニーやイライジャ・アデバヨのストライカー陣、或いはセットプレーのテイカーとしてアシストや直接ゴールの加点を期待出来るマティアス・イェンセン、アルフィ・ダウティーのように攻撃面での加算狙いでなければここにリソースを注ぐのは避ける事が賢明。

 

よってシティかリバプールに普段よりもFPLユーザーの注目が向きやすく、ハーランドはもはや当たり前のように各々のスカッドでキャプテンに指定されるでしょう。大事になるのはそれ以外の選手でどれだけ他から抜け出しを図れるかという点で、個人的な話で言えばジンチェンコかコルウィル辺りを放出してDF枠にマン・シティ3人目を1節限定で取りに行こうかと思っています。

 

 

あとがき

 

具体的な補強候補としては多分アケになりそう。今季はグヴァルディオル加入で出場機会減少も想定されたものの、蓋を開けてみればLBとCBでほとんどフル稼働。得点関与も2ゴール2アシストとまずまず期待出来るため、翌節以降のフリアン・アルバレス放出も睨みつつこのタイミングで彼をチームに加え入れたい。

 

 

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【 #AVLMUN 】課題も見えたがPL3連勝。途中出場のMcTominayの得点率は異常

※23/24 イングリッシュプレミアリーグ

アストン・ヴィラvsマンチェスター・ユナイテッド戦の記事です。

 

内容としてはお世辞に褒められたようなものではありませんがリーグ戦の連勝を3に伸ばしてアストン・ヴィラからシーズンダブル達成。彼らすれば全くもって納得がいかないかもしれませんが、悪いなりにも勝ち星を積み重ねられるようになったのは成長と捉える事にします。

 

 

 

 

【Match Review】

 

Starting lineup

 

ベンチ入りアストン・ヴィラ
8 Tielemans, 12 Digne, 14 Pau Torres, 19 M.Diaby, 22 Zaniolo, 25 R.Olsen, 27 M.Rogers, 29 Kesler-Hayden, 47 T.Iroegbunam 

マンチェスター・ユナイテッド
1 Bayındır, 2 Lindelöf, 4 S.Amrabat, 14 Eriksen, 16 Amad, 21 Antony, 35 J.Evans, 39 McTominay, 62 O.Forson

 

 

前半

 

両チーム共に昨年12月下旬の試合から大元になるスタイルは変わらず、やりすぎなくらいのハイラインで全体的な縦の距離感を圧縮し、背後の問題についてはGKマルティネスのカバーリングとDFラインのオフサイドトラップで対処しようというアストン・ヴィラとスピードのあるアタッカー陣にミドル・ロングレンジのボールを多く供給してカウンター中心に少ない手数で相手ゴールを陥れようというマンチェスター・ユナイテッドの構図で進んでいく。

 

ただ、残念なのは前回からの教訓を活かさずにまたしてもオフサイドラインの前後で駆け引きを試みて当然の如く引っかかる場面が一度や二度では無かった点で、少し余裕を持たせてトップスピードに乗る事をより重視するような裏抜けをもっとチームとして徹底してもらいたかった。

 ある意味では予想の範疇とも言えるが、後述するアストン・ヴィラ左サイドの可変に対してガルナチョとダロトのコミュニケーションがやや上手くいっていないように見えた点については、これが単発になる事を願う。

 

 

アストン・ヴィラはLBのアレックス・モレノが左外でサイドアタッカーのように高い位置を取り、純粋なウインガーではないジェイコブ・ラムジーはハーフスペースから推進力を活かしたボールキャリー等で貢献。逆サイドは個で打開できるベイリーを素直に外に張らせておき、キャッシュは後ろでバランスを意識しているように映った。

 

また、1トップのワトキンスは主にダロト-ヴァラン間を自由に動き回りながら、ヴァランの強度不足を見抜くとそちらを重点的に狙い、ミドル・ロングレンジのフィードをことごとく収めて攻撃の起点として重要な役割を果たした。

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17分、ラッシュフォードが獲得したFKから始まる1つ前のシーンでCKを得ていたユナイテッドは、ブルーノからのボールに競り勝ったマグワイアが折り返した頭でのお膳立てにホイルンドが見事応えて先制に成功!!

 

あまりにも綺麗にフリーになっていた為、ヴィランズのラインコントロールにかける熱量も考えて当初はオフサイドを疑ったが、ニアストーンを任されているワトキンスが一瞬出遅れた事でオンサイドに。マグワイアのヘディングに備えて後ろを向く直前までホイルンドはワトキンスの動きを確認出来る体勢だったが、仮にこうなる事を想定してポジショニングしていたのだとすれば末恐ろしい。

 

また、攻撃時のセットプレーでマグワイアを最初のターゲットに設定するのは恐らくこの試合を踏まえたチーム戦略として決められていたようにも思え、以前イングランド代表における彼の得点関与率にスポットを当てた記事でも言及したように、目の前の相手に競り勝つという点においては細かい精度を要求しなければ分かっていても止められないという強さを持つこの男を素直に活かす方策に大いに賛成。

 

リードされたとはいえホームチームに気落ちしている気配は見られず、サイドに圧縮して相手を追い込もうとする際に反対側の選手(ウインガーフルバック)やブルーノのポジショニングがフワフワしているというユナイテッドの弱点に付け込んで横に相手を振るようなボールプレーで多くのチャンスを生み出す。

 特に左サイドのラムジー→中央マッギン→左ハーフスペースワトキンスという綺麗な3ユニットのパスワークが決まった25分の攻撃はオナナの勇敢な飛び出しが無ければどうなっていたか分からない。

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何かが劇的に変化するということもなく、個人的に好きな選手の1人だったマティ・キャッシュの守備対応がレイト気味に足を挟んでくる危険なタックルに頼るようになってしまった様を改めて見せられて残念に思い、逆に以前ならば相対比較で分が悪かったかもしれないダロトのあらゆる面での成長に感激を受けながら前半は何とかユナイテッドの1点リードで終了。

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後半

 

ハーフタイム明けのマンチェスター・ユナイテッドはショーに代わりリンデロフがLBとしてピッチに入る。情報が無かったリアルタイムではまたしても負傷したのか……と前者の稼働率の低さを嘆く声が圧倒的多数で、私自身も今後のLB事情について悲観的になりながら試合を見ていたものの、後に指揮官の口から交代理由は怪我の予防措置というアナウンスがなされてほっと一安心。

 

前半の問題点の1つであったヴァラン周辺のスペースを自由に使われる現象についてはダロトがより内側に絞るようになって対応し、ガルナチョはその穴埋めとして守備時のプレスバック負荷が上昇したが、逆に上がってくるモレノに対してのマーク管理も明確になったのでかえってやりやすくなっているにも見えた。

 

リンデロフについてはスピード勝負になると厳しいという事は織り込み済みなので仕方ないにしても、ビルドアップなどで自陣低い位置のタッチライン際に張ってボールを要求し、その後のパスの出しどころに困ってボールロストを招く場面があった事については残念に思う。ヴァランがワトキンスに背中を取られ完全にマークを外された後、オナナの驚異的な反応で何とか凌いだという48分の危機も元はと言えばリンデロフの受けどころの悪さが原因だろう。

参照:MUTV | Manchester United
研究・批評目的の引用であり、著作権侵害の意図はありません

 

また、過去2試合でプレーぶりの変化について好意的に受け止めていたブルーノに関してもこの試合では対人守備で軽率につま先を差し出して交わされたり、時間的余裕があるにもかかわらず力任せに脚を振り抜いて得点機会をフイにする等また悪い頃の雑な姿が出始めているのは気がかりで、ラッシュフォードの守備についても同様の傾向が見られる。

 

セットプレーで押し込んだ状態を活かせないユナイテッドは逆にリスタートやインターセプトからのカウンターで何度も失点寸前のピンチに直面し、ベイリーのテイクオンからラムジーがゴール正面で合わせた61分のシーンはダロトのカバーリングが無ければ確実に同点弾にされていた。ダロトのファーポストカバーはCK守備などでもそれが失点阻止の直接的要因になったケースが片手に収まりきらないほど存在しており、隠れた長所の1つだと個人的には思っている。

参照:MUTV | Manchester United
研究・批評目的の引用であり、著作権侵害の意図はありません

 

65分少し手前にブバカル・カマラが自爆のような形で右脚を痛めて負傷交代し、アストン・ヴィラはこの試合最初の交代カードを切る。ムサ・ディアビの投入によってMFの配置に変化を加え、短い時間だったがベイリーと彼が右サイドでリンクした際の攻撃はユナイテッドにとって脅威だった。

 

67分、上述の2人のコンビネーションで奪ったCK後のセカンドボールからベイリーの低いクロスにドウグラス・ルイスがダイレクトで合わせて試合は同点に。

 

ゴール自体は見事だったものの、その後のドウグラス・ルイスのアクションについては到底許容出来るものではなく、この行為を見て以前よりも遥かに素行や性格を重視するようになったメガクラブへ加入する事は無さそうだ。見方によっては差別的な意図が隠されていたと受け取られても何ら不思議ない行動であり、現状ネタ扱いに留まっているのは幸運だろう。

 

同点弾の後、ユナイテッドはラッシュフォードを下げてスーパーサブとしての立場を確立するマクトミネイを投入し、ガルナチョを左、ブルーノを右サイドに移動させた。コンビを組む相手がウインガータイプではなくなった事でダロトのポジショニングはその分前目になっている。

 

86分、ユナイテッドのポゼッションでヴァランが右サイドでボールを持つと、右ハーフスペースで裏抜け及び相手DFを押し下げるようなオフ・ザ・ボールを試みるメイヌーへロブパスを送り、メイヌーは2枚を引き寄せたところでダロトにバックパス。これをダイレクトでゴール前に放り込んだ背番号20の美しいカーブクロスに対し、消える時間帯も短くなかったマクトミネイが待っていましたとばかりに頭で合わせて勝ち越し弾に!!

 

再度振り出しに戻そうとするアストン・ヴィラのクロス乱打をマグワイア筆頭にディフェンスラインの奮闘もあって凌ぎ切り、更にアディショナルタイムにはアムラバトが復帰し1つカウンターを防ぐ良いプレーも見せてユナイテッドが1-2でヴィラ・パークでの勝ち星を得た。内容としては2戦とも負けていたがリーグ戦シーズンダブル達成。

 

データ

 

Standard

 

シュート数23:17、オンターゲットはヴィランズが2倍放っているというスタッツでよく1失点におさめたとマンチェスター・ユナイテッドの守備陣、特にオナナ、ダロト、マグワイアの3名については賞賛に値する。MOTMについてはそのオナナかダロトで迷うが、ビッグチャンスのセーブが複数回あった前者を今回は選出したいと思う。

 

なお、オフサイド6つのうち4つは前半に記録されたものだが、前回対戦から1ヶ月半程度しか経過していないにもかかわらず何故対策をしていなかったのかと正直チームの戦術面にはがっかりさせられた部分もある。

 

 

xG

 

参照:

Aston Villa 1 - 2 Manchester United (February 11 2024) | EPL | 2023/2024 | xG | Understat.com

 

両クラブ合わせて30本を越えるシュートがそれぞれのボックス内から記録されているというある意味でノーガードの撃ち合いのような内容だが、ゴール期待値は2.65-2.45と僅差ながらホームのアストン・ヴィラがリード。

 

ゴール正面でのビッグチャンスを2回とも得点に結びつけたユナイテッドに対し、ヴィランズはオナナの驚異的なセービングや自分たちの精度不足にも泣かされ決めきれなかったケースが目立ったのも勝敗を分けた差だろう。

 

 一方でPASSING NETWORKを見るとポゼッションでのそれぞれのポジショニングや役割が明確になっている事が伝わってくるアストン・ヴィラのキレイなマップと、カウンター中心だった事は考慮するにしても乱雑としていて左右で分断されてしまっているユナイテッドでは明確に完成度に差があるように見える。

 

 

あとがき

 

今回の勝利で遂に得失点差を±0まで戻す事になったユナイテッドですが、24試合33ゴールという数字はトップハーフ最少で得点力不足はまだ解消されたとは言えない状況。ルートン戦、フラム戦と次の2試合で3ゴールずつ奪ったとしてもまだ40に到達しないと言えばその深刻さが伝わるかもしれません。

 

守備面ではカゼミロの状態が上向きになるのと反比例するようにヴァランのか弱さがクローズアップされる日々が続いており、こちらに関しても絶対的なDFリーダーであったリチャの離脱をどこまでカバー出来るのか不安は募る。

 

 

 

 

【 #FPL 23/24 】GW23 Højlundに全てを委ね久々の80越え

 

コスト4を支払って獲得したホイルンドは8×2で16Pts獲得、支払ったコスト分を差し引いても12Ptsと十分な数字の上積みで珍しく賭けに勝ちました。

 

Gameweek21,22はこちら


【FPL 23/24】GW21,22 一過性の好結果で終わらせたくない

 

 

 

 

スカッド

 

 

GK+DFで20Pts、MFで30Pts、FWで36Ptsとバランスよくポイントを積むことが出来たGameweek23は今季最も満足度の高い節でした。誰かが突出しているという訳では無く全体的な押し上げでここまで持っていけた事も喜ばしい。

 

 

クラブ

(スタメン)
マンチェスター・ユナイテッド:ダロト、ブルーノ、ホイルンド
ニューカッスル:トリッピアー、ゴードン
アーセナル:サカ
マンチェスター・シティ:J.アルバレス
アストン・ヴィラ:ワトキンス
ブライトン:グロス
ルートン:ダウティー
エバートン:ピックフォード

(リザーブ)
アレオラ、タヴァーニア、コルウィル、ジンチェンコ

 

IN:ラスムス・ホイルンド
OUT:アレハンドロ・ガルナチョ

 

ガルナチョもGameweek23で17Ptsを獲得しているので一概に成功とは言いづらいものの、中期的に見てFWにホイルンドをもう一度加えたかったのも事実なので今回は良しとしましょう。このままガルナチョが活躍を続ける場合はブルーノと入れ替えようと思います。

 

 

対戦カード

 

 

栓が抜けて苦しんだ分を一気に爆発させる大器

 

 

 

今回の2つの個別項に共通するテーマはケチャドバ。まずはウエストハム戦で先制点を記録しリーグ戦では4試合続けてのゴールを奪ったホイルンドについて。

 

彼が中々得点を加算出来ていなかった背景として、本人が目の前のチャンスを決めきれなかったことは勿論大前提としてありますが、それ以上にチームメイトが彼にゴールに繋がるようなパス/クロスを供給する機会が他クラブのストライカー達との比較で格段に少なかった点が挙げられる。

 

例えば、離脱期間を挟みながらもトップスコアラー争いを牽引するハーランド、サラーの両名は共に90分辺りのシュート数が3を越えており、2名に続くソランケは3.08,後述するリシャルリソンも3.72とそもそものチャンスの数が確保されている場合が圧倒的に多い。

 

一方でホイルンドは1トップとしての出場が大半でありながら90分辺りのシュート数は僅かに1.67、fbrefでShootingからポジション毎にソートしてもらえるとよくわかると思うが、ストライカーでこれより低い数字なのはハマーズのアントニオとイーグルスのマテタくらいで、仮にもBIG6のFW一番手がここに位置するという結果自体がチーム状態の不安定さを証明するものだろう。

 

 そして、数字としてはここ4試合のシュート数でさえも1→1→2→2と大きく好転した訳ではないものの、試合を見た感想としては彼をデコイではなくターゲットにした味方からの配球自体は増加しているように感じられ、敵陣ボックス内でのタッチ数に目を向けると実際に近3戦はいずれも5回を越えているので、概ねこの印象は間違っていないのではないだろうか。

 

願わくばこの好調がシーズン最終戦まで継続してもらいたい。FPLでも後半戦のキャプテンは今後彼固定で行こうと思う。

 

 

リシャルリソンを獲るタイミングを逃した感も

 

 

 

一時、とにかくゴールから見放されてキャリアの転落期に入っているという見方が基本であったリシャルリソンは上述のホイルンドよりも一足先に泥沼から足を抜く事に成功し、12月中旬のニューカッスル戦で3ヶ月ぶりの得点を奪ってから僅か2ヶ月程度でプレミアリーグでのゴール数を10の大台に乗せるという圧倒的活躍を見せている。

 

人間、まず何と言っても第一印象が大切だという言節は古今東西あらゆる場面でよく目にするが、もう何試合も継続してハイパフォーマンスを見せているにもかかわらず、あれやこれやと理由を付けて彼を獲得していない私自身も今季の彼について最初の状態で低く見積もりしていた感は否めない。

 

10ゴールの内訳についても直近のエバートン戦における自身2得点目を除けば全てゴール正面のシュートであり、先述した90分辺りのシュート数3.72という値が示す通り今季のスパーズはリーグトップクラスの得点機会を創出する力があるため、負傷離脱が無ければ今後も彼の得点数が順調に伸びていくのではないか。

 

 

あとがき

 

ハーランドの復帰はワトキンスとの入れ替えでこのトレード期間に行おうと考えています。背景としては、シェフ・ユナイテッドから1ゴール3アシストを奪う大暴れをしたワトキンスはミッドウィークのFAカップ再試合でフル出場しており、尚且つその相手がチェルシーで試合負荷が高かったこと、更に週末のカードがマン・ユナイテッド戦という事も考慮。

 

 

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FPL-記事一覧

 

 

 

 

【 #MUNWHU 】良い意味で待てるようになり始めた結果の快勝

※23/24 イングリッシュプレミアリーグ

マンチェスター・ユナイテッドvsウエストハム・ユナイテッド戦の記事です。

 

 

待つと言ってもその場で棒立ちする方ではなく、味方の位置や全体のバランスが整っていないと感じたら一度後ろに戻してやり直していくというポゼッションフットボールに不可欠な待つがようやく出来るようになってきたように見えたウエストハム戦。

 

 

 

 

【Match Review】

 

Starting lineup

 

ベンチ入りマンチェスター・ユナイテッド
1 Bayındır, 2 Lindelöf, 4 S.Amrabat, 14 Eriksen, 16 Amad, 19 Varane, 21 Antony, 39 McTominay, 62 O.Forson, 

ウエストハム
1 Fabiański, 3 Cresswell, 11 K.Phillips, 15 Mavropanos, 17 Cornet, 18 Ings, 21 Ogbonna, 45 Mubama, 57 O.Scarles 

 

オナナに続きアムラバトもAFCONから帰ってきてベンチ入り。リンデロフも戦列に戻りようやくスカッドに厚みが出始めている。

 

前半

 

入場してきた際に両指揮官がリースを抱えていたのはこの試合がミュンヘンの悲劇が起きた2月6日から一番近い試合日だったから。この試合はマン・ユナイテッド、ウエストハムの両クラブの選手が腕に喪章を巻いてプレーする。

Embed from Getty Images  

 

 

公式戦3試合ぶりにオールド・トラッフォードに戻ってきた赤い悪魔は試合序盤の主導権を握る。ウルブス戦で言及したブルーノのプレー傾向の好ましい変化はしっかり継続しており、偶然の産物ではなくコーチングスタッフからなにか指導があったのかもしれないという好意的見方をしても良さそうだ。

 

また、カゼミロに低い位置で相手のプレスを受けながらビルドアップに参加させる回数を減らして弱点が出にくくしているように見えたのも変化で、リトリートして時間を稼いで欲しい場面で飛び込んでしまう癖はまだ治りきっていないものの、アンカーというよりはハーフバック的使い方で守備面でのフィルター役の比重が高いこの運用ならば以前よりは試合毎のパフォーマンスが安定しやすいのではないかと思う。

 

なお、カゼミロが後ろ向きでレシーブする状況を苦手にしているのはホイルンドの落とし→中盤に入っていたダロトの散らしで左サイドからアタッキングサードでのポゼッションに移行した12:30~のリスタート後最初のプレーによく現れている。

参照:MUTV | Manchester United
研究・批評目的の引用であり、著作権侵害の意図はありません

 上述のポゼッションの流れから、14分にはやや強引にテイクオンを試みたラッシュフォードがボックス内まで侵入し、アレオラとズマが味方同士交錯しながらもなんとか後者のクリアで難を逃れた場面もあったが、そのアレオラは結局ハーフタイム明けにピッチを退いているので、状況から察するにこのコンタクトで彼は負傷を負っていた可能性が高い。そして恐らくそれは頭部へのダメージと考えられる。

 

 

ウエストハムはやはりセットプレーが驚異的でウォード=プラウズの右足×屈強な選手たちがターゲットに待つというシチュエーションは分かっていても全てを防ぎ切る事は出来ない。11分にはCKからショーが一瞬マークを剥がされてソーチェクにヘディングシュートを許した所からあわやという場面を許しており、ショー以外にもボールウォッチャ―になっている選手が散見された。

 

ビルドアップではエドソン・アルバレスがCBに吸収されてフルバックを前に押し上げる3-3-1-3を前回対戦と同様に採用し、そのアルバレスと左CBのアゲルドはロングフィードの精度も備わっているので、マン・ユナイテッドとしては前線プレスをしっかり行うか或いはホイルンド以外のフィールドプレイヤーがしっかりブロックを敷いてスペースを埋めるかがハッキリしないと即危険な展開に。

 

 

15分にはCKからの2次攻撃でブルーノのドライブショットがゴール右上を捉えていたが、これは反応型GKとしてリーグ有数のショットストップ能力を有するアレオラの好守に阻まれている。ただ、キック自体は良い時の状態を彷彿とさせるものがあり、ウルブス戦と今回のようにオープンプレーでテンポを落としてコントロールを重視するような選択が増えていけば、肉体的に消耗していない状態でのキックも増えて結果的に強みであるチャンスクリエイトにも好影響を与えるのではないだろうか。

 

18分、ズマからベン・ジョンソンへのロングフィードを起点にアタッキングサードに侵入したウエストハムはツォウファルのクロスに対して反応したボーウェンとさらにそのマークに向かったカゼミロがボールに触れなかった事でゴール正面のソーチェクに好機。シュートはマグワイアの足にディフレクトして軌道が変化し僅かに枠を逸れた。

 この場面はウルブス戦でWBの攻撃参加に対するマーク管理が・・・と言及した守備と同じ原理と思われ、ハーフスペースにウインガー、大外にフルバックという状況下でショーとラッシュフォードの連携が上手くいかなかった事が大きな要因だろう。

 

23分、相手陣内でボールを持つ状態から一度オナナまで戻し縦の幅を広く使うユナイテッドは、ウエストハムのMF-DFライン間が間延びした隙を見逃さず1stプレスの後ろでパスを受けたブルーノからラッシュフォードで縦パス投入。更にラッシュフォードからホイルンドへというスルーパスは相手に奪われるものの、クリアボールをすぐさま回収してポゼッションは継続。

 その後ルーズボールの奪い合いになった所でカゼミロの素晴らしいインターセプトからショートカウンターが決まり、左足のミドルを意識させたところからモーションをキャンセルして右足に切り替えるというホイルンドの見事な個人技でホームチームが先制!!

 ホイルンドの獲得が決まった際に書いた記事で彼は右足でも強いシュートが蹴れると触れた記憶があるが、まさにその通りのオールラウンドさを見せる美しい得点だった。

 

リードしたとはいえ試合を落ち着かせるには至らず、セットプレーや低い位置でのインターセプトで何度かウエストハムの得点機会を許したユナイテッド。紙一重のところでリチャの球際の強さや思い切って前に出て潰しきるマグワイアのパワーで凌ぐといった場面もあり、特に相手がサイドからサイドに素早く振ってきた際のスライドの速度には課題が見えた。

 

 

後半

 

前述の通りウエストハムはGKの交代があり、ベテランのファビアンスキを投入。

 

48分、クドゥスのロブパスがミスキックになりマグワイアがこれを収めるが、ダロトとのパス交換の後GKまで少し長めのパスで戻そうとした際の動作があまりにも遅くエメルソンに奪われカウンターを招く。完全に不意を突かれた状況でマン・ユナイテッドのフィールドプレイヤーはリチャを除き対応が遅れていたが、エメルソンが角度のないところから自分でシュートを撃った事で救われた。

参照:MUTV | Manchester United
研究・批評目的の引用であり、著作権侵害の意図はありません

 

後から振り返るならば上記がこの試合のターニングポイントだった事は間違いない。プレー再開後ユナイテッドはカウンター気味にアタッキングサードまで一気にボールを進め、ブルーノからガルナチョへのサイドチェンジで右サイドにボールが入ると、カットインから左足で放ったガルナチョのシュートはアゲルドに当たり軌道が変わってゴールイン!!

 エメルソンの守備対応はかなり淡白だったが、その前の場面で負った精神的なダメージも大きかったであろうことが想定され、だからといって許されるわけではないが心情的には少し同情したくなる。

 

55分には狭いスペースで巧みなボールコントロールを見せたアルバレスのキープからウエストハムにカウンターチャンスが訪れるも、ここでもフィニッシュを担当したのはエメルソンで、肝心のシュートは力なくオナナの正面に吸い込まれていく。正に踏んだり蹴ったり。

 

運も味方につけて時間を費やしていくホームチームだが、揺り戻しと言わんばかりに最悪の事態が訪れる。左サイドゴールライン際でツォウファルとコンタクトプレーを行ったリチャが右ひざに相手の体重をかけられる形で負傷……

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一度はゲームに戻ってきたものの、やはりゲーム続行は難しかったようで足を痛めた状態でカウンター対応をした後痛みに耐えきれず再びその場に座り込んでしまい、ヴァランに後を託しピッチを離れた。退く際は自分自身で歩いていた為、最悪の状態は避けられたのではないかと勝手に思っていたが、現状出ている情報としては膝の内側側副靭帯の故障で8週程度の離脱。いち早い復帰を願うが、過去のケースのように無理をして復帰させる状況は避けたいので、チームメイトは彼が安心できるくらいのパフォーマンスを維持しなければならない。

 

なお、ダロトの素晴らしい対応が出たのも上述の2度目の負傷シーンの直前で、マグワイアがロングボールを処理出来ずに入れ替わられたところから、抜群のスプリントでカバーリングに入りシュートブロックに成功している。唯一注文を付けるとすれば、まだボールがラインを割っていない状態でハイタッチをしている点くらい。

 

リチャの負傷から両クラブの選手交代が相次いだので、それまでの分も合わせて変更後の配置を記しておく。

 

過去2試合は2点差から危うく勝ち点を逃すという展開を続けているユナイテッドは守りに入るのか3点目を狙うかの選択を迫られるが、戦い方を大きくは変えず、84分にはプレスを受けている状況でパスを呼んだカルヴィン・フィリップスに対し、マクトミネイとホイルンドが挟み込む形でボールを奪いカウンター発動。ラストパスを受けたガルナチョは冷静にファーサイドへボールを流し込んで3-0。

 

得点に絡んだホイルンド、マクトミネイ、ガルナチョは勿論素晴らしいが、注目したいのは逆サイドでしっかりとプレゼントパスやこぼれ球が舞い込んできた場合を考慮してラッシュフォードが走り込んでいること。こういった細かい積み重ねが試合の勝敗を左右する要素になる事もあるので、守備面も含めて今後も献身性を見せ続けて貰いたい。

 

戦前予想では苦戦するだろうと思われたウエストハム戦は3ゴール&無失点の快勝で幕を閉じ、負債が膨らんでいた得失点差もようやく-1まで取り戻している。

 

 

データ

 

Standard


シュート数はウエストハムに大きく差を付けられているものの、体感としてはアイアンズが距離や角度の厳しい状況からやや強引に狙っていたケースも多かったのでそれほど劣勢だったとは思わない。オンターゲットで勝っているように、珍しくマンチェスター・ユナイテッドがフィニッシュワークの精度で相手を上回ったという事が良く分かるスタッツでもある。

 

選手個人ではリーグ戦連続ゴールを3試合に伸ばしたホイルンドと今回2得点のガルナチョの活躍が目立った。アルゼンチン代表の先輩であり、記憶からは消えかけているがユナイテッドOBのアンヘル・ディ・マリアから注文を付けられたゴールセレブレーションに関しては引き続きクリスティアーノ・ロナウドに倣ったものを見せつけて観客を大いに沸かせている。

 

 

xG

 

参照:

Manchester United 3 - 0 West Ham (February 04 2024) | EPL | 2023/2024 | xG | Understat.com


ゴール期待値はマン・ユナイテッド0.97-ウエストハム1.18とシュート数の割にロースコア決着。それもそのはずでビッグチャンスと言えるようなシチュエーションはガルナチョのダメ押しチーム3点目くらいでゴールエリアの中から放たれたシュートは両チーム合わせて僅かに1つだった。

 

敢えて言及するとすれば後半始まってすぐのエメルソンのシュート、xGマップではxG0.06となっているが、あの場面で彼が素直にパスを選んでいれば遥かに得点期待値の大きなチャンスになっていた事は間違いない。

 

 PASSING NETWORKをみると全体的なバランスはミドルゾーンでコンパクトにまとまっているハマーズの方が良く見えるが、サイドでのコンビネーションプレーはマン・ユナイテッドに分があるかもしれない。ダロト(20)とメイヌー(37)が被るくらい近いのは状況に応じて彼らが左右前後にポジションを細かく変化させていた事と繋がる。

 

 

あとがき

 

ここまで良いスコアで勝利できるとは正直予想していませんでした。実際、ウエストハムのセットプレーに対してはいつ失点しても不思議ではないという圧がありましたし、カウンターからほんのわずかな掛け違いで失点していてもおかしくなかった場面は複数回と運にも恵まれた事は事実。

 

順位表で競り合う相手を撃破したユナイテッドの次なる相手はこれまた来季の欧州カップ戦出場権を巡るライバルクラブであるアストン・ヴィラ。リチャが2ヶ月ほど離脱を強いられる事はあまりにも大きなダメージですが、彼が万全な状態になるまで復帰を遅らせられるくらいのパフォーマンスを見せてもらわなければならない。何せこのクラブはマンチェスター・ユナイテッドなのだから。

 

 

 

 

【 #WOLMUN 】手放した勝ち星を再び手繰り寄せるMainooの超絶技巧

※23/24 イングリッシュプレミアリーグ

ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズvsマンチェスター・ユナイテッド戦の記事です。

 

状況なりのバランスを軽視した代償を払わなければならないという試合状況でしたが、それをも超えるメイヌーの卓越した個の力によって勝ってしまった。ダンスを踊るように軽快なステップでボールを運びながら、コントロールショットがゴール右下に吸い込まれるまでの数秒間はそれをおかずにご飯が2杯食べられるくらいの芸術。

 

 

 

 

【Match Review】

 

Starting lineup

 

ベンチ入りウルブス
3 Aït Nouri, 4 S.Bueno, 8 João Gomes, 17 H.Bueno, 21 Sarabia, 25 D.Bentley, 32 J.Hodge, 62 Chirewa, 63 N.Fraser

マンチェスター・ユナイテッド
1 Bayındır, 5 Maguire, 14 Eriksen, 16 Amad, 21 Antony, 35 J.Evans, 39 McTominay, 53 Kambwala, 62 O.Forson

 

 

前半

 

5分、ヴァランとリチャでゆっくりと時間をかけながら相手陣内での押し込んだ状況を作るユナイテッド。リチャ→左外のショーに斜めのパスを入れ、ショーから素早く左ハーフスペースのカゼミロにボールを預け守備陣形を歪ませると、更にカゼミロから内に絞って実質ダブルピボットのようになっていたダロトへ横パスが通る。そしてガルナチョ-メイヌー-ダロトの息の合った3ユニットでの連携から右サイドを崩すと、ダロトのゴール正面へのパスにブルーノがデコイランでホイルンドに空間を提供し、冷静に周りを見ていたホイルンドのお膳立てに最後はラッシュフォードが巧みなコントロールショットで応え先制!!

 

各々がエゴを抑え味方を活かす囮の動きなども積極的に取り入れて最後はFWからの落としでフィニッシュのシチュエーションを形成、チームとしてトレーニングから狙っていたのではないかと思うくらい美しいゴール。何よりラッシュフォードがこれを決められる状態にあるというのが一時の不振から足の感覚という面では抜け出した事を証明しているのではないか。

 

さて、幸先良く先制したマンチェスター・ユナイテッドについて全体の役割を見ていくと、リチャがヴァランのボールプレーの危うさを上手く隠しながらフルバックはダロトが基本的に中央に構えショーは大外に立つ。ミドルゾーンではカゼミロアンカーの4-1-4-1基準に守って相手CFベルガルドへのパスに関しては概ね阻止出来ていた。

 

ダロトとメイヌーは縦の距離感を状況に応じて細かく調整しており、押し込んだ状況ではダロトがカゼミロとダブルピボットになる事でメイヌーのポジショニングを一列前へ押し上げてガルナチョのサポートに人数をかける事が出来ていた。右サイドの連携は狭い空間でのコンビネーションプレーのみならずこういったスペース管理でも良好さが伺えるので今後にも期待が持てる。

 

また、ブルーノのプレーも明らかにそれはないだろうというギャンブルパスが減少し、後ろの選手を使いながらいい意味で緩さを作り出してポゼッションの安定化についての意識改革の兆しが見られた。更に、ニューポート戦では攻守に全くいい所の無かったカゼミロも守備面、具体的にはインターセプトを狙えるポジショニングや球際での攻防といった自身の強みである部分が改善されたのでイライラさせられるシーンはだいぶ減っている。

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一方、ウルブスは3-4-3で各々の立ち位置や役割が明確なので先制されたとはいえそこまでパフォーマンスが悪かったとは思わない。前線守備は3トップ+トミー・ドイル-レミナのセントラルMF2枚がユナイテッドの2ライン目にマンツーマンで付いていく5人体制で行い、ポゼッションではロングボールを蹴るというよりも後ろの枚数の多さを活かしてじっくりと前に進めていくケースが多かった。

 

そして、ネトとクーニャの両翼はいずれも個で時間を作り更には局面打開も可能なので、彼らにボールを如何にいい形で供給するかという事を最優先事項にしているように傍からは見えたが、低い位置から繋いでいくにしてはGKジョゼ・サの足元はやや心許なく、スカッド全体で見てもどちらかと言えば身体強度を売りにする選手が多いので、チャンスになるシーンはボールが行き来するような展開の方が目立っていたのも事実で、相手目線から見てもロングキックからのセカンド回収で一気に陣地を獲得されるパターンが一番嫌だった。

 

22分、相手1stプレスの後ろでオナナからのフィードを受けたダロトは対応するドハーティの進行方向に対して垂直方向、敢えて水平~ややマイナス側にボールをコントロールして勢いを削ぎ、尚且つ素早いリアクションで中央にボールを運びながらガルナチョへアウトサイドキックでパスを送る。

参照:MUTV | Manchester United
研究・批評目的の引用であり、著作権侵害の意図はありません

 

利き足側の起用でスムーズに斜め内側へのボールキャリーがしやすくなっているガルナチョもラッシュフォードへのサイドtoサイドのパスを通し、最後はタイミングよくオーバーラップしてきたショーのクロスにホイルンドがニアポスト前で潰れながら軌道を変えて追加点ゲット!!

 ホイルンドはずっとこの形のオフボールを続けていたので、後は味方がどれだけ彼を使ってくれるかと以前話したが、ここ最近の結果もあってようやくチームメンバーからラストパスが供給されるようになったという意味で単なる1ゴールではなく大きな転換点になり得る得点。

 

ただ、相手の心を折り切れない詰めの甘さもニューポート戦と同じく、26分にはブルーノのFKにカゼミロが上手くタイミングを合わせ決定機が訪れたが枠を捉えられず。更に31分にはキルマンのバックパスが短くなった所をホイルンドが詰めてあわやという場面を作るもディフレクトしたボールは惜しくもゴールマウスを逸れるなどボックス内まで侵入する機会までは作るものの中々3点目を奪う事が出来ない。

 

シュートの手前で凌いでいるものの、ウイングバックが攻撃参加してくる際のマーク管理に一抹の不安を覚えながら前半を2点リードで折り返す。

 

後半

 

46分にはヴァランが自陣低い位置でタッチライン近くまで開きながらオナナのパスを引き出して奪われかけるも、そこからボールを受けたメイヌー及び彼のバックパスをダイレクトで裁いて中央でフリーになるブルーノへパスを通したダロトの起点でこれを切り抜けて逆にユナイテッドのチャンスへ。右サイドガルナチョ前方のスペースにロングキックを蹴ったブルーノはすかさずゴール前に全力で走り込み、ガルナチョのカットバックから絶好のシュート機会を得るも肝心のフィニッシュは相手DFに当ててしまいまたしてもダメ押し点を入れられない。

 

先述したようにWBに対してこちらのウイングが付いていくのか或いはフルバックに応戦させるのかが曖昧で、なおかつWBが外ではなくハーフスペースに入ってくるパターンになると混乱しているようにも見えたユナイテッドの守備体制を突いてくるウルブスは後半になると一転して試合の主導権を握り始めた。

 

特に55分以降はそれが顕著で、ゴールポストに救われたりゴールエリア内ギリギリで何とかラストパスをクリアするなどいつ失点しても不思議では無かったユナイテッド。丁度日本代表とイラン代表の試合と通ずる点もあり、日本から赤い悪魔を応援するサポーターたちにとっては連日頭の痛くなる展開である。

 

 ドハーティに代えてアイト=ヌーリ、ベルガルドに代えてサラビアと先手を打って動いてきたウルブス指揮官ガリー・オニール。機能していない箇所を的確に入れ替えて尚且つ交代選手によるポゼッションの安定にも成功し、特に広範囲を動き回るサラビアはもしゲームの最初から出場していればどうなっていたかと思わせる内容だった。

 

そして、68分にはヴァランが前で潰しきれず、後ろの枚数が少ない状態でカウンターを食らいその一連のプレーの中でネトとカゼミロがボックス内で接触し、ややダイブにも見えたが主審はペナルティスポットを指さす。PKは入って間もないサラビアがしっかりと決めて1-2。

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この時点で数分の内に追いつかれるであろう事を覚悟した方も多かった思う。現に私もその内の1人だが、そんなタイミングで投入された2人が良い意味でも悪い意味でもこの後の試合展開を大きくかき回していく。

 

75分、右からのコーナーキックを得たユナイテッドはトミー・ドイルの前からキルマンの背後にスッと移動したマクトミネイがそんな2者のマークの受け渡しの失敗を誘発させ、最終的にはゴール正面ややニア寄りでほぼノンプレッシャーのままブルーノのキックに合わせて得点をマーク。

 

マクトミネイがいきなりゴールを奪ったという点ではこの交代策はズバリだったが、問題はアントニーを左ウイングの利き足側で起用したこと。ご存じの通り彼は完全に左足オンリーで右足のキックを使う事は殆どない為、左足でのプレーを前提にするとボールキープの際に前を向いた状態を維持しやすい右サイドでの運用が自然な成り行き。特に相手を背負った状態から選べるプレーの幅が利き足側だと明らかに減少する。しかも、この試合に関しては2つの失点が彼のロスト由来と印象も悪すぎる。

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まずは85分、後ろ向きでレシーブしたアントニーというシチュエーションからボールを奪い自分たちのチャンスをCKで連続して作ったウルブス。マクトミネイとショーのこれまたお見合いのような杜撰なマーク管理からファーサイドで合わせたドーソンのキックが丁度ゴール前への絶好球となり、失点時のまずい対応を後悔していたであろうキルマンが汚名返上のゴールを奪う。

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試合は進み、アディショナルタイムに入った95分、何故かユナイテッドは敵陣で得たCKでCBを上げて後ろにはダロトとヴァランの2枚しか残っていないというリスキーな配置で臨み、案の定カウンターを食らうと最後はオナナの判断エラーも相まってネトのシュートがニアサイドに……

 本質的な原因はリスクマネジメントの希薄さにあると思うが、ボールを失った瞬間だけ抜き取るとここもアントニー。可哀想ではあるが実際今回のパフォーマンスでは批判されても仕方がない部分も大いにあるだろう。

 

ここまでは嫌な意味でユナイテッドの日常風景だが、同点後キックオフで試合が再開して1プレー目で左サイド高い位置でのスローインを得ると、フォーソンの見事なボールキープからメイヌーの圧巻のボールテクニックで何と再び勝ち越し!!!!!!

 

メイヌーに関しては言葉が必要ない芸術だったので敢えて触れる事はないが、フォーソンという選手は明確に自分が使われる側という状況においてのプレーが年齢を感じさせないくらい洗練されており、プレシーズンではボールプレーでの視野の狭さが目立ったがゆえにファンダムでの評価が低かったものの、そんな中で指揮官が彼の残留を希望しているという報道もある種頷ける貢献だった。

 

 

データ

 

Standard


前半は自分たちのペースで試合を進めたユナイテッドだが、3点目を決めきれずウルブスの心に炎が灯ったまま迎えた後半に主導権を失い最終的なポゼッションは53-47と相手にリードを許している。シュート数及びオンターゲット数は殆どミッドウィークのFAカップと変わらないのである意味では安定感があるのかもしれない。

 

ポジティブな変化としてはブルーノのプレーが昨季後半の確実性重視の堅実なスタイルを思い出すかのようにギャンブルパスの減少が見られたこと。それでいてキーパスの数も変わっていないので今後も継続していって欲しい。

 

一時は同点に追いついたウルブスの中で異彩を放っていたネトはクロス試行11回ととにかくボックス内にボールを供給し続け、更には自身がペナルティキックを勝ち取るなどチーム内でのチャンスクリエイトを一手に担った。

 

 

xG

 

参照:

Wolverhampton Wanderers 3 - 4 Manchester United (February 01 2024) | EPL | 2023/2024 | xG | Understat.com

 

実スコア3-4に対しゴール期待値は2.28-3.23とこちらも大味な結果で、両クラブ合わせて6度のビッグチャンスが記録された。特に70分以降の変動が激しく、ネトのPK獲得まではウルブスxG:0.37,ユナイテッドxG2.06とこのイベントの前後で全く異なる試合が繰り広げられている。

 

 PASSING NETWORKは試合内容でも触れたようにブルーノのDecision Making改善も影響したか全体がしっかりと繋がっており、珍しくホイルンドやラッシュフォードも孤立していない。セットプレーに関連する部分の課題とシステム的にかみ合わないWB起用の対戦相手に対する対策は突き詰める必要があるが、一方で収穫も少なくない90分だった事は間違いないだろう。

 

 

あとがき

 

なんとか次の試合までには記事を投稿したいと思っていたので間に合ってよかったです。日本代表の試合を見なければ恐らく時間的に全然余裕だったと思うので、あのようなゲームになるならばそうしたほうが良かったのかもなどど今となっては後悔が無い訳ではありませんが。