いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #MUNNEW 】気になった3つのポイント(追記)

当初はマッチレビューの方に追記しようとしたのですが、ページが重くなりそうなのとスマホで見た際にかなり縦長になってしまうのではないかという懸念から単独の記事にしました。

 

#MUNNEW-マッチレビューはこちらから

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【The Theatre of Dreams~ロナウド復帰戦は見事なゴールラッシュ】

(クリック・タップ👆で記事に移動します。)

 

 

 

 

①マティッチのスタミナ

持ち前のボールキープや楔のパスを前半から連発しており攻撃面では重要な働きをみせたネマニャ・マティッチ。
現実のゲームでスタミナというものを可視化するのは難しいですが、やはりプレミアリーグのタフな環境で90分間通すのは難しくなっているなというのが正直な感想。
特に1プレーの中でのランの繰り返しという面で今の彼はセントラルハーフとして信頼を置ける水準ではないと言わざるを得ません。

ユナイテッドの試合分析を行っているUtdArena氏(@utdarena)のスレッドを参考にしましょう。

 

一番分かりやすいのが被カウンター時のディフェンス。
例えば23分のロナウドのシュートをブロックされてから始まったサン=マクシマンのカウンター。
ここでマティッチはバック3の一員として中央からマクシマンをスローダウンさせつつサイドに追い込むのが理想的な動き。
兎に角速度を低下させて少しでも時間を稼ぐリトリートが求められる場面ですが、走力不安からなのかカバー無しの状況でボールに飛び込んでしまいロナウドチョップで交わされるというオマケ付きでマクシマンの中央進出を許してしまいます。

 

 

この傾向は単にマティッチ1人だけの話ではありません。スピードに自信のあるラファエル・ヴァランは数的不利の場面で冷静にリトリートを選択しますが、失点シーンではマティッチ、ショー、マグワイア、の3名がギャンブル性の高いタックルを敢行した結果全員が交わされ失点。誰か1人でもリトリートで味方の帰陣を待つ事が出来ていれば防げた失点だったかもしれない。

 


ロナウドと既存選手の相性

マンチェスター・ユナイテッド第1次時代のクリスティアーノ・ロナウドは左サイドからロングドリブルでボックスに侵入しそのままゴールを奪うドリブラーの延長戦線上にある選手で、どちらかと言えば球離れの悪いプレイヤーでした。

 

第一次ロナウドの全ゴール

 

 

 


ただ、年齢を重ねる毎にプレーの無駄(遊びとも表現できるかもしれません)を削ぎ落し今のCR7は完全な得点マシーンに変貌を遂げています。
それに伴い自陣~ミドルサードまでの彼のボール保持はワンタッチで味方にはたく事が増加し、周りの選手は勿論ロナウド目掛けて多くのボールを配球して敵も彼に意識が傾いて一瞬彼に気を取られてしまいます。
結果としてダイレクトプレーが増加し、クリスティアーノ自身が囮になる形で周りの選手にスぺ―スが生まれる場面も多かった。

 

 

立っているだけでプレッシャーを与える選手というのが今のユナイテッドではロナウド、ブルーノ、ポグバと3人いるので、相手クラブからすれば個の力という意味でこれ以上に厄介なチームもそうそう存在しないでしょう。

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また、彼のプロ意識の高さは相変わらずのようで、エヴラが自宅に招待された際のエピソードと同じような話がグラントの口から語られています。

 

 

③ワン=ビサカ

 

個人的にはこの③を一番深刻に捉えています。オーレ体制で迎えた1季目、19/20シーズンにハリー・マグワイアと共にレッズに加入して抜群の対人守備で右サイドをほぼ1人で封殺してきたアーロン・ワン=ビサカ。

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そんな彼も今季で3年目を迎えるシーズンですが、確固たる地位を築くと共に相手クラブの分析も進み、今ではシンプルにサイドラインで幅を取って彼に1on1を仕掛けてくる意思を見せる相手はウルブスのアダマ・トラオレかニューカッスルのサン=マクシマンくらい。彼の一番の特徴といえばその柔軟な四肢からもたらされる予想を超えるスライディングタックルですが、逆に言えばタックルされる前にワンツーやレイオフで2人目3人目を利用すればその脅威は大きく減衰してしまいます。

 

単純なパフォーマンスを見てもこの頃より今は低下している感も否めませんが……

 

また、仮にAWBにパスを奪われたとしても彼が攻撃の起点になるケースは殆どない事が既にバレているので相手のフルバックも躊躇なく攻撃参加してくる機会が増加しているように思えてならない。

 

攻撃は最大の守備とはよく言ったもので、ワン=ビサカ自身もそれを察知しているのかニューカッスル戦では50分に珍しくサイドチェンジを試みるシーンがあったり(パスが弱くて奪われましたが)、オーバーラップだけでなくショーをお手本にしたかのようなアンダーラップも時折見せるようになっています。ただ、大前提として彼のボール保持はいつも窮屈で何か怖いものにでも追いかけられながらプレーしているように感じるので、ルックアップの回数を増やしたりチームメイトとの会話でプレーの先読みを更に向上させるなどして余裕をもってプレー出来る機会を1つでも多く増やして欲しい。

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チーム内に最高の手本がいるので、是非ともショーの手ほどきを受けて欲しいと切望しています。

LBとRBならライバル意識もそう高くは無いはずですから色々と有効なアドバイスを貰えるのではなかろうか。。。(時折見せる軽い守備だけはマネしないで……)

 

 

少し具体的な話をするとすれば、ボックス手前でボールを受けた際に1つ飛ばして逆サイドのスペースを狙うような鋭い斜め回転のクロス(ライバルクラブの選手ですが、アレクサンダー=アーノルドやリース・ジェームズが得意とする形)を入れられるようになるとコンプリートRBの座がかなり近づく。

 

【 #MUNNEW 】The Theatre of Dreams~ロナウド復帰戦は見事なゴールラッシュ!!

*21/22イングランド・プレミアリーグ第4節 マンチェスター・ユナイテッドvsニューカッスル・ユナイテッド戦の記事です。

 

 

9月初週の代表戦ウィークを終え、再びクラブの時間がやってきます。

 

プレミアリーグではイギリスのCovid-19 レッドリスト入り国への選手派遣拒否を巡り一悶着あり、Covid関連ではブラジルvsアルゼンチン戦でプレミアリーガーが試合中止の一因になるなどトラブルも多かったです。

 

 

ただ、一時は5日間の出場停止が濃厚とされた4か国11人は無事全員起用可能となり、オールド・トラッフォードで開催される試合でも2名がその当事者となります。

 

 

 

 

プレビュー

 

マンチェスター・ユナイテッドオーレ・グンナー・スールシャール監督はマクパイズ相手にクリスティアーノ・ロナウドのデビューがあると明言しており、先発途中出場どちらかは分かりませんが夢の劇場に集う大勢のユナイテッドファンの前に嘗てクライベイビーと称された青年が酸いも甘いも嚙み分ける大ベテランとなって再び夢の劇場に。

 

 

対するスティーブ・ブルースのマクパイズは今シーズン5-3-2という比較的守備に重きを置くフォーメーションで戦っていますが話題になる事の多いアーセナルノリッジの裏に隠れて密かに今季未勝利。

 

守備も3試合8失点と機能しているとは言えず、彼らの試合を見た感想としては最終ラインに人数を割き、ライン設定を低くしている事でバイタルエリアにスペースを与えてしまう本末転倒な状態に見え、何か改善策の無い限りはユナイテッドの攻撃陣相手に無失点で乗り切る事は難しそう。

 

また、1stGKのドゥブラフカ、2ndのダーロウを怪我で欠いている事も痛手で、現在ゴールマウスを守るフレディ・ウッドマンは昨季スウォンジーでチャンピオンシップ3本の指に入るスタッツを残したとはいえまだプレミアリーグの水準に達しているかは微妙なところ。

 

 

怪我・病気による欠場

マンチェスター・ユナイテッド
アレックス・テレス
エディンソン・カバーニ
スコット・マクトミネイ
マーカス・ラッシュフォード

ニューカッスル
ジョンジョ・シェルビー
ポール・ダメット
マルティン・ドゥブラフカ
ライアン・フレイザー

 

 

スタメン

 

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ベンチ入りマンチェスター・ユナイテッド
2リンデロフ、3バイリー、8マタ、9マルシャル、14リンガード、17フレッジ、20ダロト、22ヒートン、34ファン・デ・ベーク

ニューカッスル
5F.シェア、12J.ルイス、16ヘンドリック、17クラフト、18F.フェルナンデス、23J.マーフィー、26ダーロウ、34ゲイル、56J.ホワイト

 

事前予想はユナイテッド4-2-3-1、ニューカッスル5-3-2。

5バックのニューカッスルに対し、マン・ユナイテッドは攻撃時前線4枚が基本形なのでフルバックの攻撃貢献と中盤2枚からのロングパスが鍵になりそう。

 

 

試合内容

 

個人的なこの試合の重要ポイント

  • マティッチが90分持つのか
  • ロナウドと既存アタッカーの相性
  • 過去3戦、攻守にエアポケットが起きていたワン=ビサカの修正

 

試合後の振り返り

 

 

前半

 

会場にはクリスティアーノ・ロナウドを見る為に大勢のファンは勿論のこと、殆ど顔を見せないエド・ウッドワード、更にはアヴラム・グレイザーまでもが訪れており、他にも何故か関係者席に座るビッグ・サムや俳優のゲイリー・オールドマン、ジャック・ロウデンも来場していたようです。

 

 

試合に話を移しましょう。

序盤からマンチェスター・ユナイテッドがペースを握る展開となり、注目のロナウドはと言うとインターナショナルマッチ通算ゴール数を111としたアイルランド戦2点目後にユニフォームを脱ぎ、イエローカード2枚目のサスペンションで代表チームから早めに離脱した事もあって同じく軽い負傷でクラブに戻ったジェイドン・サンチョとは早速息の合ったのコンビ―ネーションも。

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そしてプレー自体も組み立ての局面ではシンプルにダイレクトパスではたいてくれるので、停滞することなくアタッキングサードまでボールは進みユナイテッド時代しか知らないサポーターにとってはある意味驚きも大きかったと思います。

 9分のチャンスでは尻もちをついて少し緊張も伺わせますが続く11分には左サイドでボールを受けてお馴染み高速シザースからの左足シュートでスタジアムに大きな歓声。

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基本的にはユナイテッドが試合を支配していたのですが時折不用意なロストからピンチを招く場面もあり、15分にはロナウドがボールを失ったところから始まったサン=マクシマンのドリブル突破は前節のアダマ・トラオレのトラウマを想起させる威力で不安が無いと言えば嘘になります。

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ただ、後から振り返ればユナイテッドの守備、特に右サイドが緩かった影響で相手が守り一辺倒にならず攻撃を仕掛けてくれたというのも事実で、実際に複数の得点がカウンター返しから生まれているのでポジティブな見方をすれば相手を誘い出す事に成功したと言えるかもしれない。

 

19分に左のコーナーからヴァランのヘディング、26分にはブルーノの意表を突いた超ロングシュートと散発はあったものの崩したチャンスが中々なかったユナイテッド。

逆に自陣左のスローインボーンヘッドを犯しジョー・ウィロックに決定機を許すなど集中力の欠如を疑うプレーも出ますが、攻撃面では31分にブルーノ→サンチョの決定機が生まれるなど今季一番の充実さをうかがわせる内容。

 

 

とはいえ、得点が生まれないまま45分をターンするかに思えたAT2分、マティッチの無茶なドリブル→ロスト後自ら乳母返すで偶然にも陣形を崩したユナイテッドは右サイドからカットインしたメイソン・グリーンウッドのシュートのこぼれ球にこの男が真っ先に反応。

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グリーンウッドが左足を振り下ろす前に次のプレーを予測して動きだしたロナウドの抜け目の無さが光る得点。

 

 

 

後半

 

47分のマン・ユナイテッドは右サイドのボール保持で最後はポグバのパスを受けたワン=ビサカがグラウンダーで中に折り返しますが味方と意図が噛み合わず。攻撃時の彼は基本的にいつも慌てているように見えてならないので、何か心を落ち着かせるようなメンタルトレーニングが必要なのではないかとも思います。

 

そして後半に入ってもニューカッスルの前3枚のカウンターに苦しめられる構図はそのまま、まずはショーとマティッチが2枚揃ってアッサリとミゲル・アルミロンに交わされお次はマグワイアのリスキーなタックル。その後ははマクシマン→最後は上がってきたRWBマンキージョが冷静にファーに蹴り込んで56分に同点ゴールを許します。

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誰が悪いというよりは関与した選手が揃って致命的なプレーでした。

見ている限り、今季のショーは球際への積極性が裏目に出てアッサリ裏を取られる場面が例年より多い気もしますが、それに関してはもう少しデータが集まってから考えてみます。マティッチもやはり機動力が求められるシーンでは苦しい。

 

 

ただ、全体を見ればユナイテッドがチャンスの数も質も上回っていたので近い内に勝ち越し点が生まれるだろうという安心感があり、62分には自陣での華麗なダイレクトプレーからやや前掛りになったニューカッスルを尻目にルーク・ショーロナウドの2ゴール目で勝ち越しに成功。

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ロナウドのトップスピードを落とさないトラップ、そして最後の股抜きシュートも勿論素晴らしい技術ですがこの場面はショーの持ち運ぶスペース作ったサンチョのランが見事でした。

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66分にはサンチョに替わってリンガードがピッチに登場。

プレイメイカーの前者からよりゴールに近い場所が得意エリアの後者に替えるという事でこれは追加点が欲しいというオーレの明確なメッセージでしょう。

 

そして80分のユナイテッド、デヘアのパントキックから始動したカウンター攻撃でポグバの横パスを受けたブルーノの右足一閃!!

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更にAT2分にはゴール正面狭いスペースをポグバの個人技と途中出場ファン・デ・ベークのリターンでこじ開け、同じく途中出場マルシャルのスルー→最後はJLingzのコントロールショットで勝負あり。

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関与した選手全員がボールを受けた後のリターンを考えて動き直した結果生まれた美しいゴールだったので見た目以上にチームの機能面でも転機になり得る1点でした。

リンガードの得点関与力復活は2つ目のプランとしてチームの大きな力💪。

(まさかこの時の少年と後年ピッチに共に立ち、同じ試合でゴールを決める事になるとはロナウドも予想していなかった嬉しいサプライズなのではないでしょうか🤩) 

 

 

ハイライト

 

 

ゴール⚽45⁺²分:クリスティアーノ・ロナウド
56分:ハビエル・マンキージョ(👟アラン・サン=マクシマン)
62分:クリスティアーノ・ロナウド(👟ルーク・ショー)
80分:ブルーノ・フェルナンデス(👟ポール・ポグバ)
90⁺²分:ジェシー・リンガード(👟ポール・ポグバ)

 

選手交代

 

マンチェスター・ユナイテッド

62分 サンチョ🔁リンガード

85分 ブルーノ🔁マルシャル

85分 グリーンウッド🔁ファン・デ・ベーク

 

ニューカッスル

77分 マンキージョ🔁J.マーフィー

84分 C.クラーク🔁J.ルイス

85分 ウィロック🔁ヘンドリック

 

 

データ

 

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12本シュートを許している事は若干気がかりですが、やはりマクパイズへの相性の良さはこの日も継続。

そしてシュート21本は今季最多記録で内容は5点を奪った開幕戦よりも更に良い。

 

また、この試合でも2アシストを稼いだポール・ポグバは早くも昨シーズンのリーグ戦ゴール関与数(G+A)を越して4試合7アシストと勢い止まらず。

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序盤ロナウドやショーと見事な連携を見せながら30分のビッグチャンスを逃して以降サンチョは少し尻すぼみでしたが、それでもフリーランやサイドでの1on1など今後に期待を持てる内容ではあったので彼に必要なのは時間と自信。

 

 

xG

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参照:

Manchester United 4 - 1 Newcastle United (September 11 2021) | EPL | 2021/2022 | xG | Understat.com

 

xGマンチェスター・ユナイテッド:2.77、ニューカッスル0.62とホームチームが圧倒する結果となりました。

 

それもそのはずユナイテッドのシュート総数21のうち12本がペナルティボックスから放たれており、逆にニューカッスルの守備には大きな疑問が浮かび上がる内容。

最終ライン5枚でこれだけ一方的なスタッツになった試合をプレミアリーグではあまり見たことがありません。

 

因みに、ブルーノのミドルシュートはxG0.03。滅多に決まらないスーパーゴールです

 

 

あとがき

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ほぼほぼ文句なしの試合でした。

ロナウドはやはり持っているな~というのが率直な感想で、36歳とは思えないスプリントは流石の一言。

 

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勿論守備貢献は望めませんが彼がいるだけでプレッシャーになると言うのが正にブルーノのゴールシーン。ニューカッスルDF2枚がロナウドに気を取られたが故のシュートコースがら空きだったと思っています。

 

 

 

【 #PL 】代表戦への派遣拒否を巡り8クラブ計11名の選手に5日間の出場停止処分か

この代表ウィークが始まる少し前、イングランド・プレミアリーグはリーグ全体でイギリスのCovid-19レッドリスト指定入り国に対する選手派遣を拒否するという声明を発表し、このブログでもそれがどのような影響が及ぶのかと記事にしました。

 

レッドリスト国への派遣拒否について

 

 

抑えておきたい前提として、インターナショナルマッチ招集を断られた協会にはFIFAに抗議のトリガーを押す権利があり、これが認められれば代表戦期間後に当該選手の5日間の試合出場停止処分が所属クラブに課されます。

 

今回はこれまでにメキシコ、パラグアイ、チリがこのルールを適用しており、3名の選手がその対象下にありましたが新たにブラジルが同様の措置を取った事で8名が新たに追加されています。

 

*追記あり

 

 

 

 

現時点で5日間出場停止ルールの対象者

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今季の試合と重ね合わせていくとワトフォードのシエラルタを除く10名がクラブでレギュラー起用の選手であり、そのチリ代表DFも昨季は後半戦の快進撃に大きく貢献しているので当然ながらクラブへの影響は大きい。

 

また、マンチェスターの2クラブ、チェルシーリバプールは来週のミッドウィークにUEFAチャンピオンズリーグ初戦を控えており、5日間の範囲次第ではこちらへの出場も不可となる恐れがあります。

 

 

他には、アルゼンチンの3名(スパーズのクリスティアン・ロメロ、アストン・ヴィラのエミ・ブエンディア、エミ・マルティネス)がキックオフ直後に保険局の介入によって中断され大きな騒動となったブラジルとの試合に参加していたのでイギリス帰国後10日間の隔離対象。

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また、ブラジル代表常連のプレミアリーガーとしては他にもエバートンのリシャルリソンがいますが、彼はコパ・アメリカ全試合出場の後に強制力の無いオリンピックチームにも参加して金メダル獲得に大きく貢献した事もあり、特別なケースとしてこの措置の対象外となっています。

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クラブにとっては10日間の隔離>5日間の出場停止。今後もこれが繰り返される?

 

 

 

BBCスポーツ部門の主力 サイモン・ストーン記者(@sistoney67)も言及していますが、レッドリスト国に派遣した場合の10日間隔離と拒否した場合の5日間出場停止を比較すれば明らかに後者の方が少ないダメージで済むので、今の状態が続くのであれば10月、11月の代表ウィークでも同様の事態が繰り返されるのは必至。

 

引き続き英国政府、FA、FIFAはインターナショナルマッチ参加に関してCovid-19の隔離の対象外にする事を含む改善案に関して話し合いを続けているようですが、中和抗体の効果が見込めない南米由来の新変異株"ミューμ株"の台頭など新型コロナに関する問題は未だ解決の糸口が見えそうにないので個人的にはこの話し合いがまとまるとは考えづらいです。

 

 

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プレミアリーグの現最高責任者 リチャード・マスターズ氏はクラブに対し解決策を模索していると書面で伝えていますが、結局のところ今回の騒動もクラブvs代表というCovid-19 以前から表面化している問題の延長線上にあるので、根っこを改善しなければ両者の合意できるところを見つける事は難しい。クラブ側は未だ今回の話に関して声明を発表していませんが、BBCによればこの決定はパンデミック下という自分たちの置かれている状況に考慮がなされていないと感じており、週末の試合に選手達がプレーする許可を与えられるべきだと考えているようです。

 

 

参考

 

 

ユナイテッドへの影響

 

結論から言えば今回に限っては最小限のダメージで済みそうです。

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プレミアリーグ第4節はオールド・トラッフォードニューカッスルと対戦。

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過去5試合は4勝1敗。

ゴール数

 

このように比較的相性のいい相手クラブで、詳しく試合内容を見ていくと殆どのケースでユナイテッドがポゼッション、チャンスの質で圧倒。
今回のマッチアップだけを見るならばボール保持適性の高いマティッチ-ポグバの2DMで特に問題は無いでしょう。

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DMファーストチョイスのフレッジ、マクトミネイは共に試合単位での消耗が激しいプレイスタイルなので今後CLや国内カップ戦がミッドウィークに入る事を考慮すれば良い休養になるかもしれません。

 少し不安なのはバックライン~中盤にかけて代表戦3試合に出場した選手が多数いること。そういう意味で強度の面を重視するならファン・デ・ベークやリンガード抜擢も考えられます。

 

 

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また、悩みどころの1つLWですが、ジェイドン・サンチョは代表合流中に軽い負傷を負ったという事で他のメンバーより一足早くクラブに復帰。スタートがサンチョ途中交代マルシャルという構図だった前節ウルブス戦のパフォーマンスという意味でもこの1戦はフランス代表FWのスタメンが有力。

 

 

一方、ヒストリーという側面からもこの試合はクリスティアーノ・ロナウドの再デビューが濃厚であり、もしもカバーニに替わってこのレジェンドが途中出場となれば背番号変更の背景を含めて後年まで語られるイベントになること間違いなし。

 

レッズでのロナウド1度目の公式戦デビューは03/04シーズンのプレミア開幕戦、オールド・トラッフォードでのvsボルトンですが、この時は当時8番を背負ったThe Class of '92の1人 ニッキー・バットとの交代で61分にピッチ入り。
オーレの傾向からして、余裕のある試合展開ならばこの時間を狙って投入してくる可能性は十分にありそう。

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7と21の関係

因みに、当時ユナイテッドの21番を背負っていたのはカバーニと同じウルグアイの国民的英雄ディエゴ・フォルラン
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ユナイテッドでは本領発揮とはならなかったものの、ビジャレアル移籍以降の活躍はフットボールファンの知るところであり、日本でもキャリア晩年にセレッソ大阪でプレーしていた事もあって人気の高い選手。

 

 

≪追記≫サスペンション回避!! 11選手全員が週末の試合に出場可

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マンチェスター・ユナイテッドではフレッジ(何故かカバーニも)今回の帯同にメンバーに含まれていないという報道もあった通り、現場も対象選手の出場は不可という前提で動いていたようですが、FIFAの懸命な交渉の結果4か国全てが訴えを取り下げて週末のプレミアリーグ(+一部クラブは来週ミッドウィークのCL)に起用可能になったとのこと。

 

 

MUNNEWのカードでもブラジル代表のフレッジパラグアイ代表のミゲル・アルミロンとそれぞれスタメンクラスの選手に影響を及ぼす決定なので特にニューカッスルのスティーブ・ブルース監督にとっては一安心。

10月、11月のインターナショナルマッチに関する話し合いも続いているとストーン記者はTweetしており、バブルを前提とした隔離ルールの例外措置も叶うかもしれません。

 

 

スールシャール、ブルース共に試合に向けたプレスカンファレンスでこの件について"Common sense"(常識)という言葉を用いて現状を憂うような発言をしています。

(Solskjaer speaks about Fred's availability for Man Utd v Newcastle | Manchester United)

 

しかしながら、オーレの言うルーズルーズルーズ(選手・代表チーム・クラブ)の状態からは一歩進展したので、皆がある程度妥協できる点を目指して今後も関係団体には問題解決に全力を尽くして欲しいところ。

新シーズンもジェシー・リンガードの快進撃は続く

 

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この代表ウィークに各地FIFAワールドカップカタール大会の予選が行われ、イングランドは欧州予選グループI ハンガリーアンドラポーランドとの3連戦という過密日程。

 

3試合の真ん中、地理的にもピレネー山脈の麓フランスとスペイン2つの国に挟まれるアンドラをウェンブリーに迎え入れて行われた現地時間9月5日17:00キックオフの1戦は正にジェシー・リンガードの為にあるかの如く試合となりました。

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JLingz 2G1Aの大活躍

 

まずは18分、一度失ったボールをタイロン・ミングスのインターセプトですぐさま奪い返し、中央に人員が固まるアンドラをよそに左サイドからカウンター気味に仕掛けたイングランド

 ブカヨ・サカの折り返しをリンガードが左足で決めてスリーライオンズ先制。

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ゴールパフォーマンスではお馴染みの"JLingz"ハンドサインに先日ユナイテッド復帰が決まったクリスティアーノ・ロナウドのトレードマークを掛け合わせた新セレブレーションで喜びを表現。

 

試合後、BEIN Sportsのインタビューに答えたリンガードは「元々、今回の代表戦のセレブレーションについて僕とメイソン(マウント)が考えていて、クリスティアーノ(ロナウド)のものと僕のものを混ぜてやってみようとなったんだ。 あれはちょっとした歓迎ですが、彼はすぐにチームになじんで見事な助けになってくれるでしょう。」とクラブの伝説との再会を今か今かと待ちわびているようなコメントを残しています。

(Source:Jesse Lingard explains his Cristiano Ronaldo inspired celebration after Man United transfer - Manchester Evening News)

 

 

そのロナウド本人は欧州予選グループAのアイルランド戦で劣勢の試合終盤に立て続けに2ゴールを奪い、アリ・ダエイ氏の持つインターナショナルマッチ通算ゴール数の世界記録を塗り替えると共にチームにとって大きな勝ち点3をもたらしてまた1つ歴史に名を刻みました。

 

クリスティアーノ・ロナウド vsアイルランド戦の詳細

 

 

比較的早い時間帯にゴールを奪い、試合前半9割近いポゼッションを記録したイングランドですが結局リードは1点に留まり45分を終えます。

 大きく試合が動いたのはアタッカーの主力3人を一挙投入してしばらく経った終盤。

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ジャック・グリーリッシュのキープ→マウントのペナルティ獲得、そしてPKキッカーのハリー・ケインが追加点と正に途中出場3人でリードを広げたイングランドは78分にもグリーリッシュのデコイランによってノンプレッシャーパスを受け取ったリンガードがそのまま左45度コントロールショットでこの日2点目を記録。

 

更に85分には1点目とは逆の形、リンガード→サカでダメ押しの4ゴール目が生まれて勝負あり。

 

 

ハイライト

 

 

 

 

ユナイテッドでも両サイドとトップ下の重要な選択肢に?

 

文句なしのMoMとなったこの試合のリンガードのスタッツは以下の通り。

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両ウイングを務めたサカとは頻繁にポジションを入れ替えてマークを絞らせず、実質的にはマンチェスター・ユナイテッドでブルーノ・フェルナンデスが担っているような役割でゴールに直結する動きを何度も見せていました。

 

また、オフサイドになったもののパトリック・バンフォードのパスに反応した20分のプレーは正にユナイテッドでブルーノが得意としている攻撃パターンであり、クラブに戻っても今の彼ならば他のアタッカーと上手く共存できるのではないかと希望が膨らみます。

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具体的には4-2-3-1ならば3のどれか、4-1-2-3ならば2か3の両翼という所でポジション争いに参加する事になると思われますが、ジェイドン・サンチョには今しばらくフィットに向けた時間が必要な状況、マーカス・ラッシュフォードはご存じの通り肩の手術空けでまだ試合に起用する段階ではないのでここからの1ヶ月半程度がユナイテッドにおけるリンガードの勝負所になりそう。

 

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半期ローンで大活躍したウエストハムのオファーを断ってまでクラブへの忠誠を示してくれたわけですから、是非とも彼には立場を掴んで欲しいと心より応援しています。

 

 

新契約のオファーを拒否したと伝えられる

 

 

ウエストハムへの移籍を断りレッズに残留する事を選択したリンガードですが、talkSPORTによればクラブからの新契約のオファーを拒否したといい、理由としてはサンチョ、ロナウド加入による中盤~前線のスタメン争いの更なる激化から出場機会が見込めないというもの。

 

また、彼は以前からスリーライオンズへの想い入れの強さを度々メディアに公言しており、昨季ハマーズにローン加入した決断もEURO2020のメンバー入りをかけての決断だったとされています。

 

West Hamでのリンガード

 

 

ただ、あくまで再契約には応じないというだけで彼は2022年6月いっぱいまでユナイテッドの一員である事に変わりはないので、同じく今季終了後契約満了を迎える親友ポグバと共にまずは赤い悪魔の一員として出場する試合には全力で臨んで欲しい。

 

さて、具体的に移籍となる場合はおそらくフリーエージェントになってから事態が動くと考えられますが、国外リーグの場合には来年1月、国内は契約切れ1ヶ月前からが彼の獲得を狙うクラブの交渉可能期間となります。

 

今夏のハマーズ移籍を断った事を考えるに、恐らくプレミアではなくイタリアやスペインに新天地を求めるのではないかと思っています。しかしながらこういった報道は本来の目的が新契約の条件をアップグレードさせる為のブラフ(出場機会の確保や週給UP)である事も多く、このニュースだけで全てを評価できるとはは到底思えません。

 

 

プランB

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サンチョはしばらくリザーブだろうと判断。
2022年以降の大爆発に期待

 

1つ前のトピックで触れたようにブルーノが担っているプレイメイカー+セカンドストライカーのハイブリッドを彼以外に機能させられそうな選手の筆頭格はリンガードで、ブルーノをリザーブに置きながらもその後の試合展開によって彼を起用せざるを得なかった昨季のハマーズ戦のようなゲームを無くすことが出来るかもしれません。

 

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ブルーノのコンディション管理はチームの成績に直結する重要な要素なので、いくら本人が欠場を極度に嫌うといってもタイトルレースの為に適切なローテーションは不可欠です。オーレもそれは重々承知な筈で、リンガードは年間を通したチーム成績を安定させる為のキーパーソン。

(そういう意味ではファン・デ・ベークのDM挑戦も近いうちに公式戦で試していきたいところです。)

 

 

【 #CR7 】1点ビハインドの試合終盤に劇的2ゴール。代表戦通算得点歴代単独1位に

サー・アレックスにもう一度タイトルを、『やり残した事』についてこのように示唆したクリスティアーノ・ロナウド

マンチェスター・ユナイテッドに合流する前に9月のW杯予選があり、ポルトガル代表はアイルラインド代表との試合に臨みます。

 

 

この試合の前までに代表戦歴代得点トップタイ、キャップ数でもレアル・マドリー時代のチームメイトセルヒオ・ラモスの欧州記録180にあと1つという所に迫っており、試合前にはEURO2020得点王を記念するトロフィーが授与されるなど正に1戦1戦がフットボール史の新たな1ページ。

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そんな彼のメモリアルとなったアイルランド戦について今回は振り返ります。

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あらすじ

 

ポルトガル国内有数の観光地であり、女子サッカーカップ戦でもお馴染みアルガルヴェで開催されたこの試合。

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前半15分にはブルーノ・フェルナンデスが相手のビルドアップのミスに付けこんで獲得したPKのチャンスでロナウドがキックを止められ、そのPKの直前にはアイルランドDF ダラ・オシェイとの小競り合いもあって近年の彼にしては珍しく苛立ちを隠せないような立ち上がりとなりました。

 

その後ハーフタイム直前の45分にはコーナーキックからジョン・イーガンのヘディングで先制を許し後半に入ってもボックス内までは侵入できるものの最後の一手が決まらず、74分のベルナルド・シウバの決定機でも得点は奪えない最悪の経過で、1点ビハインドのまま残す猶予は10分程度というところまで追い詰められます。

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『110』、『111』連発で逆転勝利!!

 

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仮にこのまま敗戦した場合、1試合消化の多い状態で2位セルビアと勝ち点で並び、3位ルクセンブルクとも1差と予選突破に暗雲が立ち込めるポルトガル

 

相も変わらず豊富なタレントを有しながら彼らを活かせない試合を続けるフェルナンド・サントス監督への本格的な解任ムードも漂いかねない状況でしたがそんなチームを救ったのはやはりこの男でした。

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ATが目前に迫る89分、まずは途中出場ゴンサロ・ゲデスの丁寧な浮き球に代名詞となったパワーヘッダーで同点弾。

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更にAT6分にはジョアン・マリオのクロスに斜め後ろに動きながら体幹をキープしまたもヘディングシュートで奇跡的な勝ち越しゴール!!!

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終了間際にエースの大仕事で大逆転に成功したポルトガル代表は2vs1でアイルランド代表に勝利。

また、ロナウドはこの試合の1得点目が元イラン代表ストライカアリ・ダエイ氏の記録を抜いて代表チームでの得点数単独1位となる110点目、そしてゾロ目となる111ゴール目の勝ち越し弾も追加し、彼の記録ルームにはまた1つアンタッチャブルレコードが加わる事となりました。

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因みに、2点目後のセレブレーションでユニフォームを脱いだ事でロナウドはこのW杯欧州予選2枚目のイエローカードとなり、次のアゼルバイジャン戦は出場停止となったため一足早くチームを離脱します。

 

 

インターナショナルマッチ通算得点

 

111  *クリスティアーノ・ロナウド (ポルトガル) – 180 試合
109  アリ・ダエイ (イラン) – 149 試合
89  モクタル・ダハリ (マレーシア) – 142 試合
84  フェレンツ・プシュカシュ (ハンガリー) – 85 試合
79  ゴッドフリー・チタル (ザンビア) – 111 試合
78  フセイン・サイード (イラク) – 137 試合
77  ペレ (ブラジル) – 92 試合
76  *アリー・マブフート (UAE) – 92 試合
76  *リオネル・メッシ (アルゼンチン) – 151 試合
75  シャーンドル・コチシュ (ハンガリー) – 68 試合
75  釜本邦茂 (日本) – 76 試合
75  バシャール・アブドゥッラー (クウェート) – 134 試合

 

(Source:uefa.com)

 

*現役選手

21/22夏の移籍期間最終日の主な移籍

21/22夏の移籍マーケットはプレミアリーグの市場閉幕が再び8月末日まで伸びた事もあって大物の移籍が複数発生するなど活発な動きを見せ、Tranfermarktの集計によれば1,014件、合計€363.14Mの移籍金が飛び交いました。

 

 

トルコ シュペル・リガやイングランド下部リーグなど、まだ取引が可能なところも残っていますが全体としては一応この8月31日が夏の移籍ウィンドウの期限となります。

それゆえ、今回はデッドラインデーに成立した主要な取引をまとめました。

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プレミアリーグ

 

 

オザン・カバク

シャルケノリッジ(レンタル)

 

 

プレミアへの最短復帰を果たした今季も守備の問題が取りざたされるカナリーズはオザン・カバクをローンで獲得。

経営難のシャルケにとっても400万ユーロとされる彼のレンタル料は大きな収入で、仮に完全移籍のオプションが適用されれば更に1,300万ユーロが支払われる模様。

 

 

 

ダニエル・ジェームズ

マンチェスター・ユナイテッド⇒リーズ(完全移籍)

 

 

快速を飛ばして攻守に貢献し、ユナイテッドではロッカールームの盛り上げ役でもあったダニエル・ジェームズは約2500万ポンドで赤薔薇→白薔薇に移籍。

 

私個人の意見としてはスタープレイヤーが増加し彼のような献身性の高い選手はバランスを取る意味でも更に需要が高まると思っていましたが、急遽決まったロナウド復帰による出場機会減少の考慮もあってでしょうか、最終日に取引成立。

間違いなくビエルサのリーズにフィットするプレイヤーなので新天地でも頑張って!!

 

これからも応援し続けます。

 

 

マルク・ククレジャ

ヘタフェ⇒ブライトン(完全移籍)

 

 

ニコラ・ヴラシッチ

CSKAモスクワウエストハム(完全移籍)

 

 

ジェシー・リンガードがユナイテッドでのポジション争いを選択した影響を受けた取引が嘗てエバートンに所属していたヴラシッチのウエストハムへの完全移籍。

 

スポーツ選手一家で姉のブランカ走高跳の五輪メダリストというエリートの彼は一度目のプレミア挑戦において監督交代の余波もあって本領を発揮出来ないままロシアに行きましたが、CSKAでの活躍を評価され3,000万ユーロとされるデッドラインデー2番目の高額移籍金でイングランドにカムバック。

 

アイアンズには目下絶好調サイード・ベンラーマ、パブロ・フォルナルス、そしてRWにもジャロード・ボーウェンといった強力アタッカー陣が待ち構えており、最初はバックアップ要員からのスタートになりそうですが、もしかするとアントニオ欠場時のサブ戦術として昨季幾度か見られた2列目の選手2人(リンガードとボーウェン)を最前線に置いた配置もモイーズのプランにあるのではないでしょうか。

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アデモラ・ルックマン

RBライプツィヒ⇒レスター(レンタル)

 

 

コナー・ロバーツ

スウォンジー⇒バーンリー(完全移籍)

 

 

アブダラー・シマ

スラヴィア・プラハ⇒ブライトン(完全移籍)⇒ストーク(ローン)

 

 

Bチーム登録から瞬く間にスラヴィア・プラハトップチームのレギュラーポジションを獲得し、ELでも4ゴールを奪ったセネガルのシンデレラボーイはブライトンに完全移籍の後チャンピオンシップで好スタートを切ったストークへのローンが決定。

 

個人的には自信を失っているように見えるアーロン・コノリーをローンに出して空中戦に強くモペイとの相性も良さそうなシマを残す方が良かったのではないかと思わなくも無いですが、三笘薫を始め、国内外に大量にローン組を抱えるシーガルズですから何か計り知れぬ意図があるのかもしれない。

 

 

エメルソン・ロイヤル

バルセロナトッテナム(完全移籍)

 

 

アーセナルに移籍した冨安健洋と比較対象になりそうな取引がこのエメルソン・ロイヤル。

元々、彼を熱心に追いかけていたのはスパーズでしたが、RBでジャフェット・タンガンガが一定のパフォーマンスを見せており、特に守備においては時折ワン=ビサカを彷彿とさせる対人の強さをアピール。

 

そのような背景から、RBとしては守備的な冨安ではなく攻撃に強みのあるエメルソンにターゲットを変更したのではないかというのが専らの見方。

 

 

アレックス・クラール

スパルタク・モスクワウエストハム(レンタル)

 

 

サロモン・ロンドン

大連⇒エバートン(フリートランスファー)

 

 

オドソンヌ・エドゥアール

セルティッククリスタルパレス(完全移籍)

 

 

セルティックの旧エースは移籍市場でも人気銘柄とされてきましたが、新天地はヴィエラ率いるイーグルスに決定。

 

古橋亨梧のセンセーショナルな得点ラッシュに隠れるような形となり、少しチーム内での立場が変化したこともあってインパクトは薄いですが過去2シーズンのスコティッシュ得点王のプレミア挑戦がどの程度の成果を出すかは非常に気になる事柄。

 

既に4人のストライカーを抱えるチームに加わるのはあまりポジティブではありませんが、ヴィエラは既存のFWを信用していないようなので、新エース候補としてしばらくは出場機会を与えられると思います。

 

 

冨安健洋

ボローニャアーセナル(完全移籍)

 

 

期限前日辺りから急浮上したアーセナルの冨安確保に向けた動き。

このブログでも記事にしましたが今季のアーセナルは守備に大きな問題を抱えており、空中デュエルに難のあるベン・ホワイトを4バックの2センターでフル稼働させるには上背のあるフルバックのサポートが不可欠という判断だとすればこの動きは確かに正しい方向に向かっているように思います。

 

攻撃性能の高いキーラン・ティアニー、ヌーノ・タバレスのいる左に攻撃の重心を置いたシステムを導入するための*Inverted Full-Backsとして冨安は評価された可能性が最も高く、この使われ方だと配球やボールキャリーに長けた彼にとっても自身の持ち味を十分に発揮できそうな起用法。

 

*(日本のフットボール界では主に偽SBと称される役割ですが、より文面から正確に意味を読み取れるようにここではこのように表記します。)

 

 

サウール

アトレティコ・マドリーチェルシー(レンタル)

 

 

プレミアリーグへの挑戦を希望していたとされるサウールはかねてからの報道通りチェルシーに加入。

デクラン・ライスをトップターゲットとする彼らがアトレティコからやってきたこのMF買い取りOPを適用するかどうかはかなり微妙なところですが、エンゴロ・カンテ、ジョルジーニョ、マテオ・コバチッチ、そしてサウール・ニゲスというスタメンクラス4人が構える中盤のラインナップは世界1、2を争う陣容に。

 

 

Pick Up

 

サンティアゴ・ムニョス(Santiago Muñoz)

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名前を聞いてパッと何かを思い浮かべたそこのあなたはある程度年季の入ったフットボールファンかもしれません。

 

フットボールで成り上がる1人の若者を映画にした『GOAL!』シリーズの主人公サンティアゴ・ムネス(Santiago Muñez)と一字違いのこのメキシコU-23代表はムネスと同じ道を辿るかのように欧州上陸の第一歩としてニューカッスルに加入。

 

プロモーション目的ではないかという声も挙がっていますが今後彼が映画のサンティのようにスター選手になる未来は待っているのでしょうか?

 

 

主要な移籍(プレミア以外)

 

 

トゥーン・コープマイネル

AZ⇒アタランタ(完全移籍)

 

 

5大リーグ上陸は目前に迫っていると見られていたAZのコープマイネルスはマンチェスター・ユナイテッドチャンピオンズリーグで戦うアタランタに加入。

CM、DMだけでなくCBでもプレー可能な彼がどのポジションに収まるかはまだ分からない所も多いですが、非常に厄介な選手である事だけは確か。

 

 

ウィリアン

アーセナルコリンチャンス(フリートランスファー)

 

 

モイーズ・キーン

エバートンユベントス(レンタル)

 

 

フロレンティーノ・ルイス

ベンフィカ⇒ヘタフェ(レンタル)

 

 

ウナイ・ロペス

ビルバオ⇒ラージョ(レンタル)

 

 

マリン・ポングラチッチ

ヴォルフスブルクドルトムント(レンタル)

 

 

ヤシン・アドゥリ

ボルドーミラン(完全移籍)⇒ボルドー(再ローン)

 

 

ハメド・イハッターレ

PSVユベントス(完全移籍)⇒サンプドリア(ローン)

 

 

 

『Goal』 "NxGn"の上位常連だったPSVホープ、モハメド・イハッターレンはユベントスに4年契約で完全移籍した後吉田麻也の所属するサンプドリアへの1シーズンローンが決定。

 

PSVユース出身ではメンフィス・デパイ以来となるワールドクラスになれる資質を持ったアタッカーの彼はFootball ManagerFIFAでも高ポテンシャルなので、もしかするとゲームユーザーの方が馴染みのある選手かもしれない。

 

 

ヴァレンティノ・ラザロ

インテルベンフィカ(レンタル)

 

 

ルノー・カリムエンド

PSG⇒RCランス(レンタル)

 

 

アンドレ・フランク・ザンボ=アンギサ

フラム⇒SSCナポリ(レンタル)

 

 

 

対人守備とドリブルはプレミアリーグでもトップクラスの数値を記録したザンボ=アンギサの新天地はナポリ

以前、このブログではポグバの代替選手になり得る有力候補として彼を取り上げましたが、プレミアリーグのクラブが彼に関心を抱かなかったのは正直予想外でした。

もしかすると、選手側の希望で欧州カップ戦のあるクラブが条件だったのかもしれませんが……

 

 

リース・ネルソン

アーセナルフェイエノールト

 

 

ニコラ・マクシモビッチ

SSCナポリジェノア(フリートランスファー)

 

 

デニス・プラート

レスター⇒トリノ(レンタル)

 

 

イライクス・モリバ

バルセロナRBライプツィヒ(完全移籍)

 

 

エドゥアルド・カマヴィンガ

レンヌ⇒レアル・マドリー(完全移籍)

 

 

 

カマヴィンガの移籍は来夏だろうと高を括っていた私にとってこの取引成立は虚を突かれたようなニュース。

 

フレッジ、マティッチの年齢を考えても来年夏に彼を獲得するのがユナイテッドの理想ムーブだと考えていたのでかなりショックが大きいです。

ただ、選手側の希望はハナからスペイン一択だったようなので元々縁がなかった。

 

 

ケイタ・バルデ

ASモナコカリアリ(フリートランスファー)

 

 

フェトゥ・マウアサ

レンヌ⇒クラブ・ブルッヘ(完全移籍)

 

 

フランチェスコ・カプート

サッスオーロサンプドリア(完全移籍)

 

 

イーサン・アンパドゥ

チェルシーヴェネツィア

 

 

マッティア・ザッカーニ

エラス・ヴェローナラツィオ

 

 

ヨシプ・ブレカロ

ヴォルフスブルクトリノ

 

 

エディー・サルセド

インテル⇒スペツィア(レンタル)

 

 

ヤンヘル・エレーラ

マンチェスター・シティエスパニョール(レンタル)

 

 

カルロス・ヴィニシウス

ベンフィカPSV(レンタル)

 

 

ディオゴ・レイテ

FCポルト⇒ブラガ(レンタル)

 

 

マシュー・ホップ

シャルケマジョルカ(完全移籍)

 

 

エクトル・ベジェリン

アーセナルレアル・ベティス(レンタル)

 

 

ルーク・デ・ヨング

セビージャ⇒バルセロナ(レンタル)

 

 

ガエタン・ラボルド

モンペリエ⇒レンヌ(完全移籍)

 

 

ヌーノ・メンデス

スポルティングCP⇒PSG(レンタル)

 

 

次世代ナンバーワンLB筆頭格とされ、マン・シティ、レアル・マドリーなど並みいるビッグクラブの関心が噂されたヌーノ・メンデスはメッシ、ラモス、ドンナルンマ等々ビッグネームの補強が相次ぎドリームチームと化したPSGの一員に。

 

彼もまた、攻撃に強みがあるフルバックなので右にハキミ起用、そして中盤~前線の面々を見るとチームバランスの崩壊が不安視されるところ。

 

 

ジャバイロ・ディルロスン

ヘルタBSCボルドー(レンタル)

 

 

パブロ・サラビア

PSG⇒スポルティングCP(レンタル)

 

 

アントワーヌ・グリーズマン

バルセロナアトレティコ・マドリー(レンタル)

 

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シメオネの要望が通った形でしょうか。

グリーズマンは立つ鳥跡を濁して去っていった古巣アトレティコ・マドリーに最終日期限ギリギリで復帰が決まりました。

 

ここまでLose-Loseのなった移籍も中々記憶にありませんが、ファン心理を無視すれば€120Mの移籍金収入を得て2季後にローンで買い戻したアトレティコ側はほくそ笑んでいるかもしれない。

人権派から一転して差別主義者の印象になってしまった彼はかつての栄光の場所で再び輝きを取り戻せるのだろうか。

 

 

 

Q:フリーの大物はどうなった?

 

ジェローム・ボアテング

未所属⇒オリンピック・リヨン

 

 

マリオ・マンジュキッチハビエル・パストーレ、そして最終日にトッテナムを退団したセルジュ・オーリエなど今夏はフリーの大物が最終日まで多く残っていましたが、その中でも最大の関心を集めたボアテングはリヨンに加入。

 

4試合を終えて1勝2分け1敗5Pts、5得点7失点とやや守備に懸念のある今季序盤のリヨンにとってこれ以上ない最高のリーダーになるかもしれません。

 

 

まとめ

 

移籍金TOP5

1位 エドゥアルド・カマヴィンガ:€31.0M

2位 ニコラ・ヴラシッチ:€30.0M

3位 ダニエル・ジェームズ:€29.1M

4位 エメルソン・ロイヤル:€25.0M

5位 冨安健洋:€18.6M

 

 

また、成立した移籍の中で選手の市場価値(Transfermarkt)が最も高額だったのは具リーズマンで€60.0M。

 

彼の獲得にバルセロナは€120.0Mを費やしていますが2年後にローンで放出という事実から見るとこの移籍は失敗に終わったと言わざるを得ません。

そして、アトレティコ・マドリーに戻ったこのフランス代表FWは古巣のファンの大半から歓迎されておらず、サウールの代わりに8番を背負うという事も含めて厳しい現実が待っていると思われます。

 

 

また、リーグ別ではプレミアリーグセリエAの動きが活発。

私としては例年に比べミーノ・ライオラが大人しかったという印象を持っており、ポグバ周辺のいざこざも殆どなく割と快適な移籍市場でしたね。

勿論ユナイテッドがDM補強に失敗した事はマイナスですが

 

 

 

 

【 #FPL 21/22 】Gameweek3、どうやら掘り出し物を見つけたらしい

ファンタジープレミアリーグ21/22 Gameweek3に関する記事です

 

 

前節は一言で評するならば大失敗。

まさかの低Ptsに留まりましたが心機一転3節以降の取り返しを目標にして終えました。

 

その願いが叶ったのか、今節は主力選手の落ち込みを補って複数人のプレイヤーが見事な活躍で期待に応えてくれたようです。

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スカッド&マッチアップ

 

 

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ようやく意図したような結果が出て、ブルーノ・フェルナンデスのポイント伸び悩みをチーム全体でカバーし平均より上の点数で乗り切りました。

 

選出自体もそこまで大きなミスは無く、正直かなり気分がいい😀

 

 

クラブ👕

 

(スタメンのみ)
マンチェスター・ユナイテッド:2人
トッテナム:1人
ウエストハム:1人
ブライトン:1人
ブレントフォード:1人
アストンヴィラ:1人
サウサンプトン:1人
リーズ:1人
バーンリー:1人
ノリッジ:1人

 

IN:ポントゥス・ヤンソン

OUT:ハリー・マグワイア

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チャンピオンシップを追っている方ならお馴染みかもしれない元スウェーデン代表CB(EURO2020終了後に国際キャリアからの引退を表明) は不安の声をよそにプレミアリーグ十分に通用すると証明するかのような好パフォーマンス。

以前はビッグマッチで実力を発揮できないケースも多かったのですが、アーセナルとのロンドンダービーを見る限りその心配は杞憂に終わりそう。

 

 

対戦カード

 

 

 

遂にブエンディアが魅せる。ヤンソンもトニーの先制点をアシスト

 

 

アストン・ヴィラブレントフォード、個人的に注目していたこのカードはコーナーキックから先制ゴールが生まれ、一度ボックス外にクリアされたボールをセルジ・カノスが拾い、折り返しのボールをポントゥス・ヤンソンのヒールフリック⇒最後はエースのプレミア初得点と見事なコンビ―ネーション。

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トニーは以前から動向を追っていた選手なので早い段階でゴールが出てくれて本当に良かった。

 

イヴァン・トニー(Ivan Toney)について

 

 

対するヴィランズも13分にダニー・イングスが左サイドタッチライン際でマイナス方向のワンツーから抜け出すと、パスを受け取ったエミリアーノ・ブエンディアの狙いすましたコントロールショットで同点に追いつきます。

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その後ビーズLB リコ・ヘンリーに一度決定機がありましたが、得点には結びつかず1-1で試合終了。

 

 

今回は先制点をアシストしたヤンソンをピックアップ。

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FPL スタッツ画面

 

ここまでの3試合で合計22Ptsを獲得しており、これはプレミアリーグのDFの中でマルコス・アロンソに次ぐ2位タイの好成績。(同率はアレクサンダー=アーノルドとセルヒオ・レギロン)

 

更にゲーム内のコスト面でもどうしても出費を抑えたいDFというポジションにおいて£4.5Mで加入させられる彼は今季のFPLで欠かせない選手になるかもしれない。

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トッテナム勢もヌーノの手堅いフットボールでポイントを伸ばしそうな気配



点取り屋の真髄 (BURLEE)

 

 

1-1の痛み分けで終わったターフ・ムーアのバーンリーvsリーズ

 

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得点はクリス・ウッド、パトリック・バンフォードと両チームのエースが挙げたものでしたが、いずれも味方のシュートに咄嗟に足を出してシュートコースを変えるという本能で奪ったような得点で、このようにボックス内のワンタッチで全てを決めてしまうようなストライカーが私は大好物です。(ユナイテッドでいえばエディンソン・カバーニ、そして電撃復帰のロナウドも)

 

 

リーズと言えば本来マンチェスター・ユナイテッドの積年のライバルですが、ビエルサが長らくラブコールを送っていたダニエル・ジェームズが加入した事もあって少し親近感も湧いているのはヒミツ。

 

 

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そもそも、"キング"カントナに始まりリオ・ファーディナンドアラン・スミスなど、プレミア発足以降のこの2チームは取引が積極的に行われており、赤い悪魔の栄光の日々にはこのクラブの影響が少なからずあっただろうと考えています。

更にいえば、00年代中盤~少し前でのリーズの低迷もあってユナイテッド側はあまり意識してない気もします。。。

 

 

あとがき

 

クリスティアーノ・ロナウドを獲得しようかなと思っていたのですが値段を見て即諦めざる得ない金額……

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因みに、ブルーノ・フェルナンデスは£12.1M

 

流石にこの価格だと手が出ないので最初のプラン通りユナイテッドの3人目はポグバにしようと思います。
 

 

先程は触れなかったのですが、ブエンディアの横にある!マークは負傷ではなくアルゼンチン代表に参加した事によって次節チェルシー戦に出場出来ないことも知らせるサインです。

 

数日前、プレミアリーグが発表したレッドリスト国への招集拒否について書きましたが、実際にはクラブ毎に対応が異なるようでアストンヴィラの2人(マルティネス、ブエンディア)はどうやら代表に参加するらしい。

 

 (クリックorタップで記事に飛びます)

レッドリスト国への派遣拒否

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【 #WOLMUN 】勝ちに不思議の勝ちあり。久々のデヘアFCでアウェイ無敗新記録樹立

 

 

2節はセントメリーズに赴きハイプレスへの無力感を味わい勝ち点1を持ち帰るにとどまったユナイテッド。

 

そんな悪い話を吹き飛ばしてしまうインパクトのあったクリスティアーノ・ロナウドの電撃復帰もあってマンチェスターの街は歓喜に沸いていますが、現実的な話をするならばやはり中盤の補強か既存戦力のブレイクスルーが無い限り今後の苦戦は必至。

 

ロナウド復帰について

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プレビュー

 

レスター⇒トッテナムマンチェスター・ユナイテッドと難敵との試合が続くウルブスですが、新監督のブルーノ・ラージは前任とは打って変わって攻撃的なフットボールを見せており、過去2戦はいずれも1-0で敗北しているものの内容では相手を凌駕しており、最初の得点さえ生まれてしまえば一気に旋風を起こしそうな気配もありますがそれゆえにFW陣のテコ入れが必要でしょうか。

 

ラウール・ヒメネスはまだ万全とは言えず、高額な移籍金で昨季加入のファビオ・シウバもそのプレッシャーに応えるには時間がかかりそうな状況にクラブはRBライプツィヒから韓国代表のファン・ヒチャン獲得を発表。

 

レッドブル系列出身のストライカーは欧州各地に羽ばたいていますが、同じくプレミア初挑戦のパトソン・ダカとどちらがシーズン終了時にスコアを積み重ねているかの競争は見もの。

 

 

 

一方、先述の通りロナウドフィーバーに湧くユナイテッドは新戦力の2人 ラファエル・ヴァランとジェイドン・サンチョの初スタメンが予告されボルテージは最高潮。

 

この試合は19/20シーズンのチェルシー戦から続くアウェイ無敗記録を更新する千載一遇のチャンスでもあり、仮に引き分け以上で終わればインヴィンシブルズ(無敗優勝の快挙を達成した当時のアーセナルの愛称)と同じ27試合で並んでいるこの記録の単独タイトルホルダーとなって名実ともに歴史に名を残す事になるでしょう。

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スタメン

 

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ベンチ入りウルブス
2フーフェル、3アイト=ヌーリ、10ポデンセ、15ボリー、17ファビオ・シウバ、18ギブス=ホワイト、21ラディ、32デンドンケル、39L.カンドル

マンチェスター・ユナイテッド
2リンデロフ、7カバーニ、8マタ、9マルシャル、14リンガード、20ダロト、22ヒートン、31マティッチ、34ファン・デ・ベーク

 

 

 

試合内容

 

前半

 

ユナイテッドはポグバをDMに配置した事もあってダイナリズムというよりは一撃必殺のパスを狙うような立ち上がり。

 

3分にはアタッキングサードでのフレッジパスミスからアダマ・トラオレの純粋なスピードで中央を突破されて最後はトリンカオのシュートがデヘアを襲い、6分にもコーナー後の高速カウンターにルベン・ネベスのパスはフレッジが阻止……したと思いきやまさかのミスコントロールで大ピンチ継続。

 

再びトリンカオにボックス内で決定機、今度はデヘアの横をすり抜けてボールはゴールネットへ向かいますがワン=ビサカのスライディングが間に合ってユナイテッドは何とか無失点でこの危機を乗り切ります。

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ウルブスのチャンスはセットプレーを跳ね返してからのカウンターがメインですが、個で全てを崩壊させるアダマのクオリティは勿論のこと3-4-3の両WBが最終ラインに吸収されてユナイテッドボール保持時の2-3-5に容易に対応出来た事もこの試合展開の一端を担っていました。

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また、オーレはおそらくアダマ対策としてワン=ビサカ-ジェームズのユニットを選択したと思われますが肝心のスペイン代表アタッカーはインサイドに進出してvsポグバの構図を意図的に作り出していたので上手く機能せず、かえってこの右サイド2人のパス能力の低さが攻撃を停滞させる主要因となってしまいました。

 

 

38分にはようやくポグバ⇒ブルーノのラインでロングパスが通りブルーノのシュートがネットを揺らしますがオフサイド

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最後の10分間はボックス内まで進出する回数も増えましたが最終局面までは行けず、結局前半のユナイテッドはオンターゲット0本で折り返し。

 

因みに、ヴァランはアダマとの1on1でクリーンなプレーで冷静に処理するなど持ち前の身体能力から来る余裕を見せてこれがデビューとは思えない最初の45分でした。

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後半

 

50分前後からサンチョとジェームズは左右を入れ替わり、少し両サイドのバランスが良化したように見えましたが得点が欲しいユナイテッドは53分にジェームズ🔁カバーニ、1つ目の交代カードを切ります。

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これに伴ってグリーンウッドRW、サンチョはLWに戻りますが、ショーとサンチョの連携はまだまだ発展途上でお互いにハーフスペースを使いたがるので動きが被ってしまい、やはりシンプルに上下動を繰り返すワン=ビサカとの方が彼にとってはマッチするようにも思えますが2人共器用な選手なのでおそらく時間が解決してくれるでしょう。

 

現状は大体こんな感じの印象を受けます。

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58分にはオフサイドになった前半のプレーと同じようにポグバ⇒ブルーノのパスで今度はオンプレーのまま進行しますが、ブルーノは少しトラップが乱れその後サンチョへのラストパスも通らずこのチャンスを逃します。

 

62分のウルブスはユナイテッドのロストからアダマの爆走⇒トリンカオとこの試合何度も脅威を与えるカウンターで”3度目の正直”を狙いますが、バルセロナから加わった新戦力はシュートをミート出来ず結果は”2度ある事は3度ある”の方でした

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それでも、コーナキックから69分には正真正銘のビッグチャンスが2度訪れますが……

 

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 一度目はデヘア

 

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二度目もデヘア

心中お察し致します。。。

 

ユナイテッドからすれば99%失点しているような場面を守護神の人智を超えたプレーで乗り切る事に成功し、終盤は前半開始からハイペースだった相手チームの運動量に陰りもあって試合をコントロール

 

 

そして80分にメイソン・グリーンウッドの才能としか言いようのないファーポストを狙った一閃でなんとなんと先制は再三に渡り失点のピンチに直面していた劣勢のアウェイチームでした。

 

ウルブスは直前にあったポグバとネベスの接触プレーのファウルを主張しますが、タックルから痛みを訴える前のタイムラグとこの一連の様子を目の前で主審マイク・ディーンが目撃していたこともあって判定は覆らず、逆にシミュレーションでネベスにイエローカード

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アディショナルタイムにユナイテッドから2人、ウルブス1人にイエローカードが提示されるなど終盤は荒れに荒れたモリニューですが、97分にまで及んだ試合は途中出場ギブス=ホワイトのバイシクルが枠外に消えてタイムアップを迎えます。

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ハイライト

 

 

ゴール⚽80分:メイソン・グリーンウッド(ラファエル・ヴァラン)

 

選手交代↔ 

 

ウルブス

70分 トリンカオ🔁ポデンセ

87分 コーディ🔁ギブス=ホワイト

87分 アダマ・トラオレ🔁ファビオ・シウバ

 

マンチェスター・ユナイテッド

53分 ダニエル・ジェームズ🔁カバーニ

72分 サンチョ🔁マルシャル

90分 グリーンウッド🔁ダロト

 

 

データ

 

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スタッツを見ても分かる通り、試合を優位に進めたいたのはホームのウルブス。

ビッグチャンス数は3:0とラージ監督からしてみればどうして負けたのか理解できないと嘆きたくなるような90分間でした。

 

中でもアダマ・トラオレはドリブル成功8/9、キーパス4、ビッグチャンスクリエイト1回と飛びぬけた個で赤い悪魔を蹂躙。

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振り返るとすれば、トリンカオが2度のビッグチャンスのどちらか一方でも決めていれば……或いは70分のCKでデヘアが全盛期のような反射神経を発揮していなければ間違いなく彼らが勝ち点3を得ていたはず。

 

これでウルブスは3試合連続1点差負け、未だ無得点はアーセナルと並びワーストタイの数字ですが内容をみるならば3試合で勝ち点4~9に収まっているべきものでしたから、アルテタ監督の解任も囁かれるロンドンのチームとは違い、今の戦い方を継続すれば自ずとポイントもついてくるでしょう。

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一方、負け展開の試合を制したユナイテッドは1年半以上プレミアリーグのアウェイマッチで無敗を貫き新記録を樹立。

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決して歴史に残る最強チームでは無いですが、その中でこれだけのモノを積み上げたのは未だノンタイトルとは言えオーレ体制の成果として評価されるべき。

ただ、何故ここまで記録が伸びたのかと聞かれると正直なところ明確な回答を持ち合わせていません。本当に不思議な結果です

 

そして、MVPは間違いなくデヘアでしょう。

 試合後にポグバと並び応えたインタビューではロナウドについて問われ冗談交じりに『Who?』と笑いを誘う場面もあって本人も相当興奮していたであろう事がよく伝わってきました。

 

 

xG

 

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参照:
Wolverhampton Wanderers 0 - 1 Manchester United (August 29 2021) | EPL | 2021/2022 | xG | Understat.com

 

xGでもホームチーム優勢は変わらず、例の場面はxG:0.84というビッグチャンス。

逆にグリーンウッドのシュートはxG:0.06で、彼が今季プレミアで挙げた3ゴールの期待値はリーズ戦0.08、セインツ戦0.10、そしてこの試合と3つ合わせてもたったxG:0.24に留まり、そのシュート技術の高さが伺える結果となっています。

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あとがき

 

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勝ちはしたもののイエローカード4枚は正直かなり手痛い結果。

既にシーズン2枚目となったブルーノにはもう少しアンガーマネジメントを求めたい(昨季も言っていた気がする。。。)

 

 

次は代表ウィークを挟んで約2週間後、現地時間9月11日15:00キックオフのニューカッスル戦(H)

 

おそらくクリスティアーノ・ロナウドのお披露目となりそうなこの試合ですが、ニューカッスルもサン=マクシマンという危険なドリブラーがいてFootball Managerユーザーには恐怖でしかないカラム・ウィルソンとの2TOPは要注意。

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【 #UCL 21/22 】グループリーグ組み合わせ決定。ユナイテッドはEL決勝のリベンジなるか

クリスティアーノ・ロナウドの劇的古巣復帰にすっかり心も体も奪われてしまい忘却の彼方……とまではいかないものの月と地球くらい自分の中で距離が離れてしまっていた21/22シーズンのUEFAチャンピオンズリーグのグループリーグ抽選。

 

マンチェスター・ユナイテッドは勿論のこと、他の組み合わせも少し見ていこうと思います。

 

 

 

 

GL組み合わせ

 

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グループA

グループB

グループC

グループD

グループE

グループF

グループG

グループH

 

 

所謂死のグループに相当するのがグループAグループB

 

Aのチームを見比べていくと昨シーズンのグループHと瓜二つ。

ユナイテッドにとっては最初の2戦でパリライプツィヒに勝利したものの、トルコでまさかの敗戦を喫し結局勝ち点9 得失点+5ながら3位でELに回るという思い出したくもない苦い記憶ですが、今季はおそらくオイルの2クラブが通過すると思われます。

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Bは4チーム共に欧州の舞台で目覚ましい成果を出したクラブが並んでおり、どこが勝ち抜けるか現時点で全く予想できないグループ。

敢えて2つ選ぶとすればリバプールポルトとしておきます。

 

 

一方でグループC、グループGは一部の心無い声でEL相当ではないかと言われる地味な組み合わせになりましたが、Cのアヤックススポルティングは個人的な好みの部類に入る2チームかつユナイテッドとの関係も深いので彼らが下馬評で圧倒的なドルトムントを打ち負かす事を期待しながら密かに注目していこうと思います。

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ユナイテッドのレジェンド ファン・デル・サールは現在アヤックスのCEO。

スポルティングCPとはロナウド、ナニ、ブルーノと長年友好関係が続き、ユナイテッドに欠かせない取引相手。

 

 

ユナイテッドはくせ者揃いのグループFに入る

 

 

 

まず、なんといってもEL決勝で相まみえた因縁のビジャレアルと同居する事となり、過去5戦はいずれもドロー(PK決着の場合試合自体はドロー扱い)に終わっている対イエロー・サブマリン相手にそろそろ勝利してもらいたいところ。

 

何かポジティブなデータは無いかと探してみたところ、クリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリー時代にラ・リーガの対ビジャレアル戦 15試合(W:8 D:5 L:2)13ゴール5アシストと非常に相性が良く、G+A/90が1.0を超える優秀な数字を残しています。

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やはり閉塞感を打ち破ってくれるのはこのヒーローなのかもしれない。

 

 

そしてポット3にはイタリアのクラブで最も攻撃力の高いガスペリーニアタランタが入ります。

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元ユナイテッドアカデミー生でもある守護神ピエルルイジ・ゴッリーニ、DFリーダー クリスティアン・ロメロを共にトッテナム移籍で失った戦力ダウンは手痛いですがそれぞれフアン・ムッソ(ウディネーゼから完全移籍)、メリフ・デミラル(ユベントスからローン)と実力者を加え、中盤から前線の主要メンバーは変わっていないのでやはり厄介なチームである事に変わりはないでしょう。

 

近年ユナイテッドとの関係でいえばアマド・ディアロの取引が記憶に新しい。

 

そのアマドはオランダ・エールディビジフェイエノールトへのローンが纏まりかけていましたが、寸前に彼がトレーニングセッションで負傷した事を理由に契約破断となる見通しだとFabrizio Romanoは報じています。

 

 

ポット4にはスイスはベルンに本拠地を置く昨年の国内リーグ王者ヤング・ボーイズ

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現在のチームメンバーの中でユナイテッドファンにとって最も印象に残っているのは間違いなく例のセインツ戦で僅か80秒で退場、その後の圧勝劇最大の要因となったアレクサンドル・ヤンケヴィッツ

 

 心機一転で母国の強豪に加入した彼にとってはもしかするとトラウマになっているかもしれない赤い悪魔との再戦ですが、逆にこれは汚名返上のチャンスでもあるのでフットボールファンの脳裏に蔓延る悪いイメージを上書きするような活躍を見せて欲しい。

勿論試合は2戦ともユナイテッドの快勝でなければいけませんが。

 

 

 

 

3連敗アーセナル,目標とする場所は遥か彼方へ

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昨日8月28日に開催されたランチライムキックオフのプレミアリーグ3節 マンチェスター・シティvsアーセナル戦。

 

 

 

ブレントフォードチェルシーとロンドンのクラブに連敗を喫していたアウェイチームは下馬評でもこのマン・シティ戦の勝利は厳しいと見られていましたが、蓋を開けてみると想定以上に一方的な試合となり、グラニト・ジャカの一発レッドもあって後半のポゼッションはSofascore集計で86%-14%というハーフコートマッチ状態。

 

更に言えばジャカがフィールドいる段階でアーセナルはクロスから2失点しており、いずれもあまりにアッサリとマーカーを外してしまったが故のものだったので退場起因でゲームが終わったというよりはそこに至るまでに勝負あり。

しかも、失点自体も2m近くある選手にパワーヘッダーを決められたというような内容ならばまだしも上背で勝るアーセナルDFが純粋にボールに触れなかったり、複数の選手がボールウォッチャ―になっているような類だったこともこの論を補強しています。

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また、この試合のアーセナルは見かけの上では5-4-1で臨んでいるように見えましたが右のCMでスタートしたウーデゴールが癖なのか監督指示なのか攻撃時やカウンタープレスだけでなく迎え撃つ守備でも前の方に飛び出していき、実質ジャカ1DMの5-1-3-1になっている場面が多かったです。

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確かにウーデゴールがロドリを迎撃する形は途中まで一定の成果を生み出しているようにも思いましたが結果的にはこの戦い方でジャカに許容量を超える戦術・精神負荷をかけてしまった事があのあまりにお粗末なスライディングに繋がった恐れもあるので、結論から言えばこの戦い方は現状のスカッドでは高望みし過ぎた気がします。

 

ただ、もう少し負荷をかけられる選手或いは戦術的な下積みが揃っているクラブならば確かにシティ相手に5分の戦いに持ち込めそうな気配も感じたので、今季ここまでのアルテタを評するとすれば、"掴む事の出来ない雲を追いかけ過ぎてチーム事情との折り合いを付けられない理想家"というのが自分の中では最も腑に落ちる表現。

 

 

私はアーセナルファンではないので現状このクラブがどんなプランニングを描いているのかについて詳しくありませんが、基本的にはアルテタに3シーズン目(正確には2.5)を任せた時点で急激な復活というよりある程度時間のかかる緩やかな復権を考えているように思うので、もうしばらくは指揮官交代に踏み切れないと予想しています。

 

 

ただ、個人的にはオーレ体制のユナイテッドで1度も勝利出来ておらず少し苦手意識を持つアルテタがクビになるのは正直ありがたい。

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 シーズン途中に監督を交代して顕著な成績を残した同じロンドンのライバルチーム(モウリーニョ1次⇒グラント、ランパード⇒トゥヘル)のケースは非常に稀で、シーズンを挟まない監督交代ブーストは大体3か月足らずで切れる事が記憶の中では圧倒的大多数という事も含めて。(ユナイテッドもモウリーニョ⇒オーレになった事による快進撃は大体そのくらい)

 

 在野の指揮官も今はそれほど人材豊富とは言えず、アーセン・ヴェンゲルの緊急復帰くらいしか今のアーセナルに適う人物が浮かんでこないというのもありますが、今アルテタを解任したからと言って急に成績が浮上するとは現状考えづらいですね。

ただ、現実的に言えばこの記事を書いている最中にも解任論が本格化している可能性もあるくらい彼の進退に関して今後騒がしくなりそう。

 

そもそも、シーズン序盤の段階で監督交代に踏み切るという事はそのボスを承認したフロントの責任追及問題に発展するので、元々ファンベースの評価が著しく低いクロエンケやエドゥを中心にした首脳陣にこの大ナタが振る事が出来るかも疑問。

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