いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #WOLMUN 】勝ちに不思議の勝ちあり。久々のデヘアFCでアウェイ無敗新記録樹立

 

 

2節はセントメリーズに赴きハイプレスへの無力感を味わい勝ち点1を持ち帰るにとどまったユナイテッド。

 

そんな悪い話を吹き飛ばしてしまうインパクトのあったクリスティアーノ・ロナウドの電撃復帰もあってマンチェスターの街は歓喜に沸いていますが、現実的な話をするならばやはり中盤の補強か既存戦力のブレイクスルーが無い限り今後の苦戦は必至。

 

ロナウド復帰について

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プレビュー

 

レスター⇒トッテナムマンチェスター・ユナイテッドと難敵との試合が続くウルブスですが、新監督のブルーノ・ラージは前任とは打って変わって攻撃的なフットボールを見せており、過去2戦はいずれも1-0で敗北しているものの内容では相手を凌駕しており、最初の得点さえ生まれてしまえば一気に旋風を起こしそうな気配もありますがそれゆえにFW陣のテコ入れが必要でしょうか。

 

ラウール・ヒメネスはまだ万全とは言えず、高額な移籍金で昨季加入のファビオ・シウバもそのプレッシャーに応えるには時間がかかりそうな状況にクラブはRBライプツィヒから韓国代表のファン・ヒチャン獲得を発表。

 

レッドブル系列出身のストライカーは欧州各地に羽ばたいていますが、同じくプレミア初挑戦のパトソン・ダカとどちらがシーズン終了時にスコアを積み重ねているかの競争は見もの。

 

 

 

一方、先述の通りロナウドフィーバーに湧くユナイテッドは新戦力の2人 ラファエル・ヴァランとジェイドン・サンチョの初スタメンが予告されボルテージは最高潮。

 

この試合は19/20シーズンのチェルシー戦から続くアウェイ無敗記録を更新する千載一遇のチャンスでもあり、仮に引き分け以上で終わればインヴィンシブルズ(無敗優勝の快挙を達成した当時のアーセナルの愛称)と同じ27試合で並んでいるこの記録の単独タイトルホルダーとなって名実ともに歴史に名を残す事になるでしょう。

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スタメン

 

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ベンチ入りウルブス
2フーフェル、3アイト=ヌーリ、10ポデンセ、15ボリー、17ファビオ・シウバ、18ギブス=ホワイト、21ラディ、32デンドンケル、39L.カンドル

マンチェスター・ユナイテッド
2リンデロフ、7カバーニ、8マタ、9マルシャル、14リンガード、20ダロト、22ヒートン、31マティッチ、34ファン・デ・ベーク

 

 

 

試合内容

 

前半

 

ユナイテッドはポグバをDMに配置した事もあってダイナリズムというよりは一撃必殺のパスを狙うような立ち上がり。

 

3分にはアタッキングサードでのフレッジパスミスからアダマ・トラオレの純粋なスピードで中央を突破されて最後はトリンカオのシュートがデヘアを襲い、6分にもコーナー後の高速カウンターにルベン・ネベスのパスはフレッジが阻止……したと思いきやまさかのミスコントロールで大ピンチ継続。

 

再びトリンカオにボックス内で決定機、今度はデヘアの横をすり抜けてボールはゴールネットへ向かいますがワン=ビサカのスライディングが間に合ってユナイテッドは何とか無失点でこの危機を乗り切ります。

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ウルブスのチャンスはセットプレーを跳ね返してからのカウンターがメインですが、個で全てを崩壊させるアダマのクオリティは勿論のこと3-4-3の両WBが最終ラインに吸収されてユナイテッドボール保持時の2-3-5に容易に対応出来た事もこの試合展開の一端を担っていました。

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また、オーレはおそらくアダマ対策としてワン=ビサカ-ジェームズのユニットを選択したと思われますが肝心のスペイン代表アタッカーはインサイドに進出してvsポグバの構図を意図的に作り出していたので上手く機能せず、かえってこの右サイド2人のパス能力の低さが攻撃を停滞させる主要因となってしまいました。

 

 

38分にはようやくポグバ⇒ブルーノのラインでロングパスが通りブルーノのシュートがネットを揺らしますがオフサイド

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最後の10分間はボックス内まで進出する回数も増えましたが最終局面までは行けず、結局前半のユナイテッドはオンターゲット0本で折り返し。

 

因みに、ヴァランはアダマとの1on1でクリーンなプレーで冷静に処理するなど持ち前の身体能力から来る余裕を見せてこれがデビューとは思えない最初の45分でした。

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後半

 

50分前後からサンチョとジェームズは左右を入れ替わり、少し両サイドのバランスが良化したように見えましたが得点が欲しいユナイテッドは53分にジェームズ🔁カバーニ、1つ目の交代カードを切ります。

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これに伴ってグリーンウッドRW、サンチョはLWに戻りますが、ショーとサンチョの連携はまだまだ発展途上でお互いにハーフスペースを使いたがるので動きが被ってしまい、やはりシンプルに上下動を繰り返すワン=ビサカとの方が彼にとってはマッチするようにも思えますが2人共器用な選手なのでおそらく時間が解決してくれるでしょう。

 

現状は大体こんな感じの印象を受けます。

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58分にはオフサイドになった前半のプレーと同じようにポグバ⇒ブルーノのパスで今度はオンプレーのまま進行しますが、ブルーノは少しトラップが乱れその後サンチョへのラストパスも通らずこのチャンスを逃します。

 

62分のウルブスはユナイテッドのロストからアダマの爆走⇒トリンカオとこの試合何度も脅威を与えるカウンターで”3度目の正直”を狙いますが、バルセロナから加わった新戦力はシュートをミート出来ず結果は”2度ある事は3度ある”の方でした

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それでも、コーナキックから69分には正真正銘のビッグチャンスが2度訪れますが……

 

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 一度目はデヘア

 

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二度目もデヘア

心中お察し致します。。。

 

ユナイテッドからすれば99%失点しているような場面を守護神の人智を超えたプレーで乗り切る事に成功し、終盤は前半開始からハイペースだった相手チームの運動量に陰りもあって試合をコントロール

 

 

そして80分にメイソン・グリーンウッドの才能としか言いようのないファーポストを狙った一閃でなんとなんと先制は再三に渡り失点のピンチに直面していた劣勢のアウェイチームでした。

 

ウルブスは直前にあったポグバとネベスの接触プレーのファウルを主張しますが、タックルから痛みを訴える前のタイムラグとこの一連の様子を目の前で主審マイク・ディーンが目撃していたこともあって判定は覆らず、逆にシミュレーションでネベスにイエローカード

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アディショナルタイムにユナイテッドから2人、ウルブス1人にイエローカードが提示されるなど終盤は荒れに荒れたモリニューですが、97分にまで及んだ試合は途中出場ギブス=ホワイトのバイシクルが枠外に消えてタイムアップを迎えます。

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ハイライト

 

 

ゴール⚽80分:メイソン・グリーンウッド(ラファエル・ヴァラン)

 

選手交代↔ 

 

ウルブス

70分 トリンカオ🔁ポデンセ

87分 コーディ🔁ギブス=ホワイト

87分 アダマ・トラオレ🔁ファビオ・シウバ

 

マンチェスター・ユナイテッド

53分 ダニエル・ジェームズ🔁カバーニ

72分 サンチョ🔁マルシャル

90分 グリーンウッド🔁ダロト

 

 

データ

 

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スタッツを見ても分かる通り、試合を優位に進めたいたのはホームのウルブス。

ビッグチャンス数は3:0とラージ監督からしてみればどうして負けたのか理解できないと嘆きたくなるような90分間でした。

 

中でもアダマ・トラオレはドリブル成功8/9、キーパス4、ビッグチャンスクリエイト1回と飛びぬけた個で赤い悪魔を蹂躙。

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振り返るとすれば、トリンカオが2度のビッグチャンスのどちらか一方でも決めていれば……或いは70分のCKでデヘアが全盛期のような反射神経を発揮していなければ間違いなく彼らが勝ち点3を得ていたはず。

 

これでウルブスは3試合連続1点差負け、未だ無得点はアーセナルと並びワーストタイの数字ですが内容をみるならば3試合で勝ち点4~9に収まっているべきものでしたから、アルテタ監督の解任も囁かれるロンドンのチームとは違い、今の戦い方を継続すれば自ずとポイントもついてくるでしょう。

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一方、負け展開の試合を制したユナイテッドは1年半以上プレミアリーグのアウェイマッチで無敗を貫き新記録を樹立。

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決して歴史に残る最強チームでは無いですが、その中でこれだけのモノを積み上げたのは未だノンタイトルとは言えオーレ体制の成果として評価されるべき。

ただ、何故ここまで記録が伸びたのかと聞かれると正直なところ明確な回答を持ち合わせていません。本当に不思議な結果です

 

そして、MVPは間違いなくデヘアでしょう。

 試合後にポグバと並び応えたインタビューではロナウドについて問われ冗談交じりに『Who?』と笑いを誘う場面もあって本人も相当興奮していたであろう事がよく伝わってきました。

 

 

xG

 

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参照:
Wolverhampton Wanderers 0 - 1 Manchester United (August 29 2021) | EPL | 2021/2022 | xG | Understat.com

 

xGでもホームチーム優勢は変わらず、例の場面はxG:0.84というビッグチャンス。

逆にグリーンウッドのシュートはxG:0.06で、彼が今季プレミアで挙げた3ゴールの期待値はリーズ戦0.08、セインツ戦0.10、そしてこの試合と3つ合わせてもたったxG:0.24に留まり、そのシュート技術の高さが伺える結果となっています。

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あとがき

 

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勝ちはしたもののイエローカード4枚は正直かなり手痛い結果。

既にシーズン2枚目となったブルーノにはもう少しアンガーマネジメントを求めたい(昨季も言っていた気がする。。。)

 

 

次は代表ウィークを挟んで約2週間後、現地時間9月11日15:00キックオフのニューカッスル戦(H)

 

おそらくクリスティアーノ・ロナウドのお披露目となりそうなこの試合ですが、ニューカッスルもサン=マクシマンという危険なドリブラーがいてFootball Managerユーザーには恐怖でしかないカラム・ウィルソンとの2TOPは要注意。

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