はじめに
20‐21チャンピオンズリーグ、グループリーグ第一節が行われ本格的にフットボールの季節が到来した感じもします。
DAZNは結局CL放映権についてUEFAと合意できなかったので、日本では正規の手段で試合を見る方法はUEFA.TVでピックアップされる毎節の数試合を自分の贔屓チームが選ばれることを祈りながら待つのみとなってしまいました。
まさか令和になって違法視聴でゴニョゴニョすることが再び推奨される時代が来るとは思わなんだ……
幸い第一節ではパリSGとマンチェスター・ユナイテッドの一戦が選ばれているのでレビューしていきたいと思います
スタメン
パリ・サンジェルマン
陣形は4‐3‐3予想
前線の3枚はいずれも脅威です
エレーラとディ・マリアは古巣対決
ポルトから移籍した新戦力ダニーロ・ペレイラが早速スタメン入り
👋 𝐃𝐚𝐧𝐢𝐥𝐨 👋#PSGMU pic.twitter.com/7BGUONFEXL
— Paris Saint-Germain (@PSG_English) 2020年10月20日
ポルトガル代表ではレアル・ベティス所属のウィリアン・カルヴァーリョと並んで中盤の底を任せられている中心選手の一人です。
個人的にはウィリアンより彼のほうがスピードがあって好み
キーマンのマルキーニョスは怪我の影響もありベンチスタート
ヴェラッティやパレデスといった中盤のレギュラーも故障で欠いているので前線3枚以外は縁の下の力持ち系の選手が並ぶラインナップ
マンチェスター・ユナイテッド
予想は4‐2‐3‐1ですが面子的にはおそらく3CBで来ると思います
酷使枠のマグワイアが珍しくメンバー外
ここのところパフォーマンスがよくなかったのでリフレッシュ休暇か?
注目はこちらもポルトから加入のアレックス・テレス
#MUFC debuts don't come much bigger than this!
— Manchester United (@ManUtd) 2020年10月20日
A special night for Alex Telles ✨#UCL pic.twitter.com/GScZcg6h7k
インテル時代は長友とのポジション争いに敗れ本領発揮とはなりませんでしたがポルトガルリーグでは左サイドの精密機械として活躍を続けてきた攻撃的なSB。
19‐20シーズンはSBながら公式戦49試合で13G,12Aの成績を残しています
試合を振り返る
先制したのはアウェイのユナイテッド
19分、パリCBの22番ディアッロがペナルティエリア内でマルシャルと交錯してしまいPKを与えてしまいました
キッカーは先日PK連続記録が途絶えたブルーノ
It was an incredible save from the original spot kick...#PSGMU pic.twitter.com/Y5Cq0UJNS8
— Paris Saint-Germain (@PSG_English) 2020年10月20日
これをGKナバスが見事に止めた……かと思われましたがVARの結果ボールが動く前にゴールラインから足がはみ出ていたという事で蹴り直し
二度目はブルーノがお返しとばかりに再び同じコースへ蹴りこみ、今度はGKの逆を突くゴールでユナイテッドに貴重な得点が加わりました
パリの強力3トップはエンバぺはワンビサカとトゥアンゼベ、ネイマールはフレッジの厳しいマークでディ・マリア以外ほとんど自由がありませんでした(ディ・マリアはユナイテッド在籍時にピッチ内外で散々な目に遭ったので対戦時にはいつも魔物が取りついているかのような恐ろしい形相をしている気がします😧)
追いつきたいパリは後半に入り55分
コーナーキックからマルシャルの見事な?自陣ゴールへの一撃で予想外の同点となりました。
ハイライトを見ていただくと分かるとおもうのですが、フリーでクリアできる状況で何故かボールを後ろへ逸らしてしまい本人もあまりの衝撃にそのまま頭を抱えてしまっていました。
新戦力のテレスは67分にポグバと交代でお役御免
Ole has made his first substitution of the evening...
— Manchester United (@ManUtd) 2020年10月20日
➡️ @PaulPogba
⬅️ Alex Telles#MUFC #UCL pic.twitter.com/WauVmfIlPR
この交代でスールシャール監督はルーク・ショーを左SBへ移動させシステムを4‐2‐3‐1へ変更。
この交代策が吉と出ます。
ユナイテッド側がDFを減らし中盤の枚数を増やしたことで試合はそれまでよりオープンな打ち合いへと変貌していきました
プレミアリーグでは不用意なボールロストで批判を集めがちなフレッジもこの日は攻守に文句のつけようがありません。
守備ではネイマールをほぼ一人で試合から追い出し、ボール奪取後には素早いトランジションでカウンターの起点となっていました。
試合が動いたのは87分
ポグバからパスを受けたラッシュフォードが素早いターンで相手を交わし、その勢いのままゴール左下へ強烈な一撃!
この試合、何度もスーパーセーブを見せチームを救ってきた名手ナバスもこれには一歩及ばずユナイテッドがアウェーで貴重な勝ち点3を手にしました
From Paris with love — goodnight, Reds ❤️#MUFC #UCL pic.twitter.com/jPQFGGGJDE
— Manchester United (@ManUtd) 2020年10月20日
感想
普段は無策と叩かれがちなスールシャール監督ですがこの日は采配が当たりまくっていました。
マグワイアをフランス遠征から外す決断
彼だけはカップ戦でも常にフルタイムで流石に鉄人と言えどパフォーマンスが落ちていました。
オフシーズンのギリシャでの逮捕騒動から心身共にボロボロのように見えるのでこの休みをキッカケに復調してくれるといいな……
3CB採用とトゥアンゼベ抜擢
A first #MUFC appearance since December 2019.
— Manchester United (@ManUtd) 2020年10月20日
A rock at the back. Well played, Axel 👏#UCL pic.twitter.com/lfvHKRvYUB
彼の身体能力はそれこそ人気銘柄のウパメカーノに劣らないくらい秀でていると私は見ているので、この大一番に抜擢してくれたことをとても喜ばしく感じています
実際にこの一戦でもあのエンバぺ相手によーいドンのスプリントで全く引けを取らなかったシーンが幾度もあり持っているものは間違いないです。
Twitterのデータ兄貴によると空中戦勝率はなんと100%でクリアも7回という素晴らしいパフォーマンスだったそう
Axel Tuanzebe’s game by numbers vs. PSG:
— Statman Dave (@StatmanDave) 2020年10月20日
100% aerial duels won
92% pass accuracy
7 clearances
2 fouls
1 block
Excellent performance. 👏👏👏 pic.twitter.com/eDdlKgGS8h
彼らDF陣の完璧なパフォーマンスのおかげでネイマール、エンバぺ両者には特にペナルティエリア内では殆どボールを触らせずに90分を戦い切りました😆
なんというかこのチームは本当にノリ次第なんですね
切り替えの早さも試合相手によって顕著に差が出ている気がする(;´д`)ゞ
これを継続できればリーグでも復調できるはず
長くなってしまいましたが最後までご覧いただきありがとうございました