21/22イングリッシュプレミアリーグ
マンチェスター・ユナイテッドvsブレントフォード戦をプレビュー。
レッド・デビルズはリーグ過去5戦で僅か1勝、ライバルクラブとの対決に負け続け35試合を終えた時点で未だ勝ち点55に留まり、残りは3試合全てに勝利しても64Ptsが限界。これはモイーズ体制の13/14シーズンの勝ち点と同じなので、1つでも勝ち星を落とせばサー・アレックス・ファーガソン退任後のシーズンワースト勝ち点を更新する事となります。
また、この試合は今季ホーム最終戦でもあるのでせめて最後はオールド・トラッフォードの観衆、そして画面の向こうで見る大勢のファンに久々の勝利の味を噛みしめる機会を与えて欲しいものです。
チーム状況:現在の調子は完全にBeesが上
マンチェスター・ユナイテッドはここ5試合で5得点11失点と90分辺りで1点以上失点が上回る惨状で戦績は1勝1分け3敗。その5ゴールも全てクリスティアーノ・ロナウドの得点であり、彼が生まれたばかりの男児の不幸で不在だったリバプール戦では、1つも見せ場なく4失点の大敗を喫しています。
● vs Everton(0-1)
↪【EVEMUN】詳細
○ vs Norwich(3-2)
● vs Liverpool(0-4)
● vs Arsenal(3-2)
↪【ARSMUN】詳細
△ vs Chelsea(1-1)
一方、ブレントフォードは31節でチェルシー、32節でウエストハムと同じロンドンのクラブを連続撃破。特にチェルシー戦の4得点は圧巻の一言。
ブライアン・エンベウモ、イヴァン・トニーの強力2トップに加え、冬に加入し早速チームの中心的存在となったクリスティアンエリクセン、対ブルーズ2ゴールの殊勲者で先日契約延長を発表したヴィタリー・ヤネルト辺りは正に乗りに乗っている状態なので、彼らの勢いに呑まれてしまえばユナイテッドもその餌食になってしまうだろう。
因みに、1月にブレントフォード・コミュティ・スタジアムで対戦した際にはエランガの先制点に始まりグリーンウッドが追加点を挙げ、ラッシュフォードが3点目を決めてアカデミー出身者が大活躍。最終スコア1-3で赤い悪魔が勝利しプレミアリーグアウェイ戦300勝を達成したが、まさかあれから4ヶ月と経たずここまでチーム状況が悪化するとは思わなんだ……
ラインナップ予想
取り敢えずはいつもの4-2-3-1ベースのラインナップ。
退団決定or濃厚な選手に最後の顔見せ機会を与えるのだとすれば、ブレントフォードが5バックのチームという事もあってジョーンズ先発もあるかもしれません。チェルシー戦のように、今のスカッドは4バックで3CBのWBへの柔軟なケアが出来るほど成熟していないのでそれは現実的な案の1つ。
その場合はマティッチを底において脇を2人のセントラルMFで固め、前線2トップ、ビーズのミラーのような形が予想されます。とはいえ、3バックを緊急で試したリバプール戦のこっぴどい内容を見るに、陣形の不利があったとしても使い慣れたやり方で来る可能性の方が上回っていると私は判断しました。
扁桃腺炎のサンチョは欠場濃厚、カバーニも離脱期間が長くフィットネスが整っていないと思われるのであっても残り15分程度の出場でしょう。勤続疲労からなのかパフォーマンス低下の著しいブルーノ、怪我明けフレッジ、そしてマグワイアの3箇所は上記のように代替策を取るかもしれない。