いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #MUNATL 】疑惑の判定多数とはいえホーム完封負け。CR7もシュート0

※21/22UEFAチャンピオンズリーグ ラウンド16

マンチェスター・ユナイテッドvsアトレティコ・マドリー戦の記事です。

 

 

今のサイクルで比べたとき、欧州コンペティションの経験値においては大差で彼らが上回っているという事を痛いほど実感させられたオールド・トラッフォードでのセカンドレグ。ユナイテッドはアトレティコのブロックをほぼ崩す事が出来ず、特に後半は枠内シュート僅か1本、何もかもが不十分という感想を抱く試合でした。

 

 

 

 

 

プレビュー

 

 

欠場{(疑い含む)怪我、病気、出場停止etc.}

マンチェスター・ユナイテッド
ルーク・ショー

アトレティコ・マドリー
ヤニック・カラスコ
マテウス・クーニャ
シメ・ヴルサリコ
トマ・レマル
ダニエル・ヴァス

 

 

 

スタメン

 

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ベンチ入りマンチェスター・ユナイテッド
2リンデロフ、3バイリー、4ジョーンズ、6ポグバ、8マタ、10ラッシュフォード、14リンガード、21カバーニ、22ヒートン、26D.ヘンダーソン、29ワン=ビサカ、31マティッチ

アトレティコ・マドリー
1ルコント、4コンドグビア、9スアレス、10A.コレア、18フェリペ、22エルモソ、26J.セラーノ、28A.モレノ、31C.ゴメス、36C.マルティン、38F.ゴンザレス、47I.カマラ

 

ユナイテッドはブルーノが先発復帰。

スパーズ戦で重要な役割を担ったポグバ、マティッチがベンチスタートでフォーメーションは恐らく4-2-3-1、3バックへの対処には一抹の不安が残りますが、オールド・トラッフォードの大声援をバックに複数得点かつ無失点を達成してもらいたい。

 

ロス・コルチョネロスは予想通りの3CB。

第1戦で赤い悪魔が捉えきる事が出来なかったJ.フェリックスとR.ロディがキーマン。

ユナイテッドのスタメンはポゼッションに適しているとは言い難い陣容なので、バスを止めれば効果は絶大と思われる。。。

 

 

試合内容

 

前半

 

開始1分、左サイドでパスを受けたロナウドがリフティングでマルコス・ジョレンテのプレスをいなし早速盛り上がりを見せる夢の劇場。3分にはアトレティコパスミスからロナウドが左サイドで持ち運び、中央→右とボールを横に動かしながらアタッキングサードに侵入すると最後はダロトのクロスにエランガがヘディングで合わせますが、その際にGKヤン・オブラクと交錯しアトレティコボールで試合再開。

Embed from Getty Images  

 

6分、ロングボールから攻め込まれるもボックスに入る手前で奪い返したユナイテッドはブルーノ→フレッジ→サンチョとダイレクトプレーでパスを繋ぎ、左サイドで前を向いてサンチョのパスを受けたロナウドが縦突破からのクロスを試みCKを獲得。

 

序盤の10分は両チームシュート無しの比較的静かな立ち上がり。

13分、この試合最初の得点機会はユナイテッドでした。

ヴァランからのパスを受けたダロトがダブルタッチでコケを交わし、更にカバーに入ったレナン・ロディのタックルもアウトサイドのパスで往なすと、ロナウド→ブルーノとポルトガルラインで右サイドのゴールライン際までボールを進め、ブルーノのクロスに反応したエランガが至近距離の決定機を迎えますがオブラクの顔面にボールを当ててしまいこれを決めきる事が出来ません。

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16分にはデ・パウルのゴールから25m以上離れた場所からのミドルシュートフレッジのつま先に当たって軌道を変えゴールマウス上部を捉えますが、守護神の見事な反応で危機を凌ぐことに成功。

 

19分のレッド・デビルズはサンチョの逆サイドへの展開でブロックに揺さぶりをかけると、再び左へボールを戻しテレスのクロスが弾かれた先に丁度待ち構えていたダロトが胸トラップからボレー。シュートはDFにブロックされたものの、左右の揺さぶりからCBとWBの間を狙った一連の流れは良かった。

 

20分、攻勢を強めるホームチームは左サイドのポゼッションからボックス内にパスを通し、フレッジがヒールフリックでステファン・サビッチを突破しあわや決定機というチャンスを作ります。21分にはダロトのロブパスに反応したブルーノがボックス内でレイニウドに後ろから蹴られて転倒しますが、主審スラヴィコ・ヴィンチッチはノーファウルのジャッジ。

 

このヴィンチッチ審判はスロベニア出身で、この先も同国の英雄オブラクのいるコルチョネロスに贔屓していたのではないかと疑いたくなる判定を連発しますが、それはまた後で。

 

26分、デヘアの下投げパスからカウンターを始動したユナイテッドは左サイドからボールを繋いで最後はダロトがミドルシュートを放つもオブラクがキャッチ。28分にはFKのチャンスを得ますがマグワイアがマークを手で張り倒してファウル。

 

エランガの決定機以降中々アウェイチームの最終ライン5枚を崩しきれないレッズは徐々に集中力を欠き始め、34分には中央の狭いスペースを崩されると、更にテレスがあっさりジョレンテに裏を取られ最後はフェリックスがネットを揺らしますが、ジョレンテオフサイドに救われ紙一重で失点を回避。

 

40分、右サイドでスピードに乗りドリブルを仕掛けるエランガが敵陣深い位置でレイニウドに倒されますが笛は鳴らず、主審への不満を爆発させるホームチームをよそに知らぬ存ぜぬでボールを前へ運んだアトレティコ

更に、ミドルサードでもジョレンテフレッジを手で押し倒しますがこれもファウルを取られず。その場面でマグワイアが楔をカットしようとタックルを狙い前に出た事でDFラインが崩れると最後はグリーズマンのクロスにロディがファーサイドで合わせアウェイチームが先制。

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失点の瞬間を見てダロトやデヘアに批判が集まっているのをSNS上ではよく見ましたが、どちらかと言えばそこに至るまでにボールを奪い返せなかった事や審判の問題の方が原因としては多くを占めていたように思います。

 

AT2分にはブルーノがキックフェイントでマークを外し右サイド25m付近からアウト回転のミドルを放ちGKの逆を突きますが、これもオブラクを突破するには至らず、直後のCKもヴァランとの競り合いをオブラクが制し前半は0-1で折り返し。

 

後半

 

46分、ダロト→ブルーノ縦のロブパスが通り、ブルーノがワンタッチで後ろに落とすとこれを拾ったエランガがペナルティボックスの角から斜めにゴール方向へ向かいファーを狙ったグラウンダーショット。

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52分、低い位置で何故かボールをこね続けたマグワイアがその果てに危険なバックパスをGKに渡し、慌てたデヘアのパスもミスとなってバイタルエリアでデ・パウルにシュートチャンスを許しますが、右足ボレーは守護神がキャッチ。

 

59分にはダロトのクロスにファーで待ち構えるサンチョがボレーを打ちますが、僅かに枠を逸れてこれも得点に結びつけられず。普段に比べて1on1で相手に止められるシーンが目立ったサンチョ。トッテナム戦のドリブルスタッツが2/3なのに対しこの日は5/11とサポート不足もあってか単騎突破の回数も多く持ち味を発揮できず。

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60分過ぎからは顕著に試合がすぐ止まるようになり、ある方の集計によれば残り30分でボールが動いていたのはたった11分少々という惨状。

 

ジャッジの問題とそれを上手く利用してきたアウェイチームの合わせ技を前にフラストレーションを募らせるユナイテッド。67分には一挙3枚替え(エランガ🔁ラッシュフォード、マクトミネイ🔁マティッチ、ブルーノ🔁ポグバ)でポゼッション向きの中盤構成にして同点ゴールを狙いますが、単純なグラウンダーのパスでミスが出たり(主に10番)、焦って難しいパスコースを狙ったりで攻撃を最後まで完了させる事すらままならず。ブロックの外でパスを回させられるような時間が大半でした。

 

それでも77分には右サイドで得たFKから、テレスのキックにヴァランがニアで反応してヘディングシュートを枠に飛ばしますが、オブラクの右腕一本に防がれこぼれ球にロナウドがバイシクルを試みますがこちらはオフサイド

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ダロトが83分にミドルシュートを打って以降、AT込みで最後の10分強は相手ボックス内にパスを通す事すら2、3回しか無かったユナイテッド。終盤の交代枠に関してマグワイア🔁マタの入れ替えはパワープレイ狙いならば悪手だったのではないかという意見もありますが、いずれにしても有効な手立てを打てずに1月3日ウルブス戦以来となるオールド・トラッフォードでの完封負けを喫しています。

 

 

ショートハイライト

 

 

 

ゴール⚽41分:レナン・ロディ(👟アントワーヌ・グリーズマン)

 

選手交代

 

マンチェスター・ユナイテッド

67分 エランガ🔁ラッシュフォード

67分 マクトミネイ🔁マティッチ

67分 ブルーノ🔁ポグバ

75分 フレッジ🔁カバーニ

84分 マグワイア🔁マタ

 

アトレティコ・マドリー

80分 コケ🔁コンドグビア

90分 J.フェリックス🔁フェリペ

90⁺³分 グリーズマン🔁A.コレア

 

 

データ

 

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ポゼッションとパス成功率を見ても分かる通り、低い位置でブロックを固めてカウンター1本狙いが明確なアトレティコに対し、ボール保持に強い選出ではなくコートを行き来するオープンな展開に向いたラインナップで挑んだユナイテッドはその時点で読み違えていたのかもしれない。

 

一方、対3バックの守備という点ではマクトミネイを底に配置しダイアモンドで対応する事でエラー絡み以外では概ね機能していたように見受けられた。

 

ただ、試合を通じての決定機も14分のエランガの一度きりで、仮に審判がまともだったとしても得点出来ていたかと問われれば何とも言えないスタッツ。

 

The xG Philosophy算出の得点期待値は以下の通り

 

 

 

あとがき

 

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週末はリバプールFAカップがあるので延期。

という事で今後は代表戦期間を挟んで次の試合は2週間後ホーム開催のレスター戦。

ロナウド、ブルーノ、ダロトのポルトガルとリンデロフ、エランガのスウェーデンカタールW杯出場をかけたプレーオフが入っているので次節はコンディション面で万全とはいかない場合もあるでしょう。

(スコットランドウクライナ戦が予定されていたがロシアの侵略行為による影響で延期。)

 

今シーズンのカップ戦は全て早期敗退に終わり、残すは4位を目指すプレミアリーグ9試合のみとなりました。

 

今朝の試合でアーセナルリバプールに敗れ、勝ち点差1は変わらず。若干状況が好転したものの依然として大きく不利であることは変わらず、そもそもvsレスターは4試合未勝利とここのところ苦手意識のあるカードなので正直に言えば来季CL圏は茨の道と言わざるを得ない。

(Manchester United - Record vs Leicester City | Transfermarkt)