いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【試合レビュー】どうしたんだアリソン・ベッカー。リバプール大敗

どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。

 

普段はマンチェスター・ユナイテッドの試合のみを振り返っているのですが、今回の一戦はリーグの結果に大きく左右するビッグマッチなので詳しく見ていこうと思います。

 

出来る事ならドロー、或いはリバプールの勝利でマンチェスター・シティの連勝をストップしてもらいたいところです。

 

 

 

試合プレビュー

 

リバプールは長期離脱中のファン・ダイク、ジョー・ゴメス、ジョエル・マティプの3CBに加えナビ・ケイタ、ディオゴ・ジョタもまだ復帰までには時間がかかるとのことでこの試合は欠場。

 

更に前節、ホームのアンフィールドでまさかの完封負けとなったブライトン戦では正GKのアリソンが病気により欠場しファビーニョは過去3試合、マネは2試合欠場が続いている状況ですがこの3名に対してはマン・シティ戦に間に合う見込み。

 

また、新加入のオザン・カバク、ベン・デイヴィスのメンバー入りについてはトレーニングの結果次第とし、彼ら2人の同時起用に関しては否定しています。

 

 

マンチェスター・シティセルヒオ・アグエロ、ナタン・アケ、ケビン・デ・ブルイネがこの大一番に欠場しますが、ペップ・グアルディオラ監督はチームのフィットネスに関しては問題なしと見ており、リバプールに対して最大限の警戒をしつつもこの試合に対して”勝利のみを狙っている”と語り、自信を覗かせています。

 

 

スタメン

 

リバプール

 

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ベンチ入り

7ミルナー、13アドリアン、15チェンバレン、19O.カバク、21ツィミカス、23シャキリ、27オリギ、47N.フィリップス、76N.ウィリアムズ

 

起用された試合ではミスやスピード不足が目立ってしまっていたCBのN.フィリップスはベンチスタートで再びヘンダーソンファビーニョがコンビを組みます。

 

復調傾向にあるアレクサンダー=アーノルドが勝利のカギを握っているとみてよろしいかと思います。

 対面はスターリングになる事が濃厚なので、攻撃は勿論守備でも高い集中力がもとめられる事に。

 

 

マンチェスター・シティ

 

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ベンチ入り

9ジェズス、13Z.ステッフェン、14ラポルテ、21フェラン・トーレス、22B.メンディ、25フェルナンジーニョ、50E.ガルシア、69T.ドイル、82A.ベルナベ

 

こちらはフォルスナイン(偽9番)起用のフィル・フォーデンが経験の少ない役割でどれだけ自分の良さをアピール出来るかに注目。

 

そしてFPLプレイヤーにとっては救世主と化しているイルカイ・ギュンドアンは今日も得点を挙げるのかどうか。

 

 

試合内容 

 

まず率直な感想としてマンチェスター・シティはグラウンダーのパスが皆バウンドせず相手に優しいボールだなぁというのが一番印象に残りました。

 同じ街のライバルクラブですがこういったところは見習いたいところです。

 

最初の15分はお互いゴールまで距離が遠く、シュートはマンチェスター・シティのジンチェンコがペナルティエリア外から1本放ったのみ。

 

試合の主導権を握っていたのはマン・シティで、ボールロストのすぐ後に3、4人で囲うようにプレスをかけてボールを奪い返すシーンは敵ながらあっぱれといった感じ。

 

 

PK獲得もギュンドアンのキックは枠の上

 

35分、左サイドライン際からペナルティエリアにドリブルで侵入してきたスターリングをファビーニョが引っかけてしまいマンチェスター・シティのPK。

 

目下絶好調ギュンドアンのシュートはクロスバーを超えて俗にいうホームラン。

Embed from Getty Images  

 正直PKが宣告された時は「今シーズンはシティ独走できまりかな」と絶望に浸っていたのでこれは本当に助かりました。

 

その後はリバプールがやや息を吹き返しポゼッションでもチャンスの数でもホームチームが意地を見せましたが得点は入らず前半はスコアレスで折り返し。

 

 

こぼれ球をギュンドアンがゴールに押し込む

 

後半開始しばらくして何か起きな衝撃音が鳴り響いたので何事かと思えば、どうやらスタジアム外にいた何者かが花火を打ち上げていたらしい。

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 こうやって余計な事をして悪目立ちすれば被害を被るのは自分達なんですけどね。

普通にやめて下さい。

 

そんなアクシデントもありましたが先制点が生まれたのは49分。

ペナルティエリア内でスターリング→フォーデンとパスワークでマークを外しそのフォーデンが近距離から左足でシュートを放ちそのこぼれ球は先程PKを失敗したギュンドアンの下に訪れました。

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自らの手でミスを帳消しにする得点を挙げたギュンドアン

これでリーグ戦のゴール数は8となりチーム内トップスコアラーに躍り出ています。

 

 

一度は同点に追いつくものの、まさかのミスが続き……

 

62分、スペースを狙ったロングボールをマンチェスター・シティのDFリーダールベン・ディアスが珍しく対応ミス。

これを見逃さなかったモハメド・サラーがそのままペナルティエリアにドリブルで入り込み堪らずディアスは腕を引っ張り今度はリバプールにPKチャンス。

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サラーはGKの逆を突いてこれで試合はイーブンに戻りました。 

 

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71分にはフォーデンのクロスからストーンズがゴールを決めますが、これはリバプールのラインコントロールが見事に決まりオフサイドで試合は再開。

 

 

73分、リバプールは低いラインでのビルドアップでパスの乱れが出ると最後はアリソンのパスが相手に渡りそのままフォーデンが右サイドを蹂躙。

 

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最後はギュンドアンが合わせてリバプールとしてはまさかのプレーで勝ち越しを許してしまいました。

 ギュンドアンのシュートはクロスバーに当たって入ったのですが、近距離のシュートをふかしてしまった時の絶望顔はめっちゃ共感出来ます😅

その後結果的にいいコースに飛ぶ時の命を救われた感。

 

 

更にマンチェスター・シティの追撃は続き、76分にはまたもやリバプールのビルドアップの隙を突いて最後はスターリングが合わせてリードは2点差。

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 こちらのゴールもアリソンのパスミスが直接的な要因となってしまいましたが、よくその場面を見るとマン・シティの選手が完全にパスコースを潰していたのでこれは彼らの前線からの守備が生み出した追加点と言えるでしょう。

 

GKにもパスコースの瞬時の状況判断が求められる時代。

この場合は繋ぐのを諦めてタッチラインへ向かうロングキックを蹴るべきだった。

 

 

完全に勢いと自信を失ってしまったリバプールは83分にもこの日チャンスメイクで大活躍のフォーデンにとどめとなる4点目のシュートを決められてもはや成す術なし。

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試合はアウェイのマンチェスター・シティリバプールを1vs4で下して完勝。

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(https://twitter.com/premierleague/status/1358612032560496644より)

 

 

動画ハイライト

 

ゴール⚽

49分:ギュンドアン

63分:サラー

73分:ギュンドアン(👟フォーデン)

76分:スターリング(👟ベルナルド・シウバ)

83分:フォーデン(👟G.ジェズス)

 

交代選手

リバプール

68分 in:シャキリミルナー out:チアゴ、C.ジョーンズ

85分 in:ツィミカス out:ロバートソン

 

マンチェスター・シティ

72分 in:G.ジェズス out:マフレズ

 

 

データ

 

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一見すればホームのリバプールが試合をコントロールしていたかのように思えるスタッツですが、ビッグチャンスの回数はリバプール1回、マン・シティ5回とボールを持たされて高い位置からのプレッシングにより危機を迎えていたという表現が妥当な試合内容でした。

 

ゴールに直結するミスを2回記録したアリソンはキャリアワーストの出来で、各採点サイトでも10.0満点中3点台~4点台前半という悲惨な数字が並ぶなど、早く忘れてしまいたい週末となってしまいましたね。

 

そして試合を分けた一因は両チーム指揮官の交代策

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リバプールユルゲン・クロップ監督はチアゴ、カーティス・ジョーンズを替えてシャキリミルナーを投入しましたがこの決断は裏目に出て、パスの出し手を一気に2人失ったリバプールはビルドアップに難儀しこれがその後の失点ラッシュの布石となってしまいました。

 

マン・シティのペップ・グアルディオラ監督はマフレズに替えてジェズスをピッチに送り出し彼をセンターに配置しフォーデンはマフレズのいた右サイドにスライドさせてきました。

 この配置変更が見事に決まった形となり、プレッシャーの少ないサイドでそれまでよりも自由にボールを持てたフォーデンは決定的なプレーを連発。また、マフレズと比較すると守備貢献が天と地ほどの差があるので試合の安定を図る事にも成功しました。

 

 

xデータ

 

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(参照:Liverpool 1 - 4 Manchester City (February 07 2021) | EPL | 2020/2021 | xG | Understat.com)

 

xGも概ねスコア通りマンチェスター・シティが大きく上回る結果となりました。

 

特に2点目、3点目はミス絡みとは言えリバプールの守備を完全に崩壊させたゴールだったので当然と言えば当然ですが、それにしても強かった……

 

もう今シーズンのプレミアリーグはこのままシティが突っ走って終わってしまいそうな気がします(ディアスが何らかのトラブルで起用できなくならなければ)。

 

MVPはフィル・フォーデン

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マフレズに代わりジェズスが入るまでのフォルスナインでのプレーはさほど活躍出来ていませんでしたが、右サイドに配置転向されると途端に攻守で躍動。

 シティ2点目は彼の気の利いたポジション取り→2人のDFに囲まれながらもボールを失わない類まれなるボディーバランスが生んだといっても過言ではないでしょう。

 

そして最後は試合を締める強烈な左足をお見舞いし、171㎝と小柄ながらそれを感じさせないパワフルなプレーが目立った試合でした。

 

 

あとがき

 

スールシャール監督も認めている通り、今のマンチェスター・ユナイテッドは優勝を狙うにはまだまだ足りないものが多いチームなので、CL出場権争いを考えればこの結果は悪くなかったと思います。

 

幸いレスターもウルブスにドローで勝ち点を落としたので、この前のドローは致命傷にはならずに済んでいます。

 

後はマン・シティの勝ち点取りこぼしを願いつつ、目の前の1試合を着実に勝利していってダービーでは必勝。あわよくばという状況を作り出せれば上出来かな?