いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 考察 】Richard Ríos

クラブW杯後にチェルシーへ合流すると見られるワンダーキッド、エステバンをはじめ、若く有望なタレント揃いのパルメイラスの中でも、今夏のターゲットとしてメガクラブからの関心を集めるミッドフィルダー、リチャード・リオスについて今回は分析したいと思います。

 

 

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Scouting Report

 

  •  GKのロングキックに対しての準備の速さ及び落下地点予測に優れ、それでいて無理に突っ込まず適切な距離感でレシーバーの反応を伺う事が出来る(例:アル・アハリ戦,開始20秒のシーン)

 

  •  前線からのプレッシングでは相手の中盤への縦パスを防ぐためのジャンプ(前スライド)を厭わず、中間守備ではアンカーとして振る舞い中央をゾーンで管理する。

 

  •  足先からではなく腰が連動したタックルや突っつきをするので交わされにくく球際での守備には強度と連続性がある。

 

  •  身長が高く、セットプレーではターゲットとしても期待が持てる。

 

  •  味方の動きを促すようなボディアクションや声掛けが多く、リーダーシップを発揮して主体的に守備が出来る人間に見えた。

 

  •  前に捕まえに行く守備は機敏だが、全体的に背走や相手を追いかけるシーンでは始動が遅く、ゆったりとした立ち上がりなのでトランジションゲームでは少々問題になるかもしれない。

 

  •  クロス対応ではボールを見ているシーンでも腕や背中で相手の身体を捉えて位置関係を把握するクレバーさを持っている。ただし、身体の向きやポジショニングは修正が必要か。

 

  •  大柄ながら脚の回転は速く、フルスプリントは加速もトップスピードもプレミアリーグの水準をクリアしているように見える。

 

  •  ビルドアップでは周りのポジショニングに合わせてタッチライン際におりてパスコースを作る動きやプレッシャーを背負った時のキープ力がある。

 

  •  スキャニングは平均的で化もなく不可もなく、ライン間でボールを受ける際は自身の重心に近いところで扱うのでパスやボールタッチの乱れが少ない。また、プレー傾向としてはセーフティーの意識が強めなのでプレイメイカーとの補完性が高い。

 

  •  ミドルサードでは肩の高さくらいのロブパスを好み、ボールキャリーとの違いが分かりにくいテイクバックで相手選手の間やDFライン裏を狙う。パス&ムーブで前に進んでいく動きを好み、先述の通り後ろに戻る守備はやや緩慢なので中央にポッカリと穴をあけてしまう事も少なくない。

 

  •  ボックス近辺では強烈なミドルショットを持っており、縦回転をかけられるのでGKの上から落としたりファンブルからのこぼれ球も期待できる。

 

  •  ボールキャリー能力は高く、ウイングやストライカーへのスルーパスを出すとき、タイミングを外すアウトサイドキックでのスルーパスを好む

 

  •  サイドチェンジは低空かつ飛距離が担保されている良質なキックを蹴る事が出来て相手の横スライドが追いつきにくく、なおかつ回転軸はほぼ水平に対して90度のバックスピンなので受け手になるウイングプレイヤーとっても優しい。

 

  •  ボール保持・非保持合わせて横方向への動き出しにはムラがあるが、走力の問題というよりは意識の部分によるものに見えるので指導次第では十分改善可能か。

 

  •  チェルシー戦では上述した守備面でのカバーリング範囲の問題が大きく改善されており、そういう意味では正にやろうと思えばできるタイプでその波を少なくさせる事が彼自身と運用するクラブ側両面の課題になる

 

まとめ

 

現時点での評価(2025年7月)

(あくまで私個人の主観に基づく評価です)

 

味方に対して批判的なボディアクションが多い点やネガティブトランジションが課題である点などを考慮すると、現時点ですぐに欧州トップリーグの有力クラブで即レギュラーポジションを得られるかどうかはやや疑問だが、少なくともスキル面では水準に達しているコーチングで味方を動かせる選手なので、言語面の課題をどれだけ早くクリア出来るかどうか1つの鍵になるだろう。

 

なお、実際の試合の中身はメガクラブ水準にないマンチェスター・ユナイテッドスカッドで仮定すると、2024-2025シーズンの終盤に多用されていた守備強度を意識するカゼミロ-ウガルテのCMデュオの前者の役割を将来的にはより高い水準でこなせそう。

 

カゼ-ウガの場合、守備時のジャンプが苦手なカゼミロをなるべくCBの前から動かさないようにし、彼は後方で固定砲台となりつつターンオーバーの際にDFラインへの侵入を防ぐ防波堤としての働きを主にしていた。対してリオスは積極的に前で捕まえる守備を好み、なおかつフットサル仕込みのボールを奪われにくい持ち方や逆にボールホルダーの懐に腰を入れて奪う事を得意としており、ホールディングMFとしてもプレイメイカーとしても振る舞える為、セットプレーも含めてカゼミロの長所を引き継ぎつつ彼にはない部分での貢献が期待出来る。

 

ただし、現時点で横方向のカバー範囲はそれほど広くないので、CM/DMとしての守備面の働きに難のあるブルーノ・フェルナンデスとユニットを組ませるとWBとワイドCBの間のスペースへの対処が遅れてそこを起点に崩されやすいかもしれない。

 

全体的に攻撃面での才覚に長けた選手なので、それに加え身体的強さを活かしてフェデリコ・バルベルデのようにアタッカーとして起用してみてもおもしろいかもしれない。それこそ3-4-3ではシャドーに意外な適性を発揮する可能性も十分考えられる。