いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【試合レビュー】マージ―サイドダービーをみる👀

どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。

 

マンチェスターとは産業革命の頃から因縁のある街リバプール

今回はこの工業都市に本拠地を置く2チームの対戦を見ていこうと思います。

 

 

 

試合プレビュー

 

リバプールはミッドウィークのライプツィヒ戦を0vs2で勝利し前節レスター戦のショックを軽減させる事に成功。

そして12月より戦線離脱中のナビ・ケイタがベンチに戻ってくる可能性もあるようなのでそちらにも注目

 

怪我人は長期離脱のヴィルジル・ファン・ダイク、ジョー・ゴメス、ジョエル・マティプに加えディオゴ・ジョタも3月まで実戦復帰を待たなければいけません。

更にジェームズ・ミルナーファビーニョもこの試合は欠場すると見られています。

 

 

エバートンは7日のマンチェスター・ユナイテッド戦で最後の最後に同点ゴールを決め、その後のFAカップvsトッテナム戦でも5vs4という壮絶な乱打戦を制して好調の波に乗るかに思われましたが、リーグ戦でフラム相手にグディソン・パークで主導権を握られ0vs2で敗れると、ミッドウィークのマン・シティ戦も殆どチャンスを作れずに連敗。

 

この大一番を制して再びCL出場権争いでリードを奪いたいところです。

また、今回の対戦は順位争いという点で見ても6位7位の直接対決なので普段以上に両チーム負けられない1戦です。

 

怪我人は長期離脱中のジャン=フィリップ・グバミンと先のシティ戦で負傷交代したジェリー・ミナの2名。

 

 

スタメン

 

リバプール

 

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ベンチ入り

8ケイタ、13アドリアン、15チェンバレン、21ツィミカス、23シャキリ、27オリギ、28B.デイヴィス、47N.フィリップス、76N.ウィリアムズ

 

事前情報通りナビ・ケイタがベンチ入り。

 

CBはジョーダン・ヘンダーソンシャルケよりローンで獲得したオザン・カバクでスタートになりますが、ここまでのプレーを見るにカバクはもう少し適応するまでに時間がかかりそうなので今回の試合でもエバートンは彼を狙ってくると思います。

 

 

エバートン

 

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ベンチ入り

6アラン、9キャルバート=ルーウィン、10シグルズソン、11J.キング、17イウォビ、18N.エンクンク、20ベルナルジ、33オルセン、62オニャンゴ

 

こちらはアランとルーウィンがスカッドに復帰し試合展開によっては途中出場もありそう。

 

5バックでリバプールの3トップにスペースを与えずカウンターから1発叩きこむのが理想の形か。

 

 

試合内容

 

新戦力が噛み合わず。更にはキャプテンも負傷離脱

 

3分、リバプール陣内でヘディング合戦となり、最終的にドゥクレがボールをキープ。

そこからハメスにボールが渡ると、リバプール19番カバクの裏を狙って走るリシャルリソンにドンピシャのスルーパス

 この決定機をリシャルリソンが冷静に決めてエバートンは最高の形で先制点をゲット。

 やはりカバクのところから得点が生まれました

ハイボールは問題なく裁いているようですがアジリティではやはりプレミアリーグのアタッカーとよーいドンになると厳しいですね。

 

また、今回の失点はチアゴ・アルカンタラの不用意なパスミスがキッカケになっているのでリバプールは補強した選手がイマイチハマりきらないというのが辛い。

 唯一抜群の相性を見せたディオゴ・ジョタは負傷離脱中という不運

 

 

得点が生まれた後はリバプールが主導権を握る時間が多かったですが、いち早く同点に追いつきたいホームチームに更なる試練が訪れます。

 

前半中盤、25分を過ぎたタイミングでヘンダーソンが太もも裏を抑えるような形で倒れこみました。

Embed from Getty Images  

 

一度はピッチに戻りますがやはりプレー続行不可という事で結局彼は30分にナサニエル・フィリップスと交代で下がりました。 

 

精神的支柱でCBでの緊急使用もそつなくこなした彼がおそらく筋肉系の怪我なので1ヶ月程戦列を離れるというのはリバプールにとっては泣きっ面に蜂。

 

結局前半はエバートン1点リードで折り返しとなりました。

 

 

ポゼッション8:2の後半、しかし次の得点もエバートン

 

後半に入るとリバプールは両SB、とりわけ左のロバートソンを前半45分より高い位置を取らせる事でリバプールが一方的にエバートンを攻め立てる展開になりましたが、FW陣の決定力の問題とエバートンGKジョーダン・ピックフォードがこの日は大当たりフィーバーだった事もあって決定機を全てフイにしてしまいました。

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また、エバートン指揮官カルロ・アンチェロッティ監督も後半に入って守備の軽さが目立つようになったアンドレ・ゴメスやファンタジスタのハメスを交代させるなど的確な交代策を行い、ギリギリのところで失点せず踏みとどまる事が出来たのは彼の貢献も大きかったです。

 

そうしている間に試合は残り10分足らずというところまで進行し、エバートンはカウンターからこの日2度目のビッグチャンス。

リシャルリソンとハメスに代わってピッチに入ったキャルバート=ルーウィンの高速カウンターで一気にゴール前まで侵入すると、ペナルティエリア手前でルーウィンの放ったシュートは1度リバプールGKアリソンにストップされますが、ボールは右にこぼれてシュートブロックに回っていたアレクサンダー=アーノルドが詰めてきたルーウィンを倒す格好となってしまいエバートンはPK奪取に成功。

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そして先日のFAカップ5回戦で1ゴール3アシストの大活躍だったシグルズソンがその試合に続いてPKを決めきりエバートン2点目!!

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試合はアウェイのエバートンリバプールを0vs2で下し勝利

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(https://twitter.com/Everton/status/1363218556004012034より)

 

エバートンアンフィールドで勝利したのは1999-2000プレミアリーグ第9節、1999年9月27日以来約21年半ぶりという事で21世紀に入ってからは今回が初勝利でした👏

 

また、グディソン・パークで開催されたホームマッチを含めてもリバプール相手の勝利は2010-2011プレミアリーグ第8節、2010年10月17日の対戦から10年以上勝ち星から遠ざかっていたので、エバトニアンにとってはこれ以上ない最高の週末になりましたね。

 

ゴール⚽

3分:リシャルリソン(👟ハメス・ロドリゲス)

83分:シグルズソン(PK)

 

動画ハイライト

 

 

交代選手

リバプール

30分 in:N.フィリップス out:J.ヘンダーソン

63分 in:シャキリ out:C.ジョーンズ

87分 in:オリギ out:チアゴ

 

エバートン

59分 in:シグルズソン out:A.ゴメス

62分 in:キャルバート=ルーウィン out:ハメス・ロドリゲス

86分 in:イウォビ out:リシャルリソン

 

 

データ

 

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ポゼッションはリバプールが72%とこれまで相性の良かったエバートン相手に試合を優位に進める展開でしたが、やはりこの試合でも最後の局面で精度を欠いた事が後に響きこれでプレミアリーグは2月4日のブライトン戦から4連敗。

 

更にアンフィールドでもリーグでは1月21日のバーンリー戦から3戦連続で敗北中と中々光明が見えづらい状況。

 

不調の原因となっているのはCBの組み合わせが定まらない事とFWの決定力不足。

前者は怪我人が相次いだ事がキッカケなのである程度クラブ側も覚悟していたと思いますがここにきてマネ、フィルミーノのゴール欠乏症が深刻化したのはユルゲン・クロップ監督も想定外だったのではないでしょうか。

 

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この2人は共に2021年になってプレミアでは僅か1ゴールに留まっていて、同期間内のゴール-ゴール期待値を計算するとマネが-1.80、フィルミーノに至っては-2.67とこの二人だけで4点以上損をしている事になります。(ソース:Liverpool xG stats for the 2020/2021 season | Understat.com)

 

 

対するエバートンはシュート9本でうち6つが枠内、ビッグチャンス2つはいずれも得点に結びつけるなどチャンスを逃さずに順位争いでも同じ街のライバル相手に貴重な勝ち点3を勝ち取りました。

 

MVPはピックフォード

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彼の活躍が無ければ今回の勝利はまず存在しませんでした。

安定感はありませんが調子のいい日はリーグ屈指の能力を発揮するこのイングランド代表正GKは各種採点サイトでも軒並み両チームでナンバーワン🥇の数値を記録。  

 

 

xデータ

 

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(参照:Liverpool 0 - 2 Everton (February 20 2021) | EPL | 2020/2021 | xG | Understat.com)

 

xGでもPK奪取が大きく影響を与えエバートンが上回る結果となりました。

 

オープンプレーでは勿論リバプールが優勢なのですが、試合を通じて7割越えで後半に絞ると79%のボール支配率を記録した割にはビッグチャンスは僅か2回だったのでこれは中々苦しいデータ。

 

フィールドプレイヤーほぼ全員で引いて守る相手を崩すのは世界中のどのビッグクラブも苦戦していますが、それを打破するのは個人能力に頼らざるを得ない部分が大きいので前線3トップの復調が無ければ今後もこのような試合が増え続ける予感。

 

 

あとがき

 

リバプールはこれでプレミアリーグ25試合消化で勝ち点40。

 

エバートンは1試合少ない状態で勝ち点で並び、アストンヴィラは22試合勝ち点36、トッテナムも23試合で同じ36ポイントと他クラブの結果次第では実質9位というところまで順位を落としています。

 

それもそのはず新年になってからの9試合で稼いだ勝ち点は僅か7でこれは最下位のシェフィールド・ユナイテッドよりも低い数字。

プレミアリーグ全体で見てもこれは17番目のポイントなので今のペースでいくとまさかの2桁順位でのフィニッシュも覚悟する必要があるかもしれません。