最高得点180から見れば半分以下であるものの、ここしばらく続いていた全体平均を下回る不調から抜け出して最後の追い込みへ。なお、降格が決まった今季最初のクラブはサウサンプトン。
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【 FPL 22/23 】Gameweek34,35 大事な終盤で深刻なスランプ
スカッド
ターンオーバー?のストーンズ、負傷により招集外になったラッシュフォード、ワン=ビサカがスタメンに選ばれたことでベンチスタートになったダロトと期待していたマンチェスターの2クラブの選手が軒並みポイントを獲得出来ず。
計算が完全に狂った中で16Ptsを稼ぎ出したエゼの有難みが身に染みるGameweek。
クラブ
(スタメン)
アーセナル:ベン・ホワイト、サカ
マンチェスター・シティ:ハーランド
ニューカッスル:トリッピアー
トッテナム:ケイン
ブライトン:三笘
アストン・ヴィラ:ワトキンス
ブレントフォード:イェンセン
フラム:レノ
クリスタル・パレス:エゼ
ウルブス:キルマン
(リザーブ)
スティール、ストーンズ、ラッシュフォード、ダロト
IN:ベン・ホワイト
OUT:ティム・リーム
正直この入れ替えは怪我人対策なのでこれといった強調材料が存在せず、曖昧なままベン・ホワイトを補強しましたが、それが完全に裏目に出た形。ブライトンに3&完封負けを喫したアーセナルのリーグタイトルは事実上消滅した。
対戦カード
(自チームスタメンのみ)
リーズvsニューカッスル
↪2-2ドロー
クリスタル・パレスvsボーンマス
↪2-0クリスタル・パレス勝利
サウサンプトンvsフラム
↪0-2フラム勝利
アストン・ヴィラvsトッテナム
↪2-1アストン・ヴィラ勝利
マンチェスター・ユナイテッドvsウルブス
↪2-0マンチェスター・ユナイテッド勝利
ブレントフォードvsウエストハム
↪2-0ブレントフォード勝利
エバートンvsマンチェスター・シティ
↪0-3マンチェスター・シティ勝利
アーセナルvsブライトン
↪0-3ブライトン勝利
ニューカッスルvsブライトン
↪4-1ニューカッスル勝利
Ezeにとってミドルシュートは"ez"(eazy)
Just watch it on repeat, trust us. #CPFC pic.twitter.com/UA4MEmIhvl
— Crystal Palace F.C. (@CPFC) May 13, 2023
ミカエル・オリーズの対角線に低く鋭く伸びるラインブレイキングパスを左ハーフスペースで完璧なファーストタッチにて収めると、カットインしながらイリア・ザバルニー,ジェフェルソン・レルマに連続して身体の面と面を合わせてボールを突っつく隙を与えず、更に後ろから来るダンゴ・ワッタラに対しても一瞬身体の向きを変えて背中を向ける事で無力化。最後はゴールキーパーもお手上げというゴールマウス右上部への強烈な一撃を突き刺して圧倒的なボールスキルを証明した。
And THREE points go to...Crystal Palace 🥳#CPFC | #Eurovision2023 pic.twitter.com/fGdoYdbmW9
— Crystal Palace F.C. (@CPFC) May 13, 2023
前半にもペナルティボックス内でジョーダン・アイェウのヒールフリックを冷静に左足で押し込んでいるのでこれで今シーズンのリーグ戦ゴール数は二桁到達。更に10ゴール中6ゴールが30節以降の終盤に記録されているので、残留争いまったなしという状況から早々に離脱したイーグルスのひと伸びに関し指揮官ロイ・ホジソンと並ぶ功労者である事はまず間違いない。
今シーズンのエゼはプレミアでボックス外から3得点を奪っており、ゴール前での冷静さに加えて距離が離れた所でも正確に枠を捉えるレンジの長さを併せ持っている事から、ディフェンダーとしては距離を取れば危険なシュートを打たれ、詰めればテクニカルなドリブルで交わされる恐れを持つという極めて厄介な選手。
大活躍だったボーンマス戦の内容によりFPLでは16Ptsを獲得し、Gameweek36のRound Scoreで全体4位にランクイン。トータルでも150Ptsを突破して怪我に泣いた昨季の鬱憤を晴らす見事なシーズン。
Trippierが完全に三笘を封じた『NEWBHA』
各クラブ腕の見せ所でもある対三笘の守り方。フルバック+サイドアタッカーの2枚で挟み込む風景は当たり前になっていますが、それが出来ない場面での手法にはそれぞれの特色が出ていると思います。
例えば、マン・ユナイテッドのアーロン・ワン=ビサカは元々距離を取る対人守備ですが三笘に対しては普段以上にそれを広げ、敢えて縦を空けて反応勝負に持ち込む事で決定的な形でゴール前に運ばれる事を阻止。ただ、この手法は極めて高い身体能力を要求され、更にある程度の位置まではボールを運ばれてしまうリスクも抱えている。
さて、ニューカッスル不動のRB キーラン・トリッピアーの場合は三笘にボールが入る時点で厳しく寄せて前を向かせず、オープンゲームにさせずにそれを可能にしたチーム全体の守備意識の高さもあって完全にニューカッスルペースで試合が進行。
ダメ押し点になったカラム・ウィルソンのゴールに至るまでがまさに象徴的なシーンで、89分にこれほどの強度を保っているのだから見事と言うほかあるまい。
🎙 "Never. In. Doubt." pic.twitter.com/GMJsnzIRvs
— Newcastle United FC (@NUFC) May 18, 2023
FPLにおいても、終盤はなかなかポイントを加算できずにいた中で久々に成功と評せるGameweekになったのでは。
あとがき
Bench Boost使用予定のGameweek37でしたが、ラッシュフォードが週末の試合に間に合うか微妙な事もあってまだ迷っています。本来はユナイテッドが2試合開催のここでスパートをかけるつもりだった為、ここはプランを変える可能性も踏まえギリギリまで決断を遅らせる。