いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #Premierleague 】トニーに8ヶ月の活動停止処分が科される

この騒動についてFAが告発したのはさかのぼる事半年以上前、話のネタとしては昨年のうちから上がっていたモノですが、ブレントフォードのエースストライカー イヴァン・トニーの2017年~2021年の4年間に渡る計232件のベッティングルールの違反に対する処分として、5万ポンドの罰金及び2023年5月17日から2024年1月16日まで8カ月間のフットボール活動の禁止処分が下された。

 

なお、当該期間のうち23年9月17日以降の残り半分についてはチームトレーニングへの参加を許されている。

 

近年の例で言えば自身の移籍に関する非公開情報を他者に提供し、それが賭博に利用されたとしてキーラン・トリッピアーが10週間の出場停止処分、ダニエル・スターリッジも同様に移籍情報のリークで4ヶ月の出場停止処分を提示されている。

 また、2006~2016年までの長期に渡り合計1260件の違反で告発され、自身がギャンブル中毒に陥っていたことを認めたジョーイ・バートンのケースでは13ヶ月のBAN(当初は18ヶ月だったが上訴により期間短縮が認められた)を科されるなど、停止処分の期間に関しては行為の悪質性と違反の件数によって伸び縮みする傾向。

 

 

トニーについて軽くおさらい

 

このブログでは、トニーが"チャンピオンシップのゴール記録"を更新する勢いで得点を積み上げていた20/21シーズンの序盤に、彼をプレミアリーグで旋風を巻き起こすポテンシャルを持つスコアラーとして紹介しましたが、チームと共に昇格してきた21/22シーズンは12ゴール5アシストを記録。これでも十分に通用しているスタッツですが、PL2年目の今季は更に大きく数字を伸ばし、出場停止前最後の試合となったリバプール戦までに20ゴール4アシストと押しも押されもせぬ一流の点取り屋へ進化を遂げた。

 

 

20/21のトニーは当時のチャンピオンシップ記録を塗り替えるシーズン31ゴールをマーク。ただ、翌シーズンにフラムのアレクサンダル・ミトロビッチが44試合43ゴールと驚異的な得点率で大幅にレコードを更新した為、現在は歴代2位となっている。

 

なお、トニーとミトロビッチはニューカッスル時代にチームメイトだった期間があり、トニーのプレミアデビュー戦となった2015年9月26日のセント・ジェームズ・パークでのチェルシー戦では、先発したミトロビッチに代わり85分から途中出場とこの2人には不思議な縁があるようだ。

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特徴的なPKのスタイル

 

クラブ公式では身長179㎝と記載されていますが、実際に試合を見ると180㎝台後半はあるように感じられるほど空中戦や相手マークを背負っての懐の深いボールキープに信頼を置けるトニー。

 

流れの中の強みとしては上述の部分に加えて守備貢献度の高さや昨季と比べて枠内シュート率及びそれをゴールに結びつける割合の大幅な向上といった所ですが、何か1つ絶対的な特徴を挙げろと問われるとそれはペナルティキックのフォームになるでしょう。

 

短い助走距離から、左足を大きく踏み込みながらボールを全く見る事無くゴールキーパーを凝視し続け、相手がこらえ切れず動けばその反対方向に力強く蹴り込むというかなり特異な手法。

  一般的に助走が短いとボールスピードが弱くなりやすく、GKとの駆け引きを重視するタイプのキッカーは大抵グラウンダーを選択する事が多いのですが、それを踏み込みの一工夫と持ち前のパワーで解消しているのがトニーの蹴り方。

 

ブレントフォード加入後の3シーズンで公式戦22度のPKを蹴っており、その中で失敗したのは2023年4月8日のニューカッスル戦での一度きり。この試合では失敗後にリベンジの機会が巡ってきましたが、それが上のTwitter動画になります。

 

 

エースを長期間失うBeesの懸念

 

トニー加入前のシーズンではベンラーマ,エンベウモ,ワトキンスの強力3トップ、通称BMWが全員リーグ戦15ゴール以上をマークするなど、複数の絶対的な得点源を有していたブレントフォードだが、21/22はリーグ戦48得点のうち4分の1にあたる12得点、22/23は20/54で全体の約37%(23年5月18日時点)と現在のチームは明らかにトニー1人に得点を依存している傾向にある。

 

BMWの残り1人であるエンベウモは、プレミアリーグにおいてもチャンスクリエイト能力は非常に優秀だが、スコアラーとしては水準を下回っており、今後役割が変わって好転する可能性は捨てきれないものの、今季のトニー程の得点奪取は見込めないだろう。

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他の現有戦力では昨季7ゴール、今季も6ゴールとスーパーサブとしてはチーム内で一定の地位を築くヨアン・ウィサが2番手候補だが、こちらもタイプとしてはエンベウモに似ており、ハマった時の爆発力は魅力的も現状は試合単位の波が激しい。

 

 

ベースのシステムが3-5-2(5-3-2)で、2トップには攻撃面のみならず1stプレスの高い貢献を要求されるという戦い方もあって、どうしてもストライカーらしいストライカーを補強しにくいチーム事情もあり、候補になりそうな選手もパッとは思い浮かばないが、トニー抜きでシーズン半分を戦う必要がある来季に向けて対策は必須だろう。

 

現状で噂に上がっている選手はコヴェントリーで充実の1年を送り、チームをプレミア昇格へのプレーオフ圏内に導いたViktor Gyökeres(表記ゆれが激しいのでアルファベット)

 ウルブスも動向に注目しているというスウェーデン代表アタッカーは、本質的なタイプとしては得点力のあるセカンドストライカーといった感じで純粋な点取り屋とは異なるように思うが、逆に言えば(チームに残ったと仮定して)トニーの復帰後に需要が完全にかち合う事も無さそうなので、補強ターゲットとしては中々面白い人選。