21/22イングリッシュプレミアリーグ
アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッド戦をプレビュー。
現地時間土曜正午過ぎ、エミレーツスタジアムで行われるランチタイムキックオフの試合はアーセナルにとってもマンチェスター・ユナイテッドにとってもカップ戦の決勝戦並みに重要度の高い大一番となります。
4点差以上で勝利しない限り、この試合に勝利したとてアウェイチームが試合後に順位で上回る事はないものの、一時的でも勝ち点で並べばプレッシャーを与える事が出来るのでまずは勝利、出来れば大勝を狙っていきたい。
FiveThrtyEightによれば、理論上は9位レスターまでCLの可能性が残されていますが、6番目以降のクラブはほぼ蚊帳の外。ユナイテッドもここで負けてしまうと本当の本当にサヨナラ。
チーム状況:新監督発表がどのような変化をもたらすか
4失点で手も足も出ずに負けたアンフィールドで地の底までプライドとモチベーションを失墜したユナイテッドですが、翌22/23シーズンからエリック・テン・ハフが新監督に就任する事が正式に発表され、ようやくクラブの構造改革が本格的に始まるのだという期待感を伴って迎えた試合当日。
前節からの間隔はユナイテッドが中3日、アーセナルが中2日とシーズンダブルを狙うアウェイチームが1日長いですが、ここまでシーズンを追ってきたレッズサポーターならお分かりのようにその程度の差は簡単に覆されるくらい今のスカッドには身体面の強度が足りていません。
更に、アーセナルはチェルシーとのロンドンダービーを4得点で制し最高のメンタリティでエミレーツでの連戦。無策のままロナウドの個人技頼りで乗り込んでもコテンパンにされる事は目に見えているので、意図の見えない後ろ・横へのパスを減らしつつ、前線守備のルールを明確にして2列目と3列目の間のスペースを消す事に注力しなければいけない。
ラインナップ予想
大敗に終わったリバプール戦を欠場したメンバーのうち、ヴァラン、ロナウドが練習に復帰しており、ベンチ入りしたものの緊急事態以外には出場しないとまだ万全で無かったマクトミネイ含め3選手が起用可能な状態になっていると思われる。
自宅への爆弾予告があったハリー・マグワイアは心身ともにこの試合ではベストチョイスではないので、スカッド入りはあっても最初から出場するとは考えづらい。
RWには今まで通りエランガが入る可能性が高いと思っていますが、リンガードを選んだのはボールプレーにおける他の選手との相性やキャリアの経験値の差を踏まえての判断。エランガのような実績の少ないこれからの選手がビッグゲームで過剰な批判の対象になる未来を見たくないというのもある。