いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #MUFC 】ようこそEric Ten Hag!! 最初の一歩は余剰戦力の整理になるだろう

マンチェスター・ユナイテッドは4月21日 かねてより来シーズン以降の新指揮官と噂されていた52歳のオランダ人指揮官 Eric Ten Hagと今季終了後から2025年6月までの3年契約+1年間の延長オプション付きで契約を締結したと発表しました。

 

Erik ten Hag appointed as Man Utd manager | Club statement | Manchester United

 

さて、今や欧州でも1,2を争う戦術家という評価を確立したTen Hagですが、彼をカナ表記する際に当たってはテン・ハーグ,テン・ハグ,テン・ハフなど乱れがあり、これまでは一番初めのテン・ハーグが主流でした。しかし、この度マン・ユナイテッドの日本語版公式HPにおいて"エリック・テン・ハフ"が用いられたので今後はテン・ハフとで統一することにします。

 

 

 

 

Who is Eric Ten Hag? まずはスカッド整理から始まる新体制

 

欧州コンペティションでは21世紀以降苦戦が続いていたアヤックスを再び最前線に復帰させた最大の功労者とも言われるテン・ハフ。

 

リーグレベルはトップクラスからは一段落ちるものの、自国リーグで無類の強さを誇り、カップ戦でもクラブ規模からすると特筆すべき結果を残したマネージャーの就任という点で1986年当時のサー・アレックス・ファーガソンとは類似性も多く、現在アカデミーでプレーしている,或いはトップチーム定着を狙っている選手がファーギー ベイブスならぬテン・ハフ ベイブスとして世界を席巻しているかもしれない。

 

 

ただ、そんな未来への希望を語る前にまずは現有戦力の整理が不可欠。

 

今シーズンの年俸上位10名は以下のとおり。

 

契約切れ3人、残り1年3人と移籍金ビジネスという意味ではあまり収入の見込めないケースが多いですが、単純にフリーエージェントになる選手をそのまま契約満了で放出した場合、既に退団の決まっているマティッチ(年俸£6,240,000)と合わせてサラリーだけで4000万ポンド超の予算を獲得する事が出来ます。

その全てが新戦力の補強に回せるわけではありませんが、比較的キャリアの浅い選手の噂が増えてきたホールディングMF1人分はここから捻出する事が出来そう。

 

また、当事者になるポグバ、カバーニ、マタの3名はいずれも稼働率に問題があり、個人的にポグバのMAXはチーム随一だと思っていますが、4-2-3-1の2の一角としては守備時のカバー範囲や全体的なリスク管理の面で使いづらいのが正直なところだろう。

その場合、フリーで放出した選手を£90M弱、当時のレートで100億円以上かけて再獲得し、そして再びフリーで手放すというフロント陣の失敗の象徴として扱われる事になりますが、それを考慮しても今の彼と契約延長という未来は考えにくい。

 

 

 

新指揮官を支えるアシスタント候補

 

テン・ハフがユナイテッドに連れてくるアシスタントに関し、フットボールメディアで現在名前が挙がっている人物は

  • Mitchell van der Gaag 
  • Steve McClaren 
  • Rene Meulensteen 

といった顔ぶれ。恐らく上から順に2人が新指揮官のアシスタントとして入団する事になるでしょう。

 

van der Gaag(カナ表記はファン・デル・ハーフ?)は2019年から2年間ヨング・アヤックス(セカンドチーム)のマネージャーを務めた後、フランチェスコ・トッティとの因縁が有名なクリスティアン・ポウルセンの後任としてアヤックスのアシスタントマネージャーに就任。

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右がファン・デル・ハーフ、左はテン・ハフ。慣れるまではは見分けるのが難しいかもしれない

 

スティーブ・マクラーレン、レネ・ミューレンスティーンは共にサー・アレックス・ファーガソンを支える根幹スタッフとしてレッド・デビルズに籍を置いていた過去もあり、ユナイテッドのサポーターにとっては聞きなれた名前ですが、彼らがリンクされている理由として考えられるのはクラブを知っている人物かつテン・ハフとの関係性があること。

 

前者に関してはまだテン・ハフがヘッドコーチになる前、2008年に当時アヤックス,PSV,フェイエノールトの3強を脅かすクラブになっていたFCトゥウェンテで監督とアシスタントという関係性で邂逅しており、イングリッシュフットボール初経験のテン・ハフが自らマクラーレンの起用を望んだとされています。後者に関してはゴシップの域を出ませんが、テン・ハフと同じオランダ出身であることで名前が出たのではないかと推測。

 

直近では、破産申請+スタジアム売却を巡る会計規則違反で-21Ptsの勝ち点減を言い渡され、純粋な勝ち点では50を超えるなど健闘するもリーグOneへの降格が決まったダービー・カウンティでテクニカルディレクターを務めていたマクラーレン

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(管財人手続き後はパートタイムのアドバイザーに)

 

 

ダービーの勝ち点減に関して

 

そんなラムズの指揮官は先月プレミアリーグ殿堂入りに追加されたユナイテッドのレジェンド ウェイン・ルーニー(先日にはポール・スコールズピーター・シュマイケルもリスト入り)で、彼にも新体制での入閣に関する報道がありましたが、本人はラムズ再建への意思が強く、トップチームの指揮官以外で現職を離れる事はないとのこと。いずれは赤い悪魔のコーチングスタッフとして辣腕を振るうWazzaを見たい。

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