21/22イングランド・プレミアリーグ
マンチェスター・ユナイテッドvsサウサンプトン戦をプレビュー。
FAカップのボロ戦、プレミアに戻ってバーンリー戦と大半をコントロールしながら隙を突かれて勝ちきれない試合が続くユナイテッド。
実はこれが今季初の連続ドローで、仮に次の試合でも引き分け以下に終わった場合は3戦未勝利で21/22のワーストタイ記録となります。
(1度目はアタランタ戦のドロー~ワトフォード戦の敗北)
そんなセインツ戦ですが、セントメリーズに赴いた2節ではハーゼンヒュットルのチームお馴染みの前線からの厳しいプレスに苦戦。4-2-3-1の守備的MFがマティッチ、フレッジという左利きのユニットだった事も影響したかビルドアップが上手くいかない場面が非常に多かったです。
あれから半年弱、監督もチームスタイルも変化してホームでの再戦となりますが、次こそは快勝して3Ptsを積み上げたい。
チーム状況と過去の戦績
マンチェスター・ユナイテッドはフレッジ、ネマニャ・マティッチ、エリック・バイリーの3選手の欠場が既にラルフ・ラングニックより明言されており、遠征のサウサンプトンは12月以来戦線離脱中のアレックス・マッカーシー、インターナショナルブレイク中に太ももを痛めたリャンコが欠場確実。
また、セインツではネイサン・レドモンドとネイサン・テラにも欠場の可能性がありますが、2月5日のFAカップで約40日ぶりに試合に戻ったティノ・リヴラメントは恐らくスタメンに入ってくると予想されます。
Manchester United - Record vs Southampton FC | Transfermarkt
Transfermarkt.comによれば、マンチェスター・ユナイテッドとサウサンプトンの対戦は過去107戦、今回が108回目の対決となりますが、戦績はユナイテッド59勝-セインツ18勝-引き分け30回で赤い悪魔が55%の勝率を持つカード。
ただ、引き分け30回というのは同データベースにおいて対チェルシー、対リバプール、対アーセナル、対エバートンに次ぐ5位タイの多さで、敗戦自体は少ないものの勝ち点3を得るという意味ではそう簡単な相手では無いようです。
過去10試合は
DWDDWDDWWD (4勝6分け)
正に通算成績通りの結果でドロー三昧。
ホームでの対戦に限ればここ5試合で17ゴール4失点と内容は圧倒的にレッズ優勢ですが、その内1試合はこれがプロ初スタメンだったセインツのMFアレクサンドル・ヤンケヴィッツ(現BSCヤングボーイズ)が開始80秒で早々に退場した事でゲームが壊れた結果なので差し引く必要があるでしょう。
今のサウサンプトンの象徴と言えばセントラルMFのジェームズ・ウォード=プラウズ。世界有数のプレースキッカーとしても知られる彼の右足は、元よりセットプレー守備に課題のあるユナイテッドにとって非常に大きな脅威。
試合を優位に進めたとしても不要なファウルを与える事が致命傷になり得るマッチアップなので、普段以上にクリーンなプレーを心掛けて欲しい。
ラインナップ予想
ラルフの試合前会見によれば、マティッチ、フレッジ、バイリーの3名は試合に出場出来ないのでこのメンバーとなりました。
アレックス・テレスかルーク・ショーかというLBの選択は迷いましたが、ショーが前の試合でアシストを記録し、テレスはトレーニングに復帰したとはいえ慎重を期すならばもう少し様子見したいだろうという事で後者に。
前節、特に後半の不安定なパフォーマンスに批判の高まるハリー・マグワイアはここから試合日程が詰まっている事を考慮して他のユニットと比較するために一度ベンチスタートになる可能性も考えられ、離脱前は見事な出来が続いたヴィクトル・リンデロフにチャンスを与えるには絶好の機会。
今のサウサンプトンの象徴と言えばセントラルMFのジェームズ・ウォード=プラウズ。世界有数のプレースキッカーとしても知られる彼の右足は、元よりセットプレー守備に課題のあるユナイテッドにとって非常に大きな脅威。
2020年以降磨きのかかった彼のFKは既に対レッズでも20年11月の対戦で直接ゴールネットを捉えており、今の力は全盛期の俊さん並みかもしれない。
試合を優位に進めたとしても不要なファウルを与える事が致命傷になり得るので、普段以上にクリーンなプレーを心掛けたいところ。