いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #UELfinal 】ビジャレアルvsマンチェスター・ユナイテッドの戦前予想

ポーランドグダニスク PGEアリーナで行われる20‐21シーズンのUEFAヨーロッパリーグファイナル。

勝ち進んだのはイングランドプレミアリーグマンチェスター・ユナイテッドとスペイン ラ・リーガビジャレアル

 

 

対戦に先駆けて両チームの相性や怪我人・欠場者などをみてどのような戦いになるかを可能な限り予想してみようと思います。

 

 

 

マンチェスター・ユナイテッド

 

リーグ戦最終戦はこのカップファイナルに向けて主力選手をほぼ完全休養させて更にアカデミーから昇格してきたアンソニー・エランガのゴールなどでウルブスに勝利したユナイテッド。

 

昨日発表されたユーロ2020のイングランド代表暫定メンバーにも最多の5人(ウエストハムにローン中のジェシー・リンガードを含めると6人)が選出され、下部組織を大切にするクラブの長年の積み重ねが実っている事を実感するものとなりましたが、スリーライオンズ同様に今のクラブはハリー・マグワイアに攻守で大きく依存しているのでグダニスクでの決勝に彼が間に合うかどうかは大きな分岐点。

 

ユナイテッドの番記者Simon Peach氏のツイートによればマグワイアはトレーニングには参加せずダグアウトで見守るだけだったそうなので残念ながら試合には出場できないコンディションである可能性が高いです。

 

 

ビジャレアル

 

ラ・リーガでの最終順位は7位。

リーグ戦の結果ではCL、ELへのチケットを獲得出来ずこのまま行けば新設のECL(ヨーロッパカンファレンスリーグ)のプレーオフに参戦となっていますが、仮にユナイテッドとのEL決勝に勝利する事が出来ればチャンピオンズリーグへの出場権を手にすることが出来るので文字通り命がけでシーズン最後の試合に臨んでくるでしょう。

 

気になる直近の情報としては日曜日にリーグ戦の最終節を戦い、レアル・マドリー相手に一時はリードするも結局2vs1で敗戦。

Embed from Getty Images  

フルメンバーで臨んだこの試合でスカッドから外れていたビセンテ・イボーラとサムエル・チュクウェゼはグダニスクでのラストゲームに間に合わないと報道されています。

 

  

戦前予想

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怪我人や最近の試合でのパフォーマンスを加味した個人的な予想陣形。

 

ビジャレアルに関しては普段ラ・リーガを殆ど見る事は無いので現地の報道やレアル・マドリー戦のメンバーからほぼ据え置き。

ただ、FWに関してはエース ジェラール・モレノの相方にはカルロス・バッカではなくELで6ゴールを記録しているパコ・アルカセルを起用してくるのではないかと想定しました。

 

 

マンチェスター・ユナイテッドマグワイアが間に合わないと仮定し左のCBにはレスター戦ウルブス戦で好プレーを見せたアクセル・トゥアンゼベの抜擢を予想。

根拠としてはリンデロフ-バイリーでユニットを組んだリバプール戦で露呈した相性の悪さやバイリーの突発的に出るリスク管理のリの字もない無秩序なボール保持時のプレーなどを加味して決勝ではより守備、特に対人を意識してトゥアンゼベの起用が見込まれるだろうという判断。

 

更にバイリーにはグダニスクでのトレーニング終了後に治療を受けていたという報道がMENより出ているので、コンディションが万全ではない可能性も。

www.manchestereveningnews.co.uk

 

 

具体的な試合の展望については鍵を握るだろうと考えられるのがビジャレアル左サイド-ユナイテッド右サイドのマッチアップ。

イエロー・サブマリンのLBアルフォンソ・ペドラザは攻撃参加を好む選手でボール保持時にはフルバックとしてはかなり高い位置まで進出するので、対面するであろうラッシュフォードにとっては絶好のチャンス。

リーグ戦でも時折見られるリンデロフ→ラッシュフォードのロングフィードで得点に直結するプレーが生まれる可能性も高いとみています。

 

そしてユナイテッドにとっては夏のメインターゲットと噂される左利きCBパウ・トーレスの実力を見定めるに最適な舞台でもあります。

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ラ・リーガでのスタッツを見る限り彼はプレミアリーグの激しい肉弾戦に耐えうるフィジカルを有していないと個人的には見ており、現状のスカッドを崩してまで獲得する意味があるのかどうかかなり疑問に感じていますがこの直接対決でどういった結果になるのかも楽しみの1つ。

 

過去の戦績

 

ユナイテッド-ビジャレアルは過去4回の対戦がありますが、いずれもスコアレスドローという珍しいデータがあります。

最後の試合は08‐09 UEFAチャンピオンズリーグのグループリーグなので純粋に今のチームと比べる事は出来ませんがこれまでの相性は正に5分5分。

 

 

今度はマネージャー同士の戦績を見ていきましょう。

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スールシャールvsエメリ

通算5試合 2勝 1分け 2敗


セビージャ(エメリ)vsモルデ(スールシャール)
2016-02-18:3vs0でセビージャ勝利
2016-02-25:1vs0でモルデ勝利

ユナイテッド(スールシャール)vsアーセナル(エメリ)
2019-01-25:1vs3でユナイテッド勝利
2019-03-10:2vs0でアーセナル勝利
2019-09-30:1vs1のドロー

こちらでも5分という結果。

特にイングランドの強豪の指揮官として対戦した際の戦績は勝敗だけでなく得失点も同じというシンクロ率。

 

 

 結論・あとがき

 

マグワイア離脱は痛手ですがアタッカーのクオリティを見比べるとマンチェスター・ユナイテッドの勝利が見込まれるでしょう。

 

これを補強する材料としてはイエロー・サブマリンの対ドリブラーへの弱さも要因の1つとして挙げられます。

FBrefによれば今シーズンのビジャレアルは403回ドリブル突破を許しており、これはリーグ下から4番目の数値。(La Liga Stats | FBref.com)

セルヒオ・アセンホ、ジェロニモ・ルジのGK2人もそれほどシュートストップで強みを見せているわけではないのでゴールをこじ開けられずに苦戦するというパターンは考えづらいです。

 

ただ、ジェラール・モレノの決定力には注意が必要。

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(Gerard Moreno | Villarreal | xG | Shot Map | Goal stats | Understat.com)

過去2シーズンの彼の流れの中からの得点を見ると比較的ボックス内の左半分に偏りがあるので対面するCBとLBのルーク・ショーには高い集中力が求められます。