どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。
今回はチャンピオンズリーグベスト16を振り返っていきます。
はじめに
2月中旬から約1ヶ月に跨って繰り広げられた20‐21シーズンのUEFAチャンピオンズリーグベスト16。
次のラウンドに進出したのは
バルセロナとユベントスはそれぞれパリSGとポルトに敗れたのでベスト16の段階でクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシが消える事に……
これは2004年以来の出来事だそうで本格的に2大巨頭体制の終焉が始まった事を実感する結果となりました。
そして新世代の旗手は共に自らの活躍でチームを勝利に導いたキリアン・エンバペ、アーリング・ハーランドになりそう。
ようやくすべてのチームのホーム&アウェイを消化し次は勝ち残った8チームのクウォーターファイナルですが、その前に私自身がかつてこのブログで予想した勝ち上がりチーム予想がどうなったかを確認していきたいと思います。
〈予想記事〉
irohasesun-fm-foot.hatenablog.com
リバプールは予想通り高い得点力を発揮。課題の守備も無失点で勝ち抜け
ファーストレグは2月17日、イギリスで猛威を振るう新型コロナウイルス変異株の影響によりドイツ政府がイギリスからの入国を例外なく制限したため中立地での開催となり、ハンガリーの首都ブタペストにあるかつての名選手の名を冠した「プスカシュ・アレーナ」での試合となりました。
試合はアウェイのリバプールが2点を奪い先勝し、有利の中で迎えたセカンドレグでもプレミアリーグでの大不振が嘘のように再び2vs0で勝利。
2戦合計4vs0でリバプールが次のステージへ進出
ライプツィヒは2試合合計で23本のシュートを放ち、ビッグチャンスもそれぞれの試合で2度あったのですが得点は1つも生まれる事なく欧州の舞台から姿を消しました。
ファーストレグの3日前にはCBのダヨ・ウパメカノの翌シーズンからの国内のライバル バイエルン・ミュンヘンへの移籍が発表されるなど先述の中立地選定までのゴタゴタを含めて試合以外の要素で足を引っ張られてしまった感も強かったですね。
そして試合の方の問題としてはストライカー不在という課題が顕在化したように思えます。
彼らのブンデスリーガでの得点内訳を見るとフォルスベリとエンクンクの6ゴールがチームトップで、よく言えばどこからでも得点が生まれるとも言えるのですがここぞという時に頼れるエースストライカーがいない事がこの大差に繋がったのではないでしょうか。
昨シーズンまではティモ・ヴェルナーという絶対的な存在がチーム内にいたのですが彼はチェルシーへ移籍し、代わりにクリスタルパレスから獲得したアレクサンダー・セルロートはターンオーバー要因止まり。
既に来季に向けた補強としてアヤックスからユース年代で結果を残し続けている逸材 ブライアン・ブロビーの獲得に成功しているので来シーズンのライプツィヒは彼に注目していきたい。
ハイライト
第1戦
第2戦
ラ・リーガ首位アトレティコに隙を与えなかったチェルシー
トーナメント16で個人的に一番興味があった組み合わせがこのチェルシーvsアトレィテコ・マドリーで事前予想ではスペイン ラ・リーガで首位をひた走る後者が有利であると踏んでいたのですが、ふたを開けてみると第1戦、第2戦共にチェルシーが圧倒的に試合のペースを握る展開で易々とベスト8進出を決めました。
アトレティコのミスというか悔やまれる判断はファーストレグで必要以上に相手を警戒して後ろの人数を増やして試合に臨んだこと。
ジルーのバイシクルは事故のようなものだったかもしれませんがホームチームがシュート僅か6本で枠内は0という数字を見ると正直上位vs下位のリーグ戦なのかと勘違いしてしまう内容でした。
ハイライト
https://www.uefa.tv/video/vod/210751/
やはり大きな要素になったのはチェルシーの監督交代
irohasesun-fm-foot.hatenablog.com
トーマス・トゥヘルが新監督に就任してからは公式戦13試合で9勝4分けとそれまでの不安定さが嘘のような無敗街道を歩んでいるチェルシー。
同期間内で許した失点は僅か1つ。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) February 20, 2021
🇯🇵#南野拓実
チェルシー相手に
移籍2ゴール目👍
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巧みなコントロールからフェイントでGKとDFを翻弄。冷静にネットを揺らした👏
🏴プレミアリーグ第25節
🆚サウサンプトン×チェルシー
📱#DAZN ハイライト&見逃し配信中
視聴は👉https://t.co/hCUDCyZtRz#PremierLeagueDAZN pic.twitter.com/jQ5clgtupM
その内1つはアントニオ・リュディガーのオウンゴールなので彼らからゴールを奪ったのは2月20のプレミアリーグ サウサンプトン戦で先制点を挙げた南野拓実ただ1人という信じられないようなデータです。
得点の方は14試合15ゴールとあまり多くはありませんがこれだけ失点が少なければそこまで大きな問題にはならないですね。
更に個人的に才能を高く評価しているアヤックスから加入したハキム・ツィエク(ジイェフ、シエシュその他諸々)も最近は徐々に出場機会が増え始めて今回のCLセカンドレグでは先制点を挙げる活躍なのでそう遠くないうちに彼らの得点ペースは増加すると予想します。
振り返り
リーグ別に見るとイングランド プレミアリーグが最多の3チーム。
ノックアウトステージに進んだクラブが全て勝ち残りました。
2位につけたのはにドイツ ブンデスリーガ
バイエルン、ドルトムントの2チームが生き残って堅実な積み重ね。
一方でスペイン ラ・リーガは欧州に強かった以前からは想像できない寂しさでレアル・マドリーが辛うじて残り、イタリア セリエAは全滅と主要リーグの中でもハッキリと明暗分かれる結果となりました。
リーグ全体の経済力がそのまま反映されたようにも見えるので、他国より厳しい基準で身の丈にあったクラブ経営を促していたブンデスリーガはこのコロナ不況で一気にナンバーワンリーグになるかもしれませんね。
上の2試合以外で気になったのはやはりドルトムントのハーランド。
オーレ・グンナー・スールシャール監督とはモルデ時代の師弟関係という事もあり、今夏のストライカー補強のトップターゲットだと報じられる若きエースは今シーズンも全コンペティションで30試合31ゴールという人並外れた結果を残しています。
彼を巡って何度も蒸し返されている父親とロイ・キーンの確執は、キーンが自伝を盛り上げる為にかなり誇張した表現で実際にはタックルを受けた脚と引退の原因になった怪我の脚は別々なのでそれほど大きな壁にはならないと思います。
CLで活躍すればするほど獲得難易度が高くなるので複雑な思いもありますが、今の勢いのまま得点王に輝いてほしいですね。(現在2位と4差をつける10ゴールで断トツの得点ランキングトップなので、大きな波乱が無ければこのまま獲得すると思います)