20‐21プレミアリーグも残すは日本時間5月24日0:00全会場同時キックオフの最終節のみとなりました。
順位表
優勝はマン・シティ、降格3チームはフラム、WBA、シェフィールド・ユナイテッドで確定し残る攻防は欧州カップ戦争い。
今回はその中でもチャンピオンズリーグ出場権のバトルに大きな影響をもたらしそうな対戦相手のスター選手に焦点を絞ってこの争いを見ていこうと思います。
グリーリッシュはヴィラ・パークでチェルシーから初得点を記録できるか
現在3位のチェルシーは最終節はヴィラ・パークでアストンヴィラと対戦。
12月にスタンフォード・ブリッジにて戦った際には1vs1のドローでお互いに勝ち点1を分け合ったこのマッチアップ。
ヴィラの中心選手ジャック・グリーリッシュはチェルシーに対しては過去5戦で一度も得点に関与することなく、その勝敗も1分け5敗とやや苦手にしている相手ではありますが、ヴィランズは前節トッテナムにアウェイで勝利し勢いをつけてホーム最終戦に臨む事が出来るので十分に勝ち星を得る事が可能な状況。
KP/90:3.52
↪リーグ1位🥇(出場500分以上で)
PPG(平均勝ち点)
グリーリッシュ出場
↪1.60
グリーリッシュ欠場
↪1.00
得失点/90
出場時
↪+0.47
欠場時
↪-0.22
また、前節でも先制点を奪ったFWのオリー・ワトキンスはプレミアリーグ初挑戦で37節までに14ゴールをマークし、これはクラブの英国人プレイヤーでは98‐99シーズンのジュリアン・ヨアヒムに並び歴代トップタイのゴール数。
有名どころだとガブリエル・アグボンラホールが09‐10に13ゴール、マン・シティでの不振によりすっかりネタ枠にされているダリウス・ヴァッセルも01‐02に12ゴールを挙げています。
過去の対戦成績を見る限りではチェルシーが有利。
ヴィラはグリーリッシュ、ワトキンス、トラオレらアタッカー陣の活躍に期待
レスターを大得意にしているイングランドのエース
写真は2017年5月18日 16-17プレミアリーグ第34節レスターvsトッテナム。
スパーズが6ゴールの大勝を収めたこの試合でケインは4G1Aの大暴れ。
37節、チェルシーとの直接対決に2vs1で敗れ、更にリバプールが勝利した為5位へ転落してしまったレスター・シティ。
そんな彼らの最終節の対戦相手はトッテナム。
ホームで試合を開催できるのはプラス要素ですが相手のエースストライカー ハリー・ケインとの相性を見ていくと11試合14G1Aとかなり不利なデータが出ています。
ケインのキャリア全体で見ても対プレミアリーグのクラブで最もゴール数が多いのがレスターという事で彼にとってフォクシーズは言葉は悪いですがカモのような存在。
(Harry Kane - Record | Transfermarkt)
一方でレスターに希望を与える要素としては昨年12月20日の直接対決。
これまで好き放題にされてきたケインをノーゴールに抑え前半ATのヴァーディPK、59分にはアルデルヴァイレルトのOGで追加点をマークし0vs2で勝利しています。
この試合でもレスターはケインに4本シュートを許していますがうち3つはコーナーキックなので、大事なのはオープンプレイで彼を自由にさせないこと。
今シーズンの彼のゴール内訳はオープンプレイ18ゴール(ボックス内14点、ボックス外4点)、PK4ゴールでコーナーキックからの得点は1つも生まれておらず最後にコーナーから決めたのは2018年12月5日の18‐19プレミア第15節サウサンプトン戦まで遡ります。
ですので、兎にも角にも流れの中で彼にシュートチャンスを与えないことがレスターが逆転でCL出場権を手にする為に完遂しなければいけないミッション。
そのうえでチェルシーやリバプールの勝ち点ロストに期待しなければならない苦しい立場で、FiveThirtyEightが出している計算モデルによるとレスターがCL圏内に収まっている確率は僅か27%ですが個人的には彼らをチャンピオンズで見たいので最後の最後まで諦めずにトッテナム戦での大量得点勝利を狙って欲しいです。