どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。
マンチェスター・ユナイテッドのリーグ戦再開は明日4月5日の早朝3:30からキックオフですが、順位争いの相手レスター、チェルシーは共に昨日に試合があったので今回はこの2クラブについて振り返りつつブライトン戦に向けた展望を見ていこうと思います。
チアゴ・シウバが前半で退場、チェルシーはWBAにまさかの5失点大敗
A magical afternoon in the capital 💫#CHEWBA | @eToro
— West Bromwich Albion (@WBA) April 3, 2021
3vs3の乱打戦となった前回の対戦では両チーム共に前の指揮官がチームを率いていたこのマッチアップ。
チェルシーはフランク・ランパード⇒トーマス・トゥヘル
監督交代後の戦績は対照的なものになっており、チェルシーは新体制になってから南野拓実以外に相手選手からゴールを許していない堅牢なディフェンスで無敗街道。
WBAは残留請負人ビッグ・サムを招聘して後半戦の巻き返しを図り冬の移籍市場でもプレミアリーグ20クラブの中で最も精力的に選手補強を行いましたが状況は中々好転せず現在19位。
肝心の試合はというと27分にマルコス・アロンソのFKがポストに跳ね返ったところをプリシッチが押し込んでチェルシーが先制。
チェルシーが順当に勝利するかに思われましたが事件が起きたのは直後の29分。
この試合で序盤から目立っていたマテウス・ペレイラのドリブルからオカイ・ヨクシュルがシュート。
そしてこれをブロックしようとスライディングを敢行したチアゴ・シウバがヨクシュルにアフターでタックルするような形となりこの日2枚目のイエローカードを提示されて退場処分となりました。
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1人少なくなったチェルシーは
1人少なくなったチェルシーにこの日のマテウス・ペレイラを止めるというのは困難なミッションで前半AT2分にまずはジョンストンのロングフィードから1点目
AT4分には1トップのディアニェが身体を張って生み出したチャンスに再びペレイラが応えます。
後半に入り63分には右サイドを完全に崩してファーロングのクロスに途中出場カラム・ロビンソンが難しいハーフボレーを難なく決めてWBA3点目。
更にここからディアニェ、ロビンソンがスコアを重ねてチェルシーも1点奪い返しましたが試合は2vs5でWBAが圧勝という結果に終わっています。
なお、この2点はいずれもペレイラのアシストがついたので彼のこの試合のスタッツは2ゴール2アシストと大漁旗を揚げてもいい大活躍でした。
一方のチェルシーとしては敗戦自体は事故のようなものだったので切り替えて次の試合に臨んで問題ないものだと思いますが不安になったのはティモ・ヴェルナーのパフォーマンス。
先日取り上げたドイツvs北マケドニア戦でも決定機を外して批判を浴びていましたが、その影響もあるのかこの試合では自らが得点を奪える絶好の機会でパスを選択。
これがチェルシーの2点目に繋がっているのでチームプレーと言えば聞こえはいいのですがストライカーとしては自分でゴールを挙げて自信を取り戻したかったプレー。
チェルシーの過去の例だとフェルナンド・トーレスに近いのかなと。
彼もユナイテッド戦で無人のゴールへのシュートを外す等致命的なゴール欠乏症に陥った時期が何回かありましたが11‐12シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝、バルセロナ戦で決めたカウンターからの独走ゴールなど印象的なシーンも演出しており、ヴェルナーも出来れば今シーズンの間にそのような大仕事を果たして来季に備えたい。
動画ハイライト
レスターはマン・シティに力負け
正直どちらの勝利を望めばいいのか悩んだ試合でしたが同じ街のライバルチームマンチェスター・シティがトラブルメーカーのバンジャミン・メンディのゴールで先制するとこの日が誕生日だったガブリエウ・ジェズスが追加点を奪い貫禄の勝利。
レスターと言えば代表戦に入る前の最後の試合FAカップ準々決勝でマンチェスター・ユナイテッドから3得点を奪い快勝を許してしまった相手ですがそのチーム相手にシュート僅か5本で抑えたシティの守備力は敵ながら賞賛せざるを得ません。
(ルベン・ディアス、初年度からDFリーダーに君臨していて波も非常に少ないのは嫉妬してしまう。何ならユナイテッドのターゲットにもなっていた選手だったので本当に悔しい……)
≪ユナイテッドvsレスターのFA杯準々決勝はこちら≫
irohasesun-fm-foot.hatenablog.com
ブライトン戦に臨むユナイテッドについて
3位、4位が共に敗れここで勝利すれば来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権確保に大きく前進するマンチェスター・ユナイテッド。
このマッチアップは今シーズン2回あり、どちらもユナイテッドが勝利していますがリーグ戦では明らかにブライトンが試合を優勢に進めていたのでどちらかと言えば私は不安視している組み合わせ。
マンチェスター・ユナイテッドは代表戦で負傷した3名のストライカーうちラッシュフォードとグリーンウッドに関してはこの試合に間に合う可能性があるとスールシャール監督が明かしています。
カザフスタン戦で膝を痛めたマルシャルはおそらく欠場。
そしてスウェーデン代表から一足先に離脱していたヴィクトル・リンデロフに関してもトレーニングに参加していなかったのでどうやらCBはマグワイア‐バイリーになりそうな予感。
≪代表戦に選出された選手たちの結果はこちら≫
irohasesun-fm-foot.hatenablog.com
一方のシーガルズ(ブライトンの愛称)は中断前のプレミアリーグ2試合を連勝中とやや昇り調子のチーム状況。
指標と現実の乖離が一向に収まらないシーズンで未だに降格圏のチームとは勝ち点6差と油断はできないままですがこの試合に勝利すればおそらく残留決定といってもいいと思います。
ただ、彼らの今後の対戦カードを見るとこのユナイテッド戦を乗り越えてもエバートン、チェルシー、ウエストハム、マン・シティ、アーセナルと難敵との試合ばかりなのでファン目線では苦しい時期が続きそう。
〈ブライトンについての過去の記事〉
irohasesun-fm-foot.hatenablog.com