いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【試合レビュー】やはり持っているポール・ポグバ。投入から2分で決勝ゴール

どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。

 

今回はACミランとのUEFAヨーロッパリーグベスト16、セカンドレグについての記事となります。

 

 

 

試合プレビュー

 

第一戦はケシエのボレーシュートがハンドでノーゴールの判定となり、先制点を手にしたのはマンチェスター・ユナイテッドでアマド・ディアロがクラブ史上4位の若さで欧州カップ戦での初ゴールを決めるという歓喜が後半ATの失点により一気に無くなったという試合でした。

 

〈第1戦の記事はこちら〉

irohasesun-fm-foot.hatenablog.com

 

 

そして翌週の開催となったこのセカンドレグに向けて両チーム主力選手の怪我人が復帰するという喜ばしいニュースが入ってきました。

 

まずはマンチェスター・ユナイテッド

遂にポール・ポグバスカッドに入りドニー・ファン・デ・ベークも代表戦を前になんとか間に合わせてきた形。

特にポグバの復帰は今後のリーグ戦を戦う上で非常に大きいです。

この試合で出場機会が巡ってくるかどうかは微妙なところですが代表空けにはスタメン入りが濃厚ではないでしょうか。

 

ACミランは前回離脱していた怪我人がほぼ全員復帰して有利な状況でこの1戦を迎える事に。

特にチャルハノールとテオは崩しの局面で深く依存している選手なのでこの2人が加わったミランの攻撃は前回よりも更に威力を増すと思われます。

 

 

スタメン

 

ACミラン

 

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ベンチ入り

1タタルサヌ、4ベナセル、5ダロト、8トナーリ、11イブラヒモビッチ、21ブラヒム、30R.トニン、46M.ガッビア、90A.ドンナルンマ

 

 第一戦に出場していたカラブリア、レオンが負傷離脱してしまいましたが代わりにテオ・エルナンデス、チャルハノール、イブラヒモビッチと核が帰ってきたので差し引きはプラスか。

 

フランク・ケシエがこの試合でもファーストレグのようなハイパフォーマンスを見せるかどうかにも注目したいですね。

 

 

マンチェスター・ユナイテッド

 

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ベンチ入り

1デヘア、6ポグバ、13グラント、19アマド、27テレス、31マティッチ、33B.ウィリアムズ、34ファン・デ・ベーク、38トゥアンゼベ 

 

隔離期間を終えたデヘアがメンバーに復帰。

彼居ない間のヘンダーソンは良いパフォーマンスを続けていたのでGKのレギュラー争いは熾烈になりそうです。 

 

 ユナイテッドも中盤の怪我人が続々と復帰し始め、ようやくマクトミネイとフレッジに休養を与えられる体制が整いつつあります。

 

1トップに起用されているグリーンウッドは先のウエストハム戦でも得点こそ奪えなかったものの良いプレーが続いているのでこの試合でのゴールが見られるかも。

ウエストハム戦は下記リンク

irohasesun-fm-foot.hatenablog.com

 

 

試合内容

 

前回とは打って変わって序盤はマンチェスター・ユナイテッドが優勢に立ち、12分にはルーク・ショーのマイナスのパスに反応したブルーノ・フェルナンデスがこの試合初のシュートを記録。

 

ミランRB ピエール・カルルはショーとのデュエルで劣勢だったのでユナイテッドの左サイドから攻撃が始まるパターンが多かったです。

21分には今度は右サイドのカウンターチャンスからダニエル・ジェームズがフィカヨ・トモリにボックス内で倒されますがノーファウルの判定。

Embed from Getty Images  

 

ミランのこの試合初チャンスは23分

サレマーカーズがドリブルでペナルティエリアまで侵入しますがその後のボールタッチが大きくなってしまい、マグワイアゴールラインを割るキックで逃れて得点には結びつかず。

直後のコーナーキックでチャルハノールにボレーシュートのチャンスが生まれますが10番はボールにミート出来ずこの好機を逃しました。

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ミランは引き分けでも突破が決まる状況なのであまりリスクを負わずユナイテッドも次の失点は敗北が大きく近づくものになるので試合展開もそれを物語るように殆どシュートチャンスが発生せず、45分にはミランのカウンター攻撃からクルニッチがクロスにダイレクトで合わせるもシュートは枠外に逸れて前半はスコアレス。

 

 

ポール・ポグバ帰還から2分で試合を動かす

 

後半に入るところでユナイテッドは連戦続きであまり良いところが無かったラッシュフォードに替えて怪我明けのポグバを実戦投入。

 

48分、ミランゴール前での混戦からフレッジミラン18番メイテからボールを刈り取るとボールが流れた先にいたブルーノがシュートフェイントでスルー。

そして交代で入ったばかりのポグバにボールが渡り彼もシュートフェイントで一瞬間を作ってDF、GKの動きを止めるとニアサイド上部ドンナルンマの肩横辺りの一番反応しにくいエリアにシュートを決めてマンチェスター・ユナイテッドが先制に成功。

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やっぱり持っている選手というのはクラブが苦境に立たされている場面でヒーローになるんですよね。

このゴールで2vs1となりこのままいけば勝ち越しと一気に有利になったユナイテッド。

リスタート間もない50分のサレマーカーズのカットインからのシュートはヘンダーソンが冷静に弾いてやり過ごましたが、きっかけになったスルーパスの局面でユナイテッドのラインコントロールが大きく乱れていたのでこれは今後の修正点。

 

 

反撃に出るミランは65分にカスティジェホ🔁イブラヒモビッチ、カルル🔁ダロトとユナイテッドと縁の深い2人を同時投入。

 

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ズラタンもポグバ同様負傷で試合出場が危ぶまれていたので途中からではありますが姿を見れて本当に良かった。

そしてこの王様が入ってからのミランは攻撃の基準点が明確になったので攻撃の怖さがそれまでよりも大幅に跳ね上がり、同時にプレーの内容も荒々しくなったのでユナイテッド目線で言えばかなり嫌な時間でした……

 

実際に65分からタイムアップまでの30分弱でミランは8度ものファウルを冒し、イエローカードも4枚提示されているのでよく誰も怪我無く試合を終えられたと今でも不思議に思っています

 

69分のチャルハノールのクロスはリンデロフが持ち前のカバーリングで中のケシエにボールが渡る前にスライディングでブロック。

 

75分、スローインのリスタートで左サイドアタッキングサード手前付近からチャルハノールがアーリークロス

その先で待ち構えていたズラタンのヘディングシュートはゴールエリア内から至近距離の一撃でしたがヘンダーソンがスーパーセーブ。

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これがこの試合最大のピンチだったので前回の汚名を返上する最高の仕事を果たしてくれました!!

本当にデヘアから正GKを奪えるのではないかとクラブ関係者や彼を信用してなかったファンにも思わせるセーブだったと思います。

 

その後もプレッシャーのかかる場面が続きましたが、バックスやマクトミネイ‐フレッジのブロックでなんとか失点を許さずに90+5分を戦いきり、試合に勝利したのはマンチェスター・ユナイテッド

 

2戦合計2vs1でマンチェスター・ユナイテッドがベスト8に進出

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(https://twitter.com/EuropaLeague/status/1372658489693179913より)

 

試合後にはズラタンとユナイテッドイレブン、そしてスールシャール監督が激闘をたたえ合うシーンも見られたので試合中のミランのラフプレーで溜まったフラストレーションも少し解消されました。

 

 

動画ハイライト

 


 

交代選手

ACミラン

65分 in:ダロト、イブラヒモビッチ out:P.カルル、カスティジェホ

72分 in:ブラヒム・ディアス out:クルニッチ

 

マンチェスター・ユナイテッド

46分 in:ポグバ out:ラッシュフォード

 

 

データ

  

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シュート数はユナイテッドが僅かに上回りましたが全体的なスタッツは殆ど差がないので体感としてはかなり苦しい試合でした。

 

一番驚かされたのはミランLBのテオ・エルナンデスで、ワン=ビサカを純粋なスピードだけでぶち抜いた選手は記憶している限りでは彼が初めてだと思います。

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最も、プレー全体にやはり粗さが目立ったので常に脅威だった訳ではありませんがあのスプリントは素直に羨ましいですね。

 

 この試合の個人的貢献度ベスト3は

  1. ポール・ポグバ
  2. ディーン・ヘンダーソン
  3. ヴィクトル・リンデロフ

 ポグバは決勝点を決めた文句なしのMVPで後半途中からは中央でFWのように振る舞う事も度々あり、改めてプレーの幅広さを実感する45分間でした。

 

ディーン・ヘンダーソンは先述のビッグセーブは勿論のこと、ハイボール対応やスルーパスへの飛び出しも思い切りの良さを見せて好パフォーマンス。

今シーズンクラブで出場した18中12試合がクリーンシートと3分の2で無失点を築く安定感は正GKダビド・デヘアを凌駕しているように見えます。

 

そして3番目は批判の的にされる事も多かったリンデロフ

シュートブロック1回、クリア&インターセプトが共に5回ずつと主にマグワイアやワン=ビサカをフォローする働きぶりで無失点の陰の立役者となりました。

確かにロングボールであったり対スプリンターなど純粋な身体能力を求められる局面では劣勢になりがちですが今のユナイテッドのCBで一番賢いのは彼だと思っているので間違いなく優秀な選手。

 

 

 あとがき

 

ベスト8の抽選が3月19日に行われ、ユナイテッドはスペイン ラ・リーガグラナダとの対戦が決まりました。

 グラナダはスペインでも南に位置しセビージャなどと同じアンダルシア州のクラブなので距離的には少し負荷がかかる……というのは例年ならの話で、スペインはイギリスからの入国に制限をかけている状況なのでレアル・ソシエダ戦同様に中立地開催になると思われます。

 

スタイル的にはスペイン勢に多いポゼッション志向とは真反対のリアクションサッカーなのでプレミアリーグの中下位クラブと戦うようなイメージを持っておくといいかもしれません。

因みに、ユナイテッドに縁のある選手では現在ラツィオにレンタル中のアンドレアス・ペレイラが16‐17シーズンにローンで加入していました。

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同時に準決勝のドローも行われ、ユナイテッド‐グラナダの勝者vsローマ‐アヤックスの勝者という対戦カードになったので同じプレミア勢のアーセナルとはお互い順調に行けば決勝での対決という事に。

 

ローマならスモーリングムヒタリアンアヤックスならブリントとの再会になるので是非ともグラナダ戦に勝利して彼らと対戦したいところ。