いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #MUFC 】デヘア退団、1つの時代が終わりまた新たな時代へ

その時がやってきました。

 

2011年の夏にマンチェスター・ユナイテッドへ加入し、前シーズンをもって引退していたエドウィン・ファン・デル・サールの後任という極めて困難なミッションを弱冠20歳という若さで任されると、そこから12年に及ぶ在籍で公式戦545試合、うちクリーンシート190回という凄まじい数字を積み上げてきたダビド・デヘアがクラブとの契約満了をもって退団する事を自身のソーシャルメディアで明らかに。

 

晩年はパフォーマンスの不安定さ、そしてポゼッションフットボールへの対応力の低さ等から批判対象となり、私自身も思わず彼に苦言を呈してしまった回数は一度や二度では無かったが、上述した通り試合出場数は赤い悪魔の歴代5番目、非英国籍の選手では最多という点を見てもその貢献度の高さに関して疑いの余地は無いという事を改めてここに記しておく。

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残念でならない事が1つ。

指揮官エリック・テン・ハフの志向するフットボールや、リスペクトを忘れずにいても時折漏れ出す不満をみても、前シーズン,22/23の時点で来季の構想から外れているであろうことは素人目にも凡そ推測出来ていたにも関わらず、一度は契約延長を前提にした話し合いを進め、気を持たせるような態度を取った上で、7月に入ってから急に方針を翻しチームメイトやクラブに携わる人々、何よりファン・サポーターとの別れの機会を設けられなかった事。

(本人のTweetが22:32、クラブからの投稿は22:40)

 

第一報がデヘア当人からの発信という事実にも表れているが、長年マン・ユナイテッドを支えた功労者を軽んじるこのような行為はクラブの品格を地に落とすといっても決して過言ではない。これは戦力的に,或いはフットボール云々という前に人と人との信頼関係の話であり、彼のみならず今現在、または将来のユナイテッドの為に働いてくれる方々に対しても不誠実な行いだった。

 

 

参照:fbref.com

デヘアのピークパフォーマンスを年単位で考えた時、それはほぼ全会一致で17/18シーズンに決まると思うが、中でも被枠内シュート14に対し許した失点僅か1つ、圧倒的劣勢を1人で変えてしまった2017年12月のアーセナル戦は今後も語り継いでいきたい伝説の一戦である。

 

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叶うならば2013年に続く2回目のプレミアリーグの優勝トロフィーを彼に掲げてもらいたかったが、最後のシーズンにカラバオカップを制して歓喜の瞬間を共有できたことは良かったと思う。

 

勿論、振り返って最初に来るのは深い感謝の気持ちである事は前提として、愛憎入り交じるといえば大袈裟かもしれないが、「今までありがとう、今後の幸福を願っています」などというありきたりな言葉で到底言い表せない複雑で難解な感情を彼に対して抱いているのは確か。

12年という期間がそうさせているのかもしれない。

 

デヘアの退団をもってサー・アレックス・ファーガソンの元でプレーした選手は遂にいなくなった(ヒートンは在籍のみ)。マンチェスター・ユナイテッドのクラブ史でも1つの大きな転換になるのは間違いないが、これが良い方になるか悪い結果に出るかどうかはここからの行動に懸かっている。