あとは発表を待つのみというところまで来ていたメイソン・マウントに関してのマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーの取引。日本時間7月5日18:30、オフィシャルTwitterアカウントにてついにユナイテッドへの加入がショートムービーを伴って明らかになった。
The excitement is mounting.
— Manchester United (@ManUtd) July 5, 2023
🕚#MUFC pic.twitter.com/OdNuN0sU7a
正直に言えば、ミッドフィールダーに抱える幾つかの課題に関して、これまでの私はマウントの補強が本当に相応しい解決策たり得るのかと懐疑的な見方をしており、やや批判的にも思えるアプローチで2つの記事を書いているが、いざ加入が決まったからにはそんな評価を一変させるような活躍に是非とも期待したい。
さて、私自身を含め驚きをもって捉えた方が多そうな事と言えば、マウントの背番号が7番に決まった点だと思う。この番号を彼に授けたという事はそれだけエリック・テン・ハフやクラブのリクルートメントスタッフの期待が大きいという事だろうか。
#️⃣7️⃣ pic.twitter.com/HqBMXKmSmM
— Manchester United (@ManUtd) July 5, 2023
マン・ユナイテッドの『7』はジョージ・ベスト,ブライアン・ロブソン,エリック・カントナ,デイヴィッド・ベッカム,クリスティアーノ・ロナウドと錚々たる顔ぶれが身に着けた事でブランド化されているが、スリーライオンズの常連かつライバルクラブ チェルシーの中心選手だったとはいえ、少し前で言えばより加入時の期待度が高かったジェイドン・サンチョにも出し渋ったように見えたこの番号をあっさり提示したのは予想外。
ブルーズでマウントが背負っていたのはNo.19。現在のユナイテッドではヴァランの番号であるが、その彼が加入時に希望したとされる4番が丁度フィル・ジョーンズの契約満了により空席となる為、ここの入れ替えでスムーズに事が進みそうだなどと勝手に想像していた。
加入の経緯や背番号など、なにかと突っ込まれる点が多くなって厳しい目で見られやすい船出にはなったが、2シーズン前までのクオリティ―を引きだせれば間違いなく優秀な戦力である事に疑いの余地は無い。繰り返しになるが、23/24シーズンの大活躍を心から願っている。