2021年最終戦はオールド・トラッフォードにバーンリーを迎え入れてリーグ戦18試合目を戦うマンチェスター・ユナイテッド。
(Brighton,Brentford戦が延期した影響から2試合未消化)
前節は相性の良かったニューカッスル相手にセント・ジェームズ・パークでの試合とはいえあわや敗戦という勝ち点1に留まり、早くも首位マンチェスター・シティ(20試合消化)との勝ち点差は22とタイトルレースからは完全にドロップしてしまいました。
プレミアリーグ特有のボクシングデー、リバプール,チェルシー,トッテナムと順位を争うクラブも勝ち点を落とす混沌模様で、未だ来季のCL出場権争いからはさほど離されていない事は救いですが、カナリーズ、マグパイズと順位表の下2クラブ相手に同等かやや劣勢の試合を演じている今の有り様では楽観的な私ですら目標達成に成功するとは到底考えることが出来ません。
思えば2021年初戦は元日からマッチデーが組まれており、マルシャル、ブルーノのゴールでアストンヴィラに勝利するという幸先のいいスタートを切りましたが、一年を振り返るならば成功よりも失敗が強く印象に残る年でした。
終わり良ければすべて良しとはいかないものの、最後は勝って締めて翌年の成功に繋げて欲しいですね。
ラインナップ予想
ニューカッスル戦の記事の最後に触れた4-1-2-3とメンバーは同じですが、ラルフのシステムに合わせてマイナーチェンジ。
ファン・デ・ベーク-マティッチという中央の組み合わせが果たして本当に機能するかは微妙なところですが、プレス耐性を考えるとフレッジは一列前に置いてダイナモのように自由に動き回るほうが合っているような気がします。
また、ダビド・デヘアがトレーニング場に姿を見せなかったという真偽不明の情報も出回っていますが、公式かTierの高いメディアが報じるまでは静観。
過去の戦績
少し前までは所謂ヨーヨークラブの代表格でプレミアリーグとチャンピオンシップを短い間隔で行き来していたクラレッツ。しかし、ここ6シーズンは毎年予算的な問題もあって大規模な補強が出来ない中で、ショーン・ダイチのチームはコンタクトプレーや空中戦に強い選手を上手く戦力化してリーグ内で立ち位置を確立しています。
通算では49試合ユナイテッド23勝-バーンリー13勝-13引き分け。
2002以降両クラブはカップ戦で激突した事がないので、直近の10試合は全てリーグ戦。
戦績は
DWDWWDWLWW (6勝3分け1敗)
一見すると非常に相性のいいマッチアップですが、不思議な事にこのカードは外弁慶の傾向が顕著に出ています。実は16/17~19/20までの4シーズンはオールド・トラッフォードでクラレッツに勝利出来ておらず、このジンクスをようやく打ち破ったのがグリーンウッドの2ゴールと後半ATのカバーニの得点で3-1の勝利を収めた昨年4月の対戦。
相性のいい選手は前述のグリーンウッドと5試合3ゴール1アシストのアントニー・マルシャルですが、後者はニューカッスル戦でもベンチから外れており、ラングニックの中で大分優先順位が低くなっているようなので今回も出場機会はあまり期待できない。
そんな2季前のヒーロー、マルシャルはオフ・ザ・ボールの動きやプレスの意識の低さからサポーターの心象もすっかり悪くなってしまい、早ければこの冬にもチームを去る情勢ですが、足にボールが接着されているかのようなオンボールでの支配的なプレーが脳裏に強く刻まれている私としてはどうしても彼を諦めることが出来ない。