21/22イングリッシュプレミアリーグは全クラブが37試合まで消化し、残りは同時キックオフのMatchday38 最終節を残すのみとなりました。
関心を集めているのは大きく分けてこの4つ。
- タイトルレース
- CL出場権
- EL or ECLの分かれ目となる6位
- バーンリーとリーズの残留争い
優勝戦線
37試合消化時点で首位マンチェスター・シティ90Pts、2位リバプール89Ptsと僅か勝ち点1差の熾烈な戦いが繰り広げられており、マン・シティはエティハドでアストンヴィラ、リバプールはアンフィールドでウルブスと共にホームでミッドランドのクラブとの最終戦を予定している。
それぞれ、対戦クラブとの直近10戦の戦績は大きく勝ち越している得意なカードだが、特にシティはヴィランズに12試合負けが無く、得失点ベースで見ても過去10戦で1試合辺り2.8G0.6GAと圧倒的なスタッツ。
Man City(vs Aston Villa)
WDWWWWWWWW 9勝1分け 28ゴール6失点
Liverpool(vs Wolves)
WLWLWWWWWW 8勝2敗 18ゴール7失点
勝てば自力で優勝を決められるという点を考慮してもやはりペップ・グアルディオラのチームが大きく優位なのは間違いないだろう。
CL最後の1枠
トッテナムとアーセナル、ノースロンドンのライバルクラブが来季のUEFAチャンピオンズリーグへの切符をかけて戦う。
5月12日の直接対決で3-0の勝利を収めているスパーズ有利は揺ぎ無く、アーセナルはダービーから3日後のニューカッスル戦ではビッグチャンスを1つも作れず惨敗し2連敗中と完全に下り調子。
ガナーズにとって救いとなったのは最終節の相手エバートンが37試合目で残留を決めており、後がない状態における火事場の馬鹿力に対処せずに済む点だろうか。トッテナムは最終節の相手ノリッジに対し4戦5ゴールと非常に相性のいいエース ハリー・ケインの得点で勝負を決めたいところ。
👿vs⚒ 6位争い
オーレ・グンナー・スールシャールが解任され、後任のラルフ・ラングニックもチームを立て直せずにクラブ史上ワーストとなるプレミアの勝ち点でシーズンを終える事が決まった赤い悪魔vs今季も終盤に失速し悲願のCL出場とはならなかったデイヴィッド・モイーズのウエストハムというEL2枠目をかけた6位争い。
ELとECLの違いはいくつかありますが、前者ならばトーナメントを勝ち抜けば翌季CLグループリーグ出場権、後者の場合はELグループリーグ出場権というのが両クラブにとっての最大の差。
(通常ならばEL出場権2枠目はリーグカップ王者に与えられますが、今季はGKまでもつれ込む壮絶なPK戦の末に既にCL圏を手にしているリバプールがトロフィーを手にしたのでリーグ戦6位クラブに権利がスライド。)
共に最終節はアウェイ戦。
マンチェスター・ユナイテッドはセルハースト・パークでクリスタルパレス、ウエストハムはファルマーでブライトンと対峙するが、両クラブが直近5試合で1勝しか挙げられていない事を考えると譲り合いになる可能性も。
個人的にはクリスティアーノ・ロナウドのリーグ20得点継続がなるかどうかにも注目している。
17位は天国18位ならば地獄、残留争いは2クラブの戦い
この写真に写る2名、ロートンとダン・ジェームズは共にレッドカードのサスペンションで最終節はベンチ外から見守ることに。
1月前の予想を覆し、エバートンがマンチェスター・ユナイテッド戦からの8試合で勝ち点14を積み上げた事で最終節を待たず残留を勝ち取り、当初は3クラブの中で1抜けすると思われたリーズと対戦カードの比較で有利と目されたバーンリーの2クラブが最後のの椅子をかけて残り1試合を戦う事に。
現時点で2クラブ共に勝ち点35で並んでいますが、リーズは40ゴール78失点、バーンリーは33ゴール51失点と得失点差に大きな差が開いているので、クラレッツは勝てばほぼ残留決定。
ピーコックスは最終節の相手ブレントフォードに直近5試合1勝。チャンピオンシップ時代からやや苦手としているカードだが、それ以上にバーンリーvsニューカッスルの戦績が後者優勢であり、最後のワンプレーまでこの降格回避の戦いの行方から目を離す事は出来ない。