いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #NEWMUN 】鈍重なアウェイゲーム、代償の勝ち点1

※21/22 イングランドプレミアリーグ第19節

ニューカッスル・ユナイテッドvsマンチェスター・ユナイテッド戦の記事です。

 

 

新型コロナの影響でしばらくぶりの試合となるマンチェスター・ユナイテッド

本来であるならば折り返しの1戦目に相当するこの対戦は赤い悪魔にとって新指揮官就任後からの連続クリーンシート記録を更新できるまたとない機会ですが、過去の試合を見ると勝ってはいても先制を許すケースが多く今回は足元を掬われないように注意して特に最初の15分を迎えて欲しいところ。

 

 

 

 

プレビュー

 

 

欠場{怪我(疑い含む)、病気、出場停止}

ニューカッスル
ポール・ダメット
フェデリコ・フェルナンデス
アイザック・ヘイデン

マンチェスター・ユナイテッド
ポール・ポグバ
ヴィクトル・リンデロフ

 

 

スタメン

 

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ベンチ入りニューカッスル
16ヘンドリック、23J.マーフィー、24アルミロン、27ウッドマン、29ギレスピー、32E.アンダーソン、34ゲイル、56J.ホワイト

マンチェスター・ユナイテッド
4ジョーンズ、21カバーニ、23ルーク・ショー、25サンチョ、26D.ヘンダーソン、29ワン=ビサカ、31マティッチ、34ファン・デ・ベーク、36エランガ

 

先週の会見では全員起用可能な状態と語っていたラルフ。

しかし、一部メディアで新型コロナに感染している疑いを報じられたリンデロフはベンチ入りしておらず、指揮官もアイスマンがCovid-19陽性である事を認めています。

 

 

 

試合内容

 

前半

 

少し見ただけでも明らかなプレスの機能不全、自陣~ミドルサード付近までに縦パスのミスが乱発して攻撃が始まらないという最悪の状態をファンに見せつけてしまったユナイテッド。

 

これが試合勘の影響なのか或いは新型コロナに罹患した選手のフィットネス、全体トレーニングがしばらく出来なかった事による練度不足なのかは分かりませんが日本時間早朝5:00というキックオフ時間も相まって見る事が苦痛な対戦であった事はまず間違いありません。

 

7分、ヴァランが判断を誤り相手がプレッシャーに行っている場面で悠長にトラップを試みてロングスタッフにボールを奪われるとそのままマグパイズのカウンター。

 

パスを受け取ったサン=マクシマンは細かいタッチでダロト、マグワイアに足を出す隙すら与えないまま、まるでダンスを踊っているかのような美しいステップで最後はダビド・デヘアの予想を外す身体を倒しながらのシュートでホームチームが先制。

 

その後も赤い悪魔の低調さばかりが目立つセント・ジェームズ・パーク

38分にはマクシマン→カラム・ウィルソンにパスが通り2点目を奪われたかに思えましたがこちらはオフサイド判定に救われ何とか最少失点のまま前半を折り返すことに。

 

前半を終えた段階のスタッツを見るとポゼッションこそユナイテッドが69%を記録していますが、シュート数は4:4、相手ボックス内でのタッチ数に至っては10:6でニューカッスルに遅れをとっており、正しくただボールを持たされているだけという内容。

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参照:

https://www.whoscored.com/Matches/1549724/Live/England-Premier-League-2021-2022-Newcastle-United-Manchester-United

 

後半

 

最初の45分の体たらくに指揮官も危機感を抱いたのか、後半開始と共にユナイテッドはフレッジ🔁サンチョ、グリーンウッド🔁カバーニの2枚替えを決断。

 

ただ、47分には自陣左サイド深い位置からの相手のスローインからRBのクラフトにあっさりドリブル突破を許しマクシマンにゴール前の決定的チャンスを与えます。

Embed from Getty Images  

10番のシュートミス+デヘアの好反応で凌いだものの、複数の選手が軽い守備で失点の危機を与えたこの場面はこの日のレッズを悪い意味で象徴するシーンです。

 

 

60分台はひたすらニューカッスルの攻撃を凌ぐ苦しい時間が続きましたが、それでも70分~71分にかけてブルーノが右サイドのダロトに展開、ダロトのクロスに反応したカバーニのシュートは一度DFに当たりますが、跳ね返りを再び自身でゴールマウスに届けて試合は同点に。

 

因みに、このゴールで2021年のアウェイマッチの得点を8としたエル・マタドール。

同点で並ぶクリスティアーノ・ロナウド(こちらも半年で7Gという見事な数字)を抜いて単独トップに立ちました。

3位以下はブルーノとグリーンウッドが6G、ラッシュフォードが4Gで続いています。

 

 

カバーニには74分にもゴール前でチャンスがありましたが今度は押し込めず、逆に終盤87分にはニューカッスルに立て続けに危ない場面を作られジェイコブ・マーフィーのシュートはポスト直撃、こぼれ球を拾ったミゲル・アルミロンのミドルはデヘアが片腕でギリギリ弾きだしてスコアは動かず。

 

Embed from Getty Images  

最終スコアは1-1のドロ―。

 

勝ちきれなかったというよりは負けなくて運が良かった類に入る勝ち点1

 

 

ハイライト

 

 

ゴール⚽7分:アラン・サン=マクシマン(👟ショーン・ロングスタッフ)
71分:エディンソン・カバーニ

 

選手交代

ニューカッスル

45⁺⁶分 C.ウィルソン 🔁 J.マーフィー

75分 フレイザー🔁アルミロン

83分 サン=マクシマン🔁ゲイル

 

マンチェスター・ユナイテッド

46分 フレッジ🔁サンチョ

46分 グリーンウッド🔁サンチョ

78分 マクトミネイ🔁マティッチ

 

 

データ

 

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シュート数は13:13。

7割のポゼッションはただのまやかしと批判されても反論できないような内容で、更に8本物被枠内シュートを許したフィールドプレイヤーの守備にも反省点が多い。

ポゼッションロスト167回という数字が物語るボール保持、パスの質の低さも深刻な問題であり、選手起用に関して大きな変革が始まる日もそう遠くないかもしれない。

 

この日も活躍を継続したダビド・デヘアがセーブ数7を記録したという事実をチームは深く受け止めなければいけないでしょう。

Embed from Getty Images  

 

 

xG

 

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参照:

Newcastle United 1 - 1 Manchester United (December 27 2021) | EPL | 2021/2022 | xG | Understat.com



xGはアウェイチームが1.27:1.76で上回っています。

ボックス内からのシュート本数でマグパイズよりも3つ多かった事もその要因ですが、それでも決して褒められる数字ではなく、ロナウドが復帰戦2ゴールを記録した前回の対戦を引き合いに出すとxGで1点少ない。

 

シュート数も前回は21本(枠内7本)だったので、シュートチャンスの質というよりは量をもっと増やすのが一番手っ取り早い解決策。

 

 

あとがき

 

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次節は12月30日(日本時間31日5:15)のバーンリー戦。

この試合で5枚目のイエローカードとなったブルーノは累積で出られないので、誰が彼の創造性を補うのかという部分についてが直近の課題。

 

個人的にはVDBとサンチョの組み合わせを期待しています。

 

例えばこのような11人の選出とシステム。

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4-1-2-3

Cavani-Ronaldo,VDB-Sanchoという2ユニットをベースにした戦い方で、4-4-2をベースに前線からプレスをかけてくると思われるクラレッツを往なしたい。