どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。
2ヶ月以上前に書いた記事にアクセスが集まっていたので何事かと思って詳細を調べてみた結果、”観鳥さん”こと観鳥令に関する死亡説が残念ながら最新ストーリーにて根拠のないウワサではなく真の話であると判明してしまったようですね……
第1部OP映像で意味深に倒れている”秋野かえで”や、第1部10章でソウルジェムにヒビが入りながらも生還した”梓みふゆ””、アリナ・グレイを止めるため限界まで力を解放しその後倒れた”柊ねむ”らの生存、何よりハロウィンイベント最後の亡者が天に召される描写に観鳥さんがいなかったことを考慮して私の中ではあの死亡説はそれほど深刻に捉えていなかったのですが……。
悪い夢であると言っておくれ
ただ、実際にこの目でストーリーを見るといくつか不可解な点が浮かび上がってきたので今回はそちらを考察しながら僅かな望みにかけて生存説について探っていこうと思っています。
基本的には悪あがきではありますが、一応それっぽくはまとまったので一読していってもらえると嬉しいです。
ソウルジェムは何処へ
実際にストーリーを見てまず初めに疑問を抱いたのが観鳥さんのソウルジェムの行方でした。
彼女を屠った実行者である笠音アオがソウルジェムの感触について一度言及したのみで、彼女を除くその場にいた神浜マギアユニオン、プロミストブラッドのメンバー達は観鳥令のソウルジェムの行く末を視認出来ていません。
皆一様に生命反応がない、ソウルジェムがどこにもないという表現をしているので肉体の生命活動が止まっている事は事実でしょうが、それがソウルジェム破損によるものなのか他の要因によりもたらされたものなのかどうかは分かりません。
観鳥令は最後のバズーカで何を狙ったのか
観鳥令は笠音アオと鉢合わせした際にバズーカで何かを撃とうとしている様子でした。
当初はシンプルにアオの身体に砲撃をぶつけようとしているのであろうと考えていたのですがその後の描写を見ると違和感が浮かび上がってきました。
観鳥さんとアオが衝突してお互いにうつ伏せになって倒れた後、アオが起き上がる場面のこの一枚絵を見ると、至近距離でバズーカを食らったはずのアオには目立った外傷がありません。
単に観鳥さんの砲撃が間に合わなかっただけと言われてしまえばそれまでですが、そうなると攻撃を喰らわずに済んだアオが倒れていた理由を説明する事が難しくなります。
もしかしたら、このバズーカは笠音アオの身体ではなく何か他のものを標的にしていた可能性が考えられるのではないでしょうか?
例えばの話ですが、監獄地下深くで写真に収めたプロミストブラッドを窮地に貶める決定的証拠、つまりはミラーズの入り口を撮影し封じ込めた写真を撃ち抜いてワープ手段を絶ったとか。
更にこの絵を見て分かる通り牧野郁美は唯一観鳥令の身体の正面、つまりソウルジェムの有無について確認できる位置にいて、その彼女の口からソウルジェムが割れているという言葉は出なかった事からもまだ死亡したと決めつけて絶望に浸るには早いと私は考え、ある1つの仮説にたどり着きました。
追記(20210311)
メインストーリーのあらすじによれば観鳥令と笠音アオは≪刺し違えた≫とのことらしいのですが、令が仮にアオ自体を標的にしていた場合バズーカの威力を考慮するとほぼ無傷で生還できるとは考えづらいのでやはり他の狙いがあったと考えるのが妥当だと思います。
刺し違えるという言葉にはそのままの意味と自分を犠牲にして相手に損害を与えるというもう一つの使い方があるので恐らくは後者でしょう。
また、4章4話の上記イラストに移りこんでいる花びらのようなモノがソウルジェムの欠片だという考察については両者が倒れている状態のイラストからこの光は継続して描かれていて、質量をもった物体とは考えづらい事からそうではないと判断しています。
説:写真に対象を閉じ込める固有魔法で難を逃れた?
観鳥令の固有魔法はシャッターチャンスを逃さないである事はこれまでのストーリーやマギアアーカイブにて明らかになっていますが、今回注目したのは彼女のマギアである”絶対炎上観鳥砲!!”。
この技は対象をカメラで撮影し、写真の中に封じ込めてその後写真をバズーカ砲で砲撃するというものですが、ここで大事なのがこの“写真の中に何かを閉じ込める力”です。
この手順はそれぞれ独立した工程であり、おそらくやろうと思えば普段から何かを写真に閉じ込める事が可能でしょう。
とするならば、いざというときの緊急回避として観鳥令は自らのソウルジェムをこの写真の中の異空間に避難させるという逃げ道を作っていたのではというのが今回の仮説となります。
キュウべえことインキュベーターが魔法少女まどか☆マギカ第6話で鹿目まどか、佐倉杏子に語った魔法少女の真実についての話によればソウルジェムと肉体の関係について
「君たち魔法少女にとっては元の身体なんていうのは外付けのハードウェアでしかないんだ。君たちの本体としての魂には魔力をより効率良く運用出来るコンパクトで安全な姿が与えられているんだ。〜中略〜 心臓が破れても、ありったけの血を抜かれてもこの身体は魔力で修理すればすぐまた動くようになる。ソウルジェムさえ砕かれない限り君たちは無敵だよ。〜以下略」
-魔法少女まどか☆マギカ第6話「こんなの絶対おかしいよ」より-
と言及しており、特に注目して欲しい箇所は“元の身体なんてのは外付けのハードウェアでしかないんだ”という部分。
この言葉が事実であるならば、肉体というハードウェアはディスプレイのように本人以外の身体でも対応する可能性がある事になります。
マギアレコードの設定を利用するならばミラーズで生まれた本物のコピーに本体のソウルジェムをリンクさせる事が可能ならば、肉体はスペアが効くようになるかも。
天才科学者の里見灯花にまた1つ大きな仕事が追加されましたね🤪
また、ソウルジェムさえ砕かれなければ魔力で修理可能という話がどの程度まで通用するかどうかはこの作品の大きな謎の1つで、仮に魔人ブウのように細胞の一部が残っていれば再生する事が可能であると解釈した場合には仮に観鳥令の葬儀が済んでしまった後でも復活が出来るのでは。
本来ならば肉体の修復には大量の魔力を消費するので仮に理論上は可能であったとしてもその効率の悪さから実行に移すことは困難であると思いますが、神浜という舞台の特性上魔力を消費し切ったり絶望に打ちひしがれたりでソウルジェムの濁りが限界まで溜まっても魔女化する事はありませんからその心配はご無用。
ジャーナリストという身の危険性が常に付き纏う役目を自らの意思で実行し、普段の立ち振る舞いを見ても非常に警戒心の強くリアリストでもある観鳥令が何の対応策を講じずに今回の神浜監獄での一件のような命を落とす可能性が大いに考えられる所に潜入したとは考えづらいので、私は今回のあからさまな死亡演出にはまだ裏があるように感じてならない。
追記(20210311)
4章4話の最後には霊柩車のクラクションが挿入され、彼女の身体については維持されていない可能性が非常に高いと思われるので彼女が再び物語上に登場するのであればまどマギの大きな疑問の1つである元の身体以外の物体とソウルジェムをリンクさせる事が可能であるのだろうかという謎を解明する形になると思われます。
更に、ゲーム上の話にはなりますが観鳥令は未だにドッペル解放がなされていないという事情もあり、もしかするとドッペルに自我を奪われるケースとして描かれる事になるのかもなどと推測しています。
身体を失った魔法少女は通常すぐさま魔女化するほどソウルジェムが濁ると考えられ、神浜の場合には代わりにドッペルが出現するのですがこのドッペルには副作用があり今まではあまり言及されてこなかったデメリットの部分について詳しく掘り下げられるかもしれません。
やはり観鳥令は重要な証拠を残していた(2021‐04‐15更新)
ただ何もせず黙って倒されるようなキャラクターではなかった観鳥令。
2021年4月14日配信の最新章「揺れて恋歌に霞む理想」にてその功績が明らかになり、どうやらカメラで撮影した画像データをスマートフォン(type-Cというワードが出てきたので恐らくA〇droidの携帯)へ転送・バックアップする仕組みにしており、結果として彼女の映した神浜監獄地下内の写真をもとに迷宮のように入り組んでいるらしいダンジョンを突破するに至りました。
監獄地下最深部以外にもプロミストブラッドのワープゲートが存在しているらしい事が5章で明らかになり、結局はこれが急所を突く一撃足り得なかったという何とも消化不良の幕引きにはなってしまいましたが彼女の用心さと周囲への思いやりが伺える映像データの演出は良かったと思います。(ネタバレになりそうなので詳しい部分については言及しません)
最も、先の展開を見通していたかのような有能な一面が描写されたばかりに猶更4章3話~4話にかけての彼女の行動に疑問が浮かび上がってくるのもまた事実。
(4章での観鳥令はキャラクターのブレが大きいのでやはり再登場があるのではないかとより思わせるようなシナリオでした)
あとがき
そのまま受け取れば今回の神浜監獄事件は明らかに観鳥令は犠牲になってしまったと受け取るしかない状況ではありますが、その場合には彼女の死がただの舞台装置であり、その後のキモチ側から争奪戦の参加者を選定するというご都合過ぎる展開を見るとスケールの大きい群像劇をやるつもりが風呂敷を広げ過ぎて収拾がつかないのでその犠牲になりました。という風に見えてしまいあまりにも救いがないので、出来るだけ早く彼女の心の内や”爪痕”の詳細についてイベントでもメインでも何でもいいのでフォローを入れて欲しいところ。
それと最後に1つ
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笠音アオ、これではまるで裁判で罪状を少しでも軽くするために殺意を否定する被告人みたいな小物ムーブになってしまっているけどもう少しどうにかならなかったんですかね。
殺すつもりは無かったとのことですが観鳥令のソウルジェムはネクタイの結び目に当たる部分にあるので本当にカメラ破壊のみを狙うのであればそうはならないでしょう
長女と次女は業を背負い過ぎていて間違いなく退場するキャラクターでしょうから第2部終了後のプロミストブラッドは彼女が中心になると思っていたのですが、まどかマギカでは人を殺めた人間はそれがどんな理由であれ幸福になれないという暗黙のルールのようなものが存在すると私は考えているので、二木市のネームドは第2部終了時には全滅してしまいそう。
プロミストブラッドの構成メンバー達はシナリオの流れで一貫性のない小悪党になってしまっていてある意味被害者かもしれません。
第2部3章アナザーストーリーで命を賭して紅晴結菜に無差別的な魔法少女殺しという一線を越えさせまいと動いた鈴鹿さくやも、今回のストーリーではあっさりとキモチ争奪戦から距離を置いている魔法少女の闇討ちに賛同しているようでこれまで築き上げたキャラクター性があやふやになってしまったのは残念。
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≪追記2≫ついに★5実装。何らかの形で物語への再登場もあるのでは
アニメ『マギアレコード』2期でも5話、6話と立て続けに登場した観鳥令
アプリの方でもタイミングを合わせて★5実装が発表され、ドッペル解放ストーリーがあればそちらでどのような物語が描かれるのか気になるところ。
また、メインストーリーが第2部に突入してからは鏡の魔女が本格的に物語の1部に組み込まれた事もあり、最近ではミラーズの及ぼす効果の1つとして平行世界がしきりに登場。殲滅戦では直接的に2つの世界が繋がるような描写もあってこの記事を一番初めに書いた頃に半ば夢物語として記した"平行世界の観鳥令が何らかの理由でこちらの世界に訪問する"という未来は一蹴できない程度には現実味のある話だと感じています。
そのような状況なのでこの★5覚醒をキッカケにもう一度触れられるであろう彼女とその周りの魔法少女に纏わる話が近いうちにあるのではなかろうかと注目。
そろそろメインストーリーも読み進めなければ(言い訳では無いのですが、今夏はEUROや五輪、そしてCR7のマン・ユナイテッド復帰などフットボールの方で熱に浮かされるフットボール界のイベントが盛り沢山だったので……)という決意を固めつつ、次の更新を少し楽しみにしています。