どうも皆さんこんにちは、そろそろ大掃除を始めようとしているいろ覇です。
カラバオ・カップ準々決勝、vsエバートン戦は後半の試合終盤に2得点を立て続けに奪いベスト4への切符を手にしたマンチェスター・ユナイテッド。
カップ戦は抽選の結果マンチェスター・シティとのダービーマッチなりましたが、ハードスケジュールが続く過密日程の12月後半、中二日でレスター・シティとの上位対決が待ち受けています。
〈エバートン戦のハイライト〉
試合プレビュー
ボクシングデイに開催される2位と3位の直接対決。
マンチェスター・ユナイテッドは6得点の快勝となったリーズとのローズ・ダービーで負傷したワン=ビサカ、マクトミネイの出場が不透明です。
レスター・シティは長期離脱中のチャグラル・ソユンク、リカルド・ペレイラが欠場する見込み。
マンチェスター・ユナイテッドにとってはプレミアリーグ記録へ挑戦する一戦となり、もしこの試合で勝利することになれば2008年4月~12月のチェルシー、2017年5月~12月のマンチェスター・シティと並ぶ11連勝でプレミアリーグアウェイ戦連勝記録保持者となります。
スタメン
レスター・シティ
ベンチ入り
12D.ウォード、14イヘアナチョ、17A.ペレス、18アマーティ、20チョードリー、24N.メンディ、26D.プラート、28フクス、33L.トーマス
ソユンクを怪我で欠いてはいますが、弱冠20歳ながら既にリーグ戦11試合に先発出場しているウェスレイ・フォファナと元ユナイテッドのジョニー・エバンスのCBコンビはリーグ有数の安定感を誇るユニットです。
そしてカスターニュ、エンディディなどの怪我人も続々復帰を果たしており、この試合で彼らの守備網を破るのは至難の技となるでしょう。
マンチェスター・ユナイテッド
ベンチ入り
6ポグバ、7カバーニ、11グリーンウッド、14リンガード、26D.ヘンダーソン、27テレス、31マティッチ、34ファン・デ・ベーク、38トゥアンゼベ
マクトミネイは股関節の問題がそこまで大きくなかったようでスタメン入り。
ワン=ビサカが欠場となったRBにはなんとリンデロフを起用。
リンデロフのクイックネスをカバーする目的もあるのか、右ウイングには献身性の高いダニエル・ジェームズを配置してなんとかワン=ビサカ不在のダメージを最小限に抑える狙い。
試合内容
マンチェスター・ユナイテッドはキックオフ直後にブルーノのクロスからラッシュフォードの決定機が訪れましたが、フリーで放った若き10番のヘディングシュートは何と枠の外へ。
鷹の目ブルーノ
ビッグチャンスを逃したアウェイのユナイテッドでしたが、22分にはD.ジェームズのドリブルからペナルティエリア手前のブルーノへいい形でボールが回り、ブルーノは潰れながらもつま先で左側のラッシュフォードへ見事なラストパス。
2度目の決定機はしっかりとゴールへ結びつけたマンチェスター・ユナイテッド。
アウェイ連勝記録に向けて前進する先制点を手にしています。
それにしてもブルーノ・フェルナンデスの視野は一体どうなっているんでしょうかね。
これまでの素晴らしいプレーの数々の中でもかなり驚かされたアシストでした。
痛恨のボールロスト
リードを広げたいユナイテッドでしたが、ブルーノの不用意なボールロストから最後はH.バーンズの左足ミドルが決まり試合は同点に逆戻り。
珍しくブルーノが低い位置で軽率なプレーをしてしまい、その後のDFのチェックの甘さも響いて失点となってしまいました。
一番の原因は勿論彼なのですが、個人的にはシュート直前のGKデヘアのポジショニングが気になりましたね。
マクトミネイとバイリーが挟む形でシュートコースはGK目線ニアサイドに絞られていたにも関わらず、デヘアは真ん中に陣取り尚且つ一瞬重心が反対方向に向いていたのでこれは本来のデヘアならば防いでほしい失点でした。
得点の匂いは感じるも……
36分にはFKからブルーノがフリーになりヘディングシュート。
これは枠の上に外れます。
前半は1vs1のドローで終了。
後半に入って最初の決定機は59分。
マクトミネイがミドルサードでボールを奪うと、フレッジのスルーパスに抜け出したラッシュフォードがまたもGKと1vs1になります。
しかし、思い切り右足を振ったシュートはカスパー・シュマイケルの手が届く範囲に飛んでしまい、この決定機もモノにすることが出来ませんでした。
遂に勝ち越し
なんとしても勝利したいユナイテッドは75分にエル・マタドール、エディンソン・カバーニを投入。
するとそのカバーニからDF裏へ走るブルーノへ決定的なパスが放たれこれをきっちりブルーノ・フェルナンデスがゴールへ流し込みマンチェスター・ユナイテッドが勝ち越しに成功しました。
このようなオフ・ザ・ボールの動きがラッシュフォードやマルシャルにも出来るようになれば彼らの得点王も夢ではないですが……
ヴァーディがいた
あとはこの一点を守り抜ければミッション完了だったのですが、左サイドからチャンスを作られ、マイナスのクロスに最後はヴァーディが合わせて再び試合はドローに。
この得点は試合後にトゥアンゼベのOGに変更されましたが、それはさておきヴァーディはもうすぐ34歳を迎えるにも関わらず一向に衰える気配を見せませんね。
ラッシュフォードにも彼のような抜け目のなさを求めていきたい。
試合は2vs2のドローでタイムアップ
動画ハイライト
交代選手
81分 in:A.ペレス out:オルブライトン
54分 in:ポグバ out:D.ジェームズ
66分 inトゥアンゼベ out:リンデロフ
75分 in:カバーニ out:マルシャル
データ
レスターは枠内シュート2本で2得点と効率の良い試合運びを見せました。
支配率でもアウェイ10連勝中のマンチェスター・ユナイテッド相手に優勢に戦うなど、指揮官のブレンダン・ロジャーズはリバプールで落とした評価を元に戻すどころか更に高いものにしているように思います。
対するマンチェスター・ユナイテッドはやや主導権を相手に譲る展開とはなったものの、シュート数は1差の9本、ビッグチャンスは5回と内容では上回っていたのでここは勝ち点3が欲しかった。
ラッシュフォードがどちらか一つ決めていればという試合でしたね。
xデータ
(参照:Leicester 2 - 2 Manchester United (December 26 2020) | EPL | 2020/2021 | xG | Understat.com)
先述の通り、チャンスの質で上回ったユナイテッドがxGではレスターに1点以上差をつける結果となりました。
逆に言えばこのような試合でもしっかり勝ち点を手に入れられるからこそレスターは2位に位置しているのかもしれませんね。(xデータで毎回高スコアを出すものの、中々勝ち点に繋がらないブライトンを傍目にしながら)
個人成績ではブルーノが際立っています。
(https://twitter.com/ManUtd/status/1342843809537945600より)
xG0.83、xA0.88で合わせると1.7ゴールを創出する素晴らしい貢献度合いでした。
これで加入以来プレミアリーグでは28戦18ゴール13アシスト。
1試合に1つ以上ゴールに直結する仕事をしているのですから正に救世主。
今シーズンのプレミアリーグのパス関連のスタッツを見ると、ほぼ全ての指標を彼とデブライネとグリーリッシュの3人でトップ争い。
彼らを止められるDFは片手で数えられる程だと思います。
加入前の夏の移籍市場で成立寸前だったとされるトッテナムへの加入が成されていた世界線は考えたくもありません……
あとがき
負傷交代となったリンデロフは以前から抱えている腰の怪我が悪化してしまったのだとか。(負傷者情報 | マンチェスター・ユナイテッド公式サイト)
中2日で行われる16節、対ウルブス戦の出場はおそらくないと思います。
頼むから交代枠を5に増やして😭
ベンチ入りだけ9人になってもねぇ🙄