いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

モイセス・カイセドとは一体何者なのか

どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。

 

マンチェスター・ユナイテッドに関してここ数日紙面を賑わせている話題と言えば、エクアドルリーグでプレーする19歳のMF、モイセス・カイセドの獲得が近づいているというニュースです。

 

カイセドという名前を聞いて最初に思い浮かべたのはかつて過渡期のマンチェスター・シティで1シーズンレギュラーFWとしてプレミアリーグで活躍し、現在はイタリア セリエAラツィオでプレーしているフェリペ・カイセドでしたが、彼のことではありません。

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あまり聞き覚えのない(私が無知なだけかも)ヤングスターの加入が近づいているという事で、今回はそんな彼について書きだしながら私自身も予習していきたいと思っています。

 

 

  

モイセス・カイセド(Moisés Caicedo)

 

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フルネーム:モイセス・イサーク・カイセド・コロソ(Moisés Isaac Caicedo Corozo)

生年月日:2001年11月2日

国籍:エクアドル

出身地:サント・ドミンゴ

身長:178㎝

ポジション:MF(CM、DM)

 

経歴

 

 プロデビューは2019年10月1日のセリエA(エクアドル)第27節、対リーガ・デ・キト戦。

67分から途中出場を果たし、17歳でプロキャリア最初の一歩を踏み出しています。

 

2019年シーズンは計3試合に出場。

数年後の主力候補という扱いでこの時点ではトップチームのレギュラーではありませんでした。

エクアドルの国内リーグはJリーグなどと同じ春秋制

 

 

しかしながら翌2020シーズンは急成長の1年となりました。

 

リーグ開幕戦からスターティングラインナップに名を連ねると、3月12日に行われたコパ・リベルタドーレス vsアトレティコジュニオール戦では途中出場からプロ初ゴールを挙げてチームの3vs0の勝利に貢献するなど、急速にチーム内での立場を確立させました。

 

2020年は公式戦28出場で6ゴール2アシスト(2020年12月23日時点)。

主にセントラルハーフで出場する機会が多い選手にしては高い決定力を発揮しました。

 

充実のシーズンを過ごしエクアドル国内でも有数の若手有望株となったカイセドは2022カタールW杯の南米予選を戦うエクアドル代表に招集されました。

 

代表初出場となったのは9月10日に行われたアルゼンチン戦。

この試合を勝利で飾ることは出来ませんでしたが続く10月13日の対ウルグアイ戦では格上と目される相手に対し自らも1得点を挙げ、チームの4vs2での勝利に大きく貢献しています。

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19歳を迎えるシーズンでこれだけの結果を残したカイセドの元には欧州の名だたるクラブからオファ―が到着し、現在、最も獲得に近いとされるマンチェスター・ユナイテッドの他にCLグループリーグで対戦したドイツのRBライプツィヒやイタリア セリエAで首位に立つACミランも彼の確保に向けて動いていたらしいです。

Man Utd outbid RB Leipzig to close in on Moises Caicedo transfer | Metro Newsより)

 

 

プレースタイル

 

(5大リーグでプレーする選手ではなく、普段のような細かいデータを入手できなかったので動画サイトに無数に転がるプレー動画を見た感想です。)

 

 

最も分かりやすい傾向としては、ミドルシュートを積極的に放つという印象を受けました。

 

ボールタッチは繊細で、時折ポール・ポグバを彷彿とさせるプレーも。

 

しかしながらポグバ同様低い位置でもドリブルでボールを運ぼうとしすぎるきらいがある為、当たりの激しいプレミアリーグでは失点に直結するボールロストを招いてしまう危険性も感じますね。

 

Transfermarktや各種データサイトによればセントラルハーフ、ディフェンシブハーフが得意ポジションとされているのですが、個人的にはトップ下にコンバートしても面白いのではないかと思っています。

 

次世代のCMやDMで判断した場合、現在チャンピオンシップのワトフォードにレンタル中のジェームズ・ガーナ―やU-23カテゴリーのプレミアリーグ2で得点量産中のアルナウ・プイグマルと比べると攻撃センスでは勝っているように見えますが、その反面、リスク管理が少し甘く不用意なプレーを選択している事が多い様に見えるので、特にディフェンシブハーフでは使いづらい選手かもしれません。

 

 

若手路線への転換について

 

ファーガソン退任後のマンチェスター・ユナイテッドはそれまでと比べるとやや即戦力重視の補強が増えていたと感じていますが、スールシャール体制になってからは再びティーンエイジャーを各国から集める方針に戻った気がします。

 

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10月にウルグアイからリクルートしたファクンド・ペリストリも10代のプレイヤーなので、このまま3シーズンクラブに在籍すればホームグロウンの対象となります。

 

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 この動きは2020年に入ってからより顕著なものとなり、昨シーズンもモナコから1月に当時16歳のハンニバル・メイブリを1000万ユーロで引き抜いています。

 その彼は17歳ながらU-23の中心選手として11試合中10試合に出場とその移籍金から伺える大きな期待に応える活躍。

 

 

今シーズンもスペインの2大メガクラブ、レアル・マドリーバルセロナからSBのアルバロ・フェルナンデス、マルク・フラドを獲得。そしてその2チームに追いすがるアトレティコ・マドリーからもウインガーのアレハンドロ・ガルナチョをチームに加えるなど、国内外を問わず将来有望な選手を次々と手中に収めています。

 

アンダー18のチーム内得点王チャーリー・マクニールも同じ街のライバル マン・シティから獲得した選手で、得点ペースは92分に1点と順調に成長を見せています。

 

 

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 そんな彼らの中でもトップチームに加われるのはおそらく1人か2人なのですから本当に厳しい生存競争ですね。

 

ラッシュフォードやグリーンウッドもちょっとした歯車の掛け違いでもしかしたら今の位置にいなかったかもしれないと考えると、より一層彼らに愛着がわいてきます。