どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。
耳にしたくない情報が入ってきましたね……
賭博行為への加担で10週OUT
(https://twitter.com/Atleti/status/1335245157034233857より)
イングランド代表RBで昨シーズンからはプレミアリーグを離れスペインラ・リーガのアトレティコ・マドリーでプレーしているキーラン・トリッピアーが賭博規制違反で7万ポンドの罰金と12月23日から10週間の対外試合出場停止処分を下されてしまいました。
その賭博の内容に関しては、自身が昨年夏にトッテナムからアトレティコに加入した際に公式発表よりも前に友人に情報を漏洩し、その友人達がトリッピアーの移籍を巡って賭博行為を行ったというもの。
仮に自らが直接賭博を行なっていなかったとしても、今回のように間接的に関わっていた事が明らかになれば重い処分が下される事となります。
この件に関しては今年の5月頃から既に話が出ていたのですが、長期間に渡る実態調査が丁度このタイミングで完了して処分が確定したようです。
元々は7件の違反行為の容疑がかけられていたのですが、今回されたのはそのうち4件。
今シーズンのトリッピアーはリーグ戦13試合全てでスタメンかつフル出場とクラブにとってはGKのオブラクと並んで替えが効かない選手だったので、そんな彼を3月まで起用できない事は大きな痛手となりそうです。
試合数でいえば13試合(国王杯の結果によって増加する可能性あり)、幸いな事にレアル・マドリーやバルセロナとの対戦はありませんが、現時点4位のビジャレアル戦やチャンピオンズリーグ ラウンド16のvsチェルシー戦のファーストレグなどいくつかの絶対に落とせない試合で彼を欠いて戦うことになります。
特にチャンピオンズリーグは第一戦がホームなので、本来ならばここでアドバンテージを稼いでおきたいところでした。
替えの利かない存在だったトリッピアー
トリッピアーのここまでのスタッツを見ていきますと、タックル勝利数は18でチーム最多、キーパス数はアンヘル・コレアの23に次ぐ21回、アシストもウインガーのヤニック・カラスコと並ぶチーム2位タイの4つとアトレティコは右サイドの攻防の大部分をこのイングランド代表RBに依存していたので、彼の代替選手を用意できないようであれば、これまでのような盤石な試合運びは見られなくなる事も考えられますね。
今シーズンのアトレティコ・マドリーのスカッドを見ていきますと、元々RBを任せられる選手がトリッピアーとクロアチア代表常連のシモーネ・ヴルサリコの2名しかおらず、他のポジションと比べて選手層が薄かったのでもしかすると誰か他のポジションの選手をコンバートすることもありそうです。
そのもう一人であるヴルサリコは膝の怪我で6月から12月まで長期離脱をしていて、12月9日のチャンピオンズリーグ 対ザルツブルク戦でようやくベンチ入りを果たしたばかりの状態なのですぐさまフルスロットルで起用できるかどうかは疑問が残ります。
更に言えばヴルサリコの膝の怪我は今回でキャリア3度目。
その3回はいずれも復帰まで100日以上の大怪我なので、トリッピアーのように毎試合フル出場という使い方では3月まで持たないでしょう。
先日のCLトーナメント16の展望記事では、アトレティコvsチェルシー戦も注目試合の1つに挙げ、前者の勝ち抜けと予想しましたがこれでまた分からなくなりましたね……
〈CLラウンド16についてはこちら〉
あとがき
2004年から10年以上サッカー賭博を常習的に行い、2017年に18カ月の活動停止処分を言い渡されたこともある悪童ジョーイ・バートンさんがどのような反応・コメントを見せるのか正直気になっています。
以前にはサッカー選手の50%は賭博行為をしているという衝撃的な発言をしたこともあるバートンの口から新しい暴露がなされる気がしてなりません。