日程が詰まってくると単純な勝ち星計算通りに進まない試合が増えてくる、そんな典型例であるプレミアリーグの年間で最も過密スケジュール期間が12月下旬の所謂ボクシングデー前後。今回も正にそんな1節でした。
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【FPL 23/24】GW18 Solankeと10人の仲間たち
スカッド
ウエストハムがアーセナルにも完封勝利するとは思っていなかったので正直驚いた。キャプテン指定のソランケは本当に安定しているのでもうずっと彼にこの役割を与えたままでもいいと思ったが、ユナイテッドの連勝を信じて次節は再びブルーノに。
クラブ
(スタメン)
マンチェスター・ユナイテッド:ダロト、マクトミネイ、ブルーノ
ボーンマス:タヴァーニア、ソランケ
アーセナル:サカ
マンチェスター・シティ:J.アルバレス
ニューカッスル:トリッピアー
チェルシー:コルウィル
エバートン:ピックフォード
ルートン:ダウティー
(リザーブ)
アレオラ、ハーランド、ジンチェンコ、イウォビ
IN:アルフィ・ダウティー
OUT:アントニー・ロビンソン
フラムの失点が増加傾向にあるのでロビンソンに一旦見切りをつけてコーナーからのアシストが安定して見込めるダウティーを補強。
対戦カード
ニューカッスルvsフォレスト
↪1-3 フォレスト勝利
シェフィールド・ユナイテッドvsルートン
↪2-3 ルートン勝利
ボーンマスvsフラム
↪3-0 ボーンマス勝利
バーンリーvsリバプール
↪0-2 リバプール勝利
マンチェスター・ユナイテッドvsアストン・ヴィラ
↪3-2 マンチェスター・ユナイテッド勝利
ブレントフォードvsウルブス
↪1-4 ウルブス勝利
チェルシーvsクリスタル・パレス
↪2-1 チェルシー勝利
エバートンvsマンチェスター・シティ
↪1-3 マンチェスター・シティ勝利
ブライトンvsトッテナム
↪4-2 ブライトン勝利
アーセナルvsウエストハム
↪0-2 ウエストハム勝利
復調のアイアンズが立て続けに強豪撃破
Gameweek18ではマンチェスター・ユナイテッドをホームで下し勝ち点を30に乗せて欧州コンペティション圏内に戻ってきたウエストハム。続くGW19でもエミレーツ・スタジアムのアーセナル相手にローブロックで人とスペースを消し、シュートに関してはGKアルフォンス・アレオラのショットストップ能力を信頼して敢えてミドルを打たせるような守り方で無失点を維持。
攻撃面は手数をかけずにシンプルなクロスやカウンターで身体能力の高い選手たちに能力をフルに発揮させるお馴染みのモイーズスタイル+今季新たな加わった世界一かもしれないプレースキッカー、ジェームズ・ウォード=プラウズのCKから古巣対決のマヴロパノスが豪快なヘディングを決めて2得点、最終スコア0-2で勝利を収めている。
今季のウエストハムはBIG6(今や強さの指標になっていない感も甚だしいが)相手に4勝2敗と抜群の成績を誇っており、特にロンドンダービーのアーセナル,トッテナム,チェルシー相手には全勝と滅法強い。ゴール前にバスを止めて最後の球際で守り切ってからのカウンター及びセットプレーという明確な勝ち筋がある為、対戦する側に求められるのは大きく分けてポゼッション時のボールロスト減少とターンオーバーになった際に防波堤になれる守備要員の質の2つ。
マンチェスター・ユナイテッドやトッテナムは元々リスキーな配置を好む為にカウンターが刺さりやすく、なおかつファン・デ・フェンやリサンドロ・マルティネスのような守備の核を欠いた中での対戦で、アーセナルに関しても冨安健洋やトーマス・パーテイの怪我でLBジンチェンコ+左CMレアンドロ・トロサールという守備面に不安のあるユニットであった事がアイアンズにとってはプラス要素となった。
良くも悪くも自分たちの出力は上下動が少ないため、相手とのスタイルや戦力の兼ね合いで勝敗予想をしやすいという点で非常にFPL向きなクラブと言えるかもしれない。中でもボーウェンとアレオラは安定感とコストパフォーマンスの高さでそれぞれ人気選手となっており、セットプレーの期待値が高いウォード=プラウズや更なるブレイクスルーの予感漂うモハメド・クドゥス辺りも引き続き注目したいところ。
ポイントが伸びやすい条件に合致する掘り出し物
前回のあとがきでさらっと触れたアルフィ・ダウティーについて今回はもう少し深堀りしていこうと思います。
ディフェンダーの選出については
とファンタジーフットボールでスコアを伸ばしやすい選手の特徴について3項目を重視して選出していると書いてきました。
そして、今季プレミアリーグに昇格したルートン・タウンで3-4-3の左ウイングバックのファーストチョイスに名を連ねているダウティーは3項目全てに当てはまる注目の1人で、尚且つルートンの得点パターンを見るとオープンプレーで大量にチャンスを生み出せるチームではなく、それだけに彼がキッカーを務めるセットプレー、特にコーナーキックでのイライジャ・アデバヨとのラインは生命線。
よって、ルートンがゴール数を伸ばしていく裏には確実にダウティーのアシスト数の増加もついてくるので、ゲーム内価格£4.4M(12/30時点)という手ごろな値段も考慮すれば5枠の1つを彼に任せる事を強くお勧めしたい。更に、現時点ではまだ選出率も1%未満で大半のプレイヤーには発見されていない為、長期的に保持するつもりがない方も今後の価格の伸びを見込んでスカッドに加えておくとおいしい思いが出来るかもしれない。
あとがき
ダウティーはGameweek20でもアシストを記録してポイント加算。一方でマンチェスター・ユナイテッド……