ラッシュフォードが2028年までの新契約を結ぶ
THIS IS HOME ❤️
— Manchester United (@ManUtd) July 18, 2023
We couldn't be happier, @MarcusRashford 🙏#MUFC
今夏の時点でマンチェスター・ユナイテッドとの残り契約期間が1年を切っていた生え抜きアタッカーのマーカス・ラッシュフォード。
キリアン・エンバペとの関係性にヒビが入ったPSGがその代役として関心を持っているとの噂もあったが、基本的にはユナイテッドでのキャリア以外は考えていないという声が周辺から漏れ出ていたので流出の心配はしていなかった。しかし、実際に契約延長がアナウンスされた事でまずはほっと一息というところか。
サラリーについてはいくつかの数字が出ているが、有力視されている週給£325Kと仮定した場合、あくまで推定値ではあるがジェイドン・サンチョ(週給£350K),ラファ・ヴァラン(週給£340K)に次ぐチーム内3番目の高さとなる見込み。
*注 引用したSpotracではまだ反映されていないので今回は除外したが、マウントの週給は推定£250Kとされている為、実際にはブルーノは現時点でチーム内6番目の可能性が高い。
30万ポンド越えというサラリーは確かに高い。昨シーズンは公式戦ゴール数を30に乗せるなど充実のシーズンであったが、スピードに頼る部分が大いにある彼のプレイスタイルを考えれば、5年の間そのようなハイレベルのパフォーマンスを維持できるかどうかは不明瞭である。
更に、ウインガーとしては守備貢献度の低さや強引にテイクオンを狙ってボールロストする悪癖、ストライカーとしてはハイボールの競り合いを好まない事やポストプレーを苦手にしている点が懸念材料として挙げられるなど、傍から見ると今回の契約は"Overrated"と捉えられても不思議ではない。
ただ、それ以上に彼の持つ最大値の高さや地元出身のスターであること、更にCovid-19パンデミック下における食糧支援に代表される人間的な魅力,或いは器の大きさなどを考慮すると、高値掴みであっても今後クラブの象徴たり得る彼をチームに留め置けるならばそれで良かったのだと個人的には結論付けている。
エヴァンスが短期契約で赤い悪魔に復帰
マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、リオ・ファーディナンドとネマニャ・ヴィディッチの鉄壁デュオの全盛期に若手時代を迎えるという逆風の中でも、クラブ内での欠かせない戦力の1人として2015年夏に退団するまで約200試合の公式戦に出場したジョニー・エヴァンスがこの度赤い悪魔に短期契約という形で戻ってきた。
22/23シーズン限りでレスターとの契約が終わり、フリーエージェントになっていたエヴァンスは次の選択肢を検討する中でフィジカルコンディションを保つためにユナイテッドのU-21でトレーニングを行っていたが、プログラムの一環としてトップチームのセッションに参加した際に指揮官やコーチ陣に感銘を与えたのだとか。
契約期間は7月いっぱいということで、早速プレシーズンマッチのリヨン戦(開催地:エディンバラ)の招集リストに加わった。
追記
アカデミー中心の後半組の一員として出場したエヴァンスは経験の少ない若手選手たち、特にCBユニットを組んだウィル・フィッシュや1つ前でパスを受けに来るダン・ゴアには逐次コーチングでポジショニングや次のプレーの指示を出してフォロー。特にゴアはドニー・ファン・デ・ベークの決勝点をアシストする大活躍で、主力組が得点を奪えなかった相手からゴールを奪う1-0の完封勝利を手繰り寄せている。