いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #MUFC 】2試合連続完封勝ち。長期離脱から復帰のドニーが決勝弾!!

※23/24 プレシーズンマッチ inエディンバラ

マンチェスター・ユナイテッドvsオリンピック・リヨン戦の記事です。

 

 

プレシーズン2試合目も初戦に続いて無失点で勝利。主力組が名を連ねる前半のチームでゴールを奪えていない事は気になるが、いよいよ起用可能な全ての戦力が合流するアメリカツアーを良い状態で迎えられるのは何よりだ。

 

 

 

 

【Match Review】

Starting lineup

 

ベンチ入りマンチェスター・ユナイテッド
17 Fred, 27 J.Evans, 30 Bishop, 33 B.Williams, 34 Van de Beek, 44 D.Gore, 48 W.Fish, 52 Hugill, 54 M.Jurado, 57 Emeran, 59 I.H.Aarøen, 62 Forson, 99 E.Harrison

リヨン
3 Tagliafico, 11 Kadewere, 13 Camilo, 16 Patouillet, 17 Riou, 20 Kumbedi, 28 Sanchez Da Silva, 30 Bengui Joao, 32 A.Ndiaye, 34 M.Diawara, 35 Y.Chaib, 36 P.Mboup, 77 Reine-Adélaïde, 80 S.Alvero, 91 S.Lega 

 

 

前半

 

リーズ戦からはフォーソンとアントニーが入れ替わっているのみなのでベースは同じ。ただ、前回はメイヌーとマウントのポジショニングが比較的フレキシブルだったのに対し、エディンバラでは完全にメイヌーのアンカー適性を試すような4-1-2-3にシフトしたように見えた。

 

指揮官の期待を一身に背負う18歳はその時やろうとしていたプレーを止める事ができるリミットが一般的な選手と比べかなり近い為、プレス耐性も強く動き過ぎないDMとしての適性はカゼミロを上回っている。この出来を連続して披露されてしまうともうファーストチームの戦力として計算するほかなし。

Embed from Getty Images  

 

4-2-3-1のリヨンは1stプレスの後方にスペースが空いている事が多く、前に人数をかけてもコヴァルのミドルパスやリチャからの展開でそれを突破されるケースが目立った。逆に言えばそれだけユナイテッドのビルドアップが機能したと言えなくもないが、やはり右サイドのチグハグ感は解消し切れていない。

 

一方で相手のMF-DFライン間はきっちりと埋められており、代わりに中盤からの裏抜けで最終ラインの裏を狙う事が多かったが、そこにパスを通すまでは良かったものの次のプレーに関与できる位置にいる選手が少なかったのは反省点。ハンニバルは前半終了間際のレイト気味のスライディングタックルを除けばかなり充実したパフォーマンス。

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守備強度を期待されていたマウントも、攻撃面ではハンニバルにお株を奪われていた感もあったが18分の被カウンターで相手RBの持ち上がりに対しタイトに身体を寄せて後ろを向かせるプレスバックがあったのはポジティブに捉えたい。

 

エラーが絡まずに崩された場面は特になかったが、20:20~のビルドアップでのボールロストは即失点に繋がってもおかしくない杜撰なものだったのでシーズン中には再現しないで頂きたいところだ。(この失敗のお陰でその後メイヌーの素晴らしいシュートブロックが見られたが)

 

アントニーとアマドの左利きウインガー同時起用はそれぞれが頻繁にサイドを入れ替わる事でやりにくいであろう順足サイドでの時間を減らしているように感じる。内容を見るとアントニーの方が味方の為の時間/空間の使い方に長けているのが分かりやすい。怪我の影響に関してもプレーを見る限りは特に心配する必要もないだろう。

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ざっと個人の短評のようなものを書き連ねてきたが、期待が確信に変わったのはサンチョのアジリティ。相手CBとのスピード勝負や一瞬の加速力という部分で明らかに昨季までとは違っていて、持ち前のキープ力の高さや視野の広さを発揮できる機会が増えているのでこの状態を維持して欲しい。

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なお、前半組でゴールは生まれなかった。

ユニット単位での崩しではワン=ビサカ,アマド,マウントの3名が絡んだ41:37~のプレーが良かったと思う。(シュートのタイミングで更に横のハンニバルに流して欲しかったのはあるが)

 

後半

 

コヴァルを除く10人を入れ替えて始まった後半。

 

49分にはフラドのスローインを起点に左半身を壁にしながらうまくボックス内へスピードボールを供給したゴアのお膳立てにファン・デ・ベークがダイレクトボレーで応えて先制!!

 今年1月のボーンマス戦で無念の長期離脱となったドニーにとっては再起を誓うゴールであり、プレシーズン初戦ではプロレベルのコンタクトプレーの激しさに後手を踏むような場面の多かったゴアも半身やターンを上手く使って一気にパフォーマンスを上げてきたので非常に嬉しい。

 

忘れてはならないのが赤い悪魔に帰還したエヴァンス。コーチングやライン統率といった経験に依るところが大きい分野において、ベテランとして求められているモノを遺憾なく若い選手たちへ還元し、強烈なタックルでボールを奪ったシーンではスタジアムが盛り上がった。線の細さやプレー面で頼りなさを感じた頃が懐かしくなる頼もしさを見せた彼の次戦はアカデミー主体で戦うレクサム戦となる予定。

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また、スターティングラインナップのまま後半に入ったリヨンも62~63分で10人、70分台後半に残り1人を変えて最終的には11人全員を入れ替えている。

 

67分のユナイテッドは前半の項でも触れたように1stプレスの中途半端さを見逃さないコヴァルのパスから、これを受けたドニーがワンタッチで左ハーフスペースに位置取りしていたフレッジへボールが渡って一気にオープンな得点チャンスに。

 最後はボックス内でラストパスを貰ったハンセンが右足のカーブキックでファーサイドのネットを狙い、GKリウーのファインセーブに阻まれて得点には至らなかったものの、最後方から少ない手数で相手ゴール前まで持っていった一連の流れは見事。

 

それにしてもコヴァルが本当に素晴らしい。

 前回に続き今回も直接的なシュートストップ能力が試される場面が無かったのは嬉しい悲鳴だが、クロス対応やシュートを撃たれる場面でのポジショニングも特に引っかかる部分は無かった。

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データ

 

リーズ戦からはポゼッション率が低下したものの、被枠内シュート0で連勝。

自陣で危険なボールロストが数回見られた点に関しては、公式戦に入ると相手も見逃してくれないのでそれぞれのScanning徹底やボールスキルの向上が必至となる。

 

前半からは相手の厳しいプレッシャーのかかるアンカーながらポゼッションロストを3に抑えたメイヌー、後半組ではプレシーズン初戦の反省を活かしコンタクトプレーを真正面から受けずに圧力を逃がしながら持ち前のテクニックを発揮したゴアと決勝点を決めたファン・デ・ベークをこの試合のMOTM候補とする。

 

また、30歳を迎えた事もあって高い評価を得ている今の内に放出するという噂も止まないフレッジは流石のカバー範囲でタックル成功3回はウィリアムズと並びチーム内最多。現スカッドでは唯一無二のキャラクターで、純粋な戦力面だけで見れば確実に需要のある選手だけにその取り扱いはかなり難しいと思う。

 

 

あとがき

 

今後はアメリカへ飛んでアーセナルレアル・マドリーといったクラブ達との試合が待っており、キャプテン就任を発表されたブルーノを始めとする代表戦参加グループも現在故障しているマラシアを除けば全員合流。

 

更にアンドレ・オナナの獲得合意もいよいよクラブ公式から発表され、いよいよ本格的にテン・ハフの希望に沿ったスカッドが完成を迎えようとしている。 彼もアメリカツアーでチームに合流する予定とのこと。