いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #MUFC 】クラブキャプテン変更

(2023-07-22更新)

 

2014~2017まで務めたウェイン・ルーニー以降、シーズン毎に代わる代わるとなっていたクラブキャプテンについて、一時は遂に長期政権を築き上げられる選手が出現したと考えられていたハリー・マグワイア

 

しかしながら、それ以降の2シーズンにおいては失点に直結するようなエラーを繰り返し、更に元より指摘されていた身体的なスピードとプレースピードの両方の遅さが目立つようになり、ラファ・ヴァランとリチャ・マルティネス不在という緊急事態でも本職LBのルーク・ショーに優先順位で劣るという所まで信用を失ってしまう。

 

雲行きが怪しくなったキッカケは2021年5月のアストン・ヴィラ戦で負った負傷だろう。1か月後のEURO2020には間に合っているので、この怪我自体はそれほど重いものでは無かったのかもしれないが、スリーライオンズの為に復帰を急いだ事や十分な休養を取れなかった事によるダメージは翌21/22のユナイテッドでのパフォーマンス低下という形で顕著に表れた。

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キャプテンがピッチ上はおろかベンチに入るかさえも不確かである状況はマズいと判断されたのか、或いはマグワイアの移籍が近い事を示唆するのかは分からないが、彼自身と指揮官エリック・テン・ハフとの話し合いの中で主将が変更される事となった。

 

Twitterへ投稿された文章では"今後も(ユナイテッドの)シャツを着る度に全力を尽くす"と前向きに今後も居場所を得る為の戦いに身を委ねる事を表明しているようにも見えるが、クラブレベルで今の状態が続けばイングランド代表での立場もどうなるのかという中で、やはり移籍を選ぶ可能性は残留よりも高いのではないか。

 

仮にマグワイアが新天地を求めると仮定してみると、とある移籍交渉が完了するまでは具体的な話が進まないのではないかと考えていただが、それはデクラン・ライスを巡るウエストハムアーセナルの取引。

 

一億ポンドとされる高額な移籍金でチームに残して去ったライスに対し、以前にアイアンズの指揮官デイヴィッド・モイーズは「ハリー・ケインとハリー・マグワイアから出来る限り多くのものを吸収するべきだ」と間接的にマグワイア人間性キャプテンシーを高く評価するようなコメントをしたことがある。

 

クラブの象徴であり精神的な支柱でもあったライスを失った後、新たに強烈なリーダーシップを発揮できる選手が必要であるとモイーズが考えているのであれば、すぐさまマグワイアへの関心を示しているという報道が出回ったのも納得だ。

 

更に、アイアンズのスカッド事情を精査すると、22/23シーズンはディフェンダーで30試合以上に出場した選手が誰一人として存在しない。

参照:West Ham United Stats, Premier League | FBref.com

 CBでもアンジェロ・オグボンナ,ナイフ・アゲール,クル・ズマ辺りはこれまでのキャリアの中で負傷離脱が多めなタイプなので、競り合いの強さは勿論のこと、空間的余裕があれば優秀なボールキャリー能力を発揮し、常に起用可能な状態を期待出来るマグワイアは補強候補として多くの面でハマーズの要望に当てはまる選手なのかもしれない。

 

なお、マンチェスター・ユナイテッドの歴代47人目となる新主将については、2023年7月17日現在では未だ発表されていない。(有力視されているのはブルーノ・フェルナンデス)

 

追記

 

7月21日、大方の予想通り新たなキャプテンについてはブルーノである事がクラブ公式より発表された。

 周りを牽引する立場になった事で、アンガーマネジメントと感情の起伏が悪い意味でピッチに反映される現象を少なくなってくれれば鬼に金棒である。