EUROの決勝直前にジョシュア・ジルクゼー(ザークツィ,ジルクツィー)獲得が公式にアナウンスされ、レアル・マドリーへの加入が濃厚と思われていたフランス期待のワンダーキッド,レニー・ヨロも急転直下で取引を纏めきるなどサー・ジム・ラトクリフ新体制で迎える初の移籍市場で存在感を発揮する2024年夏のマンチェスター・ユナイテッド。
🔴 This is home.
— Manchester United (@ManUtd) July 18, 2024
Bienvenue a Manchester United, @Leny_Yoro! 🙌
#MUFC
移籍マーケットでの動きの根幹として
- 20代前半までの選手を獲得・30代にさしかかる選手の売却
- 肥大したサラリーの健全化
以上の2点を徹底しているように見えるが、そんな中で獲得交渉がスムーズに進む要因に例年苦しんできた既存の選手プールの中で余剰戦力になった、あるいは纏まった金額を期待できる人員を早い段階で新たなクラブへ売却する事に成功している点が挙げられる。
例えば、過去の一件でクラブでの居場所がないメイソン・グリーンウッドを推定2700万ポンドでOMへ売却し、昨季終盤のCBクライシスで出番を得たもののシニア選手たちが復帰すれば中々トップチームでの出番を与えられないウィリー・カンブワラは買い戻し条項付きでビジャレアルとの取引をまとめ、先んじて5月にベンフィカの買い取りオプション行使により退団が決まっていたアルバロ・フェルナンデスを含めるとアカデミーOB3人で4000万ポンド前後の売却益を得た計算になった。
📂 Mercato_2425
— Olympique de Marseille (@OM_Officiel) July 18, 2024
👤 𝐌𝐚𝐬𝐨𝐧 𝐆𝐫𝐞𝐞𝐧𝐰𝐨𝐨𝐝 🔟
📸 Les Goudes
🗓️ 18/07/24
🔵⚪️ #GreenwoodEstOlympien pic.twitter.com/8ntkEMFuOH
この金額は丁度ジルクゼー獲得に要した移籍金と同程度であり、夏の補強予算がそれほど多くないと事前情報では報道されていたユナイテッドが7月の内に大型移籍を2つ成立させられた大きな理由だと思われる。
Ready to make his mark 🔥
— Manchester United (@ManUtd) July 14, 2024
Joshua Zirkzee: welcome to Manchester United ❤️#MUFC
また、契約満了で退団したラファエル・ヴァラン、アントニー・マルシャルは高額サラリーと低稼働率という点でクラブ財政を圧迫していた面もあり、Spotrac.comによれば前者は週給34万ポンド、後者は25万ポンドを受け取っていた為、彼らの放出によって年俸換算すると2人合わせて3000万ポンド強のコストカットに成功。

他にもカゼミロ、マーカス・ラッシュフォード、ジェイドン・サンチョ、ブルーノ・フェルナンデスと推定週給25万ポンド以上の選手については、ゴシップも含まれているが昨年加入したばかりのメイソン・マウントを除き全員に放出の噂が取り沙汰されており、間違いなく新体制は膨れ上がったサラリーの健全化を強く意識している。
ジルクゼー、ヨロに続く戦力補強が行われるか否かについては、上記のうち移籍金収入が見込める上に取引相手が見つかっているとされるカゼミロを説得できるか、そしてどれだけ金額を上乗せさせられるかどうかにかかっているのかもしれない。
一方、ラッシュフォードやマクトミネイのようなアカデミー育ちの選手については、プレミアリーグや欧州コンペティションとの兼ね合いを気にしなければならず、仮にオファーが来てもスカッド全体のバランスを考えながらどのポジションならば放出可能なのか慎重に判断する必要がある為そう簡単には進まないだろう。
参考:UEFA主催大会のBリストの対象外かつアカデミー出身に定義される選手
ヒートン
エヴァンス
マクトミネイ
ラッシュフォード
