21/22イングリッシュプレミアリーグ
リバプールvsマンチェスター・ユナイテッド戦をプレビュー。
オールド・トラッフォードで0-5という屈辱的な敗戦を喫してから半年あまりが経過し、リバプールは首位マン・シティとの熾烈なタイトルレース,マン・ユナイテッドは3~4クラブが譲り合いのように停滞する翌シーズンのCL圏争いとイングランドを代表するライバル関係には明暗が分かれていますが、赤い悪魔はアンフィールドで勝ち点を獲得し何とか望みをつなぎたいところ。
チーム状態
まずはホームのリバプール。
3月8日のCLラウンド16 インテル戦2ndlegでウノゼロを喰らって以降公式戦8戦無敗、2022年の負けもこの1試合のみとプレミアリーグはおろか4大リーグ78クラブでも1番調子が良いのではないかという絶好調っぷり。
直前の試合はFAカップ準決勝でマン・シティを3-2で下し2試合前のリーグ戦でドローに終わり順位を上回れなかった分のリベンジを果たしています。
The Reds march on into the #EmiratesFACup Final! 🏆@LFC became the first team to seal their place in this season's #EmiratesFACup Final, as a dominant first-half performance was enough to see off a defiant @ManCity! ✨ pic.twitter.com/HCCufu555g
— Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) April 16, 2022
トップチームの主要メンバーに出場できない怪我を抱える選手はおらず、ディオゴ・ジョタとモハメド・サラーは万全ではないものの既に試合に復帰しており、ダービーマッチには先発出場が予想される。
一方、敵地に向かうマンチェスター・ユナイテッドは不安定なディフェンス面を覗かせながらもクリスティアーノ・ロナウドの今季2度目、キャリア通算60回目のハットトリックでノリッジに辛くも勝利。
残念ながらノリッジ戦を欠場したヴァラン、ショー、マクトミネイ、フレッジ、カバーニは全員まだ復帰できなさそうなので非常に苦しい戦いになると想定される。
この試合を前にピッチ外で不幸なニュースが続いており、ブルーノは無傷で即日トレーニングに参加したとはいえ試合前日に車同士の衝突事故。ロナウドはパートナーのジョルジーナさん男児と女児の双子を出産したことを報告しましたが、男の子の赤ちゃんが亡くなった事を発表。彼の不在はチームにとって大きな穴ですが、このような悲痛な経験の直後で試合に出てくれとはとても言えません。
直近の試合からの間隔はユナイテッドの方が30分程度早いですが誤差程度。ただ、インターナショナルブレイク明けからの中期的な試合日程を比べてみると、リバプールは中2日→中4日→中2日→中2日→中2日であるのに対し、レッド・デビルズは中6日→中7日→中2日と疲労の蓄積には小さくない差がついていると考えられます。
そうなるとバスを止め引いて守るよりもプレスをかけて消耗戦になるような試合展開にする方がアウェイチームとしては有効的な手段になるかもしれませんが、Mcfred抜きの構成で果たしてそれが何分間可能なのかと言われると現実的には5バックでラインを低く戦う事になりそう。
ラインナップ予想
マイケル・キャリックが暫定指揮をしたチェルシー戦の5-3-2をベースに予想したラインナップ。3CBの3枚目はジョーンズorバイリーどちらになるかと悩みましたが、バスストップの場合には気持ちを全面に押し出す前者の方が向いていると判断。
こう並べてみると、いくら日程面に有利があるとはいえ完全体リバプールにどう立ち向かうんだという絶望的な感覚に陥る事が無いとは言えませんが、ライバル関係の試合では普段の実力差とは全く異なるゲーム展開になる事がままあるので、兎に角がむしゃらに90分間走り抜いて欲しい。