21/22イングランド・プレミアリーグ
マンチェスター・ユナイテッドvsトッテナム戦をプレビュー。
前節、エティハド・スタジアムでのマンチェスター・シティとのダービーマッチは振り返る事がトラウマになるような完敗でシーズンダブルを喫したユナイテッド。
今週は週中の試合がなく、中6日オールド・トラッフォードでスパーズを迎え撃ちます。試合間隔はレッズが1日長く、そのアドバンテージがどこまであるかは分かりませんが2試合少ない状態で勝ち点2差に迫られている相手への敗北は致命傷。勝利して勝ち点を50に乗せる以外の結果は許されません。
チーム状況
マンチェスター・ユナイテッドはここ3試合未勝利。
ラルフ・ラングニック体制になってからは最長タイ記録で、スパーズ戦以降もアトレティコ・マドリーとのCL2ndLegやリバプールとのライバルマッチが控えている事を考えるとこれ以上チームの士気を損なうような試合は出来ない。
一方、マン・シティに勝利するもその次節はバーンリーに完封負け、そのまた次節はリーズに4得点快勝もミッドウィークのFAカップではレッズもPK戦の末に負けたミドルズブラに0-1負け。不安定な状態が続くトッテナムは2022年最初の連勝を狙うべくオールド・トラッフォードに乗り込む。
ホームチームの欠場者は木曜日の検査でも依然としてCovid陽性が確認されたルーク・ショーが確定。ただ、同じくマン・シティ戦を陽性反応で欠場したラファエル・ヴァランはトレーニングセッションに復帰しており、股関節を痛めていたクリスティアーノ・ロナウド、1月以上公式戦から離れているエディンソン・カバーニらと共にこの試合には起用できるとの見込み。
一方、スコット・マクトミネイはふくらはぎの問題を抱えているとの事でラルフは出場には疑問符がつくと答えています。
トッテナムのアントニオ・コンテ監督はこの試合に向けた会見でフルバックとウインガーをこなすライアン・セセニョンについて1ヶ月程度離脱する事になると語っており、他にはノリッジからローンバックしてトップチームの欠かせない戦力となっているオリバー・スキップ、RBのジャフェット・タンガンガもメンバーから外れるとみられます。
Transfermarkt.comによれば、通算成績は74勝38敗30引き分けでマンチェスター・ユナイテッドが勝ち越し。ヌーノ・エスピリト・サント前指揮官解任の決定打となった昨年10月の試合でも敵地でレッド・デビルズが0-3の勝利を収めています。
ただ、ジンクスの面からこのカードを見ていくと片方のクラブがリーグ戦ダブルを達成したのは11/12シーズンのユナイテッドが最後。ここ10年は非常に拮抗している力関係なので、それが今回破られるのか、或いは継続するかに注目するのも1つの見方。
ラインナップ予想
オーレ・グンナー・スールシャール前監督の元でトッテナム・ホットスパー・スタジアムで戦った前回はウイングを廃し、5バックで挑みましたがラルフがそのような奇策を選択する可能性は低いと思います。
先述のようにマクトミネイ、ショーが起用出来ない事からLBにはテレス、中盤構成はフレッジ-ポグバの4-2-3-1が無難な予想。スパーズがバスを止めてきた場合には後半からネマニャ・マティッチを投入してポゼッションへ舵を取り、前に出てきた場合はアタッカーを65分辺りで投入するような展開になると考えられます。個人的にはダービーで途中から出てきて運動量の無かったラッシュフォード、リンガードは少し見たくないとも感じてしまいますが、心を入れかえてチームプレーに徹しくれるなら歓迎する。
