今週はミッドウィークにもプレミアリーグの試合が予定されており、現地時間木曜夜はオールド・トラッフォードでアーセナルと対戦予定。
3連敗スタートで一時はミケル・アルテタ監督の解任騒動にまで発展しかけながらも、新加入のアーロン・ラムズデール、冨安健洋のフィット後急激に成績が良化し直近5試合は4勝1敗のガナーズ。
一方、序盤数試合はポグバの連続アシストなど完璧な入りを見せるもその後守備崩壊、オーレ・グンナー・スールシャール前監督が解任されるに至ったユナイテッドという対照的な21/22シーズンを送る両クラブの対戦でもあります。
過去の戦績
クラブ同士のライバル関係も去ることながら、情熱家タイプのサー・アレックス・ファーガソンvs理知的なアーセン・ヴェンゲルという面でも90年代後半~00年代のプレミアリーグで一番の宿敵であったこの組み合わせ。
Transfermarkt.comによれば、これまでに全コンペティション合計で152戦の対戦があり、ユナイテッド63勝-アーセナル53勝-36引き分けという戦績が残っています。
(Manchester United - Record vs Arsenal FC | Transfermarkt)
直近10試合の結果は
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最後にアーセナルから勝利を奪ったのは18/19 FAカップ4回戦で、リーグに絞るとなんと2018年4月まで遡る必要があります。
それもそのはず、オーレはユナイテッドを率いて一度もアルテタに勝利出来ず、ペップ・グアルディオラの元で研鑽を積んだこのスペイン人指揮官は最大の天敵ともいえる監督でした。
正直に言えばこの2クラブにそれほどの実力差があったとは言えず、そろそろユナイテッドが勝っても良い頃だと思うのでキャリック暫定監督の最終戦を勝利で飾って最高の形でラルフ・ラングニックにチームを受け渡したいところ。
ラインナップ予想
フォーメーションは4-5-1とも4-1-4-1とも表現できますが、ラングニックの影響がより強く現れるであろうこの試合のラインナップを当てるのは至難の技。
その中で唯一それなりの確信があるのはチェルシー戦に続きDM3枚の同時起用は継続するだろうという点。
前線の顔ぶれはこの通りにならない事も十二分に考えられ、ジェイドン・サンチョ、メイソン・グリーンウッド、マーカス・ラッシュフォードにも先発入りの可能性は大いに残されています。
ゾーンで守るという観点からみるとこのフォーメーションはあまり一般的なものではありませんが、チームを指導して数日で高レベルのゾーンディフェンスを仕込むのはいくらラングニックと言えど厳しいでしょうから、ユナイテッドに対しワトフォードが見せたようなミラー配置をベースにするではないでしょうか。
或いは、4-3-1-2で中央を厚くしてサイドはある程度諦めるという手も無くは無いですが、横のスライドが極端に遅い今季のユナイテッドではそれを90分持たせられるとは到底思えないので、私の予想としては4-5-1を推していきます。