21/22イングリッシュプレミアリーグ
エバートンvsマンチェスター・ユナイテッド戦をプレビュー。
来季CL出場権がいよいよ絶望的になったマン・ユナイテッドとチャンピオンシップへの降格が現実味を帯びるエバートンのグディソンパークでの対戦はアウェイチームにとっては同会場での100試合目、特別な試合となります。
チーム状況
エバートンは直近4試合でイエローカード12枚、レッドカード3枚と大荒れ。
出場停止の選手が毎節のように出ていた事も戦績に繋がっていたかもしれませんが、今節に関してはマイケル・キーンやアランのサスペンションも空けて起用可能。
ただ、アンドロス・タウンゼント、トム・デイビス、ネイサン・パターソンは欠場の見込みで、ユナイテッドからローン中のファン・デ・ベークも起用する事が出来ません。
ユナイテッドは先週末のレスター戦でルーク・ショーが右足の古傷に問題が発生し前半いっぱいで途中交代。更に、スコット・マクトミネイとラファエル・ヴァランも欠場する事になるとラルフ・ラングニックは明かしており、代表戦で離脱したカバーニを含め4選手を故障によって欠く事になりました。
クラブでのパフォーマンスに批判の集まるハリー・マグワイアの起用法に関して、前節では右のCBとして起用する事でビルドアップ時のボールの持ちすぎから危機を招くプレーが無くなり、一定の成功を収めたように見えましたが、リンデロフと組むことになるであろう今回はどちらのサイドで使うのか、そして突発的なエラーを起こさず90分を安定してプレー出来るかに注目が集まる。
アタッカーでは加入以来対エバートン戦に滅法強く、5試合4ゴール2アシストでPLに限れば毎回得点に関与しているブルーノ・フェルナンデスの右足に期待が高まります。
🇵🇹 @B_Fernandes8 from range! 💪#MUFC | #GoalOfTheDay pic.twitter.com/KGP8x6Dc0W
— Manchester United (@ManUtd) April 8, 2022
特に、このロングショットは彼の快進撃が始まった最初の一撃(流れの中からの初ゴール)でもあるので、今でも強く印象に残っています。
ラインナップ予想
今季のエバートンはリーグ戦の平均ポゼッションが42.0%。
これは下から4番目の数値で、試合毎に調べてみると、プレミアリーグで支配率5割以上は2月8日のニューカッスル戦(1-3で敗戦)を最後に8試合記録していません。
それゆえ、ボール保持に強いラインナップを組む事が試合を円滑に進める為に有効な策であることが想定されます。ヴァランとショーを起用出来ない事は痛手ですが、3列目にマティッチ、2列目の組み合わせをポグバ-ブルーノ-サンチョと自ら展開できる選手で固めればある程度はカバー出来るでしょう。
また、守備面で不安のあるテレスをポグバでカバーする事で左サイドの問題も若干改善されるかもしれない。試合後半にスペースが空いて来ればラッシュフォードやエランガの決定的な仕事も通り易くなるでしょう。