いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #MUFC 】今季、リーグ戦で無失点が1度しかないらしい

FCバルセロナロナルド・クーマンが解任され、後任には黄金期を支えた名プレイメーカー シャビ・エルナンデスの名が取りざたされるなど、遂にメガクラブでも監督人事が動き出した21/22シーズン。

 

開幕から不安定な戦いが続くマンチェスター・ユナイテッドも例外ではなく、OleInOleOutが激しく衝突するような状況となっています。

 

そんな中、ここまで9試合を消化した今季のリーグ戦でユナイテッドはクリーンシートをたった1度しか達成しておらず、ホームマッチに限ればなんと20/21シーズンの第28節、ウエストハム戦以降7カ月以上無失点を記録していないという話を伝え聞いたので今回はそれを確かめてみようと思います。

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21/22

 

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↪今季の試合一覧

 

 

vs Leeds(H)

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開幕節、オールド・トラッフォードで開催されたローズダービーはオープンな展開を得意とする両クラブの思惑もあり、30分のブルーノ・フェルナンデスの先制点を歯切りにユナイテッドは合計5得点のゴールショー。

 

ただ、エンドが変わって気が緩んだのか、48分にはリーズのスローインから始まった攻撃でルーク・エイリングにフリーでミドルシュートを許し失点。

 

スタッツを見ると被シュートを二桁記録しており、当時の私の記録を参考にするならばウイング(この試合はLWのポグバ)の守備意識は既に危険な兆候が出ていたようです。

 

 

MUNLEE詳細

 

 

vs Southampton(A)

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若干の気がかりこそあったものの、ブルーノハットトリック、ポグバ4アシストで有頂天になっていたレッズに現実を思い知らせたのがこの第2節。

 

レッドブル系列で指揮を執っていたハーゼンヒュットルらしさ全開のハイラインハイプレスに前半から苦しめられたユナイテッドはビルドアップのミスを連発。

30分の失点は不運も重なった形でしたが、64%のポゼッションには到底見合わないオープンプレーの得点機会創出能力の低さを露呈し結果は1-1ドロー。

 

  • ビルドアップ
  • 流れの中からのチャンスメイク

今季の継続的課題が早くも顔を見せ始めました

 

 

SOUMUN詳細

 

 

vs Wolves(A)

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一部では不評であった21/22 2ndKitを公式戦で初披露したモリニューでのウルブス戦。

 

ダニエル・ジェームズのユナイテッド最終戦ともなったこの1戦ですが、アタッキングサードでのクオリティに疑問符を付けられ、ウインガーとしての評価がファンベースで著しく低かった彼の献身性こそが、攻撃に比重が過剰に傾いた今季のチームを最後のところで支えていたのかもしれない。

 

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このようにユナイテッドはボールサイドのフルバックが攻撃の起点となり高い位置まで進出しますがルーク・ショーは今季攻→守の切り替えが悪く、ハリー・マグワイアと共にEURO2020に魂を置いてきてしまったのではないかという状況。

片側のFBが空けたスペースは他のDFが横にスライドして対応する事になりますが、ジェームズはその結果として空白になる右の大外に戻ってケアする事を厭わないのでそういう意味で貴重なプレイヤーでした……

 

試合展開は不思議なくらい決定機を逃し続けたホームチームをよそに終盤のグリーンウッドの3戦連発ゴールで何とかユナイテッドが勝利していますが、内容は完敗。

デヘアのシュートストップ力復活を知った試合でもあります。

 

 

WOLMUN詳細

 

 

vs Newcastle(H)

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クリスティアーノ・ロナウドの電撃復帰から2週間弱、インターナショナルブレイク明けのニューカッスル戦は一見、新時代の幕開けを予感させる90分のように見えました。

 

ところが、異常に中に進出するルーク・ショー、ポゼッション志向に最も相性のいいネマニャ・マティッチがフル出場の厳しいスタミナ、右サイドで孤立気味になりショーと同程度の攻撃貢献を要求され容量オーバーに思えたワン=ビサカなど悪い意味での伏線は多く巡り貼らされていました。

 

また、開幕からの好調が故にストライカーとしての自覚に目覚め、点取り屋のエゴが芽生え始めたメイソン・グリーンウッドとCR7間の連携に若干の不安も全く無かったとはいえない。

 

 

MUNNEW詳細

 

 

vs West Ham(A)

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CLグループリーグ初戦、vsヤングボーイズ戦に敗れたユナイテッドは中4日でロンドン・スタジアムに遠征。

 

ミカイル・アントニオ不在のウエストハムはサイドチェンジを多用しユナイテッドのスライドの拙さとアタッカーの守備貢献の低さをあぶり出し、最後はディフレクションでしたが完璧な崩しで赤い悪魔を見下ろすような先制弾。

 

この試合はロナウドの動き出し、リンガードのビューティフルシュートで2点を奪い、誤審疑いから生まれたアイアンズのPKをデヘアがストップしたことで薄氷の勝利を手にします。(実際にはPKを複数獲得していたはずでしょうからもっと楽だったかも)

 

個人技頼みになっていた終盤20分強のレッズ。

理由は不明ですが、後から振り返ると試合を経るごとにこの傾向は強くなってしまいます。

 

 

WHUMUN詳細

内容

 

 

vs Aston Villa(H)

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久々にホーム開催となったアストンヴィラ戦。

18分の決定機、グリーンウッドがブルーノに素直にパスを出せば高いゴール期待値であっただろうビッグチャンスを強引にシュートを選択した事でフイにしてしまい、試合中盤までにショー、マグワイアの2人が負傷交代を余儀なくされるなどチームが崩れていくのを目の前で見せられているような内容でした。

 

終盤にはコートニー・ホースにCKからヘディングシュートを決められ(直前のオリー・ワトキンスのプレーはファウルだったと思われますが)、更に終了直前に得たPKもブルーノが珍しく枠の上に飛ばしてしまい敗戦。

 

28本のシュートを放ちながら枠内僅か4本という悲惨なスタッツが物語るようにプレーの精度・選択何もかもがおかしくなっていました。

 

 

MUNAVL詳細

 

 

vs Everton(H)

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エディンソン・カバーニが中盤の選手のように振る舞った事で両翼が実質2TOPの4-2-2-2になった前半のユナイテッド。

これはオーレの指示なのか、エル・マタドールがサイドアタッカーほぼ全員の守備意識が低い事を察知した上での判断なのか或いは即興か真相は分かりませんが過程は兎も角としてこれまでに比べればまだ組織的に機能している方でした。

 

とはいえ、この日も高い位置でボールを失った後のトランジションが遅いところから何度も危険なカウンターを許しており、更には57分というまだ試合の落ち着かない時間帯で要のカバーニを交代した事でダムは決壊。

トム・デイビスが判断を誤らなければ間違いなく敗戦していた試合なので、ドロー決着すら喜ばざるを得ないという散々な中身。

 

 

MUNEVE詳細

 

 

vs Leicester(A)

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マグワイアの緊急復帰に加え、運動量が多いとはお世辞にも言えず2コートを激しく行き来するような試合では専ら蚊帳の外に置かれがちなMatic-Pogbaの2センターで開始したレスター戦。

 

案の定インテンシティの高い相手にミドルサードで主導権を奪えず、19分にグリーンウッドの飛び道具、右45度のミドルで運よく先制しますがその後はコンディションが悪くミスを連発するマグワイアのところを突かれて失点多発。

 

同じく怪我から戻ってきたマーカス・ラッシュフォードにヴィクトル・リンデロフの精密なロングパスからゴールが生まれた事はポジティブな要素ですが、90分にはプレミアリーグ初挑戦のパトソン・ダカのダメ押し点を許し合計スコア4-2で惨敗。

 

 

オーレ解任論がいよいよ深刻化した1戦でもある。

 

 

LEIMUN詳細

 

 

vs Liverpool(H)

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記憶に新しいホームでの大敗。

このブログでも前後分断というテーマで今季のユナイテッドの攻守の問題を試合毎に何度も取り上げてきましたが、サイドアタッカーの守備を徹底し、CR7にもビルドアップへの最低限の牽制を行わせる(深い位置まで戻る必要はない)くらいの変革を最低限にしたチームスタイルの大幅な転換が叶わない限り強いユナイテッドは戻って来ない。

 

残念ながらジェームズ抜きで強豪相手用のハイプレスは機能しないので(リンガードは敵適性があるかも)、ラインを下げてカウンター一撃で沈めるような19-20に度々見られた戦い方をベースにした方が機能すると思う。

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あとがき

 

検証の結果、リーグ戦でクリーンシートがたった1回は真実でした……

昨季は13度の無失点がありましたが、今のペースではリーグ戦終了時に僅か4つのCSというまずい数字。

 

  • コンディションの整わない選手を起用しない
  • サイドアタッカーに守備の意識を植え付ける、無理ならば最初から献身性のある選手を起用する

多くは改革するのは無理でしょうから、最低限これだけでもいいので次の試合で変化を見せてください

 

 

《追記》まるでコ〇テ式⁉ 守備の意識を植え付けた新戦法で3得点&完封

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興奮で全く寝れませんでした😎

 

 

攻撃時にはブルーノが一列上がって3-4-3、守備はミドルプレスを選択し、マクトミネイがアンカーとして振る舞って5-3-2という今季これまでの攻撃偏重の戦い方とは180°異なる、まるでアントニオ・コンテ流メソッドのような仕組みでスパーズに対処したユナイテッド。

 

勿論、対戦相手側の不振に助けられた部分も無かったとは言えず、ルーク・ショーマグワイア間の受け渡しのミスなど修正しきれなかった課題もありましたが、終わってみればトッテナムの枠内シュートを0に抑えて完勝!!

 

 

新システムで修正されたこれまでの懸念要素

 

  • ウイングの守備貢献の低さに由来するサイドに空く広大なスペース
  • スプリントが速いとはお世辞にも言えないマグワイア-リンデロフがカウンターに晒される頻度
  • ビルドアップに不安を持つGKとCDM
  • CR7とグリーンウッドの噛み合わなさ

このフォーメーションにはカバーニフレッジにかかる膨大な負担というリスクもあるのでそう連発できるものではありませんが、少なくともビッグマッチではある程度の戦いを計算できるようになったので、誇りと自信を取り戻す上で大きな1勝でした。

恐らく来週末のマンチェスター・ダービーでもベースを同じくして挑むと思われます。

 

 

 

 それにしても、このゴールは漫画の中から抜き出したような芸術