いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

サッカー界の戦力均衡を考える

日本ではNPBのドラフト会議がつい先日行われましたね。

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私の一押し(といっても超有名所ですが)牧秀悟選手は2位で横浜DeNAに指名されました。

事前予想では1位の12人に入っている物が多かったので驚き。

 

DeNAは内野の主力が軒並み高齢なので彼の交渉権を獲得出来てよかったですね(^^)

 

今年はコロナ禍で例年より指名人数が減るとされていましたが、蓋を開けてみると昨年と同じ74名の選手が指名されました (育成ドラフト込みだと123人)

 

 

 

サッカーとドラフト

サッカー界では野球のようなドラフト制を採用する国・リーグはそう多くありません。

有名どころではアメリカのMLSくらいです

 

アメリカはドラフトそのものを一つのショーとして昇華させている国なのでサッカーでもドラフト制度を採用しています。

 

サッカー界では12〜3歳頃から選手を囲い、そこからプロデビューまでクラブ下部組織で育成するというのが理想的なモデルケースの一つとされており、今から他のスポーツのようなドラフト制度を導入できるリーグはそう多くないと思います。

 

敢えて下部組織を撤廃し、他所から溢れた原石の育成に特化したクラブもありますがこれは特殊なケースだと思います。

 

ですがこのまま無策で行けば資本の差=力の差という構図が絶対的なものに固定される。

試合を見る必要すら無いスポーツに成りかねないという危機感を抱いています。

 

「いや、レスターはどうなんだ?」

確かに彼らの躍進は世のスモールクラブに希望を与えました。

 

しかしながら現在進行形で進むデータ革命の波は下克上を許さず、その芽を積む最強最弱の装備品にもなる可能性があると私は予想しています。

 

フットボールはその性質上偶然性が高く、野球のようにトラッキングデータを活用してゲームを完全攻略する事は難しいとされていますが、その前提が永遠に保たれるかと問われるとyesと即答する事は出来ません。

 

仮に今後、サッカーというスポーツにデータ面からのアプローチで「解」が示されてしまえば後は個人能力の優越。

その先に待っているのは資金力の豊富なクラブが他の追随を許さない完全に閉ざされたゲームです。

 

大半のリーグでは既にその兆候が出始めているように見えてなりません

 

これまでデータ革命を褒め称えてきたのにいきなりどうした?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、これはサッカー界を全体図で見た時の不安。

 

私個人としてはデータ革命は完全に肯定派です。

そもそも止めようのない程大きな波だと思っています

 

 

サラリーキャップ

そうなると現実的な施策はサラリーキャップの導入。

 

今、イングランドサッカー界で物議を醸すトピックスがあります。

"Project Big Picture"

ざっくり説明すると

  • リバプールのオーナーであるFSGの筆頭株主ヘンリー
  • ユナイテッドのオーナー、グレイザーファミリー
  • EFL{チャンピオンシップ(2部相当)、リーグ1(3部相当)、リーグ2(4部相当)の連合体}会長のリック・パリー

以上の3者が中心となって秘密裏に進められてきたイングランドサッカー界の構造改革プロジェクトのことです。

 

このProject Big Picture(以下PBP)については、提案主の名前を見ても分かる通り、純粋にイングランドサッカーを救おうとしている訳ではなく、結局は自らの利益を最優先に考えていると見られる提案が多いのですが、全てが悪という訳ではなくいくつかの案については前向きに検討すべきものも存在します。

 

(PBPについての詳細については、こちらのブログさんが熱意を持って尚且つ分かりやすく事の背景まで解説してくれているのでリンクを貼らせていただきます🙇‍♂️。)

japanesethe72.blogspot.com

 

 

PBPの主要な提案の一つに“サラリーキャップ制度の拡大”があります。

現在イングランドのプロリーグではリーグ1、リーグ2でアメスポのように一律で給与上限ライン設けるタイプの当該制度が導入されています。

 

その対象をチャンピオンシップまで広げようというのがPBPの提案なのですが、私としてはプレミアリーグもそこに入れてしまって良いと思っています。

 

彼らは競争力の欠如を理由にこれを拒否するでしょうが、その資金力の源である放映権バブルの終焉は既に近いところまでやってきている気がしてなりません。

 

選手1人を獲得するのに何十億何百億とお金を費やす現状には正直疑問。

選手獲得には資金投入を惜しまぬ一方で大量のスタッフを解雇するクラブすら出る始末

(そもそも資本主義自体が仕組みとして限界に来ている気すらするというのは秘密)

 

 

これとは別に欧州サッカー界にはUEFAが規定したFFPという財政制度も存在しているのですが、これはクラブの収入ベースで使える金額が変わる為、所謂ビッグクラブには影響が少なく、かえってスモールクラブの躍進を阻害してしまっている側面があります。

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しかもオーナーの資金投入という抜け道があり、仮に不正が発覚してもロクな処分が下らないという事はマンチェスター・シティが証明してしまったので、この制度は現状有名無実です。

 

 

あとがき

私はサッカーを投機の対象ではなく純粋なスポーツとして見ていたいので、サラリーキャップ導入によって今より多くのクラブにチャンスが訪れるようになる事を望んでいます。

 

ただアメスポと違い昇降格が存在するので、そことの兼ね合いは本当に難儀なミッションだという事は理解しています。

サッカー界にサラリーキャップ制が浸透しないのもこれが絡んでいるのでは。

 

これはサッカー界に限った話では無いが、一周まわって共産主義的な考え方を一部取り入れた思想がムーブメントになる気がなんとなくしています。

 

例えばBLMデモなんかも人種差別だけで動いているのではなく、貧富の格差があのような形で暴発したように見える

 

最後までお読みいただきありがとうございました😊