いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #CarabaoCup 】2戦目も無失点で勝利。6年ぶりの決勝進出を決める!

※22/23 カラバオカップ準決勝 2ndleg

マンチェスター・ユナイテッドvsノッティンガム・フォレスト戦の記事です。

 

思っているよりもメンバーを落とさず挑んだセカンドレグ。

エリクセンを欠く中盤構成に関しては2-1ベースで押し込んでいる際はカゼミロアンカー前にフレッジ-ブルーノで対応し、サンチョ,マルシャル,ショーと離脱していた選手もここでピッチに戻ってきました。

 

2試合合計スコアは5-0。カップ戦ファイナル進出おめでとう!

 

 

 

 

【Match Review】

 

サンチョが遂にベンチ入り。更にショーやマルシャルも戦列復帰し、アンディ・キャロルの愚かなラフプレーで中長期の離脱になってしまったエリクセンの穴埋める働きが期待されるオーストラリア代表MF、新加入のマルセル・サビツァーはスタンドでゲームを観戦しています。

 

Starting lineup

 

ベンチ入りマンチェスター・ユナイテッド
1 De Gea, 2 Lindelöf, 5 Maguire, 9 Martial, 10 Rashford, 12 Malacia, 25 Sancho, Pellistri, 73 Mainoo

フォレスト
3 S.Cook, 4 Worrall, 17 Mighten, 24 Aurier, 28 Danilo, 41 O.Hammond, 43 G.Shelvey, 49 E.Osong

 

フォレストの予告ラインナップに名を連ねていたリンガードはウォーミングアップ中の怪我によりメンバーから外れ、代わりにエマニュエル・デニスが先発に加わった。

 

前半

 

ポゼッション時はCB2枚-FB+カゼミロ-フレッジ,ブルーノ-前3枚の2-3-2-3になり、フルバックが1つ中に入った事でセンターバックから幅を取るウインガーへのパスコースが確保しやすくなりました。そして守備時はボールサイドと反対側のアタッカーが中央まで絞り狭いスペースへ相手を誘導する。

 

また、エリクセンとリチャでごちゃ混ぜになっていた左からのビルドアップの始動に関してもフレッジには関与させず、ピッチの広い範囲を自由に動き回らせて持ち前の心肺機能を活かす事が出来た。

 改善点としては両フルバックのオフ・ザ・ボールのパターンが少なかった所やガルナチョのドリブル、ワン=ビサカのボールプレー及びパスレンジの狭さといった継続的な個人の課題が挙げられますが、基本的には良い内容だったのではないでしょうか。

 

一方、ギブス=ホワイトが1stlegで負傷しこのゲームの直前にはラインナップに入っていたリンガードもウォーミングアップ中の怪我で起用出来なくなる等トラブルの多いフォレストは一戦目の終盤同様ミラー配置で臨んだ。

 

ただ、スイッチを入れるギブス=ホワイト不在の影響は思っていたよりも大きく、ブレナン・ジョンソンの個くらいしか有力な攻撃パターンが無い事で押し込まれる時間が増える。そしてネコ・ウィリアムズはPKになっていても不思議ではないプレーを少なくとも2つ犯すなど対人の脆さが見え隠れ。

Embed from Getty Images  

 

ホームチームが3点のセーフティーリード(1戦目に0-3で勝利)という状況なので淡々と時間が進んでいくこの試合。もしかすると前半1番のイベントはワン=ビサカのユニフォームの9が剥がれていた事かもしれません。

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アディショナルタイム直前にはルーズボールにいち早く反応したカゼミロのダイレクトクロスにヴェフホルストが身体を捻りながら頭で合わせてシュートを放つも、ポスト直撃で惜しくも得点ならず、ゴールレスのまま前半を折り返す。

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後半

 

ユナイテッドが動いたのは60分過ぎ、一気に3枚を入れ替えてリストにはジェイドン・サンチョの名前も含まれてしました。よく戻ってきてくれた!!

 

更にその直後にはフォレストも選手交代、ラインナップは以下のように変化した。

 

注目したいのはサンチョがRWではなく真ん中に入り、ブルーノを右サイドへ移動させたこと。これはドニー・ファン・デ・ベークやクリスティアン・エリクセンの長期離脱で手薄なトップ下の人員に対し、狭い位置でのプレーが得意なサンチョがプランBとしてハマって欲しいというテン・ハフの願いも込められているかもしれない。

 

実際にラッシュフォード,マルシャル,ブルーノ,サンチョのカルテットの破壊力は魅力的で、カゼミロのパスカット→素早いマルシャルへの縦パスから始まった1点目のカウンターで4人がなだれ込む姿は圧巻。

 

更に、先制点から僅か3分後にはブルーノのアウトサイドクロスをゴールラインギリギリでラッシュフォードが折り返し、最後は無人のゴールにフレッジが軽く押し込んで2点目。

 

相手のロングキックをハーフウェーライン付近で収め、そこから丁寧にボールを繋ぎ一度も失う事無くフィニッシュまで持って行った非常に内容の濃い得点。また、見た瞬間に感じた通りブルーノのキックはポルトガルが誇る魔術師、リカルド・クアレスマのトリベーラ(Trivela)から学んだものらしい。

 

終盤のユナイテッドは更なる秘策としてリンデロフのアンカーを実戦で見せてきましたが、こちらは試されるような場面が殆ど無かったので不明な点が多い。

 ただ、質の高い中長距離のキックを持っていて、更に指揮官が語るようにユナイテッド加入前にはホールディングMFとしての経験もあるので、中盤起用でサポートの入り方,9スムーズなターン,身体の向きの細かい作り替えといった関連するスキル向上すればCBとしてのプレーにも活きてくる。

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そして、カップ戦の主戦GKを務めるヒートンもスローインやセットプレー後の被カウンターからの失点危機をセーブするなど役目を果たしてくれました。

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データ

 

Standard

 

ボールポゼッション74%にパスの数も600越え、そして被シュートも5つに抑え、コントロール出来たと評してもいい90分。

 

30分足らずの出場でビッグチャンスクリエイト2回のラッシュフォードは流石の一言。

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ここしばらくの交代策を見ても、負荷のかかっている選手はダロト不在で替えが効かないワン=ビサカ以外順番に途中交代させているので、厳しい日程ですがこれ以上の故障者を出さない為のマネジメントは出来ていると思います。

 

 

あとがき


エリクセンの所にそのままサビツァーを起用する未来を想像していましたが、フレッジがチームバランスの面でかなり良い形でハマったように見えたので中盤構成はこれがファーストチョイスになるかもしれない。

 

また、ヴァランはフランス代表からの引退を表明。

ポゼッションでのボールプレー及び味方へのサポートが飛躍的に良くなり、いよいよコンプリートDFと言って差し支えない状態にあるので正にこれからが全盛期。

これからもよろしくお願いします!