FIFAワールドカップ2022 カタール大会の日本代表メンバー26人が11月1日午後発表されました。
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— サッカー日本代表 🇯🇵 (@jfa_samuraiblue) November 1, 2022
✍️メンバー発表✍️
🏆国際親善試合
🗓️11/17(木)22:40KO
🆚カナダ🇨🇦
🏆FIFA #ワールドカップ カタール2022
🗓️11/23(水)22:00KO
🆚ドイツ🇩🇪
🗓️11/27(日)19:00KO
🆚コスタリカ🇨🇷
🗓️12/2(金)4:00KO
🆚スペイン🇪🇸#つな超え #新しい景色を2022#jfa #daihyo #サッカー日本代表 pic.twitter.com/jvIz188We5
10月のテストマッチ2試合を終えた後に考えた予想とはそれほど大きな差があった訳ではありませんが、個人的には幾つかの点に置いて不安要素の残る陣容になりました。
【 #日本代表 】テストマッチ2戦を踏まえ本戦メンバーを予想
まさかの原口落選、DM2枚は本当にこの面子で乗り切れるのか?
最大の驚きを与えたのがブンデスリーガ首位をひた走るウニオン・ベルリン所属の原口元気が選外となった事。選手の実力という意味ではセルティックの旗手,古橋らも残念ではありますが、彼らは元々あまり戦力構想に入っていない事が過去の起用から伺えました。
その一方、両ワイドや4-3-3のセントラルMFとして所謂便利屋的立ち位置で常に代表戦に招集され続けた原口が最後の最後で26枠から外れた理由を探るのは非常に困難ですが、強いて言えばアメリカ戦の結果を踏まえ土壇場で第一フォーメーションを4-2-3-1で行くと決定し、これに伴い中盤の選手の2Pivot適性、またはその経験値を以前より重視するようになった余波を喰らったのかもしれません。
しかしながら、身体的強さ,プレースピードの欠如といった部分で疑念を抱かざるを得ない柴崎、フィニッシャー型でチャンス創出を不得手とする南野といった本戦で使いどころの少なそうな極端な選手に比べれば、インテンシティの高く試合中のシステム変更に対応できる戦術理解も備え、闘志を全面に出す彼が必要になるケースがの方が多いのではないでしょうか?
フォーメーション
まず、4-2-3-1ベースのスターティングラインナップを考える。バランスやアメリカ戦の出来から判断するに、冨安,酒井,守田,遠藤,(久保),伊東,鎌田までの6~7人は堅い。
このシステムのウインガーは利き足サイドならばタッチライン付近からのドリブル突破、逆足ならばカットインからのボックス内への侵入を根幹にする場合が多いが、久保建英をLWで使う意図としては中央に比べてプレッシャーの緩むサイドでボールプレーに関与して欲しいというものだろう。といってもただ大外でボールを受けるのではなく、ハーフスペースでボールを持つ回数を増やしたいというのが真の目的。例えるならばマンチェスター・ユナイテッドでエリック・テン・ハフがブルーノ・フェルナンデスを右サイドにスライドさせるパターンと同じ狙いだと考えられる。
ビルドアップ
現代フットボールにおいてフォーメーションはその時その時で可変していくのがごと当然となり、4-2-3-1で言えば守備時,ブロックを敷いて守る際には4-4-2フラットが一般的で、攻撃を組み立てていく際には後方から3-4,或いは2-3と上記の2パターンがよく用いられている。後ろの人数が少ない方が攻撃的なビルドアップで、最後方2枚の場合はゴールキーパーにもフィールドプレイヤー並みのプレス回避能力が要求されるので、ショットストップだけのGKの評価が低下しているというのが昨今の流れ。
アメリカ戦では右の2-3を採用していたと記憶しているが、ドイツやスペインと戦う際には後ろの枚数を増やしより安全策を取る可能性も高い。ただ、格上のこの2か国とやり合う際には押し込まれる時間帯が続きそうなので、ポゼッションよりも相手の陣形が整う前に前田大然や伊東純也にロングボールを蹴ってカウンターというケースの方が圧倒的に多くなるかもしれないが。