いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #MUFC 】初ドロー。CK守備は相変わらずの低水準

メルボルンからパース、東から西へオーストラリア大陸を移動したマンチェスター・ユナイテッドアストン・ヴィラプレシーズンマッチを行い2-2のドローで試合を終えています。

 

人工芝と天然芝を混ぜたハイブリッドのフィールドに加え、試合途中にはスコールのような大雨が降り注ぐなどこれまでとは全く異なる過酷な状況で90分を戦った赤い悪魔はプレシーズン4試合目にして連勝がストップ。

 

 

 

 

【Review】華麗な先制点も……セットプレー守備の改善は優勝争いに必須



 

前半

 

スターティングラインナップは右のDM、左のCBなど一部を除きシーズンでもこのまま決まるのではないかという程にお馴染みの面子になりつつある22夏プレシーズンのユナイテッド。序盤からパスサッカーと相性の悪い荒れたピッチに苦しむような仕草を時折見せますが、マティ・キャッシュのロングショット以外は殆どヴィランズに得点に至る機会を与えず。

 

試合前のクラブ発表では4-2-3-1ですが、実際には意図してなのかそうでないかは分かりませんがファン・デ・ベークが比較的高い位置を取るので中央3枚はフレッジを真ん中に置いた逆三角形で4-1-2-3に。これは恐らくアストン・ヴィラが4-3-1-2で中央を固めてきた事への対策だと思われます。(にすればCF込みで相手中盤4枚ダイアモンドに対しミラー配置となるので対応しやすい)

 また、フルバックの位置もこの日はそれまでよりも抑え目でイーグルス戦の2-3ビルドアップではなく主にLBのショーが吸収されて最後方3枚の形を頻繁に採用するなどアヤックス時代に見られた多様な戦術パターンの一端が見て取れる試合でもあった。

 

 先制点は25分、GKからボールを繋ぎダロト→マルシャルの斜めにつけるパスで一気にギアを上げると最後はショーのクロスをサンチョが待っていましたとばかりに軸足を地面に突き刺したボレーシュート。お見事!!

 

42分にはフレッジのピンポイントのロブパスがサンチョに通り、ラストパスを受けたラッシュフォードのミスショットがキャッシュにディフレクションして追加点。

 丁度この数分前からゲリラ豪雨のような激しい雨粒がハイブリッド芝に打ち付けられており、視界や足元が急激に悪化した事も味方した得点だったかもしれません。

 

 

後半

 

7割近いポゼッションも加えシュート数も5:1、支配した前半とは打って変わり、中央ではウッドチップが剥き出しになる箇所も現れるなど、中々リーグ戦では味わう事のない特殊なピッチコンディションに苦戦。

 

49分にはレオン・ベイリーの強烈な個の力に何も出来ずカウンターから失点。

 これは彼がスペシャルだったとしか言いようがない。

 

 

67分にフィールドプレイヤーを全員入れ替えてからはポゼッションの質が著しく低下し、この中でも主力組に近い位置にいると思われていたワン=ビサカとヴァラン、特に前者は攻守にまるで良いところが無く動きも緩いと散々なパフォーマンスでした。。。

 

また、セットプレー、コーナーキックの守備においてデヘアの前に選手を配置されてなされるがままというシーンが複数回見られ(1度目は主力が出ていた63分)、ATにはユナイテッド視点で左からのCKからカラム・チェンバースに同点弾を許し試合は2-2ドローで終了。

 ゾーンとマンツーマンの併用で守ること自体には反対しませんが、少なくともこのケースではバイリーorワン=ビサカのどちらか一方がGKを守る為に間に入るべきで、2者やデヘアいずれもそのケアに気が向かなかったのは正直に言って残念でならない。元々デヘアのハイボール対応に懸念がある事も踏まえ、CK守備をもう一度組み直す必要があるように感じます。