どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。
昨日のチェルシーvsマンチェスター・シティの対決は主力を複数新型コロナで欠き、不利とみられていたアウェイのシティが1vs3で見事に勝利を収めましたが、その裏では信じられないような愚行もありました。
バンジャミン・メンディ大晦日にパーティー
メンディと言えばそのひょうきんな性格からクラブではムードメイカーとして扱われているお調子者的存在ですが、the sun誌の報道によれば昨年の大晦日に親戚やシェフなどを自宅に招き入れて夜通しパーティーに明け暮れていたのだとか。
近隣住民の証言によれば花火大会を開いていてその夜は女性の楽しんだり叫んだりする声が聞こえたという事ですから所謂どんちゃん騒ぎ。
the sunはタブロイド誌ですので信頼度はあまり高くありませんが、この件に関してはメンディ自身から謝罪が発表されているので誇張はあるにしてもおおよそ事実でしょう。
マンチェスター・シティはご存じの通りクラブ内で新型コロナのクラスターが発生していて練習場の閉鎖などの措置が取られていた最中での今回の行動だったので、はっきり言って理解に苦しみますしリーグ側からも厳しい処罰を下して欲しいですね。
マンチェスター・シティ側も今後内部調査を行うと言っていますが、この規則というのはイギリス政府から出ているものでFA(フットボール協会)とは直接関係がなく、その気なればほんの僅かな罰金程度で済ませる事さえ可能です。
ロンドンでは複数のクラブから
メンディと同じようにこの外出制限を破った選手がロンドンでは複数人、いくつかのクラブに跨って出てきています。
1例目
トッテナムからエリック・ラメラ、ジョバンニ・ロ・チェルソ、セルヒオ・レギロンの3名。ウエストハムからマヌエル・ランシーニの計4人がロ・チェルソの自宅に集まって各々の親族を含めると総勢20名近くの大人数でホームパーティーを行いその様子をSNSに投稿しました。
また、その中でラメラとロ・チェルソに関しては新型コロナに感染している事も分かったので、彼らの取った行動はフットボール内外から多くの批判を集める事態になっています。
トッテナムの指揮官ジョゼ・モウリーニョは彼らの行動に深い失望を覚えたとのことで実際に騒動発覚後の1月2日に行われたリーズとの試合では上記2人とは違い陰性だったレギロンも問答無用でベンチ外。
レギロンは本来ならばLBのファーストチョイスなので起用したかったところですが、ここで甘い処分をしてしまえば他の者に示しがつかないのでこれは正しい判断だと私は思っています。
2例目
フラムのアレクサンダー・ミトロヴィッチとクリスタル・パレスのルカ・ミリヴォイェヴィッチと両者の家族で大晦日の夜にホームパーティーを開催。
特にミトロヴィッチの所属するフラムでは昨日お伝えしたように新型コロナのクラスターが発生して2試合の順延が決まるほど深刻な状態にある状況なので、そんな最中に気心の知れたセルビア代表のチームメイトとはいえこのようにパーティーを開くというのは言語道断。
そして何より問題なのがクリスタル・パレスはこのようなルール破りを犯したミリヴォイェヴィッチを知らぬ存ぜぬでスタメン起用した事です。
この判断にはパレスのサポーターですら批判的で、普段クラブのリポーターを務めているマット・ウーズナム氏からも厳しい指摘の声が飛んでいます。
Luka Milivojevic's breach of COVID rules insults everyone who has made sacrifices over the last year & he should have lost the captaincy.
— Matt Woosnam (@MattWoosie) 2021年1月4日
Hodgson's comments on #CPFC fans caring more about winning games deeply misguided.
Piece is about abusing privilegehttps://t.co/2qUZDGYBTc
パレスの指揮官ロイ・ホジソンはこの判断について”試合に勝利する為に正しい判断であった”と発言しましたが、問題は既にそのような次元には留まっていません。
フットボール選手という人々の関心を集める半分公人のような存在が政府の発した規則に違反したにも関わらず何のお咎めもなく元の状態に復帰というのでは大多数のルールを守っている市民に示しがつきませんよ。
「自分たちだって我慢をしているのにあいつだけは特別なのか?」
そういう思われて仕方のない甘すぎる措置です。
しかもミリヴォイェヴィッチはクラブのキャプテンという周りの模範とならなければいけないポジションにいる人物なので、今回の失態に何も処分をしないというのは今後クラブ内にも深い禍根を残す事になるでしょう。
感想
今回の一件で分かった通り裁定をクラブ側に任せているようではこのような問題が起きてしまうので、プレミアリーグ側から強い制裁のアクションを取れるようなルール改定が必要かもしれませんね。
例えば人種差別発言を巡る騒動のようにガイドラインを作って罰金や出場停止の期間をしっかり定めるというのも1つの方法。
正直カバーニのあの発言が3試合出停で上記の規則違反は全く処分なしという現状には納得できかねるところがあります。
カバーニの処分自体がというより後者に対してしっかり厳罰に処していくべきという意味で。