いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【ダービー・カウンティ】残留に向けて大きく前進する3連勝

どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。

 

ウェイン・ルーニー正式就任後の初戦を勝利で飾る事が出来なかったダービー・カウンティですが、その結果に奮起したのかその後の試合では3試合続けてクリーンシートを達成し連勝街道を歩んでいます。

 

  

 

3バックへの変更が功を奏したボーンマス、QPR戦

 

vsボーンマス

 

まずは1月20日のチャンピオンシップ第25節、対ボーンマス戦。

 プレミアリーグからの降格組でクラブの躍進を支えた新進気鋭の指揮官エディー・ハウはその座を降りたものの、未だに所属する選手の質はチャンピオンシップ指折りの質を誇る強敵です。

 

この試合は32分にコーナーキックからビエリクが一度はヘディングし損ねて足元に落ちたボールを自ら蹴り込み挙げた先制点を守り切って1vs0で勝利!!

 

〈動画ハイライト〉

 

 

そのビエリクは得点以外にも多くのチャンスを演出しており、

  • キーパス3回
  • ビッグチャンスクリエイト2回
  • ドリブル成功率100%(4回試行)
  • インターセプト4回

f:id:irohasesun-fm-foot:20210201033643j:plain

(https://twitter.com/dcfcofficial/status/1352263594663157763)

1人で守備から攻撃まで完結してしまう程の凄まじいスタッツを記録しました。

 

ビエリク程ではありませんが、もう1人印象的だった選手は右WBで起用された12番のネイサン・バーン。

Embed from Getty Images  

  リーグ1のウィガンから今シーズン加入した新戦力ですが、SBで起用された試合でもその攻撃性能は通用していました(キーパス1試合平均1.3回)。

しかし空中戦対応やタックルの課題が顕著に表れるなど、一長一短のプレイヤーでしたがこの試合では一列上がってウイングバックになった事でその長所が強調される形となりました。

 

 

馴染みのある選手で例えるならばチェルシー所属のマルコス・アロンソ現象ですかね?

 彼もSBで起用されると守備の方で粗が目立ってしまいどうしても起用し辛い選手ではありますが、コンテ政権時のWB起用では水を得た魚のように左サイドを支配していた事をよく覚えています。

 

そしてトーマス・トゥヘル新体制2戦目となったバーンリー戦では9月26日のWBA戦以来約4カ月ぶりとなる試合出場を果たしストライカーばりのボレーシュートで追加点を挙げるなどその実力はまだ錆びついていなかったようです。

Embed from Getty Images  

 

 

vsQPR

 

中3日で行われたQPR戦は日差しが差し込む現地時間15:00キックオフの試合となり、ダービーは劣勢を強いられて22分にはプレミアリーグでもシーズン18ゴールを経験したことがある実力派でこの冬に5年ぶりにQPRに戻ってきたチャーリー・オースティンの決定的なシュートを何とか防ぐなど、いつ失点しても不思議ではないという状態でした。

 

得点が生まれたのは56分。

 カウンターのチャンスから4番のグレアム・̪シニ―(Graeme Shinnie)が右サイドのヨズヴィアクにパスを送るとこのポーランド出身のサイドアタッカーのシュートはGKに防がれますが、こぼれ球に詰めていたカジム・リチャーズがボールを流し込みダービーが先制しました。

Embed from Getty Images  

 

67分にはそのリチャーズがコーナーキックの守備でハンドを犯したと見られるシーンもありましたがこれは審判が気づかずダービーとしては幸運にも味方され敵地で貴重な勝ち点3を手にしました。

 

この試合でダービーが記録した枠内シュートは僅かに2本でしたが、その2本をしっかり得点に生かしてアウェイでの勝利をもぎ取りました。

 

〈動画ハイライト〉

 

 

xGも1.49:0.83(Footystats)とQPRに多くのチャンスがありましたがペナルティエリア内からのシュートを2度防いだGK ルースの活躍で何とか無失点に抑える事に成功。

 

 

大きな代償を支払うも勝ち点3を得たブリストル

 

QPR戦から中6日、しっかりと回復期間を挟んで行われた第27節、対ブリストル・シティ戦はこれまでのメイン戦術4‐2‐3‐1で臨みました。

 

先制点は前半4分、サイドチェンジでブリストルのDFラインを崩すと、GKとCBの間のギャップにLBのリー・ブキャナンが放った素晴らしいクロスを前節に続きカジム・リチャーズが合わせてダービーが早くも1点リードを奪いました。

 

躍進を支えた要を失う

 

この試合でも早々に得点を挙げ、目下絶好調というダービーでしたが悪夢は唐突に訪れました。

 

35分、11月に膝の十字靱帯損傷から復帰してチームの堅牢な守備組織に多大な貢献をしてきたクリスティアン・ビエリクが再び膝を痛めて担架に乗せられたままピッチを後にしました。。。

Embed from Getty Images  

 

これまでにビエリクが出場したチャンピオンシップのスタッツは12試合で僅か4失点とリーグトップの堅さを誇ってきたダービー・カウンティ

 ウェイン・ルーニーが高評価を受けている守備の再構築も彼抜きでは成しえなかったでしょう。

 

f:id:irohasesun-fm-foot:20210201155619p:plain

(https://www.whoscored.com/Regions/252/Tournaments/7/Seasons/8304/Stages/18825/PlayerStatistics/England-Championship-2020-2021より)

WhoScoredの採点を見ても平均7.53はイヴァン・トニー、エミリアーノ・ブエンディアなど優秀なアタッカー達を抑えてリーグ第2位🥈のスコアで、守備的MFの選手ではダントツの数字を記録していた事からもその影響力の大きさを伺い知る事が出来ます。

 

このランキングで9位につけるCBのマシュー・クラークと共に鉄壁のセンターラインを形成したルーニー体制下のラムズでしたが、彼の離脱が長期に及ぶものになった場合再び降格圏内に逆戻りしてしまう可能性も。

 

 当のルーニー自身もこの負傷については「チームの大きな損失になるので、深刻な負傷でない事を祈ります。」とコメントしており、今のところ詳しい情報は入ってきていませんが仮に靱帯や骨に異常があった場合は数か月の離脱を強いられることになり、彼の母国ポーランド代表にとっても今夏開催予定のユーロ2020を戦う上で大きな痛手となる事でしょう。(もっとも、ユーロ本大会が開催できるかどうかはかなり怪しいところではありますが)

 

 

相手のシュートを僅か4本に抑えて盤石の勝利

 

先述の通りキーマンの負傷交代によってどうなるかと心配しましたが、後半に入ってもブリストルに隙を与えず、終わってみれば試合を通じて被シュート4本、枠内シュートは僅か2本に抑えてゴール期待値を見てもダービー1.23、ブリストル0.15と圧巻の試合運びとなりました。(xG:https://www.infogol.net/en/matches/result/english-football-league-championship/derby-vs-bristol-city-2021-01-31/77318より)

 

MVPは先制点のアシストを記録した19歳のリー・ブキャナン

f:id:irohasesun-fm-foot:20210201162107j:plain

(https://twitter.com/dcfcofficial/status/1355618034291859460より)

タックル成功3回(成功率100%)

インターセプト4回

ビッグチャンスクリエイト1回(先制点アシスト👟)

攻守において秀逸なパフォーマンスを見せ、ダービー黄金世代の1人としてその存在を強くアピールした試合となりました。

 昨シーズンまでは同世代のジェイソン・ナイト、マックス・バードらに比べるとやや遅れを取っている印象もあったこのディフェンダーですが、レギュラーのマックス・ロウがシェフィールド・ユナイテッドに引き抜かれた今シーズンはチーム8番目の出場時間を記録しレギュラー格の1人として居場所を確保しています。

 

〈動画ハイライト〉

 

 

 

降格圏を脱出し18位まで浮上!!

f:id:irohasesun-fm-foot:20210201163940p:plain

チャンピオンシップ公式より

1月19日からの12日間3試合で3勝、勝ち点にして9ポイントを上乗せしたダービー・カウンティは26試合を終え勝ち点28、得失点差-8でリーグ18位と降格圏からは5ポイント上につけて少し余裕を持つことの出来る位置まで浮上する事が出来ました。

 

予定通りにいけば次は2月2日のロザラム戦。

 相手は試合消化が2試合少ない状態ではあるものの、暫定勝ち点23と降格圏内に沈むクラブなのでこの直接対決を制する事が出来れば勝ち点も30に乗り、残留圏内から中位への挑戦まで視野に入れる事が可能になります。

 

ビエリクの代役をどうするか、そして未だ得点不足に悩む前線をどのようにテコ入れするかという重要な問題が残されていますが、ウェイン・ルーニー新監督ならば必ず突破口を見いだせると思っているので頑張って!!

Embed from Getty Images