いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【試合レビュー】主力を欠いたアーセナル相手に手痛いドロー

どうも皆さんこんにちは、いろ覇です。

 

見せてはいけない失点からプレミアリーグでの無敗記録が13試合でストップしたマンチェスター・ユナイテッド

 中二日を空けて、今度はプレミアリーグ第21節、アーセナルとの試合です。

 

前回の対戦ではPKが決勝点となりオールド・トラッフォードで敗れたこのマッチアップですが、そこから3ヶ月程経過して両チーム共に成績を良化させた中で行われるリベンジマッチはどのような結果になるのでしょうか。

 

 

 

試合プレビュー

 

マンチェスター・ユナイテッドフィル・ジョーンズ、ブランドン・ウィリアムズについては相変わらずですが、トレーニング中の負傷でシェフィールド・ユナイテッド戦のスカッドから外れたエリック・バイリーが復帰する予定。

 

 

アーセナルは母親の体調問題でチームを離れているオーバメヤンはおそらくメンバーに入らないと見られており、主な怪我人はキーラン・ティアニー、エミール・スミス・ロウ、トーマス・パーティと攻守の要が揃って負傷を訴えていますが、ミケル・アルテタ監督はスミス・ロウとパーティについて「試合まで数日あるので、どこまで回復するかによって起用するかどうかを決定する」と事前会見で語っており、この大舞台には少し無理をさせてでも出場させてくるかも。

 

 

スタメン

 

アーセナル

 

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ベンチ入り

6G.マガリャンイス、11ウーデゴール、12ウィリアン、13ルナルソン、15メイトランド=ナイルズ、21チェンバース、25エルネニー、28J.ウィロック、30エンケティア

  

レアル・マドリーよりレンタル移籍で加入したノルウェーの神童マルティン・ウーデゴールが早速ベンチ入り。

 

事前情報で欠場が予想されていたスミス・ロウとパーティは間に合いましたが代わりブカヨ・サカが腰の問題でスカッドから外れています。

 

ティアニー、サカ、オーバメヤンとキープレイヤーが揃って欠けている状態なのでホームではありますが苦戦が予想されます。

 

 

マンチェスター・ユナイテッド

 

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ベンチ入り

3バイリー、9マルシャル、11グリーンウッド、21D.ジェームズ、26D.ヘンダーソン、27テレス、31マティッチ、34ファン・デ・ベーク、38トゥアンゼベ

 

こちらは現状のフルメンバーで大一番に臨みます。

 

ポグバはレーティングサイトの予想では左サイドでの起用としているものが多いですが、これまでの試合を見るとリバプール戦のように右サイドに配置する可能性が高いと個人的には思っています。

 サイドは本職では無いので守備を考慮するとワン=ビサカがいる右サイドの方が起用しやすいのでは。

 

 

試合内容

 

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普通にポグバ左ラッシュフォード右でした🙇‍♂️

 ショーとのコンビネーションは元々相性が良いので攻撃での迫力を期待したのかも。

 

マンチェスター・ユナイテッドはエンジン全開で激しいプレスを行い前半の早い時間帯で先制点を取るという意気込みを強く感じる立ち上がりでした。

 

しかしシュートには中々持ち込む事が出来ず、最初の15分で記録されたシュートは両チームを通じてダビド・ルイスの大きくゴールから外れた一撃のみ。

 

マンチェスター・ユナイテッドの初シュートは19分、コーナーキックのこぼれ球にフレッジがボレーを放ちますが球足が遅かった事もありGKレノの手が追いついてこの好機は得点にならず。

Embed from Getty Images  

 

その後の10分間はアーセナルのターンとなり、特に右ウイングのニコラ・ペペはしつこいまでの連続シザースからゴールマウスの僅かに左へ外れるシュートでゴールを脅かすなど、その独特なリズムにユナイテッドは苦戦していました。

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危うい場面を凌いだユナイテッドは30分過ぎから再び攻勢に出ます。

 34分にはダビド・ルイスの散漫な対応を見逃さなかったブルーノがDF裏へのパスに追いつき左45度からコントロールショット。

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 惜しくも曲がり切らずに枠を外れましたが主導権は明らかにマンチェスター・ユナイテッドの手の中にありました。

マクトミネイが腹部の痛みを訴え無念の途中交代

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前半20分過ぎ辺りからプレーの最中に腹部を気にする素振りを見せていたマクソース。

スタッフから薬を渡されたりで何とか持ちこたえているようにも見えましたがやはり限界だったようで37分にマルシャルと交代でピッチを後にしました。

 

後に入ってきた情報によりますと今回の症状は胃痙攣だったようで、原因はまだ分かっておりませんが次戦のサウサンプトン戦にはおそらく出場可能とのことです。

 

交代で入ったマルシャルはシェフィールド・ユナイテッド戦でのプレーがキッカケで厳しい批判の嵐に見舞われたり、挙句には一部のファンから人種差別やパートナーへの脅迫が届くなど良いところなしの状況ですが、起用されたからには結果を残して欲しいですね。

 

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ポグバがマクトミネイの位置に入り、マルシャルは左ウイングでの起用となりました。

 マルシャルに期待されるのはサイドからのドリブル突破。

1日2日で守備やオフザボールを改善する事は出来ないでしょうから、それならば自分の強みを生かして貢献して欲しい。

 

43分にはポグバのクロスからラッシュフォードがペナルティエリア内でフリーになりますが、その後の判断が遅くボールをこねてしまいシュートを放つ事が出来ずに終わります。

  

 

その後は44分のブルーノの直接FKなどのチャンスを得たもののゴールは生まれず前半はスコアレスで折り返し。

 

 

シュートブロックが冴え渡ったDF陣

 

アーセナルは後半頭から右ウイングのマルティネッリに替えてウィリアンを投入。

 マルティネッリは守備時に最終ラインまで戻ってピンチを防ぐなどかなりのオーバーペースだったのでこの交代はプラン通りだと思います。

 

49分には右サイドを崩されクロスを許し、そのウィリアンに絶好のシュートチャンスが巡ってきますがこれをワン=ビサカが長い足を生かして抜群のタイミングでシュートブロック。

 

続く50分には今度はウィリアンのクロスにラカゼットが反応しますが、こちらはマグワイアが文字通り壁となり軌道を逸らしました。

 

 

 エル・マタドール痛恨のシュートミス

 

最も悔やまれるのは58分のチャンスでした。

ペナルティエリア手前でフレッジ、マルシャルと小さな三角形を形成してうまくパス交換で抜け出したルーク・ショーの最高級のクロスをカバーニが決める事が出来ず、ボールはGKレノの手を掠め枠の外へ。

 

レノがユナイテッド側から見て重心をかなり左に寄せていたので何も考えず真正面に身体ごと押し込めばゴールだったのですが……

 

得点以外でも貢献度の高いプレイヤーなのは分かっていますがそれを差し引いてもあれは決めて欲しかった。 

 

チャンスの後にはピンチがやってくるとはよく言ったもので、その通りにこの決定機を逃してからはアーセナルに主導権を渡す展開となりました。

 65分、直前に自らファウルをもぎ取ったラカゼットが意表を突く形でFKを蹴り、ファーサイドに警戒を向けていたデヘアは反応が遅れますがボールはクロスバーに直撃し難を逃れました。

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その後はハイペースで飛ばしていた両チームの疲労が出てプレーの強度が低下し始め、終盤の88分にはワン=ビサカのクロスが丁度DFの間を抜けてカバーニに到達。

 ですが、カバーニは身体を前に倒しながらボレーという難しい選択肢を取り、ミートはしたもののボールはまたも枠外へ消えていきました。

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地味にマルシャルが完全にカバーニに動きが被っている事が気になります。

ウイングで起用されても動きがセンターFWのままなんですよね。

前に味方がいる事は見えるはずですからもう少し離れた位置でこぼれ球狙いに徹するべきだったと思います。

 

 

決定機を逃し続けたマンチェスター・ユナイテッドは飛車角抜きのアーセナル相手にスコアレスドロー

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(https://twitter.com/premierleague/status/1355597760301592576より)

 

直近2試合で5ポイント失ってしまったのは本当にやっちまった感

マン・シティは守備の安定度が段違いなので今後も間違いなく勝ち点を上乗せしてくるでしょうからプレミアリーグ優勝という目標は厳しくなってしまいましたね。

 

動画ハイライト

 

 

交代選手

マンチェスター・ユナイテッド

37分 in:マルシャル out:マクトミネイ

80分 in:グリーンウッド out:ラッシュフォード

 

アーセナル

46分 in:ウィリアン out:マルティネッリ

83分 in:ウーデゴール out:スミス・ロウ

94分 in:エンケティア out:ラカゼット

 

 

データ

 

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シュート数はアーセナルが上回っていますが、ポゼッションやビッグチャンスの数を比較するとこの試合はマンチェスター・ユナイテッドが優位に進めていたと考えていいと思います。

 

ファウル16というのは気になるところではありますが、クロップの「ユナイテッドは贔屓されている」という発言以降ファウルの基準が他に比べて厳しくみられている感覚を覚えているのでそこまで気にしなくてもいいかと。

 

この試合でも67分に左サイドでマルシャルがベジェリンからボール奪取に成功した際に取られたファウルなど、判断基準に疑問を抱くジャッジは幾度も見られました。

 

 

ベストプレイヤーはワン=ビサカ

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     スタッツ

  • クリア4回
  • インターセプト4回
  • タックル成功4回
  • シュートブロック1回
  • キーパス2回 

 守備貢献の高さは相変わらずですが、ここ1ヶ月程で攻撃の質、特にクロスが大分改善されてこの試合ではルーク・ショーに次ぐxA:0.45を記録するなど、急速に攻撃時のプレーが改善され始めています。

 

思えば冬の移籍市場でキーラン・トリッピアー(賭博行為に関与した事に出場停止処分で話が流れた)やマックス・アーロンズの補強が噂され始めた頃から良くなっていったように思えるので、やはりポシジョンを脅かされる出来事があると成長しますね。

 

 

ショーもテレスの補強で刺激を受けたのかクロスやプレースキックの質が大幅に向上した事を考えると、次はストライカーでしょうか。

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 今季加入のカバーニは主力になったとはいえ、年齢的な開きがあって既存の選手に強い危機感を与えているかと問われると考えこまなければいけません。

 

xデータ

 

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(参照:Arsenal 0 - 0 Manchester United (January 30 2021) | EPL | 2020/2021 | xG | Understat.com)

 

xGではマンチェスター・ユナイテッドがダブルスコアをつけて1.51とリードしていたようですが、2度のビッグチャンス、そしてチャンスになったであろうラッシュフォードのプレイといずれも得点に結びつけることが出来ずに手痛いドローであったことがデータからも伺えます。

 

エディンソン・カバーニxG:1.07と1人でアーセナル全体よりもゴール期待値の高いプレーを積み重ねていたので、何れか1つは決めておきたかった。

 特に58分のビッグチャンスはxG:0.65と一流ストライカーならばほぼほぼ決める事が出来る決定機だったので、これをモノに出来なかったのは想定外でした。。。

 

 

あとがき

 

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この試合の主審マイケル・オリバーはプレミアリーグのレフェリーでも評価の高い人物ですが、今回は主にアレクサンドル・ラカゼットを巡って判断が曖昧になってしまった感が否めないですね。

 

個人的な考えとしては審判は出来るならば機械化してしまった方が公平性を保てるので良いと思っているのですが、フットボールというスポーツの性質上いちいち試合をストップするという事は中々やりにくいので実現には多くの困難が……

 

 

小言はひとまずこれまでとしてユナイテッドにとっては喜ばしいニュースも入ってきました。

 

U-23の対リバプール戦でデビューを果たした新加入のアマド・ディアロがPKを含む2ゴールで幸先の良いスタートを切りました!!

 

4ゴールを挙げたジョー・ヒューギルとのホットラインは近いうちにトップチームでも見られるかも。