こんにちは、いろ覇です
今回は昨日オールドトラフォードで行われた
マンチェスターユナイテッドVSクリスタルパレスの一戦についての話です
まずは両チームのスターティングメンバーから
ユナイテッド
ユナイテッドはマティッチを底に置いた昨シーズン終盤の変則4‐1‐2‐3ではなく、
シンプルな4‐2‐3‐1の陣形。
右サイドはファーストチョイスのワンビサカ、グリーンウッドではなくフォスメンサー、ジェームズのペアを選択しました。
(もしかしたら両者のシーズンオフのやらかしに対する懲罰かもしれませんね)
理想の形としてはLBのルークショーを起点とした左サイドのコンビネーションからマルシャル、ブルーノフェルナンデスが合わせる形でしょう
パレス
パレスは中盤をフラットに並べた4‐4‐2
前線には足の速いドリブラータイプであるザハ、アイェウを起用した分かりやすいカウンター特化の構え
両サイドハーフのトランシジョンの早さが勝利への鍵
(画像は https://formation-y.com/ja/より引用)
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フォーメーションの相性ではパレスに軍配
守り側に4‐4ブロックを敷かれると4‐2‐3‐1では崩しの枚数が足らなくてバイタル手前で詰まりがちなので、ユナイテッドとしては両SBのアンダーラップ等で狭い局面での数的優位を形成し突破できるかどうかにかかっています
一つ気がかりなのは新型コロナウイルスに感染し、完治したとはいえいまだトップフォームではないポグバをいきなり実戦起用している点。
ファンの戯言としては、ここはユースリーグやプライオリティの低いカラバオカップなどで徐々に身体を慣らしていって欲しかったです
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試合を振り返る
試合展開としては、危惧した通りポグバは全く試合に入り込めず攻守で精彩を欠き、相方のマクトミネイもBox to Boxのプレイヤーなので中盤のビルドアップに貢献できずCBの二人に多大な圧力がもろにかかり続けた結果、ミドルサードでのパスミス連発でパレスのスピーディーな前線から繰り出されるカウンターに屈し1vs3で惨敗
頼みの左サイドもラッシュフォードは足に重りでもつけているのか疑うほどにスプリントの回数が少なく、ボールを受けても3拍くらい謎の間があいて近くの味方に横パスと味方のテンポを完全に止めてしまっていました。
最早どこから手をつければよいのか分からないくらいどの選手も残念なパフォーマンスで問題点を一つずつ羅列していくと一万字あっても足りないかもしれませんね(笑)
唯一の好材料はこの試合でユナイテッドでの公式戦デビューを果たしたファンデベーク(以後VDB)に早速ゴールが生まれたことですかね。
彼のプレーはやはり3列目というより2.5~トップ下向きに思えたのでブルーノ、ポグバと同時起用するならVDBをトップ下、元々サイドに流れたがる傾向のブルーノは左サイドへ回し、ポグバの相方には下がり目でボールを受けられるマティッチかブラジリアンマケレレ(私が勝手にそう呼んでいる)として昨シーズンプレーの質が飛躍的に向上したフレッジということになりそう。
対照的にクリスタルパレスとしてはプラン通りの試合展開で充実の勝ち点3をものにしています。
パレスのスタイルはルーニー、テべス、ロナウド時代のユナイテッドを彷彿とさせる見事なカウンター攻撃でしたね。
シュラップ、タウンゼントの両サイドハーフは攻撃時に片側がトップの位置までポジションを上げ4‐3‐3の形で高い位置を取るユナイテッド両SBを後方をものの見事に突いていました。
攻守に明確なルールが見えず、運動量も極めて少ない現在のユナイテッドに対する老将ロイ・ホジソンからの強烈な皮肉にも感じられました。
思ったより長くなってしまったのでスタッツの話は記事を分けて話していきたいと思います(>人<;)