Club Statement FCと一部で揶揄されるほどに怪我人やピッチ外での問題に相次いで見舞われているマンチェスター・ユナイテッド。この度23/24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ グループステージの登録リストが発表されたので詳しく見ていきたい。
CL登録リスト
夏に補強した7人の選手は全て登録メンバーに入っており、Aリストの上限は17枠だが実際にはそちら側は1人分少ない16人。一方でドニー・ファン・デ・ベークはスカッド外となったが、これはプレミアリーグとチャンピオンズリーグのB List(実質的なU-21枠)のルールの違いによる部分が影響していると考えられる。
具体的には、プレミアリーグの場合開幕年の21年前の1月1日(今季の場合は2002-01-01)以降に生まれた選手を国籍や育成された協会を問わずU-21枠に入れる事が出来るのに対し、CLは15歳の誕生日から2年間当該クラブで連続してプレー可能な状態であった選手と条件が厳しくなっている。
例としては、プレミアリーグ版ならば2003年生まれのラスムス・ホイルンドをU-21枠へ収められるが、CL版だと彼をA-List入りさせなければならず、ドニーはその分の1枠で割を食った選手だと推測。
もう1つの理由として、ファン・デ・ベークの主戦場である攻撃的MFのポジションには、試合毎にメンバーを入れ替えられるBリスト内にガルナチョ,ハンニバル,ダン・ゴアと既にトップチームの確かな戦力と計算されているか、これまでのリーグ戦でベンチ入りを果たしている選手も少なくない為に、同様の洗い出しをした際に中々名前が出てこないバックスの選手,具体名を出せばジョニー・エヴァンスを優先したのではないかとも考える。
23/24シーズンの背番号について
新戦力
- No.1 Altay Bayındır
- No.4 Sofyan Amrabat
- No.7 Mason Mount
- No.11 Rasmus Højlund
- No.15 Sergio Reguilón
- No.24 André Onana
- No.34 Jonny Evans
既存の選手
- No.49→No.17 Alejandro Garnacho
- No.72→No.37 Kobbie Mainoo
デッドラインデーに加入した(または新たな契約形態に変化した)4人の選手はバユンドゥルが背番号1、アムラバトが背番号4、ホイルンドが背番号11、エヴァンスが背番号34に決まり、49番からの昇格が噂されていたガルナチョも背番号17に変更される事がアナウンスされた。
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— Manchester United (@ManUtd) September 3, 2023
Hot off the press: proud new numbers for 2023/24! 👇#MUFC
因みに、オナナはこれまでのキャリアでGKとしては珍しい番号である「24」を好んで着用しているが、キーパーの伝統的な背番号である「1」ではなくこの数字を選んだ理由として、彼自身の生まれた日である4月2日に因んで24がお気に入りの数字であるからと語っている。
そして、先日行われたFIFA女子ワールドカップ2023で大会得点王に輝いた宮澤ひなたのマンチェスター・ユナイテッド・ウィメンでの背番号は「20」に決定。創設からまだ5年のウィメンズにとって、言動でもプレーでもチームを牽引するような絶対的な選手になってくれることを願いたい。
You're part of the family now, Hinata 🫶#MUWomen pic.twitter.com/2TeFPWqMKP
— Manchester United Women (@ManUtdWomen) September 6, 2023