最も開催の速いセルハースト・パークのロンドンダービー(Crystal Palace vs Arsenal)は日本時間の8月6日早朝4時~。22/23シーズンのイングリッシュプレミアリーグ開幕は目と鼻の先まで来ています。
開幕節の全日程
(全て日本時間)
8月6日
4:00 Crystal Palace vs Arsenal
20:30 Fulham vs Liverpool
23:00 Bournemouth vs Aston Villa
Leeds vs Wolves
Leicester vs Brentford
Newcastle vs Forest
Spurs vs Southampton
8月7日
1:30 Everton vs Chelsea
22:00 Man Utd vs Brighton
8月8日
0:30 West Ham vs Man City
ワールドカップの影響で11月中旬から一カ月の中断を挟み、リーグ戦の開催スケジュールが例年とは大きく異なるシーズンで予想するのもいつも以上に困難となりそうですが、出来る限り最終結果に近い予想になるように努力する所存。
昨シーズンの答え合わせ
21/22シーズンはピッタリ当たったのが3位チェルシー、7位ウエストハムの2クラブのみ。降格圏の組み合わせに関しては2/3で合っていますが、パトリック・ヴィエラのクリスタル・パレスを過小評価していた事を猛省しなければいけません。
全20クラブの順位予想
マンチェスター・ユナイテッドを有無を言わさず一番上に置いている事に関してはある種恒例のようなものとして見て欲しい。しかし、少なくとも昨シーズンよりも上位陣に対し良い戦いが出来そうな事は確か。
但し、開幕直前のこのタイミングでアントニー・マルシャルが怪我で離脱しNo.9はようやくプレシーズン最終戦で45分出場したばかりのCR7かラッシュフォードを無理やり真ん中で使うかの2択。ブライトン戦に関してはかなり苦戦すると思われます。
4位~7位のロンドン勢に関しては決定的な差というのを見出す事が出来ず、最後は直感頼りです。
補強のインパクトではスターリング,クリバリ,イーグルスでブレイクし出戻りのギャラガー,更に数日中にククレジャの取引が纏まりそうなチェルシーが頭一歩抜けているように見えますが、脂の乗ったエリートプレイヤーが一気に増えた事によるチーム内序列の流動性が増し、トーマス・トゥヘルにとってはこれが大きな悩みの種になるのではないかとして評価を差し引きしました。
中位ではレスターに黄色信号が灯っているような印象を受けます。
オーナーのキングパワーはタイの免税店であり、新型コロナパンデミックの前後で売上高が3分の1程度まで減少している事も影響しているのか現在までにトップチームの補強は0。更にローンながら26試合6ゴールを記録したアデモラ・ルックマンやクラブの象徴的存在であったカスパー・シュマイケルが去り、更にはウェズレイ・フォファナにもチェルシー移籍の噂が持ち上がる等チーム崩壊に至りかねない危うさ。
パフォーマンスは下降気味だったとはいえこの放出は本当に驚いた
まずはフラムですが、昨季チャンスクリエイトの大半を担っていたファビオ・カルバーリョとハリー・ウィルソンに関し前者はリバプールへ移籍、後者は膝の怪我で全治2ヶ月程度の離脱でリーグ中断前までは持ち前の攻撃力も大きく減退すると想定されます。
トシン・アダラバイヨの相方となるCBをまだ加えられていない部分もマイナス。
エバートンはピッチ内での不振、フットボール・ディレクターの唐突な解任、オーナーが対ロ制裁の対象となるなど昨シーズンは全く良いところがないままギリギリで残留を勝ち取りましたが、今季も最後まで苦しいシーズンを送ると想定。
プレシーズンもミネソタ・ユナイテッドに4失点で大敗するなど脆さが見え隠れ。
今季の躍進を期待すると記事にしたジョー・ロズウェルが加入したボーンマスは戦力の質・量ともに他クラブに見劣りしてしまうというのが正直なところで、エース ドミニク・ソランケが劇的な進化を遂げてトップスコアラー争いに顔を出すというようなちょっとした奇跡でも起きない限り、序盤からボトム圏内を彷徨うのではないでしょうか。
おまけ
負傷や対戦カードを考慮してFPLの陣容をスカッド編成の記事から大きく修正しました。やっぱりジョゼ・サは外せない。