いろ覇のFM新参者~フットボールの虜

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football managerというシミュレーションゲームであれこれやっていきます。気付いたらユナイテッドの事ばかり書いてます

【 #MUFC 】ブランドン・ウィリアムズがカナリーズへローン

 

8月23日、マンチェスター・ユナイテッド所属のフルバック ブランドン・ウィリアムズがユナイテッドと同じプレミアリーグを戦うノリッジ・シティへシーズン終了時までのドライローンで加入する事が発表されました。

 

 

マンチェスター生まれで生粋のレッズファンでもあるウィリアムズにとってはプロキャリアで初の移籍となりますが、クラブのフルバック事情を考えるとLBにルーク・ショー、RBにアーロン・ワン=ビサカと絶対的存在がいる中で殆ど出場機会を見込めなかったので、21歳とリーグ登録枠の境目となる勝負のシーズンを迎える彼自身にとってこの決断は妥当な選択。

 

*イングランド・プレミアリーグではU-21の選手に関して25名のシニア登録上限の対象に含まれず自由に起用することが可能。

 

 

 

さて、彼が加入するノリッジのクラブ事情ですが、開幕2戦でノーゴール8失点と非常に苦しいスタート。

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 相手がリバプール→マン・シティというタイトル争いのクラブであった事を差し引いてもかなり悪い結果であり、CBとLBの補強が必要だろうなと見ていたところにこのニュースだったのでおそらくウィリアムズは前者の方で見積もられているのではないかと予想します。

 

それ以前の問題として、やはりスパーズからのローンで昨季加入していたオリバー・スキップを保有元へのバックで失った事は余りにも大きな痛手であり、ここまでの戦いを見るにエミ・ブエンディアがアストン・ヴィラへ移籍した前線よりも中盤~バックラインの要であった彼の不在の方がチームには不都合だったかもしれない。

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オリバー・スキップはトッテナムでも新監督ヌーノの元4-1-2-3のアンカーで早速信頼を得てプレミア2試合連続フル出場。復活の兆しをみせるデレ・アリ、RBのレギュラー格として起用されているジャフェット・タンガンガと並び新体制で立場を掴みそうな選手の1人。

 

 

 

ウィリアムズ自身に話を戻すと、19/20シーズンはアシュリー・ヤングルーク・ショーの相次ぐ離脱という緊急事態の中で右も左も分からないような状況でプロデビューを飾る事となりましたが、それを感じさせない堂々としたピッチ上の振る舞いで一時はそのままLBのポジションを確保してしまうのではないかという勢いがありました。

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実際にこの年はリーグ戦17試合、カップ戦19試合(リーグカップFAカップヨーロッパリーグ)と同年代でもトップクラスの出場機会を確保しましたが、この年のオフにLBの2人目としてアレックス・テレスが加入。その相乗効果でショーのパフォーマンスが劇的に向上した事もあって20/21シーズンは全コンペティション合計で14試合660分程のプレー時間に留まり新シーズンも左右のフルバックで3番手以降の見込みと大きなアクシデントが無い限りはほとんど試合に出れないような状態。

 

 

選手育成に関しては多くの意見があると思いますが、私の持論は10代後半~20代前半のプレイヤーに一番必要なのは一定数以上の試合に出場すること(但し、昨季のペドリのような過剰な負荷を与えてはならない)なので、RBにはマックス・アーロンズが居るものの全体的にはユナイテッド程手強い競争相手のいないカナリーズへのローンは正に理想的な決定であり、既に新天地を見つけたアカデミープレイヤーや先日無事契約延長に漕ぎつけてフォレストへの再ローンが決まったジェームズ・ガーナースコティッシュ・プレミア(スコットランド1部)に久々に戻ってきたダンディー・ユナイテッドへ同じく1シーズンローンのディラン・レヴィットらと共に加入先で大きく成長して欲しい。

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この前後の世代は近年のユナイテッドで最も豊作だと思っているので、グリーンウッドに続きトップチームで信頼を得る選手が必ず現れると信じています。